(54)【考案の名称】音声録音再生機能を有するフォトフレームカード

(73)【実用新案権者】株式会社 学研ホールディングス

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、音声録音再生機能を有するフォトフレームカードに関する。

【従来の技術】

【0002】
贈り物に使用され、写真を貼付することができるフォトフレームカードが良く知られている。また、近年では、フォトフレームカードに、着脱自在な音声録音再生装置を設けたフォトフレームカードも開発されている。
【0003】
このようなフォトフレームカードは、多機能な音声録音再生装置を設けることにより、使用者の好みに応じた音声を適宜録音再生することができる。一方、音声録音再生装置が様々な音声を録音再生することができることに起因して、録音された音声が消去されることを防止するために、録音防止ボタンが設けられている。
【0004】

【効果】

【0009】
本考案によれば、贈呈者の音声メッセージが消去されることを確実に防止することができるととともに、写真も容易に差し替えることが可能な音声録音再生機能を有するフォトフレームカードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本考案の一実施形態に係る音声録音再生機能を有するフォトフレームカードFを表面から見た展開図である。
【図2】本考案の一実施形態に係る音声録音再生機能を有するフォトフレームカードFを裏面から見た展開図である。
【図3】フォトフレームカードFを折線d1、d2、d3で折り畳んだ場合の表面を示す図である。
【図4】フォトフレームカードFを折線d1、d2、d3で折り畳んだ場合の裏面を示す図である。
【図5】折り畳まれた状態でのフォトフレームカードFの録音防止部材201が挿入される側の側面を示す図である。
【図6】組み立てられた際のフォトフレームカードFの斜視図である。
【図7】本体3に設けられた音声録音再生装置の構成を示す図である。

