(54)【考案の名称】フェイクスイーツ用のキット

(73)【実用新案権者】エルベール 株式会社

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案はフェイクスイーツ用のキットに関する。

【従来の技術】

【0002】
近時、フェイクスイーツと呼ばれる手芸品を作成する趣向が流行しつつある。フェイクスイーツとは本物のお菓子を模した手芸品である。かかるフェイクスイーツは土台の上にUVレジン(紫外線硬化性樹脂)や顔料等を盛ることで、ケーキに糖衣をかけたようなアイシングが施されたクッキー状ないしタルト状等の模型となる。
【0003】

【効果】

【0008】
本考案によれば、土台および上プレートが各々、所定形状を有しているから、切り取ったり、切り抜いたりする手間が省ける。
また、土台および上プレートは各々平滑な平板からなり、そのため、コストダウンを図り得る。
【0009】
土台と上プレートが各々異なる大きさを有しており、上プレートの表面に表面張力で保持できるUVレジンの領域と、土台に表面張力で保持できるUVレジンの領域とが異なり、ケーキに糖衣をかけたようなツヤを有するアイシングクッキー風のフェイクスイーツを作成することが可能である。
【0010】
本考案において、平滑な平板とは、表面が滑らかで、かつ、型成型されたループ状の突条を有していない板を意味するが、プレートの製造時にプレートを切り抜く際に生じるバリを有していてもよい。かかるバリはUVレジンを表面張力で保持する助けとなるであろう。
【0011】
また、平滑な平板とは、不織布のような凹凸があり、そのため安定した表面張力を発揮しにくい素材を除外する趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本考案に係るフェイクスイーツの仕上げの一例を示す斜視図である。
【図2】同フェイクスイーツを作成するためのキットを示す斜視図である。
【図3】同キットを示す斜視図である。
【図4】フェイクスイーツの製造方法を示す工程図である。
【図5】フェイクスイーツの他の例を示す平面図である。

【0013】
好ましくは、前記土台は前記第1の所定形状を有する下プレートと、
前記下プレートの上に配置され前記第1の所定形状を有し、前記下プレートよりも薄い厚さで、かつ、表面に印刷が施されているフィルムとを備えることを特徴とする。
【0014】
この場合、土台の表層となるフィルムは下プレートよりも薄く、そのため、表面に印刷を施し易い。したがって、アイシングクッキー風のフェイクスイーツを作成し易い。
【0015】
好ましくは、前記上プレートおよび前記下プレートは平滑な平板からなる合成樹脂製のプレートであり、
前記フィルムは平滑で平らな合成樹脂製のフィルムであることを特徴とする。
【0016】
合成樹脂製のフィルム上において、UVレジンや顔料混じりのUVレジンは大きな表面張力を発揮し、盛り上がった状態で塗布できる。そのため、ループの突条を有していなくても、アイシングクッキー風のフェイクスイーツを作ることができる。
なお、「合成樹脂製」とは、熱可塑性等の樹脂成分を有するという意味で、任意の適宜の他の成分を含んでいてもよい。
【0017】
好ましくは、前記フィルムの裏面には粘着剤の層が積層され、前記フィルムは前記粘着剤の層を介して剥離紙に粘着されていることを特徴とする。
【0018】
この場合、裏面に粘着剤を有するフィルムは、剥離紙から剥がし下プレート上に容易に貼り付けることができる。したがって、フェイクスイーツの作成が更に容易になる。
【0019】
1つの前記各実施態様または下記の実施例に関連して説明および/または図示した特徴は、1つまたはそれ以上の他の実施態様または他の実施例において同一または類似な形で、および/または他の実施態様または実施例の特徴と組み合わせて、または、その代わりに利用することができる。
【0020】
本考案は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
【0021】
図1のフェイクスイーツSは、後述する上プレート10の表面において盛り上がった顔料Gを含むUVレジンRで形成された第1部S1と、後述する土台2の上および第1部S1の上において盛り上がった第2部S2とが一体に形成され、菓子としてのアイシングクッキーのような外観を呈する。
【0022】
図2に示すように、本実施例の場合、前記土台2は第1の所定形状を有する下プレート20とフィルム30とを備える。フィルム30は前記下プレート20の上に配置され前記第1の所定形状を有し、前記下プレート20よりも薄い厚さで、かつ、表面30Fに印刷が施されている。
【0023】
前記上プレート10および前記下プレート20は平滑な平板からなる合成樹脂製や紙のプレートである。
前記フィルム30は平滑で平らな合成樹脂製や紙のフィルムである。
前記フィルム30の裏面には粘着剤31(図2)の層が積層され、前記フィルム30は前記粘着剤の31層を介して図3の剥離紙32に粘着されている。
【0024】
図2の上プレート10は前記土台2よりも小さく、かつ、前記土台2の表面の領域内に収まる第2の所定形状および大きさで、平滑な平板からなり、前記土台の上方に配置される。
【0025】
つぎに、フェイクスイーツSの作成方法の一例について説明する。
【0026】
図3の剥離紙32からフィルム30を剥がし、図4Aに示すように、前記下プレート20上に貼って、図3の土台2を作成する。このときフィルム30の裏面の粘着剤31(図2)を介してフィルム30が下プレート20に粘着される。
なお、下プレート20としてはアクリル板、PETやPPなどの熱可塑性樹脂の他、厚紙などであってもよい。
【0027】
ついで、図4Bの前記土台2の表面にUVレジンRを塗布する。この際、UVレジンRは表面張力により土台2の表面から流れ落ち難い。前記塗布後、UVレジンRを硬化させる。
【0028】
一方、図示しない顔料Gを混ぜたUVレジンRを図4Cの上プレート10の表面に盛り上がるように塗布する。この塗布後、前記顔料G入りのUVレジンRを硬化させることで、図4Dの第1部S1が生成される。
【0029】
前記硬化後、図4Eの前記第1部S1の表面にUVレジンRを塗布して再び硬化させる。
【0030】
他方、前記図4Bで作成した土台2の表面に図4FのUVレジンRを更に塗布し、図4Gのように、その上に前記図4Eで作成した第1部S1を載置し、前記UVレジンRを硬化させる。
【0031】
その後、図4Hのようにトッピング(飾りのシール)T1を第1部S1に貼り、土台2および第1部S1の全体に、図4Iのように、UVレジンRを塗布する。更に、好みに応じて例えば玉状のトッピングT2を載せ、前記UVレジンを硬化させることでフェイクスイーツSが完成する。
【0032】
なお、フェイクスイーツSの形態としては図5に示す種々の形状を採用し得る。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本考案はフェイクスイーツを作成するためのキットとして利用できる。
【0034】
2:土台 10:上プレート 20:下プレート
30:フィルム 30F:表面 31:粘着剤(図2) 32:剥離紙
S:フェイクスイーツ S1:第1部 S2:第2部
G:顔料 R:UVレジン T1,T2,T:トッピング


(57)【要約】

【課題】安価で作成の手間が省け、かつ、良好な仕上げの期待できるフェイクスイーツ用のキットを提供することである。【解決手段】第1の所定形状を有し、平滑な平板からなる土台2と、土台2よりも小さく、かつ、土台2の表面30Fの領域内に収まる第2の所定形状および大きさで、平滑な平板からなり土台2の上方に配置されるための上プレート10とを備える、フェイクスイーツ用のキット。


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