(54)【考案の名称】二次元コードの汎用性拡大機能付きラベル

(73)【実用新案権者】有限会社TRC総合サービス

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、二次元コードの汎用性を高める機能を持たせたラベルに関する。

【従来の技術】

【0002】
二次元コードを印刷しても、視覚障害者にはその印刷部に二次元コードが添付されていることに気付くことはできない。そこで、二次元コードの一種である音声コードに関しては、それが添付された印刷物には必ず図3のように切り欠きを入れることで、添付の存在を示す方法が提示されている。
【0003】
これに関する技術として、特許文献1に、「印刷封筒の形状の型抜き」、「窓加工」の時点で、型抜きの原版金型に凸状の型押しを追加することにより、二次元コードの周囲に突起物やミシン目を入れることで、位置を知らせるものが開示されている。
【0004】
【特許文献】 特開2010−119813号 公報

【考案が解決しようとする課題】
【0005】
二次元コードの存在と位置を示すことができる媒体は、書類か封筒に限られる。立体物や伸縮して形状が安定しないモノには、切り欠きを入れる事ができず、また、特許文献1のように金型で突起物を打ち出すことができないことから、立体物等に印刷された二次元コードに関しては、視覚障害者や災害発生時の停電等により視界不良となった際の晴眼者に、その存在と位置を正確に知らせる手段がない。
【0006】
切り欠きは書類をパンチして入れる製法上、複数枚の書類に切り欠きを入れるとなると、二次元コードの添付有無にかかわらず、すべての書類に切り欠きが入ってしまう。例えば、3枚綴りの冊子の表紙に二次元コードを添付した場合、表紙の二次元コード横に切り欠きを入れる必要がある。しかし、冊子の製造方法上、1冊の冊子全部のページの同じ個所に切り欠きが入ってしまう。つまり、二次元コードが添付されていない2,3枚目にも切り欠きが入り、そこにも二次元コードがあるものと誤認識させてしまい、混乱の元となる。
【0007】
切り欠きから25mmの所に中心が来るように、二次元コードを印刷する必要があるため、二次元コードの配置は必ず端にせざるをえない。また、表裏の概念を加味すると、切り欠きは必ず右に入れなければならないという、デザイン上の制約を受ける。特許文献1においても、封筒の窓加工の金型を利用することから、自ずと二次元コードの位置は決まり、同じくデザイン上の制約を受ける。
【0008】
二次元コードには、音声コードやQRコード等数種類あるが、見た目のカタチから正しく種類を判別するのは難しい。コードリーダーも統一されたものではないので、コードの種類が分からないと、適切なコードリーダーを選ぶことができず、結局、情報を得る事ができない。
【0009】
スマートフォン等のコードリーダーで二次元コードとの焦点を合わせるのには、縦・横・高さを合わさなければならないが、視覚障害者がそれらを切り欠きから把握するのは困難であるし、お年寄りや手の不自由な方が焦点合わせをする際、一定の位置を保つのは難しい。
【0010】
本考案の目的は、テキストにすると800文字にもなる大量の情報を持たせることのできる音声コード等の二次元コードの存在・位置・種類を知らせる機能と焦点を合わせる補助機能をラベルに持たせ、狭いスペースでも掲示または貼り付けることと、同一の内容のラベルを大量生産することを可能にし、障害や年齢に関係なく、どのような状況下においても、すべての人が同等の情報を二次元コードから取得できる方法を手助けするものである。

【効果】

【0020】
二次元コード自体に各種情報を示すアイコンを加え、ラベルにすることで、二次元コードを平面であればどこにでも添付できるようになる。あらゆる場所、場面で、誰しもが二次元コードを認知できるようになり、二次元コードからの情報取得機会を広げる。
【0021】
本考案のラベルを、既に存在しているモノに貼り付けるだけで、二次元コードによる大量の情報を後付けすることが可能となる。既存資源の有効活用が広がる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】 本考案ラベルの実施例を示す図である。
【図2】 ドーナツ状アイコンの使用例を示す図である。
【図3】 現状のパンフレットに入る切り欠きを示す図である。

【0023】
本考案の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する部材,サイズ,デザイン、配置等は本考案を限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変することができることは勿論である。
【0024】
図1は、請求項1から7を実施する形態である。各アイコンの高さは0.3から0.5ミリで形成されており、これは点字の標準規格に準拠する。
【0025】
ラベルの大きさは、それを貼る対象によりその大きさが制限される。二次元コードの存在を知らせるアイコン以外のアイコン、墨字と点字による情報の組み合わせ、数量、配置は、情報発信者の意向により調整する。
【0026】
図1の二次元コードの存在を知らせるアイコンは、二次元コードの周囲を1周しているが、角の4点を示すだけでもよい。
【0027】
既存のパンフレット等に後付けする際、基材の色を透明にし、各種アイコンや墨字と点字による情報量を減らすことで、デザイン性を損なわないようにすることが可能である。
【0028】
平成28年4月1日から施行された「障害者差別解消法」に対応するために、新たに障害者用のパンフレットを作成する必要はなく、既存のパンフレットに本考案のラベルを後付けするだけで、視覚障害者対応のパンフレットとなる。
【0029】
備蓄食糧の入った段ボールや防災道具一式の入った非常袋に、本考案のラベルを貼りつければ、アレルギー情報や防災道具の使用方法を二次元コードから的確に取得することができる。
【0030】
暗闇の中、地震で段ボールがバラバラに崩れていても、本ラベルの発光面からその発見を早め、開封口の方向をラベルの方向指示アイコンから素早く認識できる。災害発生の混乱時に有益なツールとなる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
二次元コードは、情報発信者にとって、狭い範囲に大量の情報を追加できる有効なツールとして認知が広がってきている。本ラベルは、二次元コードの利用促進を目指す団体と協業し、一般に広く普及させる手段として活用できる。
【0032】
「障害者差別解消法」に対応するために、特に障害者の方と接する機会の多い業界で、自社の商品を紹介するツールとして二次元コードを利用する際に、本考案が活用できる。
【0033】
1 基材
2 墨字による情報
3 二次元コード
4 二次元コードの存在を知らせる凸部
5 動画・画像コードを知らせるアイコン
6 二次元コードの中心を知らせる凸部
7 文字コードを知らせるアイコン
8 音声コードを知らせるアイコン
9 点字による情報
10 ドーナツ状アイコン
11 市販のペン
12 スマートフォンなどのコードリーダー
13 パンフレットなど
14 切り欠き
15 被貼付物の“上”を示すアイコン

(57)【要約】

【課題】誰でも、どんな時にも、あらゆる場面で、二次元コードからの情報を得ることができるラベルを提供する。【解決手段】二次元コード3の周囲の全周又は四隅に、凸部アイコン4を形成し、二次元コードの存在と位置を知らせる機能を持たせる。アイコン周辺に、二次元コードの種類を示すアイコン5、7、8を形成し、速やかに二次元コードの種類を認識できる機能を持たせる。二次元コードの中心に凸部アイコン6を形成し、二次元コードに焦点を合わせる際の補助機能を持たせる。二次元コードの周囲の全周又は四隅に形成されるアイコンの周辺に、UVインクでドーナツ状のアイコン10を形成し、凹部に市販のペン先を置き、ペン尻に携帯・スマートフォンを添えることで、二次元コードに焦点を合わせる際の補助機能を持たせる。


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