(54)【考案の名称】名刺用台紙、はがき用紙、ちらし用用紙及び、パンフレット用用紙、並びに、名刺、郵便はがき、ちらし及び、パンフレット

(73)【実用新案権者】株式会社イツキプリント

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
この考案は、名刺用台紙、はがき用紙、ちらし用用紙及び、パンフレット用用紙、並びに、前記名刺用台紙を用いた名刺、前記はがき用紙を用いた郵便はがき、前記ちらし用用紙を用いたちらし、前記パンフレット用用紙を用いたパンフレットに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来から、名刺を他の人の名刺と比較してインパクトのあるものにする提案が行われている。例えば、熱可塑性樹脂層を備えた名刺にすることによって、色変わりや像変化を発現できる名刺にして、従来の名刺に比較して装飾効果や視覚効果が高く、受け渡し時のインパクト性に優れ、他の人の名刺との差別化を図るのに適することを目指した提案が行われている(特許文献1)。
【0003】
名刺と同様に、人間が手に取ってみるはがき(郵便はがき)においても、視覚上の斬新性や意外性をアピールすることを目指した提案が行われている(特許文献2)。
【0004】

【効果】

【0015】
この考案によれば、名刺やはがき(郵便はがき)を受け取った人が、当該名刺やはがき(郵便はがき)から強い印象を視覚的に得ることを可能にし、これによって、他の名刺やはがき(郵便はがき)と区別して、インパクトの強い印象を当該名刺やはがき(郵便はがき)を受け取った人に与えることを可能ならしめる名刺用台紙及びはがき用紙、並びに、前記名刺用台紙、前記はがき用紙を用いた名刺、郵便はがきを提供することができる。
【0016】
また、この考案によれば、受け取った人が強いインパクト、印象を視覚的に得ることを可能にするちらし用用紙及び、パンフレット用用紙と、これらを用いたちらし及び、パンフレットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】この考案の名刺用台紙の一実施形態の表面を表す図であって、(a)は太陽光及び紫外線があたっていない状態を表す図、(b)は太陽光あるいは紫外線があたっている状態を表す図。
【図2】この考案の名刺の一実施形態の表面を表す図であって、(a)は太陽光及び紫外線があたっていない状態を表す図、(b)は太陽光あるいは紫外線があたっている状態を表す図。
【図3】この考案のはがき用紙の一実施形態の裏面を表す図であって、(a)は太陽光及び紫外線があたっていない状態を表す図、(b)は太陽光あるいは紫外線があたっている状態を表す図。
【図4】この考案のちらし用用紙の一実施形態の裏面を表す図であって、(a)は太陽光及び紫外線があたっていない状態を表す図、(b)は太陽光あるいは紫外線があたっている状態を表す図。
【図5】この考案のパンフレット用用紙の一実施形態の裏面を表す図であって、(a)は太陽光及び紫外線があたっていない状態を表す図、(b)は太陽光あるいは紫外線があたっている状態を表す図。

【0018】
(実施の形態1:名刺用台紙及び名刺)
この実施の形態の名刺用台紙は矩形の紙片からなる。
【0019】
矩形の紙片の表面又は裏面あるいは、矩形の紙片の表面と裏面とに、この実施の形態特有のスクリーン印刷がされている。
【0020】
このスクリーン印刷に用いているスクリーンインキは、太陽光又は紫外線を受けることにより発色し、前記太陽光又は紫外線が遮られると消色する光機能性材料の粉体が、スクリーンインキ用メジウムに添加・混合されているスクリーンインキである。
【0021】
通常、スクリーン印刷に用いているスクリーンインキは、スクリーンインキ用メジウムに着色剤が添加・混合されている。
【0022】
この実施形態でスクリーン印刷に用いているスクリーンインキは、前記着色剤に替えて、太陽光又は紫外線を受けることにより発色し、前記太陽光又は紫外線が遮られると消色する光機能性材料の粉体が、スクリーンインキ用メジウムに添加・混合されているものである。
【0023】
太陽光又は紫外線を受けることにより発色し、太陽光又は紫外線が遮られると消色する光機能性材料は従来から知られている(例えば、特許文献3)。
【0024】
