(54)【考案の名称】メニューブック

(73)【実用新案権者】有限会社シンビ

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
この考案は、例えばファミリーレストラン・居酒屋・小料理店等の各種の飲食店に来店した顧客に提供するための各種の料理品・メニューに係る料理品目が記載され、その中から、客が所望する料理品目を選択させて注文を取るためのメニューブックに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来から提供されているメニューブックの多くは、表側の表紙位置に配置される表カバー部と、裏側の表紙位置に配置される裏カバー部とを備え、表カバー部および裏カバー部の間に、透明な塩化ビニル製のシートで形成された袋状の透明ファイル部材を綴じ込む構造のものとなっている。そして、メニュー用紙は、透明ファイル部材の内部に収納された状態で、メニューブックに綴じ込まれるようになっている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されているように、表側の表紙位置に配置される表カバー部、裏側の表紙位置に配置される裏カバー部、これらの表カバー部および裏カバー部の端縁同士を連結する背カバー部を有する表紙部材と、この表紙部材の背カバー部に対応する綴じ代部の両側に一体に形成されると共に内部にメニューに係る品目が記載された献立記載用紙が挿入可能となった袋状のポケット部を有する透明ファイル部材を枚数増減や差し替え可能となって綴じ込んでなるメニューブックがある。
【0004】

【効果】

【0009】
この考案は以上説明したように構成されているため、例えば日替わりのおすすめメニュー等の顧客にアピールするための記載内容M1を目立たせるようにし、且つ記載内容M1の日毎の書替えも可能となる。
【0010】
すなわち、これはこの考案が、顧客に提供するための各種の定番メニューM2に係る料理品目が記載された献立記載用紙Pを綴じ込んでなるメニューブック1の表面部に、記載内容M1の書替え可能なボード面部11を設けてなるからであり、これにより、メニューブック1を開かずに表側メニュー部2を視ただけで、例えば日毎に替わるおすすめのメニュー等の記載内容M1を即座に顧客へ提示することができる。
【0011】
ボード面部11の相対向する端部それぞれには、このボード面部11の全体を覆って保護するための透明フィルム製の保護カバー体12が脱着可能となるよう略コ字形挟持枠状の保持部13a,13bを設けてなるので、上記保護カバー体12の両端部それぞれを相対向する端部の各保持部13a,13bに係架保持させることで、このボード面部11に記載されている前記記載内容M1の記載全体を覆うことができ、この記載内容M1の故意による改竄、過失による消失等を未然に防止することができる。
【0012】
ボード面部11は、無定着剤インク使用の筆記具Mによって記載された前記記載内容M1を乾燥布・水・溶剤を使って拭き消し可能な平滑面を有する樹脂製部材によって形成されてなるので、前記筆記具Mによって記載内容M1を所望の記載形式で表示させることができ、また書替え時には乾燥布・水・溶剤を使って拭き消し可能としているため、記載内容M1の変更も容易に行える。
【0013】
ボード面部11には、前記記載内容M1の背景絵柄となる背景模様部14を施してなるので、ファミリーレストラン・居酒屋・小料理店等の各種の飲食店における顧客に対するイメージ向上につながる。
【0014】
また、ボード面部11の書替え可能な記載内容M1は、前記日替わりのおすすめメニューに限らず、例えば、メニューの料理品目内容の変更等に応じたメッセージ、店の宣伝、地域の観光スポット案内、新商品の宣伝、その他季節に応じたイラスト等であっても良く、これによりメニューブック1に様々な変化を与えることができるので、コストを掛けずに来店客へのアピール効果を高めることができる。
【0015】
メニューブック1は、常時提供される定番メニューM2に係る料理品目が記載された献立記載用紙Pを差し替え可能で且つ挿入された前記献立記載用紙Pを透視可能な透明ファイル部材5を表裏両面部に備えて共に袋状となした表側メニュー部2および裏側メニュー部3の端縁同士を折込部4を介して互いに連結してなり、前記表側メニュー部2の表面部側の透明ファイル部材5を覆うように、前記ボード面部11を設けてなるので、常時提供される定番メニューM2に係る料理品目の変更も献立記載用紙Pの差替えによって容易に行えると共に、ボード面部11での記載内容M1の設定も容易となる。
【0016】
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】この考案を実施するための一形態を示すメニューブックの閉じている状態を表側メニュー部のボード面部側から視た斜視図である。
【図2】同じく開いている状態のメニューブックの斜視図である。
【図3】ボード面部の一端側の保持部の要部を示す拡大断面図である。
【図4】ボード面部から保護カバー体を取外している状態を示す斜視図である。
【図5】無定着剤インク使用の筆記具を使ってボード面部に日替わりのおすすめメニュー等の記載内容を記載している状態を示す斜視図である。

