(54)【考案の名称】多機能屋外日除け装置、多機能屋外パラソル、及び多機能レジャー用あずまや

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1A

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、屋外パラソルまたはレジャー用あずまやとして用いられる多機能屋外日除け装置に関し、特に、昼間に屋外の日光を遮断し、清涼液を吸収することで爽やかに感じられる温度を保持でき、夜間に太陽エネルギー装置によって照明を行うか、環境を美化することができる多機能屋外日除け装置、多機能屋外パラソル、及び多機能レジャー用あずまやに関する。

【従来の技術】

【0002】
人々の生活水準の絶えざる向上及び健康意識の強化につれて、余暇時間を利用して屋外活動に参加することもだんだんみんなに好まれるようになる。特に炎暑の夏には、日光による高温照射を遮断するための屋外パラソルは必要不可欠な屋外用品の一つになる。図4に示すように、従来技術では有り触れたパラソルは、基本的にベース1、伸縮支柱2、及びオーニング本体3の3部分から構成されている。その中、ベース1はパラソルを安定に支えるためのものであり、伸縮支柱2はパラソルの高さを調整するためのものであり、オーニング本体3は日光の直接照射を避けるためのものであり、その材料は単層デザインを用いることが多い。
【0003】
通常、強い日差しに照射される場合、図4に示す通常のパラソルは、ただ一部の日光を少し遮断できるだけで、傘の下の温度は依然として耐えられないほどの極暑と感じられ、人体の健康に深刻なダメージを与え、目に見えない心理的圧力をもたらして心身に悪い影響を与える。そのため、日光の照射による大部分の高温、放射及び紫外線を遮断することも、傘の下で涼しいと感じられる温度を保持することもできる日よけ装置に対する要望が高まっている。また、世界各国における主要都市の人口が増えているにつれて、多くの屋内・屋外家具について、機能やデザインの面で1つのものに複数用途を与え、できるだけ空間を節約するとともに、より多くの知能要素を加えることが考えられている。従って、従来技術におけるパラソルが、このようなデザインの流れに応じて、できる限り人々の多種の需要を満たせるように多様な機能を備えることも望まれている。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
本考案は、上記の従来技術におけるパラソルに存在する諸多の問題を解決し、清涼液が収容されたベースを備え、そこから清涼液を吸収することで涼しいと感じられる温度を保持でき、屋外パラソルまたはあずまやとして用いられる屋外日除け装置を提供することを目的とする。該装置は、二層オーニングまたは多層オーニングのデザインを用いたため、日光の高温照射による大部分の高温、放射及び紫外線を遮断でき、強い日差しによる炎暑を避けられるだけでなく、涼しいと感じられる温度も保持できる。

