(54)【考案の名称】ワイヤレス指輪型バーコード・リーダー

(73)【実用新案権者】茂森科技股▲ふん▼有限公司

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、ワイヤレス指輪型バーコード・リーダーに係わり、特に着用時の快適感を上げることができるワイヤレス指輪型バーコード・リーダーに関する。

【従来の技術】

【0002】
バーコード・リーダーには多くの種類が存在しており、例えば、指輪型またはハンドキャリー型があり、これらの中でも、ワイヤレス指輪型バーコード・リーダーが最も便利なものである。使用者は単にワイヤレス指輪型バーコード・リーダーを指に差し込むだけで、使用者の手でバーコード・リーダーの本体を掴む必要が無い状態で、バーコードの走査作業を行える。従って、使用者にとって利便性がかなり向上する。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、ワイヤレス指輪型バーコード・リーダーは、使用上の快適感の問題点が存在する。一般的なワイヤレス指輪型バーコード・リーダーは、人間工学に準拠するため、使用者がほとんどワイヤレス指輪型バーコード・リーダーを人差し指に着用し、また親指で側面のプッシュボタンを押すことでバーコード・リーダーをスタートする。バーコード・リーダーの光源が常にオンであることによってすぐにバッテリー電源を費やしてしまうことがあるので、このプッシュボタンは、装設されなければならない。また、バーコード・リーダーを着用する一人一人の指サイズに合わせるために、ほとんどベルクロラップの使用で固定される。しかし、あまりにもきつく縛られた場合、指が血行不良による怪我を引き起こす可能性がある。逆に、縛りがあまりにも緩んでいる場合、親指は機械式プッシュボタンを押すと、バーコード・リーダーが押圧力により簡単に移動される又は歪められる可能性がある。また、使用者はバーコード・リーダーを着用する時、バーコード・リーダーのハードシェルが直接使用者の指に圧迫することで、使用者の不快感を引き起こす。更に、一般的なワイヤレス指輪型バーコード・リーダーは、前述のように、機械式プッシュボタンスイッチを使用して操作する。機械式プッシュボタンスイッチは、使用しにくい、即ち、バーコード・リーダーをきつく差し込まなければならない。さもないと、押圧操作を簡単に行えない。
【0004】
また、指輪型バーコード・リーダーの重さを低減するように、別にリストユニットが設けられてあることを、数多くの先行技術、例えば、米国特許No.7,942,326、8,317,102、及び9,082,030「多重モード指輪型のバーコード・リーダー(Multi-mode ring reader)」、又は8,235,294、8,702,004、及び9,104,931「精度強化のバーコード・リーダー(Accuracy-enhanced reader)」の中に掲示してある。上記の六つの特許は、それぞれ機械式プッシュボタンスイッチを使用してあるため、リストユニット130を設けなければならない。その他、米国特許No.5,410,140の「ミラーレスリング搭載の小型光学読取装置 (Mirrorless ring mounted miniature optical reader)」と、5,578,810の「リング搭載の小型光学読取装置 (Ring mounted miniature optical reader)」も、上記の六つ特許と同じように、それぞれ機械式プッシュボタンスイッチを使用してあるので、別の分離ユニット70を設けなければならない。
【0005】
また、米国特許No.6,015,090の「手に装着可能、且つ順応性のあるバーコード・リーダー (Hand mountable adaptive barcode reader)」の中に、リストユニット123が設けられてあり、米国特許No.6,634,558の「手に装着可能な撮影装置を有する光学コードリーダー (Optical code reader with hand mounted imager)」の中にも、リストユニット3が設けられてある。
【0006】
あらゆる上記の先行技術は、リストユニットまたは別の分離ユニットを必ず必要とするに加えて、機械式プッシュボタンスイッチを押す時、バーコード・リーダーを押圧力で簡単に移動させないように、ワイヤをリストユニットまたは別の分離ユニットから指輪型のバーコード・リーダーへ接続しなければならない。但し、リストユニットまたは別の分離ユニットは、使用上の利便性がない。故に、実用性を改善するために、ワイヤレス指輪型バーコード・リーダーが、機械式プッシュボタンスイッチを使用させないことはよく知られているが、今まで実現されていない。
【0007】
また、非機械式プッシュボタンスイッチについて、二種類があり、その一つが赤外線センサーを使用している。待機モードでは、ミリーアンペアの電流が費やされることでバッテリー電源がすぐに無くなってしまうことがある。もう一つが、容量性近接/タッチスイッチを使用することである。待機モードでは、ただミクローアンペアの電流が流れるため、本考案に適用することができる。

