(54)【考案の名称】音楽卓上教材

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、音楽や楽器を学ぶ初級から中上級の子供から大人を対象とするだけでなく、保護者が自分の子供に分かり易く教えたり、先生が生徒に分かり易く教えることのできる音楽卓上教材に関する。

【従来の技術】

【0002】
音楽の学習において、音符の名前、拍、拍子、リズムなどに関する種々の教材がある。
【0003】
市販の音楽テキストやドリルなどでは、手で見開き状態で学習したり机上に置いた状態で読んだり練習したりする音楽教材が大半である。
【0004】
また、音符ごとの音の長さを理解するために、カードに表示された音符の音価に応じた長さを有するリズムカードの教材も提案されている(特許文献1)。
【0005】
また、文字及び画のうちの少なくとも1つの表現手段を用いて任意の単語を1つずつ表示した複数の種類の単語カードからなる第1カード群と、2拍のリズムを異なる音符で1つずつ表示した複数の種類の音符カードからなる第2カード群とを備えた、人間の言語情報に対する認識能力に着目した教材も提案されている(特許文献2)。
【0006】
また、本考案者が開発したA2サイズ(JIS規格寸法で594mm×420mm)やB2サイズ(JIS規格寸法で728mm×515mm)のポスターもある(非特許文献3)。
【0007】
しかしながら、特許文献1や特許文献2の音楽教材では、上述したように机上などに置いた状態で読んだり学習したりするものであり、しかも、音価やリズムなどの特定の課題を学習するために特化したものであり、それらを正確に理解するための言葉の説明がないため、拍や拍子の意味が分からず、正確な理解ができないなどの難点があった。
【0008】
また、非特許文献1にある種々のポスターは、音符の名前、拍、拍子、リズムなどを大きく表示して、視覚的に理解し易い音楽教材ではあるものの、壁などに貼って使用することから使用場所に制限があった。
【0009】

【効果】

【0015】
本考案の音楽卓上教材によれば、音楽教材要素を有するB5サイズやA4サイズの複数の台紙をめくることができるようにして卓上カレンダー状としたことにより、広範な知識を習得することができると共に使用場所にも制限がなく、しかも関連する音楽教材要素を1枚当たりにコンパクトにまとめ、視覚的に大きく表示することにより、初級から中上級の子供から大人を対象とするだけでなく、保護者が自分の子供に分かり易く教えたり、先生が生徒に分かり易く教えることができ、生徒が非常に理解し易くなる。
【0016】
しかも、このような教材を複数種類提供することによりシリーズ化も可能となり、本考案者の開発したポスターと併用することにより、さらに理解が深まると共に、例えばピアノやオルガンなどの鍵盤楽器の上に載せて学習することにより、鍵盤楽器を弾く手元と音楽卓上教材とを瞬時にして見比べることも可能となり、著しく理解度が深まる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本考案の一実施形態である音楽卓上教材の正面写真。
【図2】本考案の一実施形態である音楽卓上教材の側面写真。
【図3】本考案の一実施形態である音楽卓上教材の背面写真。
【図4】本考案の一実施形態である音楽卓上教材の底面写真。
【図5】本考案の一実施形態である音楽卓上教材を折り畳む途中の状態を示す写真。
【図6】本考案の一実施形態である音楽卓上教材を折り畳んだ状態を示す側面写真。
【図7】本考案の一実施形態である音楽卓上教材の頂部近傍の拡大写真。
【図8】本考案の一実施形態である音楽卓上教材をピアノ上に載置した写真。