【効果】

【0014】
本考案に係る多機能屋外パラソルは、炎暑の夏の屋外余暇活動に凉しいと感じられる温度を提供できる避暑必需品である上に、人々に屋外の日光を楽しませ、爽やかで愉快な気持ちをより健康的に保ち、夏場の酷暑による体中の汗の大量排出を回避することもできる。その機能と長所をまとめると以下のようになる。
【0015】
多機能屋外パラソルは、頂部におけるソーラーパネルにより、夜間に光源のない場合に少量の照明を提供でき、傘が花型デザインで、花びら及び葉の縁線に光ケーブルによる電気伝導作用が付与されたため、光を放てるようになる。
【0016】
多機能屋外パラソルは、異なる高さに調整可能であり、または左右にスイングすることで異なる角度に調整可能である;その高さを2メートルか、3、4メートルの高さや更に大きい高さにまで上昇させ、利用者にとっての便宜を図ることを目的とする。
【0017】
多機能屋外パラソルは、地表上の屋外空間で快適で涼しくて爽やかな環境を作り、人のこころを晴れやかにし、怒りとプレッシャーの形成を減らすことを目指している。
【0018】
多機能屋外パラソルは、日光の直接照射を効果的に遮断することができ、その二層または多層デザインの理念により、傘の下で涼しくて爽やかに感じられる温度を保持できる。更に、このデザインは人体の衛生状態を良好に保つデザインである。
【0019】
上述した通り、本考案に係る多機能屋外日除け装置は、直接射した日光が傘の下にまで透らないように猛烈な日光を効果的に遮断することができ、上下の二層オーニングまたは多層オーニングのデザインで、上層が熱エネルギー、放射、紫外線を遮断し、下層がベースの清涼液を吸収してオーニングを涼しくさせる吸湿綿を備えるような仕組みであるため、利用者に傘の下で格別に涼しくて爽やかに感じさせる。前記多機能屋外日除け装置は、繊維、プラスチック、金属、またはあらゆる適切な材料から製作され、多重に組み合わせられてなる。上層は主に日光を遮断するもので、下層は清涼液を吸収する綿状や吸湿作用を有するあらゆる材料であり、これによりオーニングに涼しさを保持させ、利用者が傘の下で涼しくて爽やかに感じる温度を楽しめるようになる。
【0020】
ひいては、本考案に係る多機能屋外日除け装置は、光ファイバーを傘の輪郭の縁線とし、太陽エネルギー装置で昼間の日光を吸収してからエネルギーとし、該装置による夜間照明及び環境美化のために用いる。よって、それは夜光装置付き考案でもあり、照明がなくても可視であるため、昼夜ともその美しいデザインを鑑賞できる。
【0021】
本考案の特徴、技術的効果及び他の利点は、以下のように図面を組み合わせて更に説明することによって明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
ここで、参照図面を例示する形で本考案を説明する。
【図1A】本考案の第一実施例に係る多機能屋外パラソルの一部の断面構成略図である。
【図1B】本考案の第一実施例に係る多機能屋外パラソルの一部の平面図である。
【図2A】本考案の第二実施例に係る多機能レジャー用あずまやの一部の断面構成略図である。
【図2B】本考案の第二実施例に係る多機能レジャー用あずまやの一部の平面図である。
【図3】本考案の第二実施例に係る多機能レジャー用あずまやの立体外観図である。
【図4】従来技術に係る屋外パラソルの構成略図である。

