(54)【考案の名称】多様性タグ

(73)【実用新案権者】株式会社ケイオー

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は多様性タグに関し、特に意匠的効果を高上できるようにしたものである。

【従来の技術】

【0002】
一般に、多様性タグの1つであるキーホルダは、使用者が日常的に使用する1つ又は複数のキーを失わないように手元に保持しておく目的のために適用されるもので、できるだけ簡便で、使用者が保持しているキーを見失うような恐れがないように製品化することが必要で、従来から種々の工夫がされている(特許文献1〜3参照)。
【0003】

【効果】

【0007】
本考案は、裏側板体及び表側板体の一方又は両方上に楽しみ画像設けた印刷剤層を有する簡易な構成によって、使用者の趣向、趣味を優先した表現としての意匠的効果を大きくした多様性タグを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本考案の多様性タグとしてのキーホルダ1の全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1の飾り部材5の詳細構成を示す分解斜視図である。
【図3】連結部4の説明に供する拡大断面図である。
【図4】楽しみ画像11Zを示す略線図である。
【図5】第2の実施の形態を示す断面図である。
【図6】(A)、(B)は周縁部の露出の説明に供する部分的平面図及び断面図である。
【図7】第3の実施の形態を示す略線図である。
【図8】合せ目の露出の説明に供する略線図である。
【図9】第4の実施の形態の多様性タグを示す斜視図である。
【図10】第5の実施の形態の多様性タグを示す斜視図である。
【図11】第6の実施の形態の多様性タグを示す斜視図である。