【0018】
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は、ファミリーレストラン・居酒屋・小料理店等の各種の飲食店に来店した顧客に提供するための各種の定番メニューM2に係る料理品目が記載され、その中から、客が所望する料理品目を選択させて、注文を取るために、各種飲食店のカウンタやテーブル等に置かれるメニューブックである。
【0019】
メニューブック1は、図1および図2に示すように、表側メニュー部2および裏側メニュー部3の端縁同士を折込部4によって連結してなる二つ折り冊子構造となっている。表側メニュー部2および裏側メニュー部3それぞれは、常時提供される定番メニューM2に係る料理品目が記載された献立記載用紙Pが差し替え可能に挿入されるよう用紙挿入用開放部6が折込部4を介して互いに対向した袋状となって形成されている。
【0020】
また、表側メニュー部2および裏側メニュー部3それぞれの表裏両面部には、両メニュー部2,3の縦横の縁部ぎりぎりまで幅広となった透視開口部7が設けられ、この透視開口部7を透明ファイル部材5によって覆設することにより、両メニュー部2,3に挿入された前記献立記載用紙Pの表裏を透視可能となるようにしてある。
【0021】
表側メニュー部2の表面部側には、これの透明ファイル部材5を覆うように、平滑面を有する樹脂製部材によるボード面部11が付設されており、このボード面部11に記載内容M1を例えば水性マーカ等の無定着剤インク使用の筆記具Mを使って書替え可能に記載できるようにしてある。この筆記具Mとしては定着剤等が含まれていない例えばアルコール系顔料インク等が使われているものとしておくことで、乾いた布で拭くと簡単に文字を消すことができ、何度も繰り返して書き消しができるものとすることができる。しかもボード面部11の表面自体はいわばツルツルに平滑加工されているため、ホワイトボード同様にインクを乾燥布だけであっても簡単に拭き消すことができるようにしてある。
【0022】
さらに、このボード面部11には、記載内容M1の背景となるよう例えば鯉の池・松・紅葉等の艶やかに施色された絵柄となっている背景模様部14を施しておくことも可能である。例えば、記載内容M1が季節に応じた料理の場合には、その季節の花等の植物の絵柄でもよい。
【0023】
なお、ボード面部11に書替え可能に記載する記載内容M1は、前記日替わりのおすすめメニューに限らず、例えば、メニューの料理品目内容の変更等に応じたメッセージ、店の宣伝、地域の観光スポット案内、新商品の宣伝、その他季節に応じたイラスト等であっても良い。
【0024】
図3に示すように、ボード面部11の平面上における例えば上下または左右に相対向する端部箇所には、略コ字形挟持枠状の保持部13a,13bが付設されており、このボード面部11全体を覆って保護するための透明フィルム製の保護カバー体12がこの保持部13a,13bによって脱着自在に取付けられるようにしてある。
【0025】
次に、以上のように構成された実施の形態についてのボード面部11の使用の一例について説明すると、図4に示すように、先ず、ボード面部11から保護カバー体12を取外してから、筆記具Mを使ってボード面部11に、例えば日替わりのおすすめメニュー等の記載内容M1を記載する。例えば図5に示す場合には、「松」の絵柄による背景模様部14の上に、「本日のおすすめ」と冒頭に記載し、その横に日替わりのおすすめメニューの料理品目として例えば「鰆 銚子産」、「活石鯛 明石産」、「時鮭 釧路産」等の文字が記載されている。
【0026】
そして、筆記具Mの無定着剤インクによる文字が乾いてから、保護カバー体12の両端部それぞれを相対向する各保持部13a,13bによって保持させることで、このボード面部11の全体を覆う。これにより、図1に示すように、メニューブック1を開かずに表側メニュー部2を視ただけで、日毎に替わるおすすめのメニュー等の記載内容M1を即座に顧客へ提示することができるのである。
【0027】
また、記載内容M1を更新する際には、保護カバー体12をボード面部11の各保持部13a,13bから取外し、例えば乾燥布・水・中性洗剤等(図示せず)の溶剤等を使って以前の記載内容M1を拭き消してから、再度新たな記載内容M1を筆記具Mを使ってボード面部11に記載すればよい。
【0028】
なお、この実施形態におけるメニューブック1は、上記したように表側メニュー部2および裏側メニュー部3の端縁同士を折込部4によって連結してなる二つ折り冊子構造となっているが、この他、表側の表紙位置に配置される表カバー部と、裏側の表紙位置に配置される裏カバー部とを備え、表カバー部および裏カバー部の間に、透明な塩化ビニル製のシートで形成された袋状の透明ファイル部材5を綴じ込む構造のものであってもよい。この場合、上記ボード面部11は表カバー部の外面に形成される。
【0029】
また、保護カバー体12の両端部それぞれをボード面部11の相対向する各保持部13a,13bによって保持させる代わりに、ボード面部11および保護カバー体12の相互に対応する位置にそれぞれ磁性体を付設して両磁性体相互の吸着力により、あるいは面ファナー部材、フック部材等の固定手段によって保護カバー体12をボード面部11に固定させるものとしてもよい。
【0030】
P…献立記載用紙 M…筆記具
M1…記載内容 M2…定番メニュー
1…メニューブック 2…表側メニュー部
3…裏側メニュー部 4…折込部
5…透明ファイル部材 6…用紙挿入用開放部
7…透視開口部
11…ボード面部 12…保護カバー体
13a,13b…保持部 14…背景模様部

(57)【要約】

【課題】日替わりのおすすめメニュー等の顧客にアピールするための記載内容を目立たせるようにし、且つ記載内容の例えば日毎の書替えも可能にする。【解決手段】顧客に提供するための各種の定番メニューに係る料理品目を記載した献立記載用紙を綴じ込んでなるメニューブック1の表面部に、記載内容M1の書替え可能なボード面部11を設ける。このボード面部11の相対向する端部それぞれには、このボード面部11の全体を覆って保護するための透明フィルム製の保護カバー体12が脱着可能となるよう略コ字形挟持枠状の保持部13a,13bを設ける。ボード面部11は、無定着剤インク使用の筆記具によって記載された記載内容M1を乾燥布・水・溶剤を使って拭き消し可能な平滑面を有する樹脂製部材によって形成する。


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