【0018】
以下、図面を参照しながら、本考案を詳細に説明する。図1は本考案による一実施形態の音楽卓上教材1の正面写真であり、図2は側面写真である。
【0019】
音楽卓上教材1は、支持台2と、音楽教材要素を有する複数の台紙5から構成されており、前面部材2b及び背面部材2cの頂部2dがそれぞれリング部材3で回動可能に固定されていると共に複数の台紙5も背面部材2c方向に回動可能とされ、手めくりカレンダー状となっている。なお、本実施形態では、リング部材3は頂部2dの略両端から連続的に配置された連続構造とされているが、一定間隔をおいて断続的に配置された断続構造であっても構わない。つまり、複数の台紙5が前面部材2bと背面部材2cの相互方向に回動可能とされていればよい。
【0020】
頂部2dの略近傍には、リング部材3と共にリング部材3の長手方向略中央部にフック部材4が設けられており、壁掛けなどにも使用できるようになっている。このフック部材4は、正面側からみた前面部材2bの頂部2dの左右両端部近傍に配置しても構わないが、リング部材3の長手方向略中央部であれば部品点数も少なくぶら下げた状態で安定姿勢を保持できるので好ましい。
【0021】
図2から分かるように、音楽卓上教材1を構成する支持台2は、側面視略三角形状となっている。支持台2は、主として、略長方形状の底面部材2aと前面部材2bと背面部材2cで構成されており、前面部材2bと背面部材2cは底面部材2aの長辺側からそれぞれ上方に向かって前後内向きに傾斜しており、頂部2dにおいてそれぞれリング部材3で回動可能に固定されている。
【0022】
図3は、音楽卓上教材1の背面写真である。前面部材2b側に回動可能に配置された音楽教材要素を有する複数の台紙5は、リング部材3を介して背面部材2c側に手でめくることができるようになっている。
【0023】
図4及び図5から分かるように、支持台2を構成する底面部材2aは略長方形状となっており、本実施形態では底面部材2aの短辺側略中央近傍において長辺側方向に屈曲部2aaを設け、この屈曲部2aaを支持台2の内側方向へ屈曲させることにより支持台2を折り畳み可能としている。なお、この屈曲構造は、音楽卓上教材1が自立して起立できるようにされていれば、市販の卓上カレンダーのような種々の構成を採用して構わない。
【0024】
図6は、音楽卓上教材1を折り畳んだ状態を示す写真である。折り畳んだ状態でも、底面部材2aの材質や屈曲部2aaの構造によっては、折り畳み状態を維持するために押圧状態でなければ僅かに開く状態にもなるが、それでも特に構わない。
【0025】
なお、後述するように、例えばピアノの鍵盤と略同寸法の鍵盤模式図を音楽教材要素の台紙5に表示して音楽卓上教材1の折り畳み状態を維持していれば、実際にピアノがなくても鍵盤の位置に指を置いてポジションの確認や音階などを理解できるため、支持台2の底面部材2をクリップ状の部材で挟持させておくことも好ましい。
【0026】
図7は、音楽卓上教材1の頂部2dにおけるリング部材3とフック部材4の拡大写真である。リング部材3により、音楽教材要素の台紙5は前面部材2bから背面部材2cへと回動自在に固定されており、さらにフック部材4があることから、壁などに掛けることも可能となっている。
【0027】
図8は、音楽卓上教材1をグランドピアノ上に載せた状態を示す写真であり、音楽卓上教材1は自立して起立していることが分かる。この実施形態では、音楽教材要素を有する台紙5にピアノ鍵盤と略同寸法の鍵盤模式図を表示していることから、鍵盤の配置や鍵盤の音階などを理解し易くなると共に、鍵盤楽器を弾く手元と音楽卓上教材とを瞬時にして見比べることも可能となり、著しく理解度が深まる。
【0028】
本考案による音楽教材要素を有する台紙5は、上述したようなピアノ鍵盤と略同寸法の鍵盤模式図を表示させる場合には、B5横サイズやA4横サイズとすることが好ましい。このような台紙5の大きさとすることにより、他の楽器、例えばオルガンやギターについても略同寸法の模式図を表示させることができる。しかも、A4横サイズのように少し大きめのサイズであっても、支持台2を同様の大きさにすることで、支持台2が安定して自立して起立できるため、倒れる心配もない。なお、A4横サイズの大きさとすることにより、音楽教材要素を大きく表示することができるため、視覚的に分かり易くなり、理解度が深まるので、特に好ましい。
