(54)【考案の名称】カード送付用台紙

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、カード等を送付するためのカード送付用台紙に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、クレジットカード郵送時に送付される郵便物は、カード利用者(以下、「会員」と言う。)により確実に開封されることとなるため、広告効果が特に大きいと考えられ、このときにも金融商品の広告を行っている。
しかしながら、カード郵送時にただ別紙の広告を同封する方法であっては、会員は、カードが保持された台紙からカードを取り外すという行為のみを行い、広告については確認されずに廃棄されてしまうという問題がある。
【0003】
そこで、会員は台紙からカードを取り外すという行為については確実に行うことから、台紙において広告を行うことで広告効果を高めることができると考えられ、かかる発明として、特許文献1に記載された「カード送付用台紙」に係る発明がある。
特許文献1に記載されたカード送付用台紙は、台紙を左右に二分したときの左側領域及び右側領域の一方にカード保持部と、メッセージ記入部と、必要事項記入部とを備え、左側領域及び右側領域の他方に広告記入部を備えている。そして、かかるカード送付用台紙は、左側領域及び右側領域の縦区分線を境にして裏面側が内側となるように折り曲げられ、その折り曲げられた状態で、さらに縦区分線と交差する横区分線を境にして折り畳まれ送付先印刷領域が表面とされて封筒に封緘される。
かかる構成により、特許文献1に記載されたカード送付用台紙によれば、会員がカードを取り外すという動作を行う際に、カード送付用台紙に印刷されている広告がその動作を行っている者の視野に入る可能性が高いため、広告効果をより高めることが可能となる。
【0004】

【効果】

【0008】
本願考案によれば、会員がカードをカード保持部から取り外したときに、カードに隠されていた誘導情報が会員の視野に入るため、会員が広告情報の存在に気づいているが興味を持たないときや、広告情報の存在そのものに気づいていない場合に、広告情報を見るように仕向けることができる。すなわち、会員が広告情報を見る確率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本考案の第一の実施形態における広告付台紙の一例を示す平面図である。
【図2】図1の一部の拡大図である。
【図3】本考案の第二の実施形態における広告付台紙の一例を示す平面図である。
【図4】本考案の第三の実施形態における広告付台紙の一例を示す平面図である。
【図5】本考案の第四の実施形態における広告付台紙の一例を示す平面図である。
【図6】広告付台紙11aの変形例を示す図である。
【図7】広告付台紙1aの変形例を示す図である。
【図8】広告付台紙11aの別の変形例を示す平面図である。
【図9】広告付台紙1を折り畳んだ状態の実施例を示す図である。
【図10】広告付台紙1の実施例を示す平面図である。

【0010】
以下の詳細な説明では、本考案の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の細部について記載される。しかしながら、かかる特定の細部がなくても1つ以上の実施形態が実施できることは明らかである。他にも、図面を簡潔するために、周知の構造及び装置が略図で示されている。
以下、図を参照して本考案に係るカード等を送付するためのカード送付用台紙(以下、広告付台紙と言う。)の一実施形態を詳細に説明する。
【0011】
まず、本考案の第一の実施形態を説明する。
図1は、本考案の第一の実施形態における広告付台紙1の構成を示す平面図である。
広告付台紙1は、図1に示すように、広告付台紙1における左右方向の中心部から上下方向に延びる縦折り曲げ予定線4により区分けされた、左頁(左側領域)3aと右頁(右側領域)3bとから構成される。また、左頁3a及び右頁3bは、縦折り曲げ予定線4と直交する2本の横折り曲げ予定線6a及び6bにより、上段、中段及び下段に区分けされる。横折り曲げ予定線6a及び6bは、均等に上段、中段及び下段に区分けする位置に配置されてもよく、均等に区分けする位置に配置されていなくともよく、例えば、上下方向の長さが中段と下段とは同一であり、上段は他の段よりも短くなるように、配置してもよい。