【0009】
以下図面について本考案の一実施の形態を詳述する。
【0010】
(1)第1の実施の形態
図1において、1は全体として多様性タグとしてのキーホルダを示し、使用者が保持すべき1つ又は複数のキーを係止すべき保持用キーリング2は、タグ本体3から縦方向に突出する連結部4に係止されており、これにより保持用キーリング2に取り外し自在に係止された1つ又は複数のキーを使用者がタグ本体3を手に持った状態で確認・使用できるようになされている。
【0011】
この実施の形態の場合、タグ本体3は縦方向に長い長方形状の飾り部材5として図2に示すように、縫製可能な縫製樹脂材料でなる表側板体11と、同じように縫製が可能な縫製樹脂材料でなる裏側板体12を互いに重ね合わせた状態で縫製糸材13によって周囲を縫い合わせることにより1枚の板状体(75mm×40mm)を形成している。
【0012】
ここで裏側板体12は飾り部材5の形状を表す本体板部12Xとその縦長端部から外部に突出する突出板部12Yとで構成され、突出板部12Yを本体板部12Xの長手側端から折り返すことにより、連結部4を形成する。
【0013】
当該突出板部12Yの折り返し側端は、表側板体11の長手側端に押し付けられるように表側板体11上に重ね合わされ、この突出板部12Yの折り返し先端部が裏側板体12及び表側板体11の周縁部位置において縫製糸材13によって互いに縫い合わさる。
【0014】
かくして連結部4は裏側板体12の突出板部12Yの折り返しを利用して保持用キーリング2を保持するための環状形状を形成する。
【0015】
図3に示すように、本体板部11Xの外表面(すなわち飾り部材5の表側表面)には、印刷剤層11Yが設けられ、当該印刷剤層11Yによって図4に示すような楽しみ画像11Zが印刷表示される。
【0016】
ここで、印刷剤層11Yは紫外線硬化樹脂材料で構成され、UVインクを表側板体11上に塗布した後、紫外線を照射することにより表側板体11を構成する樹脂材料と一体に結合するようにUVインクが硬化され、これにより楽しみ画像11Zの表面に、はげにくく、強固に一体化される(この塗布作業はUVプリンタによる塗装と呼ぶ)。
【0017】
実際上、このUVプリンタによる塗装は、白色樹脂素材でなる表側板体11の表面に対して、比較的大きい表面積に対して優れた発色性を生じさせ、これにより表側板体11に、セールスプロモーション画像を描出させることができ、かくして実用上十分に販売需要を換起させ得るような楽しみ画像11Zを生成できる。
【0018】
因みに、飾り部材5の表側板体11の印刷剤層11Yの印刷面は大きく、従ってプロモーションすべき商品、画像、キャラクタがより大きく印刷でき、その画面の意匠的効果が期待できる。
【0019】
また、当該実施の形態以外の他の商品より大きくした印刷画面によりリアリティーの高い表現が可能となる。
【0020】
これに加えて、印刷剤層11Yによって写真を印刷でき、これにより商品のイメージを伝えやすくなる。
【0021】
このように、写真を印刷する場合に、印刷面が極端に小さい表現エリアであれば、写真解像度がよくても印刷では画素が小さくなりすぎてリアリティな印刷が望めないのに対しこのサイズでは、表現性において十分な解像度とリアリティーな表現が可能である。
【0022】
この楽しみ画像11Zは、多様性タグとしてのキーホルダ1の使用者がこれを見て自分が必要とするキーを所持していることを楽しみ画像11Zを楽しみながら確認させるような機能を持っており、この楽しみ画像によってキーホルダ1の使用者に趣向に合った満足感を生じさせる。
【0023】
因みに、タグ本体3は単なる鍵を認識しやすいための「札」的商品の枠を超えて、使用者の趣向・趣味・コレクション性・など個人的に楽しむアイテムとしての機能を持っている。これにより、
【0024】
(2)第2の実施の形態
図5は第2の実施の形態を示すもので、上述の実施の形態との対応部分に同一符号を付して示すように、飾り部材5において、裏側板体12上に表側板体11を重ねた構成に対して表側板体11上に印刷剤層11Yを形成する際に、当該印刷剤層11Yとして表側板体11の周側縁を被うような位置まで拡げるように周縁印刷剤層11YXを設ける。
【0025】
この周縁印刷剤層11YXは、図6(A)及び(B)に示すように、表側板体11の周縁部に印刷剤層11Yが行き届かない空所領域15が残った場合に、印刷剤層11Yの楽しみ画像11Zの周囲に、表側板体11の周縁部16がタグ本体3の周縁に見える状態(白色樹脂素材が見える状態)にある。
【0026】
ところがこの表側板体11は本来楽しみ画像11Zを描画するための平面であるから、当該表側板体11の素材の色彩(すなわち白色)が露出される。
【0027】
このような状態はキーホルダ1の飾り部材5の意匠的な外観上の美感を劣化させるものであるので望ましくない。
【0028】
これに対して図5の構成によれば、当該表側板体11の周縁部が露出される部分を被せるように周縁印刷剤層11YXを設けるようにしたことにより、表側板体11の楽しみ画像11Zの美的効果を損わせることなく保持させることができる。
【0029】
(3)第3の実施の形態
図7は第3の実施の形態を示すもので、上述の実施の形態との対応部分に同一符号を付して示すように、表側板体11及び裏側板体12が重ね合わされてなるタグ本体3において、当該重ね合わせ部分の周縁を縫製糸材13によって縫製するに当って、当該表側板体11及び裏側板体12の合せ目23の位置に、境界隠し部材部21を形成する。
【0030】
当該表側板体11及び裏側板体12の境界位置に、乳状樹脂を塗布することにより境界位置に境界隠し部材部21を盛り上げて乾燥させることにより、当該合せ目23を目視できないように消すようにする。
【0031】
この樹脂材としては水性又は油性のものを用いる。
【0032】
この境界隠し部材部21を形成しなければ、図8に示すように、縫製糸材13によって縫い合わされた表側板体11及び裏側板体12の合せ目23が見る人が直接に目にすることになり、これが表側板体11上に形成された印刷剤層11の楽しみ画像11Zの表示効果を損う恐れがあるが、図7の構成によれば、当該合せ目23が境界隠し部材部21によって隠されることにより、当該不都合を生じさせないようにできる。
【0033】
(4)第4の実施の形態
図9は、第4の実施の形態の多様性タグ1Xを示し、図1の対応部分に同一符号を付して示すように、タグ本体3の飾り部材5から突出される連結部4に、接合金具24及びかしめ部25を介して取付紐26が連結されている。
【0034】
取付紐26は、ナイロン又はPE(ポリエチレン)丸紐でなり、使用者は携帯電子機器に結合してタグ本体3を手に把持することにより当該携帯電子機器を取り落とさないように管理できるようになされている。
【0035】
図9の実施の形態によれば、タグ本体3から突出するように設けられた連結部4に、操作し易い長さの取付紐26を介して楽しみ画像11Zを描画したタグ本体3を携帯電子機器に結合させるようにしたことにより、使用者はタグ本体3の楽しみ画像11Zの意匠的効果を楽しみながら、手に保持した携帯電子機器を簡便に操作できるようにし得る。
【0036】
(5)第5の実施の形態
図10は、第5の実施の形態の多様性タグを示し、図10との対応部分に同一符号を付して示すように、この場合は、接合金具24及びシャックル31を介して首かけ紐32が接続されている。
【0037】
首かけ紐32は、丸型又は平型の長い紐で構成され、これによりタグ本体3が、使用者の首から胸の辺りに掛けられ、これにより、タグ本体3の飾り部材5に描かれた楽しみ画像11Zにより広告宣伝などプロモーションすべき商品、画像、キャラクタが、はっきりと表示される。
【0038】
かかる構成によれば、使用者がプロモーション画像を強い印象を与えるように、胸の辺りに自由な形で意匠表示させることができるような多様性タグを実現できる。
【0039】
(6)第6の実施の形態
図11は、第6の実施の形態の多様性タグ1Zを示し、図9との対応部分に同一符号を付して示すように、タグ本体3の連結部4に、ナイロン又は木綿製などの結び紐35が係合されている。
【0040】
結び紐35の先端は結び目36によって環状に結ばれており、これによりタグ本体の飾り部材5に描かれている楽しみ画像11Zが環状の結び紐35が係合されている物(例えば商品タグ、くつ、バッグなど)に販売者の販売戦略に沿った意匠的美感を与えるようになされている。
【0041】
(7)その他の実施の形態
(7−1)上述の実施の形態においては、飾り部材5の形状を長方形状にした場合について述べた、外観形状としてはこれに限らず、種々の形状のものを用いても良い。
【0042】
(7−2)上述の実施の形態においては、表側板体11に楽しみ画像11Zを設けるようにしたが、これと共に裏側板体12にも楽しみ画像を設けるようにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本考案はキーホルダなどの多様性タグに利用できる。
【0044】
1、1X、1Y、1Z……キーホルダ多様性タグ、2……保持用キーリング、3……タグ本体、4……連結部、5……飾り部材、11……表側板体、11X……本体板部、11Y……印刷剤層、11Z……楽しみ画像、12……裏側板体、12X……本体板部、12Y……突出板部、13……縫製糸材、15……空所領域、16……周縁部、21……境界隠し部材部、23……合せ目。

(57)【要約】

【課題】意匠的効果が大きい多様性タグを提供する。【解決手段】表側板体11及び裏側板体と、を有し、裏側板体は飾り部材の形状を表す本体板部12Xとその縦長端部から外部に突出する突出板部12Yとで構成され、突出板部12Yを本体板部12Xの長手側端から折り返すことにより、連結部4を形成する。表側板体11上に設けた印刷剤層11Yとによる簡易な構成によって、使用者の趣向に合った楽しみ画像を表示させることによって意匠的効果が大きい多様性タグを得ることができる。


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