【0029】
また、上述したように、例えばピアノ鍵盤やギターネックと略同寸法の模式図を音楽教材要素の台紙5に表示して音楽卓上教材1の折り畳み状態を維持していれば、実際にピアノやギターがなくても鍵盤や弦の位置に指を置いてポジションの確認や音階などを理解できる。
【0030】
本考案の一実施形態の音楽卓上教材1では、音楽教材要素として、「とおんきごうのおんぷ」、「ト音記号」、「五線譜」、通常の音階である「まんなか」、「どれみふぁそらしど」の音符、これらに対応するように「ピアノ鍵盤と略同寸法の鍵盤模式図」を表示して1枚の台紙5に表示し(図1参照)、実際のピアノ練習時にはピアノの上に置いてピアノ鍵盤にも「まんなか」の音階である「ど」の鍵盤に同色のシールを貼って理解し易くしている(図7参照)。
【0031】
したがって、例えば、音楽の楽譜基礎編1として、音楽教材要素を含む台紙5の1枚目として「ト音の音符(まんなか)」(上述の実施形態のうちの1枚)、2枚目として「ト音の音符(たかい)」、3枚目として「ヘ音の音符(まんなか)」、4枚目として「ヘ音の音符(ひくい)」、5枚目として「加線の音符(まんなか)」、6枚目として「♯、♭、ナチュラル記号」、7枚目として「音名」、8枚目として「音符、休符の長さ」、9枚目として「拍子記号」、10枚目として「よくでてくるリズム1」、11枚目として「よくでてくるリズム2」、12枚目として「スラーとタイ」、13枚目として「アウフタクト(弱起)」、14枚目として「よくでてくる記号・用語」の14枚の台紙を含む音楽卓上教材「おんがくのひょう卓上1」を提供することができる。なお、この音楽の楽譜基礎編1では、各台紙5の配置順は適宜変更して構わない。
【0032】
そのシリーズ化で、音楽の楽譜基礎編2として、音楽教材要素を含む台紙5の1枚目として「かきかた」、2枚目として「楽譜の説明」、3枚目として「拍と拍子の説明」、4枚目として「拍子強弱」、5枚目として「付点・複付点の説明」、6枚目として「フレーズとブレス」、7枚目として「強記と弱起」、8枚目として「シンコペーション」、9枚目として「反復記号」、10枚目として「よくでてくる記号」、11枚目として「装飾音符」、12枚目として「強弱記号」、13枚目として「速度記号」、14枚目として「曲想・発想用語」の14枚の台紙を含む音楽卓上教材「おんがくのひょう卓上2」を提供することができる。なお、この音楽の楽譜基礎編2においても、各台紙5の配置順は適宜変更して構わない。
【0033】
これら以外のリズム教材や演奏テクニック教材なども同様にして、音楽卓上教材として提供することができる。
【0034】
1・・・音楽卓上教材、2・・・支持台、3・・・リング部材、4・・・フック部材、5・・・音楽教材要素を有する台紙

(57)【要約】

【課題】音楽や楽器を学ぶ初級から中上級の子供から大人を対象とするだけでなく、保護者が自分の子供に分かり易く教えたり、先生が生徒に分かり易く教えることのできるように、必要とされる音楽教材要素を有する複数の台紙を一まとめにして広範な知識の習得ができ、使用場所に制限もなく、しかも視覚的に理解し易い音楽卓上教材を提供する。【解決手段】支持台2と、音楽教材要素を有する複数の台紙5、からなる音楽卓上教材1であって、支持台の底面部材は略長方形状であり、支持台は側面視略三角形状となるように底面部材の長辺側からそれぞれ上方に向かって前後内向きに傾斜する前面部材及び背面部材が連設され、前面部材及び背面部材の頂部はそれぞれリング部材3で回動可能に固定され、前面部材側には音楽教材要素を有する複数の台紙5がリング部材3で背面部材方向に回動可能に固定されている。


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