【0012】
広告付台紙1は、例えば期限の更新等のために新しく送付されるカードを保持するカード保持部2aと、カードの送付先或いはクレジットカード会社等から会員に対する挨拶等のメッセージを記入するためのメッセージ記入部2bと、カードの利用規約等、必要事項が記入される必要事項記入部2cと、金融商品の広告が記入される広告情報記入部2dと、広告情報記入部2dの記載内容を参照するよう仕向ける誘導情報が記入される誘導情報記入部2eと、を含んで構成される。また、各記入部においては、各種情報は横書きで記載される。
【0013】
広告付台紙1において、カード保持部2a、メッセージ記入部2b及び必要事項記入部2cは、左頁3aに配置され、広告情報記入部2dは、右頁3bに配置される。
また、左頁3aにおいて、メッセージ記入部2bは上段に、カード保持部2aは中段に、必要事項記入部2cは下段にそれぞれ配置されている。さらに、誘導情報記入部2eは、カード保持部2aにカードCが保持された状態でカードと重なる領域を少なくとも含む位置に配置される。
【0014】
誘導情報記入部2eに記入される誘導情報は、広告情報記入部2dに記載された広告を読むように仕向ける情報であって、例えば、図2(a)に示すように、誘導情報記入部2eを基準とする広告情報記入部2dの位置を指し示す矢印と、矢印を表す輪郭内に記載される、カードの所有者の氏名を明記した「特許 太郎 様へ 特別なご案内です。右側をご確認ください。」等のメッセージ文と、二次元コードと、「二次元コードでも内容をご確認いただけます。」等のメッセージ文と、等が含まれる。
【0015】
二次元コードには、例えば、広告情報記入部2dに記載された広告内容、或いは広告内容に関するURL等が含まれる。
なお、誘導情報はこれに限るものではなく、広告情報記入部2dを参照するように促すメッセージであればよく、また、誘導情報の表示色や背景色を目立つ色にしたり、文字形態或いは修飾形態等、興味をそそる表示形態で表示したりするようにしてもよい。
【0016】
広告付台紙1は、郵送時には以下のように折り畳まれる。
広告付台紙1aにおいて、初めに、図1(b)に示すように、左頁3aと右頁3bの縦折り曲げ予定線4において、広告付台紙1の表面(カード保持部2aにより保持されたカードが表れる面)が表出するように2つに折り畳まれる。つまり山折りに畳まれる。
次いで、左頁3a及び右頁3bの上段、中段及び下段の境界につけられた横折り曲げ予定線6a、6bにおいて、図1(c)に示すように、さらに3つに広告付台紙1aが折り畳まれる。このとき、横折り曲げ予定線6aは山折りに、横折り曲げ予定線6bは谷折りとされる。
【0017】
このように折り畳むことにより、折り畳まれた状態でメッセージ記入部2bが表面に現れ、カード保持部2aは3つ折りの内側に折り込まれることとなる。
広告付台紙1を受領した会員は、カードを取り外すために、まず、横折り曲げ予定線6a、6bを境として3つに折り畳まれた図1(c)の状態から、横折り曲げ予定線6a及び6bにおける折りを解除し、縦折り曲げ予定線4を境として2つに折り畳まれた図1(b)の状態に展開してカードを露出させる。
【0018】
カードCがカード保持部2aに保持されている状態では、誘導情報はカードCに隠されている。
そして、会員がカード保持部2aからカードCを取り外すと、図2(a)に示すように、カードCに隠されていた誘導情報が、会員の視野に入る。隠されていた誘導情報が現れたことから会員は興味をそそられ、誘導情報の内容を読む可能性がある。誘導情報は、広告情報記入部2dを参照するように仕向けるための情報であるため、会員は、広告情報記入部2dを読もうという気になり、また、誘導情報がカードCの下に隠されていたという点からも、会員は、広告情報記入部2dに特別な情報が記載されているのではないかと期待を持ち、誘導情報が記載されていない場合に比較して、広告情報記入部2dを参照する可能性が高くなる。