フォトクロミック化合物と呼ばれるもので、太陽光又は紫外線を受けることにより、青、緑、黄色、桃、紫、赤紫や、これらの色の複数種が混ざった色に発色する。一方、太陽光又は紫外線が遮られると、例えば、太陽光や紫外線の無い室内では、消色して透明になる。
【0025】
この実施形態では、前述したこの実施形態特有のスクリーンインキを用いて、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報(すなわち、装飾情報)が、矩形の紙片の表面又は裏面あるいは表面と裏面とにスクリーン印刷されている。
【0026】
そこで、このスクリーン印刷されている面に太陽光又は紫外線があたると、印刷されている前記の情報(すなわち、装飾情報)が、そのフォトクロミック化合物の色、例えば、青、緑、黄色、桃、紫、赤紫や、これらの色の複数種が混ざった色で発現する。
【0027】
この実施の形態の名刺用台紙の表面又は裏面あるいは表面と裏面とに、名刺の文字情報を印刷することにより、この実施の形態の名刺とすることができる。
【0028】
この実施の形態の名刺を受け取った人は、室内のように、太陽光又は紫外線が遮断されている下では、前述した文字、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報(すなわち、装飾情報)は発色、発現していないので視認することができず、従来の、一般的な名刺を受け取ったのと同様の印象しか受けることができない。
【0029】
しかし、前記の印刷が施されている面に太陽光や紫外線があたった際には、氏名あるいは名称などの名刺の文字情報の他に、前記光機能性材料の粉体が添加・混合されているスクリーンインキによってスクリーン印刷されている前記情報(すなわち、装飾情報)が発色して発現することにより視認可能になり、従来の、一般的な名刺とは異なるものであることを強く認識することになる。
【0030】
そこで、この実施形態の名刺を受け取った人は、当該名刺から強い印象を視覚的に得ることができ、これによって、当該名刺を他の従来の一般的な名刺と区別して、インパクトある、強い印象を与える名刺、そのような強いインパクト・名刺を使用している人であると認識することになる。
【0031】
上述したように、室内などの太陽光あるいは紫外線が遮られている時と、太陽光あるいは紫外線があたった時とで、前記スクリーンインキによってスクリーン印刷されている前記情報(すなわち、装飾情報)が発色により発現したり、消色して透明になることにより、大きな視覚的印象、インパクトを与えることができるように、太陽光又は紫外線を受けることにより発色し、太陽光又は紫外線が遮られると消色する光機能性材料の粉体がスクリーンインキ用メジウムに添加・混合されているスクリーンインキは、太陽光又は紫外線が遮断されている下では無色で、透明又は半透明であるようにすることができる。
【0032】
無色で透明な場合には、例えば、名刺用台紙が白紙であれば、上述した文字、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報(すなわち、装飾情報)をスクリーン印刷しても、太陽光又は紫外線が遮られている下では、白紙の上に何も印刷されていないように視認できる。そこで、太陽光又は紫外線があたって発色、発現し、前記情報(すなわち、装飾情報)を視認できるようになったときとの相違が顕著で、太陽光又は紫外線があたって発色・発現し前記情報を視認できるようになったときのインパクトが非常に大きいものになる。
【0033】
前記光機能性材料の粉体がスクリーンインキ用メジウムに添加・混合されているスクリーンインキにおける他の構成成分により、太陽光又は紫外線が遮断されている下で無職・透明ではない場合であっても、上述した太陽光又は紫外線が遮断されているときとあたっているときとの視覚によって得る印象の相違が顕著になるように、少なくとも、太陽光又は紫外線が遮断されている下で無職で、半透明であるようにすることができる。
【0034】
(実施の形態2:はがき用紙及び郵便はがき)
この実施の形態のはがき用紙は、矩形の紙片の表面と裏面のなかの少なくとも裏面に、実施の形態1で説明したスクリーンインキを使用して、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報(すなわち、装飾情報)が、実施の形態1で説明したスクリーン印刷により印刷されているものである。
【0035】
