(54)【考案の名称】表示ラベル及び衣類への表示ラベルの取付構造

(73)【実用新案権者】株式会社水甚

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、衣類に取り付けられ、当該衣類に関する商品情報を表示する表示ラベル及び衣類への表示ラベルの取付構造に関する。

【従来の技術】

【0002】
販売店において商品としての衣類を陳列する場合、衣類には、そのブランド名や商品名、サイズ等の当該衣類に関する商品情報を表示するシート状の表示ラベルが取り付けられている。
【0003】
ズボンやスカートなどの衣類は、ハンガ等により吊るされた状態で陳列されることが多い。このような衣類の表示ラベルとしては、ベルトループに紐で吊り下げられるものが知られている。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の表示ラベルにおいては、衣類をハンガ等によって吊り下げた状態で複数着重ねて陳列した場合、衣類同士が重なることで表示ラベルが隣り合う衣類同士の間に隠れてしまい、表示ラベルを視認しにくいという問題点がある。
【0005】
本考案の目的は、衣類への取り付けが容易で、且つ商品情報を視認しやすい表示ラベル及び衣類への表示ラベルの取付構造を提供することである。

【効果】

【0009】
本考案によれば、衣類への取り付けが容易で、且つ商品情報を視認しやすい表示ラベルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】表示ラベルの一実施形態について、(a)は表示ラベルの表面を示す正面図、(b)は表示ラベルの裏面を示す正面図。
【図2】同実施形態の表示ラベルが表面を表側に向けてズボンに取り付けられた状態の正面図。
【図3】同実施形態の表示ラベルが裏面を表側に向けてズボンに取り付けられた状態の正面図。