【0019】
また、メッセージ文だけでなく、メッセージ文を矢印で囲むことにより、広告情報記入部2dの在り処を指し示すようにしているため、会員は広告情報記入部2dの在り処を探す必要はなく、容易に認識することができ、探す手間がかからない分、会員に対し、より一層広告情報記入部2dを参照するように仕向けることができる。
なお、図2(a)では、1枚のカードを送付する場合について説明しているが、図2(b)に示すように、広告付台紙1に例えば夫婦それぞれ専用のカードを2枚並べて送信する場合等には、各カードを個別に保持するためのカード保持部2a−1、2a−2を設け、このカード保持部2a−1、2a−2のそれぞれに誘導情報記入部2e−1、2e−2を設ける。そして、誘導情報記入部2e−1、2e−2それぞれに、誘導情報を記入すればよい。さらに、3枚或いは4枚のカードを送付する場合には、必要事項記入部2cが形成領域に、カード保持部2a及び誘導情報記入部2eを設ければよい。
【0020】
このように、複数のカードを送付する場合、例えば、図2(b)に示すように、2枚のカードを送付する場合には、例えば、誘導情報記入部2e−1、2e−2それぞれに同じ誘導情報を記載してもよく、異なる誘導情報を記載してもよく、また、いずれか一方にのみ誘導情報を記載するようにしてもよい。誘導情報記入部毎に、異なる誘導情報を記載する場合には、例えば夫向けの誘導情報としては、夫が関心を持ちそうな広告が記載されている旨のメッセージを記入し、妻向けの誘導情報としては、妻が関心を持ちそうな広告が記載されている旨のメッセージを記入する等、二段構えで広告情報記入部2dを参照するよう促す誘導メッセージを記入することで、会員に対して、さらに広告情報記入部2dの記載内容に対する期待感を向上させるようにしてもよい。
【0021】
また、図2(a)、(b)では、誘導情報記入部2e、2e−1、2e−2は、カード保持部2a、2a−1、2a−2にカードCが保持されたときには、カードCにより誘導情報が隠されるようになっているが、これに限るものではない。例えば、カード保持部2a、2a−1、2a−2にカードCが保持されたときに、カードCの縁に誘導情報の一部がはみ出るように記載してもよく、このようにすることによって、カードCの下に何か特別な情報が隠されているという期待感を持たせることで、より確実に会員が誘導情報を読むように仕向けることができ、すなわち、会員が広告情報記入部2dを参照するように仕向けることができる。
【0022】
なお、上記第一の実施形態では、カードCの対角線上の一対の角に対応する、一対の切れ目をカード保持部2aとしているが、カード保持部2aはこれに限るものではなく、例えば、カードを接着保持する両面テープ、或いは、カードを挿入可能なケース、等を、カード保持部2aとして広告付台紙1に設けてもよい。このように、両面テープで接着、或いはケース等をカード保持部2aとして用いる場合は、両面テープやケースを透明にする等、会員がカードCを広告付台紙1から取り外した時点で誘導情報が会員の視野に入るようにすればよい。或いは、例えば図2(a)において、矢印の中にのみメッセージを表示し、矢印の下の部分には誘導情報は記載せずに、ここに接着テープを貼るようにしてもよい。
【0023】
また、上述のように、広告情報記入部2dは、カード保持部2aが設けられた広告付台紙1に設けられているため、別紙に広告が記載されている場合等に比較してより高い確率で、広告情報を、カードを取り外そうとする会員の視野に入れることができる。
また、カードの利用規約等、必要事項が記入される必要事項記入部2cと、広告情報記入部2dとを同一面に設けているため、カードと関連する情報を読もうとする会員に対して、高い確率で広告情報を確認させることができる。
【0024】
また、カード保持部2a及び必要事項記入部2cと、広告情報記入部2dとが、左右に並んで配置され、且つ各種情報を横書きで記載しているため、必要事項記入部2cの文章を読む会員の目線を自然に広告情報記入部2dの広告情報に移させることができる。
次に、本考案の第二の実施形態を説明する。