実施の形態1で説明したスクリーンインキ及び、当該スクリーンインキを使用することによって発揮される作用、機能は実施の形態1で説明したものと同様であるので、それらの説明は省略する。
【0036】
実施の形態1と同様に、スクリーン印刷が施されている面に太陽光又は紫外線があたると、印刷されている前記の情報(すなわち、装飾情報)が発色して発現し、視認可能になる。
【0037】
この実施の形態のはがき用紙を使用する者は、表面に郵送宛先、等の必要な情報を記載し、裏面に、通信文を記載して郵送する。
【0038】
受け取った者が、裏面を見るとき、室内のように、太陽光又は紫外線が遮断されている下では、前述した文字、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報(すなわち、装飾情報)が無色で、透明又は半透明であると、視認することができず、単に、記載されている通信文を読み取ることができるだけである。
【0039】
しかし、裏面に太陽光や紫外線があたった際には、通信文の他に、前記光機能性材料の粉体が添加・混合されているスクリーンインキによってスクリーン印刷されている前記情報(すなわち、装飾情報)が発色することにより発現して視認可能になり、強いインパクト、強い印象を受けることになる。
【0040】
そこで、この実施形態のはがき用紙が用いられているはがきを受け取った人は、強い印象を視覚的に得ることができ、これによって、当該はがきを送ってきた者(個人、会社)に対して、従来のはがきを受け取った際とは異なる強い印象を受けることになる。
【0041】
この結果、当該はがきを送ってきた者(個人、会社)は、当該はがきを受け取った人が、当該はがきを送ってきた者(個人、会社)に対して、興味や、関心などを持つようになることを期待できる。
【0042】
なお、はがき用紙の表面に前記スクリーンインキを用いて、前記情報のスクリーン印刷を行っておく場合、表面には送付先(宛先)情報が記載され、はがき配達、等の取り扱いは、太陽光や紫外線があたる日中に行われることを考慮して、印刷箇所、印刷する情報の大きさ、等を配慮することが望ましい。
【0043】
この点、裏面は、通信文が記載される面であるので、はがき受け取り手に対する視覚的効果の発揮を期待して、少なくとも、はがき用紙の裏面には、前記スクリーンインキを用いて、前記情報(すなわち、装飾情報)のスクリーン印刷を行っておくことが望ましい。
【0044】
以上のように調製したはがき用紙を郵便はがきの大きさに切りそろえ、必要があれば、表面に郵便番号記入用の四角の枠などを印刷して、この実施の形態で調製したはがき用紙を用いた郵便はがきとすることができる。
【0045】
(実施の形態3:ちらし用用紙及びちらし)
この実施の形態のちらし用用紙は、従来から、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる宣伝・広告・案内・紹介情報が印刷されてなるちらし(広告のために配る刷物、ビラ)作成に用いられている矩形の紙片の表面又は裏面あるいは表面と裏面とに、実施の形態1で説明したスクリーンインキを使用して、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報(すなわち、装飾情報)が、実施の形態1で説明したスクリーン印刷により印刷されているものである。
【0046】
実施の形態1で説明したスクリーンインキ及び、当該スクリーンインキを使用することによって発揮される作用、機能は実施の形態1で説明したものと同様であるので、それらの説明は省略する。
【0047】
実施の形態1と同様に、スクリーン印刷が施されている面に太陽光又は紫外線があたると、印刷されている前記の情報(すなわち、装飾情報)が発色して発現し、視認可能になる。
【0048】
この実施の形態のちらし用用紙を使用する者は、ちらし用用紙の表面又は裏面あるいは表面と裏面とに、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる宣伝・広告・案内・紹介情報を印刷してこの実施形態のちらし(広告のために配る刷物、ビラ)を作成して配布する。
【0049】
この実施形態のちらしを受け取った者が、前記スクリーンインキで前記情報(すなわち、装飾情報)が印刷されている面を見るとき、室内のように、太陽光又は紫外線が遮断されている下では、前述した文字、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報(すなわち、装飾情報)が無色で、透明又は半透明であると、視認することができず、単に、記載されている宣伝・広告・案内・紹介情報を読み取ることができるだけである。