【効果】

【0010】
使用者は、着用の時に、使用者の指がパッド本体を直接に接触することができ、バーコード・リーダーのアウターケーシングが使用者の指に圧迫することで、不快感を引き起こすことも避けられる。これにより、バーコード・リーダー着用の快適感が有効に向上される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本考案の目的、技術特徴、及び実施後の効果を一層理解するために、以下の図面を参照してより詳しく説明する。
【図1】図1は、本考案の部材の組み立ての概略図である。
【図2】図2は、本考案の部材の組み立て完了の概略図である。
【図3】図3は、本考案の実施の概略図(一)である。
【図4】図4は、本考案の実施の概略図(二)である。
【図5】図5は、本考案の実施の概略図(三)である。
【図6】図6は、本考案の実施の概略図(四)である。

【0012】
図1を参照し、本考案のワイヤレス指輪型バーコード・リーダー10は、アウターケーシング101と、走査エンジンモジュール102と、ベルクロラップ固定バンド103と、パッド本体104とからなる。その中で、アウターケーシング101は、内部が中空形状になっており、外部の両側に非機械式スタートスイッチ1011(例えば、容量性近接/タッチスイッチ)をそれぞれ設けている。両側に非機械式スタートスイッチをそれぞれ設けている理由は、左手を使用する人がいるし、右手を使用する人もいるからである。また、アウターケーシング101の対向する両側にはそれぞれ下方に延びるウィング部(1012、1012’)が形成されてあり、ウィング部(1012、1012’)がそれぞれ貫通穴(1013、1013’)を形成してある。また、双方のウィング部(1012、1012’)の間に、着用部1014が形成されてあり、この着用部1014が指の弧状に合わせるように形成されている。これにより、アウターケーシング101は、使用者の着用時に人間工学に合わせることが可能である。走査エンジンモジュール102は、アウターケーシング101の内部に装着されてバーコードの走査を行える。また、走査エンジンモジュール102は、非機械式スタートスイッチ1011と電気的に接続し、使用者がこの非機械式スタートスイッチ1011を通して走査エンジンモジュール102を作動することにより、バーコードの走査作業を行える。ベルクロラップ固定バンド103は主に可撓性のある材料で作られる。また、ベルクロラップ固定バンド103の両端部がそれぞれの貫通穴(1013、1013’)を通過することで、ベルクロラップ固定バンド103が常にアウターケーシング101の下方に固定される。ベルクロラップ固定バンド103のその一面に第1粘着層1031が設けてある。もう一方の面に対向の粘着層1032が設けてある。この第1粘着層1031が対向の粘着層1032とお互いに粘着することで固定させられる。パッド本体104のその一面に、第2粘着層1041が設けてあることで、ベルクロラップ固定バンド103の対向粘着層1032に粘着することができる。また、使用者の指と接触する時に、長時間使用による不快適感を避けるように、パッド本体104のもう一つの面に可撓性の材料からなる接触層1042を設けてある。上記部材らの組立済の態様は、図2のように示してあり、図面に示すワイヤレス指輪型バーコード・リーダー10は、本考案の部材の組立済の概略図である。または、本考案のワイヤレス指輪型バーコード・リーダー10は、先行技術のように、ワイヤで別の分離ユニットとの接続が必要ない。
【0013】
図3を参照し、同時に図1にも参照すると、本考案は、予めベルクロラップ固定バンド103をアウターケーシング101に装設した後に、パッド本体104をベルクロラップ固定バンド103に粘着し、更にパッド本体104が接触層1042の面で使用者の指表面に置かれる。また、ベルクロラップ固定バンド103の一端部が指を包む方向へ巻き付いた後に、次に別の一端部にある対向の粘着層1032を第1粘着層1031に粘着する。これにより、ベルクロラップ固定バンド103の第1粘着層1031と対向の粘着層1032がお互いに粘着する。よって、ベルクロラップ固定バンド103は、使用者の指を囲んで固定される。ベルクロラップ固定バンド103は、使用者の指に囲んで固定される時、バーコード・リーダー着用の快適感が有効に向上されるように、パッド本体104が指からの搾りを受けて、アウターケーシング101の着用部1014の中に没入する。