(54)【考案の名称】装飾基体

(73)【実用新案権者】有限会社 ユキ

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
この考案は、装飾素体に装飾を施すための装飾基体に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
従来の装飾基体としては、装飾素体に施された絵図に対し、その絵図の各範囲毎に刺繍糸の色を替えて装飾素体に刺繍していき装飾を施している。
【0003】

【効果】

【0007】
この考案の装飾基体によれば、絵図または文様が施された装飾素体に複数形成された通し穴の任意の位置に異なった色の糸体をそれぞれ通して装飾させることができるので、容易に装飾を施すことができる装飾基体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1はこの考案の実施の形態1に係わる装飾基体を示す正面図である。
【図2】図2はこの考案の実施の形態1に係わる装飾基体の装飾後の状態を示す正面図である。
【図3】図3はこの考案の実施の形態2に係わる装飾基体を示す正面図である。
【図4】図4はこの考案の実施の形態3に係わる装飾基体を示す正面図である。
【図5】図5はこの考案の実施の形態3に係わる装飾基体の装飾後の状態を示す正面図である。

【0009】
実施の形態1.
以下、この考案の実施の形態1を図1および図2に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの考案の実施の形態1に係わる装飾基体を示す正面図である。図2はこの考案の実施の形態1に係わる装飾基体の装飾後の状態を示す正面図である。
【0010】
図1において、1は例えば厚紙のような紙材料からなる装飾基体であり、装飾基体1の装飾素体2には、絵図または文様が施されている。装飾素体2は、図は一例として、外周がウサギの形状とされた場合を示している。例えば、ウサギの形状とされた装飾素体2は、頭部2aと、胴体部2bと、腕部2cと、耳部2dと、脚部2eとにより構成され、装飾素体2の頭部2aには例えばウサギの目と鼻と口が設けられている。
【0011】
装飾素体2には、例えば、胴体部2bと腕部2cに衣服模様を施すために複数形成された通し穴3が設けられている。これら複数形成された通し穴3は、規則的に縦横列に整列された状態で形成されている。
【0012】
ウサギの形状とされた装飾素体2の胴体部2bと腕部2cに複数形成された通し穴3の任意の位置に異なった色の糸体をそれぞれ通すことにより装飾を施すことができるものである。
【0013】
図2は、ウサギの形状とされた装飾素体2の胴体部2bと腕部2cに複数形成された通し穴3に異なった色の糸体である例えば刺繍糸をそれぞれ通して装飾を施した実施例を示したものである。
【0014】
通し穴3への例えば刺繍糸の通し方は、例えば隣接する通し穴3の斜めの各通し穴3、横同士の各通し穴3、あるいは縦同士の各通し穴3に通して装飾を施すことができる。ウサギの形状とされた装飾素体2の胴体部2bの首回り部と腕部2c、そして、胴体部2bの下端側で最下端を除く2層分は、例えば青色の刺繍糸4を各通し穴3の斜め、横同士、縦同士などに通して装飾を施し、装飾素体2のその他の部分については例えばオレンジ色の刺繍糸5を各通し穴3の斜め、横同士、縦同士などに通して装飾を施し、ウサギの形状とされた装飾素体2への装飾を完成させる。
【0015】
ウサギの形状とされた装飾素体2への装飾は、任意の色の刺繍糸を選択して施すことができるので、図2の実施例に限定されるものではなく、任意の模様の刺繍糸による装飾を施すことができる。また、刺繍糸を各通し穴3の斜め、横同士、縦同士に通して装飾を施す場合について述べたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、斜めだけ、横同士だけ、縦同士だけという通しかたによって装飾することもできる。
【0016】
刺繍糸は針に通して行うが、刺繍糸を通した針を通し穴3に抵抗なく通すことができるので、上述した従来のように、縫い込ますための力を必要とせず、指先も損傷することなく容易に装飾を施すことができる装飾基体1を得ることができる。
【0017】
また、上述した実施の形態1においては、装飾素体2の外周がウサギの形状とされた場合について述べたが、これに限定されるものではなく、クマ、フクロウ、ペンギン、ネコ、ウマなどの動物やカタツムリなどの種々の形状とすることもできる。
【0018】
さらに、漫画、映画、アニメ、コンピュータゲームなどのフィクションに登場する人物や動物などのキャラクターの形状とすることもできる。
【0019】
また、上述した実施の形態1においては、装飾基体の装飾素体がその外周を例えばウサギの形状とした場合について述べたが、装飾基体の装飾素体が例えばハガキなどのシート体で構成され、そのシート体に例えばウサギなどの形状が印刷されたものであってもよい。
【0020】
実施の形態2.
この考案の実施の形態2を図3に基づいて説明する。図3はこの考案の実施の形態2に係わる装飾基体を示す正面図である。
【0021】
