(54)【考案の名称】電動歯ブラシハンドルおよび電動歯ブラシ

(73)【実用新案権者】寧波賽嘉電器有限公司

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図4

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、口腔保健分野に関し、特に電動歯ブラシハンドルおよび電動歯ブラシに関する。

【従来の技術】

【0002】
電動歯ブラシは、口腔保健分野のパーソナルケア器具として、モータコアの急速回転または振動によってブラシヘッドに高周波振動を生じさせ、歯磨き粉を微細な泡に分解させた後に歯を綿密にクリーニングする。通常の歯ブラシに比べ、プラークをより徹底的に除去することができ、かつ歯肉炎、歯周病および歯茎の出血などを含む口腔疾患をより科学的で効果的に減少させることができるメリットにより、次第に消費者に愛顧されてきている。
【0003】
構造から言うと、電動歯ブラシの表面には、歯ブラシが具備した操作モードに関連する情報指示を主に表示するためのユーザインタフェースがしばしばある。例えば、操作モードは現在のクリーニング程度であってもよく、関連する情報指示は該クリーニング程度でのブラシヘッドの速度(または速度の変化規則)およびクリーニング時間などであってもよい。
【0004】
現在のユーザインタフェースの多くは、ハンドルにコーティング層を設け、その後にコーティング層上にレーザーなどの形態により相応する意味を有して特徴付けられた標記を加工処理しているが、標記の柔軟な変化には不利で、かつ一定時間使用した後、標記には何らかの磨損などの形態の損壊がしばしば現われる。
【考案が解決しようとする課題】
【0005】
これに鑑みて、本考案が解決しようとする技術的課題は、電動歯ブラシハンドルの表示機能を実現させることを前提に、如何にして表示標記(例えば、文字符号、パターンなど)の損壊を避けることができるかということである。

【効果】

【0014】
本考案の実施例の電動歯ブラシハンドルは、発光素子の光が第2のコーティング層上の光透過領域を通過することによって光透過領域に対応する形状(標記)の可視化を実現した。形状を有する光透過領域は遮光部材の第2のコーティング層上に設けられ、ハンドルの内部構造に属するため、ハンドルの摩損による損壊、さらには失効することがなく、しかも実際の状況に応じて(第1、第2の)コーティング層をそれに相応するキャリヤ、すなわち遮光板とハウジングとの外側または内側に設けることを選択することができ、設計は融通性がある。
【0015】
該電動歯ブラシハンドルを有する電動歯ブラシは、その表示機能を実現する過程で、ハウジングに設けられた第1のコーティング層を投影スクリーンとするだけであるため、ハウジングの表示領域に孔位置を開ける必要がなく、したがってこれにより引き起こされる電動歯ブラシに水が進入する現象も効果的に避けられた。
【0016】
下記参考図面に基づいて例示的な実施例に対して詳細に説明し、本考案のその他の特徴および態様を明らかにする。
【0017】
明細書に含まれかつ明細書の一部を構成する図面は明細書とともに本考案の例示的な実施例、特徴および態様を示し、かつ本考案の原理を解釈するために用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本考案の一実施例の電動歯ブラシハンドルの構造模式図である。
【図2】本考案の一実施例の電動歯ブラシハンドルの内部構成部品の構造模式図である。
【図3】本考案の一実施例の電動歯ブラシハンドルの断面模式図であって、その(a)は軸方向断面を、その(b)は半径方向断面を示す。
【図4】本考案の一実施例の電動歯ブラシハンドルのコーティング層配置模式図である。
【図5】本考案の別の実施例の電動歯ブラシの使用模式図であって、その(a)は発光素子の非点灯状態を、その(b)は発光素子の点灯状態を示す。
【図6】図3(a)の局所(A)の模式図である。