図3(a)は、本考案の第二の実施形態における広告付台紙1aの構成を示す平面図である。図3(b)及び(c)は、広告付台紙1aを折り畳む態様を示す図である。
【0025】
第二の実施形態における広告付台紙1aの基本的構成は、第一の実施形態における広告付台紙1と同様であるため、同一部には同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
本考案の第二の実施形態における広告付台紙1aは、図3(a)に示すように、広告付台紙1aにおける左右方向の略中心部から上下方向に延びる縦折り曲げ予定線4により区分けされた、左頁(左側領域)3aと右頁(右側領域)3bとから構成される。また、左頁3a及び右頁3bは、縦折り曲げ予定線4と直交する2本の横折り曲げ予定線6a及び6bにより、上段、中段及び下段に区分けされる。
【0026】
左頁3aは、下側角部周辺が半径7mmの1/4円形状に切断されることにより形成された角部切り欠き5を備えている。この場合において、角部切り欠き5の半径は、指をかけることができ、また視覚的に注意を引くことができる大きさに適宜設定することが可能であるが、5mm以上15mm以下の間で設定することが好ましく、また、その形状は、三角形状又は四角形状等適宜変更することができる。さらに、角部切り欠き5は、左頁3aの上側角部のみ又は上下角部の両方に備えても構わない。
【0027】
右頁3bは、左右方向の長さが、左頁3aの左右方向の長さaに対してα(本実施形態においては3mm)だけ長く構成されている。ここで、αの値は、視覚的に又は指で触ることにより右頁3bの存在を気付かせ、また、広告付台紙1aの展開の際の指がかりとするために必要な大きさに適宜設定することが可能であるが、2mm以上10mm以下の間で設定することが好ましい。
【0028】
そして、広告付台紙1aは、カード保持部2aと、メッセージ記入部2bと、必要事項記入部2cと、広告情報記入部2dと、誘導情報記入部2eと、を含んで構成される。
広告付台紙1aにおいて、カード保持部2a、メッセージ記入部2b、必要事項記入部2c及び誘導情報記入部2eは、左頁3aに配置され、広告情報記入部2dは、右頁3bに配置される。
【0029】
そして、広告付台紙1aは、郵送時には、第一の実施形態と同様に、初めに縦折り曲げ予定線4において、広告付台紙1の表面(カード保持部2aにより保持されたカードが表れる面)が表出するように2つに折り畳まれ、次いで、横折り曲げ予定線6a、6bにおいて、さらに3つに広告付台紙1aが折り畳まれ、折り畳まれた状態でメッセージ記入部2bが表面に現れ、カード保持部2aは3つ折りの内側に折り込まれることとなる。
【0030】
そして、広告付台紙1aを受領した会員は、カードCを取り外すために、まず、横折り曲げ予定線6a及び6bにおける折りを解除し、縦折り曲げ予定線4を境として2つに折り畳まれた図3(b)の状態に展開してカードCを露出させる。かかるカードCを露出した状態において、会員はカードCを右手で取り外すべく左手で広告付台紙1aの左右方向の端辺側を把持することとなる。この場合において、右頁3bはその左右方向の長さが左頁3aの左右方向の長さaに対してαだけ長く構成されているため、右頁3bの端辺が、左頁3aの左右方向の端辺から長さαだけ外側に突出した状態となっている。また、左頁3aは、下側角部が切断されることにより形成された角部切り欠き5を備えているため、右頁3bの下側角部周辺が、左頁3aの角部切り欠き5から露出することとなる。
【0031】
そして、広告付台紙1aを受領した会員は、カード保持部2aからカードCを取り外そうとするときに、左頁3aの左右方向の端辺から突出した右頁3bの端辺及び角部切り欠き5を、目視することにより又は指で触れることにより確認し、その結果、会員は左頁3aの下側に折り畳まれている右頁3bの存在に気付くこととなる。そして、このとき右頁3bはまだ左頁3aの下側に折り畳まれている状態であるため、会員は右頁3bに掲載されている情報の内容が広告であることについては知得していない。よって、カード保持部2aと同一面の必要事項記入部2cに記載された情報を確認した会員に対して、右頁3bに掲載された情報の内容に対する興味を強く喚起することができる。この場合において、右頁3bの端辺又は角部切り欠き5に指を掛けることにより左頁3aと右頁3bの折り畳みを容易に解除することができるため、さらに強く右頁3bの展開を誘導することが可能となる。