【0011】
以下、図1〜図3を参照して、表示ラベルの一実施形態について説明する。
本実施形態の表示ラベルは、ベルトループを有するズボンに取り付けられるものである。
【0012】
まず、表示ラベルの表面について説明する。
図1(a)に示すように、表示ラベル10は、長方形シート状をなしている。本実施形態の表示ラベル10は、一枚の厚紙からなる。
【0013】
表示ラベル10は、上記長方形の一方(同図の右方)の長辺の一部及び一方(同図の下方)の短辺の一部を含む長方形状の領域である本体部11を有している。また、それ以外の領域、すなわち、本体部11の他方(同図の左方)の長辺及び他方(同図の上方)の短辺(いずれも同図に二点鎖線にて示す)に隣り合うL字状の領域である表示部12を有している。
【0014】
以降において、表示ラベル10の長辺に沿う方向を長手方向とし、短辺に沿う方向を短手方向として説明する。また、同図に二点鎖線にて示すように、本体部11と表示部12との境界線のうち、短手方向に平行な線を第1境界線L1とし、長手方向に平行な線を第2境界線L2として説明する。
【0015】
本体部11における第1境界線L1と第2境界線L2との交わるコーナ部には、本体部11の一部が切り込まれてなり、ベルトループ16に挿通される挿通片13が設けられている。挿通片13は、第2境界線L2上において本体部11と連結されるとともに短手方向に沿って延びている。
【0016】
挿通片13は、幅W(同図の上下の長さ)が一定とされた平行部13aと、平行部13aの先端側に連なるとともに挿通片13の先端側に向けて徐々に幅Wが小さくされたテーパ部13bとを有している。
【0017】
すなわち、平行部13aは、テーパ部13bから挿通片13の基端側に向けて延びるとともにテーパ部13bの最大幅と同一の幅を有している。なお、挿通片13の先端側における一対の角部13cは、円弧状に面取りされている。
【0018】
表示部12は、例えば表示ラベル10が取り付けられる衣類の商品名やサイズ等の商品情報を表示する部分である。表示部12には、当該商品情報を表示する文字や数字等が印刷されている。
【0019】
次に、表示ラベル10の裏面について説明する。
以降において、表示ラベル10の裏面の構成のうち表面の構成と同一のものについては同一の符号を付すとともに、表面の構成と対応するものについては、表面の構成の符号「1*」に対して「10」を加算した符号「2*」を付すことにより、重複する説明を省略する。
【0020】
図1(b)に示すように、本体部21及び表示部22の配置については、表面と同様である。
本体部21は、表示ラベル10の長方形の一方(同図の右方)の長辺の一部及び一方(同図の下方)の短辺の一部を含む長方形状の領域である。また、表示部22は、表示ラベル10のうち、本体部21以外の領域、すなわち、本体部21の他方(同図の左方)の長辺及び他方(同図の上方)の短辺(いずれも同図に二点鎖線にて示す)に隣り合うL字状の領域である。
【0021】
同図に二点鎖線にて示すように、本体部21と表示部22との境界線のうち、短手方向に平行な線を第3境界線L3とし、長手方向に平行な線を第4境界線L4として説明する。
【0022】
挿通片13は、本体部21における第3境界線L3と第4境界線L4との交わるコーナ部に設けられている。
ただし、表示ラベル10の裏面においては、挿通片13は、表示ラベル10における本体部21側(同図の右側)の長辺と、第4境界線L4との間の部分において本体部21と連結されるとともに短手方向に沿って第4境界線L4に向けて延びている。また、挿通片13の先端が第4境界線L4上に位置している。
【0023】
次に、図2を参照して、表示ラベル10が表面を表側に向けてズボン15に取り付けられた構造の一例について説明する。
図2に示すように、前開き部分が内側に隠れるようにして左右の股下部分同士が重ね合わされているズボン15に対し、最も前側(同図の左側)に位置するベルトループ16に対して前側から表示ラベル10の挿通片13が挿通されている。また、本体部11のうち挿通片13よりも挿通片13の先端側の部分が縫糸18によりズボン15に対して留められている。
【0024】
このようにして表示ラベル10の本体部11がズボン15に取り付けられた状態において、表示部12は、ズボン15の幅方向の外縁(同図の左側縁)よりも外側に突出するとともに上下方向の外縁(同図の上側縁)よりも上側(外側)に突出している。
【0025】
ズボン15は、表示ラベル10が取り付けられ、且つハンガ17により吊り下げられた状態にて販売店において陳列される。
次に、図3を参照して、表示ラベル10が裏面を表側に向けてズボン25に取り付けられた構造の一例について説明する。
【0026】
図3に示すように、左右の股下部分が互いに離間されているズボン25に対し、後ろ側のベルトループのうち幅方向の最も外側(同図の左側)に位置するベルトループ26に対して内側から表示ラベル10の挿通片13が挿通されている。また、本体部21のうち挿通片13よりも挿通片13の基端側の部分が縫糸28によりズボン25に対して留められている。
【0027】
このようにして表示ラベル10の本体部21がズボン25に取り付けられた状態において、表示部22は、ズボン25の幅方向の外縁(同図の左側縁)よりも外側に突出するとともに上下方向の外縁(同図の上側縁)よりも上側(外側)に突出している。
【0028】
以上説明した本実施形態に係る表示ラベル及び衣類への表示ラベルの取付構造によれば、以下に示す作用効果が得られるようになる。
(1)表示ラベル10は、本体部11,21と、本体部11,21がズボン15,25に取り付けられた状態において、当該ズボン15,25の外縁よりも外側に突出するとともに当該ズボン15,25に関する商品情報を表示する表示部12,22とを有している。本体部11,21には、本体部11,21の一部が切り込まれてなり、ベルトループ16,26に挿通される挿通片13が設けられている。
【0029】
こうした構成によれば、ベルトループ16,26に挿通片13を差し込むことによってズボン15,25に対して表示ラベル10の本体部11,21を容易に取り付けることができる。
【0030】
また、上記構成によれば、表示ラベル10のうち、ズボン15,25の幅方向の外縁及び上側の外縁よりも外側に突出する部分が表示部12,22とされるため、当該ズボン15,25がハンガ17によって吊り下げられた状態で複数着重ねて陳列されている場合においても、表示部12,22を容易に視認することができる。
【0031】
したがって、ズボン15,25への取り付けが容易で、且つ商品情報を視認しやすい表示ラベル10を提供することができる。
(2)挿通片13には、挿通片13の先端側に向けて徐々に幅が小さくされたテーパ部13bが設けられている。
【0032】
こうした構成によれば、挿通片13の幅がその先端側、すなわち差し込み方向前側に向けて徐々に小さくされたテーパ部13bが設けられているため、挿通片13をベルトループ16,26に挿通しやすくなる。
【0033】
(3)挿通片13には、テーパ部13bから挿通片13の基端側に向けて延びるとともにテーパ部13bの最大幅と同一の幅を有する平行部13aが設けられている。
こうした構成によれば、ベルトループ16,26の互いに平行な内側縁に対して挿通片13の平行部13aが係合されることで、ズボン15,25に対して表示ラベル10が適切な姿勢となる。このため、ズボン15,25に対して表示ラベル10を適切な姿勢にて取り付けることができる。
【0034】
(4)ズボン15,25への表示ラベル10の取付構造は、ベルトループ16,26を有するズボン15,25と、表示ラベル10とを備えている。ベルトループ16,26に挿通片13が挿通されることで表示ラベル10がズボン15,25に取り付けられた状態において、表示部12,22が当該ズボン15,25の外縁よりも外側に突出している。
【0035】
こうした構成によれば、上記作用効果(1)を奏することができる。
(5)表示ラベル10の両面に表示部12,22が設けられている。
こうした構成によれば、表示部12,22が表面と裏面にそれぞれ設けられているため、表裏のどちらも使用することができる。
【0036】
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・ズボン15,25に対する縫糸18,28の位置を適宜変更してもよい。
【0037】
・表示部12,22は表示ラベル10を衣類に取り付けた際に、衣類の外縁から上方に突出する部分または幅方向に突出する部分のいずれか一方に設けることとしてもよい。
・テーパ部13bを省略し、挿通片13を平行部13aのみによって構成することもできる。
【0038】
・平行部13aを省略し、挿通片13をテーパ部13bのみによって構成することもできる。
・本考案に係る表示ラベルを、ベルトループを有するスカート等のズボン以外の衣類に対して取り付けることもできる。
【0039】
・上記実施形態では、表示ラベル10の両面に表示部12,22を設けるようにしているが、裏面の表示部22を省略することもできる。
【0040】
・厚紙に代えて、樹脂シートによって表示ラベルを構成することもできる。
【0041】
10…表示ラベル、11,21…本体部、12,22…表示部、13…挿通片、13a…平行部、13b…テーパ部、13c…角部、15,25…ズボン、16,26…ベルトループ、17…ハンガ、18,28…縫糸。

(57)【要約】

【課題】衣類への取り付けが容易で、且つ商品情報を視認しやすい表示ラベル及び衣類への表示ラベルの取付構造を提供すること。【解決手段】表示ラベル10は、衣類のベルトループに取り付けられる本体部11と、本体部11が衣類に取り付けられた状態において、当該衣類の外縁よりも外側に突出するとともに当該衣類に関する商品情報を表示する表示部12とを有し、本体部11には、本体部11の一部が切り込まれてなり、ベルトループに挿通される挿通片13が設けられている。


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