【0019】
以下、図面を参考にして本考案の各種の例示的な実施例、特徴および態様を詳細に説明する。図面中の同じ符号は機能が同じまたは類似する部品を示す。図面に実施例の各種の態様を示したが、特に断らない限り、割合に従って図面を描く必要はない。
【0020】
ここで専用単語「例示」とは「例、実施例または説明」として用いることを意味する。ここで「例示」として説明した如何なる実施例はその他の実施例より優れているまたは良いことを解釈する必要がない。
【0021】
また、本考案をよりよく説明するために、以下の考案を実施するための形態において多くの具体的な詳細を加える。当該業者は、ある具体的な詳細がなくても本考案を同様に実施することができることを理解すべきである。いくつかの実例において、本考案の主旨を強調するために、当該業者が熟知する方法、手段および回路に対しては詳細に記載していない。
【0022】
図1は本考案の一実施例の電動歯ブラシハンドルの構造模式図を示す。図2は本考案の一実施例の電動歯ブラシハンドルの内部構成部品の構造模式図を示す。図3(a)および図3(b)はそれぞれ電動歯ブラシハンドルの軸方向および半径方向における断面模式図を示す。図4は電動歯ブラシハンドルの表示機能を実現するコーティング層の配置模式図を示す。
【0023】
図1および図4に示すように、該電動歯ブラシハンドルは、主に、内腔に少なくとも1つの発光素子6が設けられたハウジング1と、遮光部材と、を備え、該遮光部材は、発光素子6の周りに設けられた光透過板5と、光透過板5の外表面または内面に設けられた第1のコーティング層11と、を備え、第1のコーティング層11上と、それぞれの発光素子6に対応する位置に、設定された形状(文字符号、パターンを含むが、それらに限らない)を有する光透過領域3が形成されており、発光素子6の光は、該光透過領域3を通過して該光透過領域3の形状を、ハウジング1を介して可視化させることができる。
【0024】
考案を実施するための1つの形態において、第1のコーティング層11は光を透過しない材質であり、例えば、黒色またはその他の濃色インクなどの不透明層であってもよく、それぞれの発光素子6に対応する領域(例えば、略直上の領域)は標記4の領域であり、相応する位置に前述した特定の形状を有する光透過領域3を加工し(例えばエッチング)、発光素子6の光線は光透過領域3を通過して、光透過領域3の形状に対応する標記4を形成し、光透過領域3を取り除いた第1のコーティング層11は発光素子6の光線を遮蔽し、光透過領域3を通過した光線を、標記4を形成するための範囲内に確実に制限することができる。
【0025】
考案を実施するための1つの形態において、ハウジング1の一部または全部は透明材質(例えば透明構造)により作製することができる。ハウジング1の外表面および/または内面は第2のコーティング層12で被覆することができる。第2のコーティング層12は一定の光透過性を有し、一方では、発光素子6の灯光により該コーティング層上に形成された標記4が該情報をユーザに伝達することを保証することができ、他方では、ユーザのエクスペリエンスを改善するために、さらに周辺の光線を遮蔽することもでき、すなわち、ユーザにはハウジング1の内部構造(例えば、以下に言及する光透過板5、制御板7およびモータなど)が見えないようにできるだけ保証する。例を挙げて言うと、第2のコーティング層12は特定の色を有するコーティング層構造であってもよく、例えば、ハウジング1の外表面または内面の全てに該第2のコーティング層12があってもよい(例えばコーティングするように形成する)。さらに、光透過領域3に対応する位置のみをコーティングしてもよく、このような場合、ユーザはハウジング1の内部構造を見ることができる。しかし、第2のコーティング層12の配置位置および範囲を如何に調整したとしても、少なくとも、発光素子6の光は光透過領域3を通過して投影スクリーンとする第2のコーティング層12箇所に投射され、光透過領域3の形状に対応する標記4を形成することができることを保証することができ、第2のコーティング層12が光を透過する属性によって該標記4が第2のコーティング層12を透過してユーザへ展示され、標記4を可視化させることができることを保証した。
【0026】
発光素子6はLEDランプであってもよいし、その他の発光機能を具備する部材であってもよい。
【0027】