【0032】
そして、会員は、広告付台紙1aを、縦折り曲げ予定線4を境として2つに折り畳まれた図3(b)の状態から、カード保持部2aと広告情報記入部2dとが同一面に表示される図3(a)の状態に展開して情報の内容を確認することにより、右頁3bに記入された情報の内容が金融商品の広告であることを初めて知ることとなる。これにより、より高い確率で広告情報を会員の視野に入れさせることが可能となり、広告の効果をより高めることが可能となる。
【0033】
また、カードCの下には、誘導情報記入部2eに誘導情報が記入されており、会員がカードCを、カード保持部2aから取り外すと、誘導情報が会員の視野に入る。
したがって、会員が、2つに折り畳まれた状態で、右頁3bが左頁3aよりも長いこと或いは、左頁3aに角部切り欠き5が形成されていることをもってしても、カード保持部2aと広告情報記入部2dとが同一面に表示される図3(a)の状態に展開しなかった場合でも、カードCを、広告付台紙1aから取り外した時点で、会員の視野に誘導情報が入るため、会員に対し、再度広告情報記入部2dを参照するように促すことができる。つまり、広告情報記入部2dを参照するように、2段階で仕向けることができ、会員が広告情報記入部2dを参照するようにより仕向けることができる。
【0034】
また、カードCを広告付台紙1aから取り外し、誘導情報を参照することにより、広告情報記入部2dを参照しようと、縦折り曲げ予定線4の折れを解除する場合には、右頁3bが左頁3aよりも長く、また、角部切り欠き5が設けられていることから、これらを手がかりとすることによって、縦折り曲げ予定線4の折れを容易に解除することができる。したがって、例えば右頁3bと左頁3aとが同じ大きさであってぴったり重なっている場合には、縦折り曲げ予定線4の折れを解除しにくい可能性があり、会員が広告情報記入部2dを参照することを諦めてしまうことも考えられるが、上述のように、角部切り欠き5を設けたり、右頁3bを左頁3aよりも長くしたりすることにより、縦折り曲げ予定線4の折れを容易に解除することができ、効果的である。
【0035】
次に、本考案の第三の実施形態を説明する。
図4は、本考案の第三の実施形態における広告付台紙10の構成を示す平面図である。
広告付台紙10の基本的構成は、広告付台紙1aと同様であるため、同一の構成については説明を省略する。
広告付台紙10は、図4に示すように、広告付台紙1aにおける角部切り欠き5の代わりに、左頁3aの横折り曲げ予定線6aと横折り曲げ予定線6bとの間の中段領域部の左右方向端辺が、半径7mmの半円形状に切断されることにより形成された側部切り欠き7を備えている。この場合において、側部切り欠き7の半径は、指がかけられ又は視覚的に注意を引くことができる大きさに適宜設定することが可能であるが、5mm以上15mm以下の間で設定することが好ましく、また、その形状は、三角形状又は四角形状等適宜変更することができる。さらに、本実施形態においては、側部切り欠き7は、左頁3aの中段領域部に備えられているが、左頁3aの上端領域部又は下段領域部に備えてもよい。
【0036】
そして、広告付台紙10は、広告付台紙1aと同様に折り畳まれ、また、会員により展開されることとなる。この場合において、広告付台紙10は、左頁3aの中段に側部切り欠き7を備えているため、横折り曲げ予定線6a、6bを境として3つに折り畳まれた状態から、横折り曲げ予定線6a及び6bにおける折りを解除し、縦折り曲げ予定線4を境として2つに折り畳まれた状態に展開して、カード保持部2aを露出した状態において、カード保持部2aと同一面且つ同一領域に側部切り欠き7が備えられていることとなる。
【0037】