【0050】
しかし、前記スクリーンインキで前記情報(すなわち、装飾情報)が印刷されている面に太陽光や紫外線があたった際には、宣伝・広告・案内・紹介情報の他に、前記光機能性材料の粉体が添加・混合されているスクリーンインキによってスクリーン印刷されている前記情報(すなわち、装飾情報)が発色することにより発現して視認可能になり、強いインパクト、強い印象を受けることになる。
【0051】
そこで、この実施形態のちらし用用紙が用いられているちらしを受け取った人は、強い印象を視覚的に得ることができ、これによって、当該ちらしを作製・配布した者(会社など)に対して、従来のちらしを受け取った際とは異なる強い印象を受けることになる。
【0052】
この結果、当該ちらしを作製・配布した者(会社など)は、当該ちらしを受け取った人が、当該ちらしを作製・配布した者(会社など)に対して、興味や、関心などを持つようになることを期待できる。
【0053】
(実施の形態4:パンフレット用用紙及びパンフレット)
本願考案において、パンフレットとは、仮綴じの小冊子のことであって、いわゆる「パンフ」と呼ばれるものにとどまらず、一般に「カタログ」と呼ばれることのある「商品目録」、「営業案内」なども包含するものである。
【0054】
この実施の形態のパンフレット用用紙は、従来から、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなるパンフレット掲載原稿情報が印刷されてなるパンフレット作成に用いられている矩形の紙片の表面又は裏面あるいは表面と裏面とに、実施の形態1で説明したスクリーンインキを使用して、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報(すなわち、装飾情報)が、実施の形態1で説明したスクリーン印刷により印刷されているものである。
【0055】
実施の形態1で説明したスクリーンインキ及び、当該スクリーンインキを使用することによって発揮される作用、機能は実施の形態1で説明したものと同様であるので、それらの説明は省略する。
【0056】
実施の形態1と同様に、スクリーン印刷が施されている面に太陽光又は紫外線があたると、印刷されている前記の情報(すなわち、装飾情報)が発色して発現し、視認可能になる。
【0057】
この実施の形態のパンフレット用用紙を使用する者は、パンフレット用用紙の表面又は裏面あるいは表面と裏面とに、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなるパンフレット掲載原稿情報を印刷してこの実施形態のパンフレットを作成して配布する。
【0058】
この実施形態のパンフレットを受け取った者が、前記スクリーンインキで前記情報(すなわち、装飾情報)が印刷されている面を見るとき、室内のように、太陽光又は紫外線が遮断されている下では、前述した文字、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報(すなわち、装飾情報)が無色で、透明又は半透明であると、視認することができず、単に、記載されているパンフレット掲載原稿情報を読み取ることができるだけである。
【0059】
しかし、前記スクリーンインキで前記情報(すなわち、装飾情報)が印刷されている面に太陽光や紫外線があたった際には、パンフレット掲載原稿情報の他に、前記光機能性材料の粉体が添加・混合されているスクリーンインキによってスクリーン印刷されている前記情報(すなわち、装飾情報)が発色することにより発現して視認可能になり、強いインパクト、強い印象を受けることになる。
【0060】
そこで、この実施形態のパンフレット用用紙が用いられているパンフレットを受け取った人は、強い印象を視覚的に得ることができ、これによって、当該パンフレットを作製・配布した者(会社など)に対して、従来のパンフレットを受け取った際とは異なる強い印象を受けることになる。
【0061】
この結果、当該パンフレットを作製・配布した者(会社など)は、当該パンフレットを受け取った人が、当該パンフレットを作製・配布した者(会社など)に対して、興味や、関心などを持つようになることを期待できる。
【0062】