【0023】
以下、本考案の実施形態について、図面を組み合わせて明瞭かつ完全に説明する。明らかに、説明された実施例は、全ての実施例ではなく、本考案の一部の実施形態である。本考案の実施例に基づいて、当業者が創造的な工夫をしないことを前提として得られた他のあらゆる実施例は、全て本考案の保護範囲に属する。
【0024】
本考案の説明において、以下のことを特に指摘しなければならない。即ち、別に明確な規定と限定がない限り、「取り付ける」、「接続する」、「接続される」という術語は、広義の意味で理解されるべきである。例えば、固定的に接続されてもよいが、取り外し可能に接続されるか、一体に接続されてもよい;機械的に接続されてもよいが、電気的に接続されてもよい;直接接続してもよいが、中間媒体を介して間接的に接続してもよく、2つの素子の内部連通であってもよい。当業者にとって、上記の術語の本考案における具体的意味について、具体的な状況に基づいて理解することができる。
【0025】
本考案に係る多機能屋外日除け装置は、従来技術に係る通常のパラソルと比べて、以下の点で異なる。即ち、1)本考案に係るオーニング本体は、二層または多層デザインを用い、上層は日光の直接照射を遮断するためのものであり、下層は外部からの清涼液を吸収することによってユーザーに傘の下で涼しくて爽やかに感じさせるためのものである;2)本考案に係る日よけ装置は、固定式で取り付けられてもよいか、もしくは非固定式で配置されてもよいので、場合やニーズに応じてパラソルまたはレジャー用あずまやのどちらかとして用いられてもよい;3)日よけ装置は、昼間の日光をエネルギーとして吸収し、該装置による夜間照明及び環境美化に用いるために、頂部にソーラーパネルが設けられている;4)調整装置を更に設けることにより、オーニング本体が高さを上下に調整できるだけでなく、左右方向に沿って角度を調整することもできるため、昼間の日差しのあらゆる角度に合わせて最良の日よけ効果を果たせるようになる。以下、本考案の実施例に係る構成の詳細、動作原理及び技術的効果について、図面を組み合わせて詳しく説明する。
【0026】
図1Aは、本考案の第一実施例に係る多機能屋外パラソル100の一部の断面構成略図であり、図1Bはその平面図である。図1Aに示すように、第一実施例に係る多機能屋外パラソル100は、非固定式で屋外の地面に配置されていることが好ましい。外観全体で図4に示す通常のパラソルと似ているが、構成で大いに異なる。具体的には、本考案の第一実施例に係る多機能屋外パラソル100は、清涼液を収容し、傘のスタンドを兼ねる清涼液含有ベース10と、清涼液含有ベース10から液体を吸収するための中空吸水管11と、オーニングの高さを調節するための、内部に吸水管11が設けられた伸縮支柱12と、オーニングの下層としての吸湿部13と、オーニングの上層としての遮熱部14と、オーニングの頂部に設けられた円形ソーラーパネル15と、外観が蕊状になしている発光部16と、左右方向に沿ってオーニングの傾斜度を調節するための調整部17と、オーニングの輪郭の縁を部分的に囲み、美観/飾りの作用を果たす光ファイバーレースライン18と、を含む。また、以下のことを特に指摘しなければならない。即ち、オーニングの下層としての吸湿部13とオーニングの上層としての遮熱部14はともに上下二層のオーニングデザインを構成している。上層として日光の直接照射を遮断できるとともに紫外線の放射も減らせる材料を用い、下層として吸湿綿のような清涼液を吸収できる材料を用いる。清涼液は、吸水管11を経由して吸湿部13に到着する。清涼液の蒸発が周りの熱量を吸収するため、傘の下でユーザーは強い日差しからガードされ、格別に涼しくて爽やかに感じられる。通常、多機能屋外パラソル100の清涼液含有ベース10の体積が制限されていることを考慮すると、前記清凉液として、比熱容量(Specific Heat Capacity)が比較的大きく、人体と環境に害のない液状物質を選択することが好ましい。
【0027】
また、ユーザーが伸縮支柱12によってパラソルの高さを調整できるだけでなく、調整部17によって日差しの角度に合わせてパラソルの傾斜度も調整できるため、異なる時間帯のユーザーの需要が満たされた。好ましくは、パラソルの高さ調節範囲は、2メートルから4メートル、もしくはそれ以上であり、傾斜度調整範囲は、左右45度、もしくはそれ以上である。更に、ソーラーパネル15は、発光部16および光ファイバーレースライン18に電力を供給して夜間照明に用いることができるように、太陽エネルギーを電源に変換できる。図1Bの平面図に示すように、積層にデザインされたオーニング本体、蕊状の発光部16、及び飾りの作用を果たす光ファイバーレースライン18の3者合わせて、綺麗な花型デザインを形成している。これにより、ユーザーは昼夜ともパラソルの美しい外観を鑑賞できるようになる。好ましくは、多機能屋外パラソル100のオーニングの下方に太陽エネルギーを動力源とするソーラー扇風機(図示省略)を更に設けることができる。このソーラー扇風機が、空気の流通を促進できるだけでなく、清凉液の揮発を加速させることもできるため、より良い避暑体験をユーザーに与えられる。
【0028】
