(54)【考案の名称】電報台紙

(73)【実用新案権者】サンヒロ合同会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、開店祝い、周年祝い、結婚式、葬礼等の際に送られる電報の台紙に関する。

【従来の技術】

【0002】
情報の速達を目的として電報は広く用いられてきたが、電話やファクシミリ、インターネット等の普及により、現在では結婚式や葬式といった際の慶弔電報以外はほとんど用いられなくなっており、慶弔電報であっても情報の伝達に加えた付加価値をつけることが多く、電報用台紙に様々な工夫が凝らされている。
【0003】
電報台紙に様々な紙質を用いることや背景の模様に特徴を持たせることに加えて、押し花電報、刺繍電報、メロディー電報(オルゴール付き電報)、ぬいぐるみ付き電報、化粧筆付きといった電報と共に思い出の品を同梱することも広く行われており、さらには特許文献1に示す通りジグソーパズル付き電報といったユニークな電報も考案されている。
【0004】

【効果】

【0007】
本考案の電報セットによると、木材という永く本質的に価値のある物体に電報本文を刻むことで、これまでにない価値を有した電報を提供する。電報の活用方法として多用される電報の式場掲示の際にも保護ケースが備える吊下用孔を用いることで木材であっても安易に掲示可能できる。さらに式が終了した後は長期掲示用の支持具を利用した上で裏面をインテリアとして掲示することで永く活用することが可能であり、送り主の想いを永く残すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本考案の一実施形態に係る電報台紙である。
【図2】本考案の一実施形態に係る電報台紙の保護ケースである。
【図3】本考案の一実施形態に係る電報台紙に長期掲示用の支持具を装着した図である。