上述した実施の形態1においては、装飾基体1の装飾素体2の外周が例えばウサギの形状とされた場合について述べたが、この実施の形態2においては、装飾基体11が例えば厚紙のような紙材料からなるシート体11aに装飾素体21である例えばこけし人形的な絵図が設けられた場合を示している。
【0022】
例えば、こけし人形的な絵図の装飾素体21は、頭部21aと、胴体部21bとにより構成され、装飾素体21の頭部21aには例えば目と口が設けられ、装飾素体21の頭部21aの上には例えばリボンの飾り体22が設けられている。
【0023】
装飾素体21には、例えば、胴体部21bの輪郭に複数形成された通し穴31が設けられ、装飾素体21の頭部21aの上には例えばリボンの飾り体22の輪郭に複数形成された通し穴32が設けられている。これら複数形成された通し穴31,32に、それぞれ任意の色の刺繍糸を選択して装飾を施すことができる。
【0024】
この実施の形態2においても、上述した実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0025】
実施の形態3.
この考案の実施の形態3を図4および図5に基づいて説明する、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図4はこの考案の実施の形態3に係わる装飾基体を示す正面図である。図5はこの考案の実施の形態3に係わる装飾基体の装飾後の状態を示す正面図である。
【0026】
この実施の形態3においては、装飾基体100の装飾素体101がポストカードで構成された場合を示し、折れ目101aで折り曲げられ、ポストカード面101bと装飾面101cを有している。ポストカードで構成された装飾素体101の装飾面101cには絵図または文様が施される。
【0027】
図は一例として、装飾素体101の装飾面101cの中央部に例えばサクランボ102の絵図が施された場合を示し、サクランボ102は、実102aと軸102bとにより構成された場合を示している。
【0028】
サクランボ102の実102aには、装飾模様を施すために複数形成された通し穴103が設けられている。これら複数形成された通し穴103は、規則的に縦横列に整列された状態で形成されている。また、サクランボ102の軸102bには、装飾模様を施すために任意の間隔で複数形成された通し穴104が設けられている。
【0029】
図5は、ポストカードで構成された装飾素体101の装飾面101cの絵図であるサクランボ102に複数形成された通し穴103,104に異なった色の糸体である例えば刺繍糸をそれぞれ通して装飾を施した実施例を示したものである。
【0030】
サクランボ102の実102aに形成された通し穴103へは例えばピンク色の刺繍糸を選択し、そのピンク色の刺繍糸を例えば隣接する通し穴103の斜めの各通し穴103に通して装飾を施すことができる。そして、サクランボ102の軸102bに形成された通し穴104へは例えば緑色の刺繍糸を選択し、その緑色の刺繍糸を各通し穴104に通して装飾を施すことができる。
【0031】
図5の実施例に限定されるものではなく、任意の模様の刺繍糸による装飾を施すことができる。また、刺繍糸を各通し穴103の斜めに通した場合について述べたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、横同士、縦同士、あるいはそれらの組み合わせによる通し方によって装飾を施すこともできる。この実施の形態3においても上述した各実施の形態と同様の効果を奏する。
【0032】
なお、上述した実施の形態3においては、装飾素体101の装飾面101cの中央部に例えばサクランボ102の絵図が施された場合について述べたが、これに限定されるものではなく、ウサギ、クマ、フクロウ、ペンギンなどの動物の形状が印刷されたものであってもよく、漫画、映画、アニメ、コンピュータゲームなどのフィクションに登場する人物や動物などのキャラクターの形状であってもよく、上述した実施の形態3と同様の効果を奏する。
【0033】
ところで、上述した各実施の形態においては、糸体が刺繍糸の場合について述べたが、これに限定されるものではなく、一般的な糸からなる糸体であってもよく、さらにはビニール系の糸体であってもよく、上述した各実施の形態と同様の効果を奏する。
【0034】
なお、この考案は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0035】
この考案は、容易に装飾を施すことができる装飾基体の実現に好適である。
【0036】
1 装飾基体、2 装飾素体、2b 胴体部、2c 腕部、3 通し穴、11 装飾基体、11a シート体、21 装飾素体、31 通し穴、100 装飾基体、101 装飾素体、103 通し穴、104 通し穴

(57)【要約】

【課題】絵図または文様が施された装飾素体に複数形成された通し穴の任意の位置に異なった色の糸体をそれぞれ通して装飾させることができるので、縫い込ますための力を必要とせず、指先も損傷することなく容易に装飾を施すことができる装飾基体を提供する。【解決手段】絵図または文様が施された装飾素体2と、装飾素体に衣服模様を施すために複数形成された通し穴3とを備え、通し穴の任意の位置に異なった色の糸体4がそれぞれ通されて装飾される装飾基体1を得るものである。


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