(名刺用台紙の実施例)
(スクリーンインキの準備)
従来からスクリーン印刷に使用されているスクリーンインキ用メジウムに、スピロオキサジン誘導体から選ばれるフォトクロミック化合物の粉体を添加・混合して、この実施例で使用する、太陽光又は紫外線が遮断されている下では無色で、透明なスクリーンインキを調製した。
【0063】
スピロオキサジン誘導体から選ばれるフォトクロミック化合物は、太陽光又は紫外線を受けることにより発色し、太陽光、紫外線が遮られると消色する光機能性材料である。
【0064】
(装飾情報の印刷)
前記のように準備したスクリーンインキを用いて、従来から名刺用台紙として使用されている矩形の紙片2の表面(白紙)に装飾情報を印刷した。
【0065】
ここでは、「いつでもお声掛けください」という文字情報を印刷した。
【0066】
この状態では、白紙のところに、太陽光又は紫外線が遮断されている下では無色で、透明なスクリーンインキで「いつでもお声掛けください」という文字情報をスクリーン印刷しただけでしかないので、図1(a)図示のように、太陽光も紫外線もあたっていない状態では、白紙にしか見えない。
【0067】
一方、前記のようにスクリーン印刷が施された名刺用台紙1に太陽光をあてると、フォトクロミック化合物が発色し、図1(b)のように、印刷されていた「いつでもお声掛けください」という文字が発現して視認できるようになる。
【0068】
太陽光又は紫外線を受けることにより発色し、太陽光、紫外線が遮られると消色する光機能性材料(フォトクロミック化合物)は、太陽光や紫外線の無い室内のように、太陽光や紫外線が遮られると消色して透明になるが、太陽光や紫外線を受けることにより、青、緑、黄色、桃、紫、赤紫や、これらの色の複数種が混ざった色に発色する。そこで、色彩ゆたかな文字情報を発現させることができる。
【0069】
また、前記のようにして準備したスクリーンインキを用いてスクリーン印刷する装飾情報は、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)情報だけに限らず、文字、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせにして、より興味を惹く、より訴求力のある情報を印刷することができる。
【0070】
(名刺の実施例)
実施例1のように準備した名刺用台紙に、名刺の文字情報(図2(a)では会社名(株式会社ABCDEF)と、住所(東京都新宿区・・・))を印刷してこの実施例の名刺3とした。
【0071】
名刺3を受け取った人は、太陽光、紫外線があたらない室内では図2(a)の状態の名刺にしか視認できないが、ひとたび太陽光があたると、「いつでもお声掛けください」という文字情報も発現してくるので、強い印象を受けることになる。
【0072】
「いつでもお声掛けください」のような文字情報だけでなく、名刺3を使用している人の「似顔絵」も、実施例1で準備したスクリーンインキでスクリーン印刷しておけば、名刺3に太陽光があたるたびに、株式会社ABCDEF、東京都新宿区・・・という名刺の文字情報と、名刺3を使用・配布している人の「似顔絵」が彩りも鮮やかに発現してくる。
【0073】
そこで、名刺3を受け取った人は、太陽光や紫外線があたっている下で名刺3を見るたびに、この名刺3を使用・配布している人の会社名、氏名、「似顔絵」を目にすることになる。
【0074】
(はがき用紙及び郵便はがきの実施例)
実施例1と同様にしてスクリーン印刷用のスクリーンインキを準備し、従来からはがき用紙として使用されている矩形の紙片4の裏面(白紙)に装飾情報を印刷した。
【0075】
ここでは、「温かい食事を準備してお待ちしております。」という文字情報を印刷した。
【0076】
この状態では、太陽光又は紫外線が遮断されている下では無色で、透明なスクリーンインキを用いて、白紙のところに「温かい食事を準備してお待ちしております。」という文字情報をスクリーン印刷しただけでしかないので、図3(a)図示のように白紙の状態にしか見えない。
【0077】
前記のように準備したはがき用紙5の裏面に、観光旅館の冬季のお客様宛てダイレクトメールの文面を印刷した上で、表面に当該お客様の宛先を記載して郵送する。
【0078】