【0009】
以下、図面を参照しながら本実施の形態に係る電報セットを具体的に説明する。図1は本実施形態にかかる電報台紙1の斜視図である。
【0010】
電報台紙1には、木材を用いることが好ましく、特にケヤキ等の強度を永く保つ見目麗しい木材が適している。どのようなサイズであってもよいがA4サイズ、B5サイズなどが特に適している。厚みは9mm程度が重量や見栄えの点から好ましいが、これより厚くとも薄くともかまわない。また、厚みを上部と下部で異なるものとし、横から見た際に台形状となっていてもよい。
【0011】
その表面には、電報本文(メッセージ)とともに、電報の送り主や受取人の名称を刻印する。メッセージの内容は、各種慶弔の目的にそった内容であり、例えば「この度はご結婚おめでとうございます!」や「末永くお幸せに!」、「お誕生日おめでとう」などである。
【0012】
表面への刻印は、レーザー刻印やドリルを用いた削りだし、手彫りや、インキを用いたプリント等で行うことが好ましいが、木材へ情報を刻むための公知のあらゆる手法を利用することができる。なお、電報本文に多くの価値を見出さない場合は、簡易な刻印を行ってもよい。例えば表面にフィルムを貼った上でプリントすることや、油性インキを用いて手書きを行うことで刻印してもよい。この場合、展示期間終了後にフィルムを剥がすことで、メッセージを取り去り、刻印の無い状態へ戻すことが可能となるメリットもある。
【0013】
裏面には、表面とは異なる内容を刻印する。例えば、結婚式のウェルカムボードにふさわしい内容であったり、新郎新婦の名前や両家の家紋、両家の写真、友人たちと写った写真の内容などであってよい。
【0014】
裏面への刻印も、レーザー刻印やドリルを用いた削りだし、手彫りや、インキを用いたプリント等で行うことが好ましいが、木材へ情報を刻むための公知のあらゆる手法を利用することができる。
【0015】
電報台紙の運搬時の安全のために、メッセージの刻印後は保護ケース2に封入する。保護ケース2は図2に示すとおり、紙等で構成された直方体状であり、電報台紙1よりも内寸がわずかに大きくとられており、電報台紙1を内部に安定して確保することができる。
【0016】
保護ケースを構成する6面のうち、電報台紙の表面に対応する箇所は、少なくともその一部が透明フィルム等によって構成されており、電報台紙を外部から視認可能となっている。さらに、保護ケース2の上部には保護ケースごと吊り下げることが可能な程度の強度を有した吊下用孔3を備えている。
【0017】
電報を受領した受取人は、式典の最中等に読み上げる場合も多いが、会場の一部に展示することも広く行われている。その際、通常の電報であれば台紙をピン留めすることで壁等に固定して掲示することができるが、本考案の電報台紙1は木材で構成されている為、ピン留めが困難である。
【0018】
そのため、壁等にピン留めを行う場合は、保護ケース2に電報台紙1を封入したまま、吊下用孔3を利用してピン留めすることで、従来と同様の利用を可能としている。
【0019】
テーブルの上に掲示する場合は、図3に示すとおり、支持具4を電報台紙の下部に装着すればよい。支持具は、20mm程度のサイコロ状の直方体であり、一方端に溝を有している。溝の幅は電報台紙1の厚みに対応しており、電報台紙1を差し込んだときに、安定させられる厚さであればよく、好ましくは本体の厚みが9mmの場合は9.1mmの厚みである。支持具4は1つであってもかまわないが、図3に示すとおり2つ備えることで、安定して電報台紙1を支えることが可能になる。
【0020】
例えば結婚式等において裏面にウエルカムボードとしても用いることができるデザインを刻印した場合は、式場入り口にて支持具4を用いた形で裏面を掲示すればよい。このほか、式典終了後に受取人のオフィスや自宅等で掲示することも可能であることから式典終了後も利用されることが想定され、送り主の想いがこめられた表面のメッセージとともに永く活用されることとなる。
【0021】
以上では、表面及び裏面ともに刻印した状態で贈呈するものとしたが、より受け取り側の意向にそったものとすべく、贈呈時に、表面ではフィルム上への印字、裏面は無垢のままとしてもよい。そして、刻印業者の連絡先を合わせて贈呈するものとし、後ほど当該刻印業者へ本体部を送付し、受け取り側の希望する刻印を実施することで、受け取り側の意向にそった置物を実現できる。
【0022】
実施例1は、ケヤキを用いた電報台紙1である。ケヤキを縦210mm、横297mm、厚さ9mmの直方体にて切り出した上で表面を磨いたものを電報台紙1とした。表面には、「太郎様 花子様 この度はご結婚、本当におめでとうございます! 末永くお幸せに! 電報次郎」と、裏面には花文字とともに「Welcome to our WEDDING You are INVITED」と公知の機器を用いてレーザー加工を行った。
【0023】
保護ケースとして、内寸が縦211mm、横298mm、厚さ10mmの直方体で、かつ、上部に三角状の突起を備えるよう厚紙を用いて構成した。さらに電報台紙の表面に接する面を繰り抜き、透明フィルムを貼り付けた。三角状の突起の内部には円状の孔を開け、これを吊下用孔とした。支持具4として、ケヤキを縦20mm、横20mm、厚さ20mmの直方体にて切り出したうえで、一端に厚さ9.1mm、深さ10mmの溝を刻んだものを2つ製作した。
【0024】
電報台紙を保護ケースに封入したところ、保護ケースによって電報台紙を傷つけることなく運搬可能であるばかりか吊下用孔をもちいてボード上にピン留め可能であった。さらに支持具4を用いて電報台紙を掲示したところ、木材のもつ本物感にあふれたウエルカムボードとしても機能することがわかり、受取人に大変喜ばれる電報台紙として機能することがわかった。
【0025】
以上、本考案の実施形態について説明したが、本発明の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載される。
[付記1]
表面にメッセージ及び送り主の名称が記され、かつ、裏面には表面とは異なる情報が記されている木材でできた電報台紙と、
上記電報台紙を内部に格納可能であり吊下用の孔を備え、かつ上記板の表面が外部から視認可能である保護ケースと、
一端部に上記板の厚みより僅かに大きい厚みの溝を備えることを特徴とする支持具とから構成される電報セットであって、
ボードに掲示する場合は、上記電報台紙を保護ケースに格納した状態で上記吊下用の孔を用いて利用し、
テーブルにて掲示する場合は、上記電報台紙を保護ケースから取り出して、上記支持具を上記電報台紙の下部に装着させることで自立せしめて利用することを特徴とする電報セット。

【0026】
1 電報台紙
2 保護ケース
3 吊下用孔
4 支持具

(57)【要約】

【課題】高級感があり、再利用可能な電報セットを提供する。【解決手段】電報台紙1と保護ケースと自立用支持具4からなる電報セットであって、少なくとも電報台紙1は木材で構成され、その表面には慶弔の目的にそったメッセージ及び受取人及び送り主の名称等が刻印され、裏面には表面とは異なる情報が刻印され、保護ケースに封入した状態で外部から視認可能となっており、ボードに掲示する場合は保護ケースごと掲示し、テーブルにて掲示する場合は自立用支持具4を電報台紙に接続して用いることを特徴とする。従来使い捨てであった電報台紙の長期利用が可能となるばかりか、これまでにない高級感のある電報台紙としても機能する。


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