これにより、会員がカードCを取り外す際において、カード保持部2aの真横に設けられた側部切り欠き7が視覚に入ることによって、より高い確率で左頁3aの下側に折り畳まれている右頁3bの存在を気付かせることができると共に、右頁3bに掲載されている情報の内容に対する興味を喚起することができ、さらに、側部切り欠き7に指を掛けることにより左頁3aと右頁3bの折り畳みを容易に解除することが可能となる。
【0038】
また、会員がカードCを取り外した際には、カードCに隠されていた誘導情報が会員の視野に入るため、この時点でも、会員に、右頁3bの存在を気づかせると共に、広告情報記入部2dを参照するように仕向けることができる。
次に、本考案の第四の実施形態を説明する。
図5(a)は、本考案の第四の実施形態における広告付台紙11aの構成を示す平面図である。図5(b)及び(c)は、広告付台紙11aを折り畳む態様を示す図である。図6は、広告付台紙11aの変形例を示す図である。
【0039】
広告付台紙11aの基本的構成は、広告付台紙1aと同様であるため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
広告付台紙11aの左頁3aは、図5(a)に示すように、左右方向の長さが、右頁3bの左右方向の長さaに対してα(本実施形態においては3mm)だけ長く構成されている。ここで、αの値は、指で触ることにより右頁3bの存在を気付かせ、また、広告付台紙11aの展開の際の指がかりとするために必要な大きさに適宜設定することが可能であるが、2mm以上10mm以下の間で設定することが好ましい。
【0040】
また、広告付台紙11aは、右頁3bの横折り曲げ予定線6aと横折り曲げ予定線6bとの間の中段領域部の左右方向端辺全体が、左右方向に30mm切断されることにより形成された側部切り欠き12を備えている。この場合において、側部切り欠き12の左右方向の長さは、適宜設定することが可能であるが、15mm以上40mm以下の間で設定することが好ましい。
【0041】
そして、広告付台紙11aは、図5(b)及び(c)に示すように、上記第二の実施形態における広告付台紙1aと同様に折り畳まれる。
そして、広告付台紙11aを受領した会員は、カードを取り外すために、横折り曲げ予定線6a、6bを境として3つに折り畳まれた図5(c)の状態から、横折り曲げ予定線6a及び6bにおける折りを解除し、縦折り曲げ予定線4を境として2つに折り畳まれた図5(b)の状態に展開してカードを露出させる。この状態において、会員はカードを右手で取り外すべく左手で広告付台紙11aの左右方向の端辺側のカード保持部2aの横を把持することとなる。この場合において、広告付台紙11aは、右頁3bの中段に側部切り欠き12を備えているため、右頁3bについては把持されることなく、会員は左頁3aのみを把持する状態となる。したがって、会員がカード保持部2aからカードを取り外そうとして、左手でカード保持部2aの横を把持すると、右頁3bに重力が作用することにより縦折り曲げ予定線4における折り畳みが解除され、右頁3bが半分程度展開された状態となる。
【0042】
これにより、会員がカードを取り外す際において、より高い確率で左頁3aの下側に折り畳まれている右頁3bの存在を気付かせることができると共に、右頁3bに掲載されている情報の内容に対する興味を喚起することが可能となる。
また、会員による広告付台紙11aを把持する位置が側部切り欠き12からずれた場合においても、広告付台紙11aの左頁3aは、左右方向の長さが、右頁3bの左右方向の長さaに対してαだけ長く構成されているため、会員に対して広告付台紙11aを把持する際の指の感覚により右頁3bの存在を気付かせることができる。
【0043】
なお、側部切り欠き12は、図6に示すように、広告付台紙11aにおいて上段部、中段部及び下段部の全てに備える構成としてもよい。
そして、この場合も、会員がカードCを取り外した際には、カードCに隠されていた誘導情報が会員の視野に入るため、この時点でも、会員に、右頁3bの存在を気づかせると共に、広告情報記入部2dを参照するように仕向けることができる。
【0044】