当該ダイレクトメールを受け取ったお客様は、室内のように太陽光又は紫外線が遮断されている下で見ると、ダイレクトメールの文面しか読み取れないが、太陽光あるいは紫外線のあたる下で見ると、ダイレクトメールの文面の下に「温かい食事を準備してお待ちしております。」という文字情報が発現し、ダイレクトメールの文面と併せて視認し、読むことができるようになる。
【0079】
太陽光又は紫外線を受けることにより発色し、太陽光、紫外線が遮られると消色する光機能性材料(フォトクロミック化合物)は、太陽光や紫外線の無い室内のように、太陽光や紫外線が遮られると消色して透明になるが、太陽光や紫外線を受けることにより、青、緑、黄色、桃、紫、赤紫や、これらの色の複数種が混ざった色に発色する。そこで、色彩ゆたかな文字情報を発現させることができる。
【0080】
また、前記のようにして準備したスクリーンインキを用いてスクリーン印刷する装飾情報は、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせにして、より興味を惹く、より訴求力のある情報を印刷することができる。
【0081】
例えば、「温かい食事を準備してお待ちしております。」という文字情報だけでなく、準備する予定の食膳の写真、冬季の風景写真なども併せて診察しておくことにより、ダイレクトメールを受け取った人の興味をより一層強く惹くことが期待できる。
【0082】
(ちらし用用紙及びちらしの実施例)
実施例1と同様にしてスクリーン印刷用のスクリーンインキを準備し、従来から、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる宣伝・広告・案内・紹介情報が印刷されてなるちらし(広告のために配る刷物、ビラ)作成に用いられている矩形の紙片6の表面(白紙)に、実施例1で説明したスクリーンインキを使用して、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報(装飾情報)を印刷した。
【0083】
ここでは、「どこよりもお安く提供します。」という文字情報を印刷した。
【0084】
この状態では、太陽光又は紫外線が遮断されている下では無色で、透明なスクリーンインキを用いて、白紙のところに「温かい食事を準備してお待ちしております。」という文字情報をスクリーン印刷しただけでしかないので、図4(a)図示のように白紙の状態にしか見えない。
【0085】
一方、前記のようにスクリーン印刷が施されたちらし用用紙7に太陽光をあてると、フォトクロミック化合物が発色し、図4(b)のように、印刷されていた「どこよりもお安く提供します。」という文字が発現して視認できるようになる。
【0086】
前記のように準備したちらし用用紙7の裏面(白紙)又は表面、あるいは表面と裏面との双方に、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる宣伝・広告・案内・紹介情報を印刷してちらし(広告のために配る刷物、ビラ)を作製して配布する。
【0087】
このちらしを受け取った者が、前記スクリーンインキで前記情報(すなわち装飾情報である「どこよりもお安く提供します。」という文字)が印刷されている表面を見るとき、室内のように、太陽光又は紫外線が遮断されている下では、前述した「どこよりもお安く提供します。」という文字が、無色で、透明又は半透明であると、視認することができず、単に、記載されている宣伝・広告・案内・紹介情報を読み取ることができるだけである。
【0088】
しかし、前記スクリーンインキで「どこよりもお安く提供します。」という文字が印刷されている面(表面)に太陽光や紫外線があたった際には、宣伝・広告・案内・紹介情報の他に、前記光機能性材料の粉体が添加・混合されているスクリーンインキによってスクリーン印刷されている「どこよりもお安く提供します。」という文字が発色することにより発現して視認可能になり、強いインパクト、強い印象を受けることになる。
【0089】
そこで、この実施例のちらし用用紙が用いられているちらしを受け取った人は、強い印象を視覚的に得ることができ、これによって、この実施例のちらしを作製・配布した者(会社など)に対して、従来のちらしを受け取った際とは異なる強い印象を受けることになる。
【0090】
この結果、ちらしを作製・配布した者(会社など)は、ちらしを受け取った人が、ちらしを作製・配布した者(会社など)に対して、興味や、関心などを持つようになることを期待できる。
【0091】
(パンフレット用用紙及びパンフレットの実施例)