【0011】
以下、図面を参照して、本考案の実施形態に係る音声録音再生機能を有するフォトフレームカードについて説明する。
【0012】
図1は、本考案の一実施形態に係る音声録音再生機能を有するフォトフレームカードFを表面から見た展開図である。図2は、本考案の一実施形態に係る音声録音再生機能を有するフォトフレームカードFを裏面から見た展開図である。また、図3は、フォトフレームカードFを折線d1、d2、d3で降り畳んだ場合の表面を示す図であり、図4は、フォトフレームカードFを折線d1、d2、d3で降り畳んだ場合の裏面を示す図である。
【0013】
同図において、実施形態のフォトフレームカードFは、紙製のメッセージ台紙1の表面の一部に、写真の載置される領域が切り取られた長方形形状であって、紙製のフォトフレーム2が貼り付けられている。
【0014】
メッセージ台紙1には、メッセージ台紙1の長辺と直交する方向(短辺方向と水平方向)に2つの折線d1、d2、d3が形成されている。折線d1の上部領域1aの外側の長辺には折線d3が形成され、折線d3を介して、ベロ部12が設けられている。このベロ部12は、フォトフレームカードFを組み立てた際に、メッセージ台紙1とフォトフレーム2との間に挿入され、組み立てられた際には、フォトフレームカードFは、上部領域1aを底面とし、中間領域1b及び下部領域1cを側面とした形状となる。図6は、組み立てられた際のフォトフレームカードFの斜視図である。
【0015】
メッセージ台紙1の折線d1とd2との間の中間領域1bには、フォトフレームカードFの贈呈者がメッセージを記すためのメッセージ領域11が形成されている。
【0016】
メッセージ台紙1の折線d2の下部の下部領域1cには、図2に示す本体3に設けられた図7に示す音声録音再生装置のマイク101に対応する位置に、図1に示す通りマイク用穴が形成されている。
【0017】
また、本体3に設けられ、図7に示す音声録音再生ボタン114に対応する音声再生領域21が、メッセージ台紙1を介したフォトフレーム2に設けられている。さらに、本体3の側面には、プラスチック製の録音防止部材201が挿入されている。
【0018】
音声の録音を行なう場合、録音者は録音防止部材201が本体3に挿入された状態で、音声再生領域21を押下し続け、マイク101に向かって音声を吹き込むことにより、録音を行なう。録音を終了する際には、音声再生領域21の押下を終了する。
【0019】
録音された音声の録音を防止する場合、録音防止部材201を本体3から外すことにより、本体3の音声録音再生装置が、録音防止部材が本体3から外されたことを検知し、再度の録音がされることを防止する。
【0020】
メッセージ台紙1の表面の下部領域1cの写真が挿入される領域を除く外周領域、具体的には、メッセージ台紙1の下部領域1cの録音防止部材201側の短辺と2つの長辺には、フォトフレーム2が貼り付けられており、録音防止部材201と反対側の下部領域1cの短辺は、フォトフレーム2が貼り付けられておらず、挿入口を構成する。これにより、ユーザは、フォトフレーム2と、メッセージ台紙1の下部領域1cとの隙間に、前記挿入口から写真を挿入することができるとともに、簡便に写真を差し替えることができる。
【0021】
メッセージ台紙1の裏面の下部領域1cには、図2に示すように、音声録音再生装置の録音再生を行なう回路が収納された本体3が貼り付けられている。本体3には、図7に示す電池113を収納するための電池カバー102が設けられており、この電池カバ−102は、ねじ103により開閉可能である。実施形態では、本体3は、メッセージ台紙1とは別に設けられるが、メッセージ台紙1と一体で形成されても良い。
【0022】
図5は、折り畳まれた状態でのフォトフレームカードFの録音防止部材201が挿入される側の側面を示す図である。同図において、検知機構116は、録音防止部材201が本体3から外されたことを検知する機構であり、機械的な検知機構、電気的な検知機構、又は、これらの組み合わせの機構であっても良い。
【0023】
図7は、本体3に設けられた音声録音再生装置の構成を示す図である。
【0024】
同図に示すように、音声録音再生装置は、制御部111、マイク101、スピーカ112、電池113、音声録音再生ボタン114、記憶部115及び検知機構116を具備する。
【0025】
制御部111は、音声録音再生装置の録音再生処理全体の制御を司るものであり、録音部121及び再生部122を有する。電池113は、制御部111の他、音声録音再生装置の電源が必要な構成要素に電源を供給する、
マイク101は、ユーザからの音声などの音を集音し、制御部111の録音部121に送る。検知機構116は、録音防止部材201が本体3の検知機構116から外されたかを検知する機構であり、録音防止部材201が本体3に設けられた検知機構116から外されたことを制御部111に報知する。音声録音再生ボタン114は、押圧感知方式のボタンであり、ユーザにより音声再生領域21が押下されることにより、押圧を感知した場合、押圧を感知したことを制御部111に報知する。
【0026】
制御部111の録音部121は、検知機構116により録音防止部材201が外されたことが報知されておらず、音声録音再生ボタン114により、押圧を感知したことが報知された場合、マイク101より集音された音を記憶部115に記憶する。
【0027】
制御部111の再生部122は、検知機構116により録音防止部材201が外されたことが報知され、音声録音再生ボタン114により、押圧を感知したことが報知された場合、記憶部115に記憶された音を再生し、この再生された音をスピーカ112を通して鳴らす。なお、再生部122は、録音した音声の他、音楽などを再生しても良い。
【0028】
すなわち、実施形態によれば、検知機構116により録音防止部材201が外されたことが報知されている場合、音声が録音されることはなく、既に記憶部115に記憶された音声が再度の録音により消滅する恐れはない。
【0029】
従って、実施形態によれば、録音防止部材201を設けることにより、フォトフレームカードFに吹き込まれた贈呈者の音声が誤って消去されることを確実に防止することができるとともに、写真をメッセージ台紙1とフォトフレーム2との間に挿入することができるので、写真を容易に差し替えることができる。
【0030】
なお、実施形態のフォトフレームカードFは、下記のように構成することも可能である。
<他の実施形態>
1. メッセージ台紙1の下部領域1cに貼り付けられたフォトフレーム2の反対面にシール部を設けて、フォトフレームカードFをいろいろな場所に貼れるようにしても良い。
2. フォトフレームカードFの一部にクリップを設け、プレゼントなどに付けられるようにしても良い。
3. 実施形態では、音声録音再生装置の電源が、電池113により供給される場合について説明したが、USB端子を介して電源を供給しても良い。また、電池113は、太陽光発電パネルにより充電される電池であってもよい。これにより、電池113の取り換えの手間を省くことができ、よりコンパクトな構成を可能とする。
4. フォトフレームカードFに通信部を設け、ネットワークと連携させるとともに、アプリケーションプログラムを搭載して、アプリケーションプログラムにより、ネットワークを介して、記憶部115に記憶される音声データを取得しても良い。これにより、離れた場所でも音声を録音することができる。また、録音作業を第3者が行なうことが可能となる。
5. フォトフレームカードFの音声再生領域21に代えて、又はこれに加え折り畳まれた状態から開かれた状態を検知し(機械的機構、光学的機構であるかを問わない)、開かれた状態を検知した場合、記憶部115に記憶された音楽が再生されるようにしても良い。
6. フォトフレームカードFの音声再生領域21に代えて、又はこれに加え、タイマーを設け、記憶部115に記憶された音声や音楽は、タイマー式で再生されても良い。
7.フォトフレームカードFの音声再生領域21に代えて、又はこれに加え、使用者によるマイク101への声掛けに応答して反応する等の人感センサを設け、人感センサにより人間が検知された場合に、記憶部115に記憶された音声や音楽が再生されるようにしても良い。
【0031】
本考案のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、考案の範囲や要旨に含まれるとともに、実用新案登録請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれる。
【0032】
1…メッセージ台紙、2…フォトフレーム、3…本体、11…メッセージ領域、12…ベロ部、21…音声再生領域、101…マイク、102…電池カバー、111…制御部、112…スピーカ、113…電池、114…音声録音再生ボタン、115…記憶部、116…検知機構、121…録音部、122…再生部、201…録音防止部材、d1、d2、d3…折線。

(57)【要約】

【課題】音声メッセージが消去されることを確実に防止できるととともに、写真を容易に差し替えることが可能な音声録音再生機能を有するフォトフレームカードを提供する。【解決手段】音声録音再生機能を有するフォトフレームカードは、メッセージを書き込むためのメッセージ台紙1と、メッセージ台紙の一方の面に貼り付けられた写真のフレーム2と、メッセージ台紙の一方の面と反対側の他方の面に貼り付けられ、音声の録音及び再生を行なう音声録音再生装置を具備する本体と、本体にその一部が挿入された録音防止部材201とを具備し、フレームは、メッセージ台紙との間に写真を挿入できるように貼り付けられ、音声録音再生装置は、録音防止部材の検知機構を有し、録音防止部材が本体にその一部が挿入されている場合には、音声の録音が可能であり、本体から外されている場合には、音声の録音を防止する。


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