図2、図3(a)および図3(b)を参照して、ハウジング1の内腔に設けられた内部構成部品は、主に、連結されたブラシヘッドを動作させるための駆動制御部を備え、該駆動制御部は、動力出力端が電動歯ブラシハンドルの先端から伸び出てブラシヘッドと接続され、ブラシヘッドを駆動して揺動させるためのモータと、モータの動作パラメータを制御するための、かつ第2のコーティング層12箇所に投射された標記4は目標作動モードを特徴付ける指示情報を与えるようにし、すなわち、相応する発光素子6を点灯させることによって、第1のコーティング層11上にエッチングされた、目標作動モードに相応する光透過領域3を、投影スクリーンとする第2のコーティング層12上に投射させて標記4を形成し、さらに、該標記4は第2のコーティング層12が具備する光透過性を通してユーザに対する可視化を実現するための制御板7と、を備える。
【0028】
(コーティング層(11、12)がともに具備する実施形態を例とする)、具体的に、
電動歯ブラシハンドル上に少なくとも1つのスイッチング素子(例えば押圧操作の押しボタン2であってもよい)が設けられ、押しボタン2は、制御板7と電気的に接続され、制御板7をトリガしていくつかの作動モードのうちのある作動モードを目標作動モードとするような指令、または現在の作動モードから目標作動モードに切り替える指令を出すために用いられる。該指令に基づいて、モータは、制御板7の指令に応答し、ブラシヘッドを駆動して設定された制御パラメータおよび/またはパラメータ群に従って目標作動モードに適応する一連の動作(例えば振動)をそれに完了させる一方、相応する発光素子6が点灯され、光線は対応する光透過領域3を通過してそれに伝達された情報を第2のコーティング層12上に投射して相応する形状の標記4が形成される。前述したように、第2のコーティング層12は一定の光透過性を有するため、該目標作動モードに関連する指示情報(例えば、モード標記、ブラシヘッドの移動パラメータなど)をユーザへ伝達することを実現することができる。
【0029】
考案を実施するための1つの形態として、前述した発光素子6および光透過板5はともにハンドルに近くて表示情報を有する制御板7の一側に固定され、具体的に、光透過板5は概ねカバー体の構造であってもよい。
【0030】
また、ハウジング1に設けられた内部構成部品は、さらに、一側が電池蓋10と整合されることによって電池9の取付スペースを形成するブラケット8を備える。
【0031】
上述した制御板7はブラケット8の他側(すなわちハンドルに近くて表示情報を有する側)に固定されている。
【0032】
ブラケット8の末端はハウジング1の後端(ブラシヘッドが取り付けられるのと反対の一端)に設けられた底蓋13によって内部構成部品に対して軸方向の位置制限を行う。
【0033】
説明しなければならないのは、図に示すように、第1のコーティング層11を光透過板5の外表面にコーティングし、かつ第2のコーティング層12をハウジング1の外表面にコーティングし、例示として上述したように電動歯ブラシを紹介したが、当該業者が理解できるのは、本考案のこれに限らないはずである。事実上、ユーザは完全に個人の好みおよび/または実際の使用状況に応じてコーティング層および相応するキャリヤの具体的な配置形態を柔軟に設定することができ、光透過性および投射関係の正確性が保証されさえすればよい。
【0034】
前述したように、本考案の標記4は、光透過板5の外側または内側に第1のコーティング層11を配置し(例えば吹付け塗装または貼り付け)、その後にレーザー彫刻の形態により発光素子6に相応する領域で設定された形状に従って第1のコーティング層11に対して剥離を行い、剥離された光透過領域3の形状は第2のコーティング層12上に形成すべき標記4と一致するように形成することができる。光透過領域3はハウジング1の内部に設けられ、摩損を発生することもないため、ハンドルの摩損による標記4の損壊、さらには失効などの現象の発生を避けられる。
【0035】
また、標記4を形成するための光透過領域3は光透過板5上で加工されるため、ハウジング1上に標記4を直接設けることよりも、プロセスが明らかに簡略化された。
【0036】
