(54)【考案の名称】踵の滑り止め付き靴

(73)【実用新案権者】株式会社卑弥呼

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、婦人靴や紳士靴の踵部内側に、踵が滑って脱げることを防止する工夫を施した踵の滑り止め付き靴に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来から婦人靴や紳士靴の踵部内側には、すべりと呼ばれる天然皮革や合成皮革等のシート部材が使用されているが、踵が滑って脱げることを、より確実に防止する手段が提案されている(特許文献1及び2を参照。)。
【0003】
上記特許文献1及び2には、靴の踵部内側の左右の少なくとも一方において、靴の内側を構成する裏革に開口穴を開けて、横長のクッション材をこのクッション材より大きめのカバー部材で覆ったものを、この開口穴から突出させる手段が記載されている。
【0004】

【効果】

【0019】
本考案による踵の滑り止め付き靴は、踵の側部に違和感が生じないようにしつつ、踵が滑って脱げることを防止することができる。また従来技術によるクッション材を使用する場合に比べて、製造コストを抑えることができる。さらには靴のデザイン性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】踵の滑り止め付き靴の斜視図である。
【図2】模様状の突起を設けたすべりの一部拡大平面図である。
【図3】模様状の突起の一部拡大断面図である。

【0021】
図1〜図3を参照しつつ、本考案による踵の滑り止め付き靴について説明する。さて図1は、本考案による踵の滑り止めを、婦人靴の一種であるハイヒールに適用した場合を示している。すなわち本考案による踵の滑り止め付きハイヒールには、その踵部1の内側に位置するすべり2の内側表面に、高さが0.1mmの模様状の突起3が設けてある。なお模様状の突起3は、幅が0.5〜1.0mmの曲線的な図柄を主体とする草花状の模様を採用し、すべり2の全内側表面に延伸している。
【0022】
すべり2は、いわゆる合成皮革であって、ポリエステルやポリアミド樹脂繊維による織布に、ポリウレタンやポリアミド樹脂を塗って型押しした、シート材を打ち抜いたものを使用する。なお足の踵部との摩擦力を高めるために、表面を起毛させることが望ましい。またすべり2は、着色した模様状の突起3を引き立たせるように着色することが好ましい。
【0023】
模様状の突起3は、アクリル樹脂をスクリーン印刷によって形成する。アクリル樹脂は、デザイン性を向上させるために着色し、またスクリーン印刷は、模様状の突起3を型崩れし難くするために、2回に分けて行うことが好ましい。
【0024】
靴は公知の材料を用いて、公知の製法によって製作する。またすべり2は、公知の製法によって踵部の内側に取り付けられる。例えば図3に示すように、靴の踵部1は、外側から順に牛革からなる甲革4、硬めの合成皮革からなる月型芯(カウンター)5、および模様状の突起3を設けた熱可塑性樹脂からなるすべり2を、接着剤および縫い合わせて接合する。なおすべり2の左右の前側端は、合成皮革からなる腰裏6に縫い付ける。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本考案による踵の滑り止め付き靴は、踵の側部に違和感が生じないようにしつつ、踵が滑って脱げることを防止することができる。また製造コストを抑えることができる。さらには靴のデザイン性を高めることができる。したがって靴に関する産業において、広く利用することができる。
【0026】
1 靴の踵部
2 すべり
3 模様状の突起
4 甲革
5 月型芯
6 腰裏

(57)【要約】

【課題】製造コストを抑え、違和感を生じず、デザイン性に優れる踵の滑り止め付き靴を提供する。【解決手段】 靴の踵部1の内側面を構成するすべり2の内側表面に、高さ0.1〜2.0mmの模様状の突起3を設ける。模様状の突起3は、すべり2の全内側表面に延伸するように形成する。模様状の突起3は、着色したアクリル樹脂であって、スクリーン印刷を2回に分けて形成する。


【パテントレビュー】

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