以上、本考案の実施形態及び変形例について説明してきたが、本考案はこれに限定されず、種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、本考案に係る広告付台紙は、上記第一、第二、第三及び第四の実施形態並びに変形例において、広告付台紙1、1a、10及び11aの左頁(左側領域)3a及び、右頁(右側領域)3bに配置された各構成要素を逆の領域に配置して構成することも可能である。
【0045】
図7(a)は、上記第二の実施形態における広告付台紙1aの変形例である広告付台紙1bの構成を示す平面図である。図7(b)は、広告付台紙1bを折り畳む態様を示す図である。
本変形例に係る広告付台紙1bにおいては、図7(a)に示すように、広告付台紙1aにおける、カード保持部2a、メッセージ記入部2b及び必要事項記入部2cを右頁3bに、広告情報記入部2dを、左頁3aに配置すると共に、角部切り欠き5を右頁3bの上下角部の一方又は両方に備えることにより構成している。そして、広告付台紙1bは、広告付台紙1aと同様に折り畳まれる。
【0046】
図8(a)は、上記第四の実施形態における広告付台紙11aの別の変形例である広告付台紙11bの構成を示す平面図である。図8(b)は、広告付台紙11bを折り畳む態様を示す図である。
本実変形例に係る広告付台紙11bにおいては、図8(a)に示すように、広告付台紙11aにおける、カード保持部2a、メッセージ記入部2b及び必要事項記入部2cを右頁3bに、広告情報記入部2dを、左頁3aに配置すると共に、側部切り欠き12を左頁3aの横折り曲げ予定線6aと横折り曲げ予定線6bとの間の中段領域部の左右方向端辺全体に形成することにより構成している。そして、広告付台紙11bは、広告付台紙11aと同様に折り畳まれる。
【0047】
さらに、広告付台紙1b又は11bを、左利きの会員に対してカードを送付する際に使用し、広告付台紙1a又は11aを、右利きの会員に対してカードを送付する際に使用する、という具合に、カードを送付する会員の利き腕に応じて使用する台紙を使い分けてもよい。
その場合、カード会社は、事前に行った会員に対するアンケート等による情報に基づいて、右利きの会員に対しては広告付台紙1a又は11aを、左利きの会員に対しては広告付台紙1b又は11bを送付する、ということになる。
【0048】
広告付台紙1bを受領した会員は、広告付台紙1bを広告付台紙1aの場合と同様に展開するが、図7(b)のカードが露出するように展開した状態において、左利きの会員は、左手でカードを取り外すべく右手で広告付台紙1bの左右方向の端辺側を把持する。そして、この状態においては、左頁3aの端辺が右頁3bの左右方向の端辺から長さαだけ外側に突出していると共に、左頁3aの下側角部周辺が、右頁3bの角部切り欠き5から露出することとなる。よって、広告付台紙1bを受領した場合についても広告付台紙1aを受領した場合と同様に、右頁3bの左右方向の端辺から突出した左頁3aの端辺及び角部切り欠き5により、左頁3aの展開を誘導することが可能となる。
【0049】
また、広告付台紙11bを受領した会員は、広告付台紙11bを広告付台紙11aの場合と同様に展開するが、左利きの会員が、左手でカードを取り外すべく右手で広告付台紙11bの左右方向の端辺側のカード保持部2aの横を把持した状態において、側部切り欠き12が形成されていることにより、左頁3aが半分程度展開された状態となるため、左頁3aの展開を誘導することが可能となる。
【0050】
以上から、右利きの会員に好適な右利き用カード送付用台紙と、左利きの会員に好適な左利き用カード送付用台紙とを用意する一方で、会員の利き腕に関する情報を保存しておき、カードを送付する会員の利き腕に応じて、そのカードの送付に使用するカード送付用台紙を、右利き用カード送付用台紙及び左利き用カード送付用台紙から選択し、その選択された台紙を使用してその会員にカードを送付するというカードの送付装置が提供される。この場合、右利き用カード送付用台紙としては、請求項1又は請求項2に記載の考案においてカード保持部を左側領域に設けたものが適用可能であり、左利き用カード送付用台紙としては、請求項1又は請求項2に記載の考案においてカード保持部を右側領域に設けたものが適用可能である。
