(54)【考案の名称】エンボス状多機能シート

(73)【実用新案権者】株式会社アイセン

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、エンボス状多機能シートに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、家庭用、業務用食器、厨房機器、浴槽、トイレの水回りなどの洗浄にナイロンたわしなどが用いられており、また、家庭用台所食器、厨房機器、浴槽の水アカ、茶渋、油汚れ、ガラス面、金属面、塗装面などの汚れの拭き取りに、不織布が用いられていた。
【0003】

【効果】

【0009】
本考案によれば、ステンレスなどの金属、ガラス、石材、セラミックスなど表面を研磨剤によりサビ、汚れなどの付着物を除去し、フッ素樹脂、シリコンオイルなどで同時にコーティングするエンボス状多機能シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施形態のエンボス状多機能シートの一例を示す模式図である。
【図2】実施形態のエンボス状多機能シートの一例を示す参考図である。

【0011】
以下、本考案の実施形態を、図1及び図2を用いて説明する。なお、図1及び図2に示すエンボス状多機能シート10に用いられるポリプロピレン不織布11は、エンボス状のシートであり、ここでいうエンボスとは、不織布などに凹凸模様を与える加工により、表面が凹凸状に形成されたものである。
【0012】
まず、実施形態のエンボス状多機能シート10について説明する。エンボス状多機能シート10は、エンボス状に加工された不織布の一例であるエンボス状に加工されたポリプロピレン不織布11に、混錬部材12が付着含浸されたエンボス状の多機能を有するシートである。なお、ポリプロピレン不織布11は、不織布の一例であるがこれに限定されず適宜最適なものを選択すればよい。
【0013】
混錬部材12は、エマルジョン樹脂に、セルロース、アルミナ、炭化ケイ素、フッ素樹脂微紛体、シリコンオイル、乳化剤を加えて、混練されたものである。
【0014】
エマルジョン樹脂は、バインダーとしての機能を有するものであり、抵抗密着性を有しフッ素樹脂などの転写を良好にするものである。セルロースは、増粘効果を有するものであり、乳化、保水、粘着などの性能も有しており粘結剤としての機能も有している。アルミナ及び炭化ケイ素は、各種研磨剤としてサンドぺーパーなどに使用されており安全性に問題のないセラミックであり、物理的研磨の機能を有するものである。
【0015】
フッ素樹脂微紛体は、フライパンの焦げ付き防止など食品加工機に使用されており安全性に問題のないものであり、金属の表面を保護する膜としてのコーティング機能を有するものである。シリコンオイルは、食品の消泡剤、化粧品などに使用されており安全性に問題のないものであり、不揮発性で滑りをよくするものである。乳化剤は、表面活性剤として水分が加わることにより、再乳化させるものであり、油分を取り落とす機能を有するものである。
【0016】
上記のとおり混錬された混錬部材12は、浸漬付着が可能な粘度になるように調整され、このように浸漬付着可能な粘度に調整された混錬部材12は、スプレー、刷毛塗りまたはロールコ―タ―などを用いて、ポリプロピレン不織布11に付着含浸される。このときに、エンボス状の凹部に混錬部材12が入り込み、この状態で、後述のとおり混錬部材12は乾燥したシート状になる。
【0017】
混錬部材12は、ポリプロピレン不織布11に付着含浸された状態で乾燥され、乾燥された混錬部材12は、使用時において水分により再乳化され徐放されることにより、対象物の表面の付着物、汚れ、サビを除去し、表面をコーティングするように形成されている。なお、上記の対象物は、ステンレス、金属、ガラス、石材、セラミックスなどである。
【0018】
このように形成されているエンボス状多機能シート10は、対象物をコーティングする機能により光沢をだすことができ、防汚、防サビ、表面の潤滑性によるキズの発生防止などさまざまな効果を持続させることができるものである。
【0019】
以下、実施形態のエンボス状多機能シート10の具体例について、さらに説明する。混練された混錬部材12は、上記のとおり使用時に水分により再乳化させ徐放するようにセルロース乳化剤を調整しており、エンボス状多機能シート10は使い切りのため一度の使用で混錬部材12のそれぞれの素材の効果が得られるなどの多機能性を有するものである。弾性エマルジョンは相手剤に対して抵抗密着性があり摺動時に研磨剤などを保持する機能を有しており、研磨性能を高めることができ、フッ素樹脂の転写を良好なものにすることができる。
【0020】
エンボス状多機能シート10の使用においては、少量の水を付け、磨き、この磨き作業後に水洗いをすることにより、対象物である相手素材のサビを取り、小さなキズ、汚れ付着物の除去をすることができる。このようなエンボス状多機能シート10は、ステンレス、金属、ガラス、石材、セラミックスなどの対象物の表面をきれいにすることができ、且つ光沢を出すことができるという顕著な効果を有するものである。
【0021】
すなわち、エンボス状多機能シート10に用いる混錬部材12は、エマルジョン樹脂などアクリルエマルジョン、アルミナ、炭化ケイ素など研磨剤、セルロース、乳化剤を混練させて乾燥後、固化させたものを使用時に水をつけることにより少しずつ水に溶けだし研磨剤、フッ素、シリコンなどが極薄幕状で対象物にコーティングされるというものである
【0022】
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を上記実施形態に記載したが、本考案は、本考案の原理の範囲内で、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味にまで広げて実施することができる。
【0023】
また、本考案のエンボス状多機能シートの大きさや形状、素材の厚さ、重さなどについては多様な実施形態が可能であり、それらについて本実施形態と異なる形態による実施は、本考案の技術的範囲に含まれる。
【0024】
10 エンボス状多機能シート
11 ポリプロピレン不織布
12 混練部材


(57)【要約】

【課題】ステンレスなどの金属、ガラス、石材、セラミックスなど表面を研磨剤によりサビ、汚れなどの付着物を除去し、フッ素樹脂、シリコンオイルなどで同時にコーティングするエンボス状多機能シートを提供する。【解決手段】エンボス状多機能シート10は、エンボス状に加工されたポリプロピレン不織布11に、混錬部材12が付着含浸されたエンボス状の多機能を有するシートである。混錬部材12は、ポリプロピレン不織布11に付着含浸された状態で乾燥し、使用時において水分により再乳化され徐放され、対象物の表面の付着物、汚れ、サビを除去し、表面をコーティングする。


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