実施例1と同様にしてスクリーン印刷用のスクリーンインキを準備し、従来から、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなるパンフレット掲載原稿情報が印刷されてなるパンフレット作成に用いられている矩形の紙片8の表面(白紙)に、実施例1で説明したスクリーンインキを使用して、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報(装飾情報)を印刷した。
【0092】
ここでは、「世界が認めた美しさ」という文字情報を印刷した。
【0093】
この状態では、太陽光又は紫外線が遮断されている下では無色で、透明なスクリーンインキを用いて、白紙のところに「世界が認めた美しさ」という文字情報をスクリーン印刷しただけでしかないので、図5(a)図示のように白紙の状態にしか見えない。
【0094】
一方、前記のようにスクリーン印刷が施されたパンフレット用用紙9に太陽光をあてると、フォトクロミック化合物が発色し、図5(b)のように、印刷されていた「世界が認めた美しさ」という文字が発現して視認できるようになる。
【0095】
前記のように準備したパンフレット用用紙9の裏面(白紙)又は表面、あるいは表面と裏面との双方に、文字(例えば、漢字、平仮名、カタカナ、ローマ文字、漢数字、数字などの文字、これらの文字を装飾化・デザイン化した文字など)、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなるパンフレット掲載原稿情報を印刷してパンフレットを作製して配布する。
【0096】
このパンフレットを受け取った者が、前記スクリーンインキで前記情報(すなわち装飾情報である「世界が認めた美しさ」という文字)が印刷されている表面を見るとき、室内のように、太陽光又は紫外線が遮断されている下では、前述した「世界が認めた美しさ」という文字が、無色で、透明又は半透明であると、視認することができず、単に、記載されているパンフレット掲載原稿情報を読み取ることができるだけである。
【0097】
しかし、前記スクリーンインキで「世界が認めた美しさ」という文字が印刷されている面(表面)に太陽光や紫外線があたった際には、宣伝・広告・案内・紹介情報の他に、前記光機能性材料の粉体が添加・混合されているスクリーンインキによってスクリーン印刷されている「世界が認めた美しさ」という文字が発色することにより発現して視認可能になり、強いインパクト、強い印象を受けることになる。
【0098】
そこで、この実施例のパンフレット用用紙が用いられているパンフレットを受け取った人は、強い印象を視覚的に得ることができ、これによって、この実施例のパンフレットを作製・配布した者(会社など)に対して、従来のパンフレットを受け取った際とは異なる強い印象を受けることになる。
【0099】
この結果、パンフレットを作製・配布した者(会社など)は、パンフレットを受け取った人が、パンフレットを作製・配布した者(会社など)に対して、興味や、関心などを持つようになることを期待できる。
【0100】
以上、添付図面を参照して実施形態、実施例を説明したが、この考案は上述した実施形態、実施例に限られることなく、実用新案登録請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。
【0101】
1 名刺用台紙
2 矩形の紙片
3 名刺
4 矩形の紙片
5 はがき用紙
6 矩形の紙片
7 ちらし用用紙
8 矩形の紙片
9 パンフレット用用紙

(57)【要約】

【課題】名刺、はがき(郵便はがき)、ちらし、パンフレットを受け取った人が強い印象を視覚的に得ることを可能にする名刺用台紙、はがき用紙、ちらし用用紙、パンフレット用用紙、および、これらを用いた、名刺、郵便はがき、ちらし、パンフレットを提供する。【解決手段】太陽光又は紫外線を受けることにより発色し、遮られると消色する光機能性材料の粉体がスクリーンインキ用メジウムに添加・混合されているスクリーンインキを用いて、スクリーン印刷により、文字、絵、模様、図形の中の一種又は複数種の組み合わせからなる情報が、矩形の紙片2の表面又は裏面に印刷されていて、太陽光又は紫外線を受けることにより、前記情報が、印刷されている前記表面又は裏面に発現する。


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