【0051】
以上、特定の実施形態を参照して本考案を説明したが、これら説明によって本考案を限定するものではない。本考案の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態の種々の変形例と共に本考案の別の実施形態も明らかである。従って、実用新案登録請求の範囲は、本実用新案登録請求の範囲及び要旨に含まれるこれらの変形例又は実施形態も網羅すると解すべきである。
【0052】
次に、本考案の一実施例について図面を参照して説明する。
図9は、第一の実施形態における広告付台紙1を適用した広告付台紙21の一例を示す図であって、広告付台紙21を図示しない封筒に封入するときの状態を表す斜視図である。図10は、広告付台紙21を広げた状態を示す表面図(図10(a))及び裏面図(図10(b))である。
【0053】
広告付台紙21は、長辺が17インチ(431.8mm)、短辺が11インチ(279.4mm)の、いわゆる、ANSI規格のレジャーサイズ用紙である。
図9に示すように、縦折り曲げ予定線4で二つ折りにした後、横折り曲げ予定線6a、6bで均等に3つに折り畳むことによって、定形郵便物としては最大のサイズとなるいわゆる長3封筒(120mm×235mm)に収納することができる。
【0054】
なお、図9、図10中の101はピック穴であって、折り畳んだ広告付台紙21を封筒に機械封入する際に、ピック穴を通して吸引し引き寄せることで、スムーズな封入を可能としている。
縦折り曲げ予定線4は、広告付台紙21の長辺の中央、すなわち、端部から8.5インチ(215.9mm)の位置に配置した。また、横折り曲げ予定線6aは、短辺の一方の端部から11/3インチ(93.13mm)の位置に配置し、横折り曲げ予定線6bは、短辺の他方の端部から11/3インチ(93.13mm)の位置に配置した。
【0055】
また、カードCの貼り位置は、左頁3aの、横折り曲げ予定線6aから横折り曲げ予定線6bの方向に25mmずれた位置であり、且つ、縦折り曲げ予定線4から左頁3aの端部方向に13mmずれた位置とした。
カードCは、両面テープ102で広告付台紙21に添付するようにした。両面テープ102は、17mm×38mmの長方形とし、両面テープ102の長辺と横折り曲げ予定線6a、6bとが平行となり、両面テープ102の短辺と縦折り曲げ予定線4とが平行となるように配置し、誘導情報としての矢印に重ならないように、矢印の下側に配置した。
【0056】
そして、カードCの長辺と横折り曲げ予定線6aとが平行となり、カードCの短辺と縦折り曲げ予定線4とが平行となり、カードCの長手方向の短部と縦折り曲げ予定線4との間隔が13mm、カードCの短手方向の短部と横折り曲げ予定線6aとの間隔が25mmとなるように、カードCを配置した。
【0057】
1、1a、1b 広告付台紙
2a、2a−1、2a−2 カード保持部
2b メッセージ記入部
2c 必要事項記入部
2d 広告情報記入部
2e、2e−1、2e−2 誘導情報記入部
3a 左頁
3b 右頁
4 縦折り曲げ予定線
5 角部切り欠き
6a 横折り曲げ予定線
6b 横折り曲げ予定線
7 側部切り欠き
10 広告付台紙
11a 広告付台紙
11b 広告付台紙
12 側部切り欠き
21 広告付台紙

(57)【要約】

【課題】カード等の送付に併せて行われる広告をより高い確率で会員の視野に入れ、広告の効果を確実にするカード送付用台紙を提供する。【解決手段】カード送付用台紙1は、縦折り曲げ予定線4により左右に二分したときの左側領域及び右側領域の一方に配置され、カードを分離可能に保持するカード保持部2aと、左側領域及び右側領域の他方に配置され、広告情報が掲載される広告情報記入部2dとを同一面に備えると共に、カード保持部2aにカードCが保持されたときに、このカードCに隠される領域を含む位置に、広告情報記入部2dを参照するように促す誘導情報が掲載された誘導情報記入部2eを備え、少なくとも縦折り曲げ予定線4を山折りに畳んで封筒に封入して送付される。


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