図5(a)および図5(b)は本考案の別の実施例、すなわち前述した電動歯ブラシハンドルを有する電動歯ブラシの1つの使用構造模式図を示す。具体的に、図5(a)および図5(b)はそれぞれ発光素子6が非点灯状態および点灯状態での該電動歯ブラシの使用模式図を示す。1つの具体的な使用例において、主に、ハンドル領域501、表示領域502および押しボタン領域503を備える。図6は該電動歯ブラシの押しボタン領域503の改良案を示す。
【0037】
該電動歯ブラシは、主に、前述した電動歯ブラシハンドルおよび電動歯ブラシハンドルの一端に取り付けることができる少なくとも1つのブラシヘッドを備え、例えば、複数のブラシヘッドを取り替える構造であってもよい。ブラシヘッドは主にユーザの歯をクリーニングするために用いられる。しかし、個人の使用習慣およびブラシヘッドの具体的な設計によって、さらに舌などのその他の口腔内の部位をクリーニングすることもでき、もちろん、非口腔環境のその他の合理的な部位をクリーニングすることもできる。
【0038】
このように、発光素子6が点灯していないまたは電動歯ブラシが稼働していないスタンバイ状態にある場合、図5(a)に示すように、表示領域502には如何なる機能性表示内容もないが、押しボタン領域503の押しボタン2が電動歯ブラシを目標作動モードにした場合、図5(b)を参照し、ハンドル領域501において、該目標作動モードで対応する発光素子6から発せられた光は光透過板5および光透過板5上に設けられた第1のコーティング層11上の光透過領域3を通過して、該光透過領域3との形状を、ハウジング1に設けられた第2のコーティング層12上に正確で、確実に投射して標記4を形成し、さらに第2のコーティング層12の光透過性によって該標記4のユーザに対する可視化を実現し、レーザー雕刻の形態は光透過板5上に設けられた光透過領域3の形状をさらに柔軟に調整でき、画像形成、投影および光透過を組み合わせる原理を使用することによって、表示領域502で標記4の可視化を実現した。
【0039】
ハンドル領域501上に押しボタン2を取り付けるための対応する孔位を設け、孔位箇所の密封性を増加するために、さらに図6を参照し、孔位の内縁に押しボタンリング21を設けて押しボタン2の外縁(円周方向)を押しボタンリング21と密接に接触させ、かつ押しボタン2と該孔位との間に緩衝ワッシャ(例えば軟質ゴム22)を設けて押しボタン2は押圧過程でその端面内側の外縁が軟質ゴム22に密接に貼合され、その中部が制御板7と確実に接合されるようにする。
【0040】
また、押しボタン2の押圧過程での制御板7との接合信頼性をさらに増加するために、さらに押しボタン2の端面内側に突起を加工し、かつ軟質ゴム22上に該突起に対応する窪みを設けることもできる。
【0041】
以上は、本考案を実施するための形態にすぎないが、本考案の保護範囲はこれに限らず、本技術分野を熟知する当該業者の誰もが本考案に開示された技術範囲内で簡単に考えられた変化または入れ替えは、いずれも本考案の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本考案の保護範囲は、実用新案登録請求の範囲を基準とすべきである。
【0042】
1 ハウジング
2 押しボタン
21 押しボタンリング
22 軟質ゴム
3 光透過領域
4 標記
5 光透過板
6 発光素子
7 制御板
8 ブラケット
9 電池
10 電池蓋
11 第1のコーティング層
12 第2のコーティング層
13 底蓋
501 ハンドル領域
502 表示領域
503 押しボタン領域

(57)【要約】

【課題】電動歯ブラシハンドルおよび電動歯ブラシを提供する。【解決手段】電動歯ブラシハンドルは、内腔に少なくとも1つの発光素子6が設けられているハウジング1と、遮光部材とを備え、該遮光部材は、少なくとも1つの発光素子6の周りに設けられた光透過板5と、光透過板5の外表面および/または内面に設けられた第1のコーティング層11とを備え、第1のコーティング層11上で、それぞれの発光素子6と対応する位置に、設定された形状を有する光透過領域3が形成されており、発光素子6の光は該光透過領域3を通過して該光透過領域3の形状を、ハウジング1を介して可視化させることができる。


【パテントレビュー】

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【インターネット特許番号リンク】

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