本考案を使用者の指に固定する態様は、図4に示す。図に示すように、ワイヤレス指輪型バーコード・リーダー10は、ベルクロラップ固定バンド103を通して使用者の指に固定した後に、使用者が親指で非機械式スタートスイッチ1011を作動して走査エンジンモジュール102を駆動することで、バーコードの走査作業を行う。本考案の非機械式スタートスイッチ1011は、容量性近接/タッチスイッチを使用できる。従来の機械的なスタートスイッチの場合にバーコード・リーダーが押圧力で歪まれたことを避けるように、この非機械式スタートスイッチ1011は、ただアウターケーシングを近接または接触させると起動することができる。使用者が親指で非機械式スタートスイッチ1011を作動することによって、走査エンジンモジュール102を駆動する態様を図5に示す。前記の述べたように、本考案の非機械式スタートスイッチ1011を使用した場合、ベルクロラップ固定バンドをあまりにもきつく縛る必要がないで済み、血行不良による怪我を引き起こすことがないし、快適感も増える。
【0014】
図6を参照し、本考案のワイヤレス指輪型バーコード・リーダー10を着用して、ある程度の時間を経った後に、ベルクロラップ固定バンド103及びパッド本体104は、汚れやバクテリアが蓄積しやすい。以上のことから分かるように、本考案のベルクロラップ固定バンド103及びパッド本体104は、取り外し可能な構造を持つことで、使用者が自分でこれらの部材の取替えを行える。例えば、パッド本体104の取替えについて、使用者がベルクロラップ固定バンド103からパッド本体104を引き裂き、次に、新しいパッド本体104を第2粘着層1041の面が第2粘着層1041に粘着するように交換する。それで、パッド本体104の取替えが出来上がる。一方、ベルクロラップ固定バンド103の取替えについては、上記の組立方法と同様に行うことで済み、ここでは繰り返さない。本考案のベルクロラップ固定バンド103及びパッド本体104は、取り外しが可能であるから、以降全体のメンテナンスは便利であり、パッド本体も使用者に対してより良い快適さを提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0015】
以上から分かるように、本考案は、主にパッド本体で指輪型レーザーバーコード・リーダーの着用時に使用者の違和感を低減することができ、また容量性近接/タッチスイッチのような非機械式スタートスイッチを使用する。本考案は、上記によって実施すれば、着用時の快適感を上げることができ、且つ非機械式スタートスイッチとして、容量性近接/タッチスイッチを使用するワイヤレス指輪型バーコード・リーダーを提供する目的が確実に実現する。
【0016】
但し、以上の通りは本考案の好ましい実施態様であり、本考案の実施範囲を限定するではない。当考案の主旨と範囲を逸脱しない範囲内において、この技術分野に精通する者によって行われた変更及び修正は全て当考案の特許範囲内に覆われるべきである。
【0017】
10 ワイヤレス指輪型バーコード・リーダー
101 アウターケーシング
1011 非機械式スタートスイッチ
1012 ウィング部
1012’ ウィング部
1013 貫通穴
1013’ 貫通穴
1014 着用部
102 走査エンジンモジュール
103 ベルクロラップ固定バンド
1031 第1粘着層
1032 対向の粘着層
104 パッド本体
1041 第2粘着層
1042 接触層

(57)【要約】

【課題】着用時の快適感を上げることができるワイヤレス指輪型バーコード・リーダーを提供する。【解決手段】非機械式スタートスイッチ1011(例えば、容量性近接/タッチスイッチ)をバーコード・リーダー10のスタートスイッチとして用い、且つ面ファスナー固定バンド103をバーコード・リーダー本体の下方に設置する。固定バンドと指の間にはパッド本体104が粘着され、バーコード・リーダーのハードシェルとの接触に起因する不快感を回避する。使用者はこのワイヤレス指輪型バーコード・リーダーを指に差し込んだ状態で、親指でスタートスイッチを作動させ、バーコードを走査することができる。


【パテントレビュー】

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