なお、上記の多機能屋外パラソル100の形状は特に制限がなく、円形、方形、または不規則形状であってもよく、その材料として、繊維、布製品、プラスチック製品、金属またはあらゆるエコマテリアルから製作されてもよいことを理解するのは当業者にとって難しくない。本実施形態に係るオーニングの積層デザインは、二層デザインに限定されず、ニーズに応じて多層デザインを柔軟に採用することもでき、吸湿層と遮光層を同時に備えればよい。更に、吸湿状態でのオーニングの重量が増えることを考慮すると、不意に倒れることのないように、上記の多機能屋外パラソル100の底部は、十分な重さを有する材料で固定してバランスを維持しなければならない。
【0029】
本考案の第一実施例に係る多機能屋外パラソル100に基づいて更に改良すれば、本考案の変形例としての多機能レジャー用あずまや200を得られる。図2Aは、本考案の第二実施例に係る多機能レジャー用あずまや200の一部の断面構成略図であり、図2Bはその平面図である。図3は、本考案の第二実施例に係る多機能レジャー用あずまや200の立体外観図である。
【0030】
動作状態では、図2Aに示す多機能レジャー用あずまや200は、地下に位置するあずまやベースと地上に位置するあずまや本体との二部分を含む。機能上で図1Aに示す多機能屋外パラソル100と同一の部分について類似した図面記号を用い、それに対する詳細な説明を省略した。なお、図2Aにおいて、傾斜度を調節するための調整部と、美化作用を果たす光ファイバーレースラインを省略した。図2Aから分かるように、多機能レジャー用あずまや200は、固定式でグラウンドに接続され、地下に位置するあずまやベース20は、内部に大量の清涼液を収容でき、吸水管21を介してあずまやの上部に設けられた吸湿部23に供給する。更に、図2Bに示す平面図から分かるように、葉状吸湿部23、花びら状遮光部24、円形ソーラーパネル25、及び蕊状発光部26は、ともに別の美しい花の外観を形成している。また、図示していないが、地下に位置するあずまやベース20が更にパイプラインなどの方式で他の液体源に接続されてもよいので、図1Aに示す多機能屋外パラソル100のように清涼液の供給で過度に制限されることはないのが当業者にとって想到し得ることである。同様に、多機能レジャー用あずまや200の下方に太陽エネルギーを動力源とするソーラー扇風機(図示省略)を更に設けてもよい。このソーラー扇風機は、空気の流通を促進できるだけでなく、清凉液の揮発を加速させることもできるため、より良い避暑体験をユーザーに与えられる。また、多機能レジャー用あずまや200のあずまやベース20が大量の清涼液を収容または供給することができることを考慮すると、前記清涼液として、得やすい水を選択すればよい。
【0031】
更に、図3に示す実際の使用状態では、図2Aに記載の多機能レジャー用あずまや200は、若干のレジャー用あずまや座席300に合わせてともに用いてもよいことが好ましい。これにより、よりよい製品体験をユーザーに与えられる。実際に応用する場合に、本考案の第二実施例に係る多機能レジャー用あずまや200は、ニーズに応じて住宅団地における適切な場所に設けることが好ましい。これにより、昼間に屋外余暇活動に用いられるだけでなく、夜間に街灯の代わりに機能することもできる。特に太陽エネルギーによる照明を採用したため、いかなる電気エネルギー浪費にもならない。
【0032】
当業者は、以上の各実施例が、本考案に係る実施形態を説明するためだけに用いたもので、それを制限するものではないことを理解すべきである。前述の各実施例を参照して、本考案を詳しく説明したが、当業者は、依然として前述の各実施例に記載の態様を変更してもよいか、もしくはその中の一部または全ての技術的特徴を同等に置き換えてもよいと理解すべきである。これらの変更または置き換えにより、対応する態様の本質が本考案に係る各実施例に記載の実施形態の範囲を逸脱することはない。上述した実施例の各技術的特徴は、任意に組み合わせてもよいが、説明を簡潔にするために、上述した実施例における各技術的特徴によるあらゆる可能な組み合わせを説明しなかった。しかし、これらの技術的特徴の組み合せに矛盾がない限り、これらが本明細書の記載範囲内にあると認定すべきである。

(57)【要約】

【課題】多機能屋外日除け装置、多機能屋外パラソル、及び多機能レジャー用あずまやを提供する。【解決手段】温度を低下させるための清涼液を収容するベース10と、多層デザインを用いたオーニングと、ベース10に連通して前記清凉液を吸収して前記オーニングに提供する中空吸水管11と、を含み、前記オーニングは、日光を遮断するための遮熱部14と、前記清涼液を揮発させることで温度を低下させる吸湿部13とを含む。日除け装置は、固定式で取り付けられてもよいか、もしくは非固定式で配置されてもよいので、場合やニーズに応じてパラソルまたはレジャー用あずまやのどちらかとして用いられてもよい。日除け装置は、昼間の日光をエネルギーとして吸収し、該装置による夜間照明及び環境美化に用いるために、頂部にソーラーパネル15が設けられている。調整部17を更に設けることにより、オーニングが高さと角度を調整することができる。


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