(54)【考案の名称】防災・医療支援フォルダ用台紙

(73)【実用新案権者】有限会社関田商会

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、持病を持っている人、単身の人や単身赴任の人、出張や旅行に出掛けている人、徘徊する人や高齢者、工事現場等の危険な場所で作業している人、通勤や通学している人が、交通事故や大雨、崖崩れ等の災害に巡りあって怪我をしたり、急病が発生して病院に移送された場合に、前記怪我人や急病人の過去の病や怪我の状況が記載されているフォルダ用台紙を所持していることで、病院の医師が前記フォルダを見て施術を行うことで怪我人や急病者の治療を正確、かつ、短時間で行うことができ、また、前記フォルダ用台紙には自宅への連絡先や会社への連絡先が記載されているので、前記怪我人や急病人が意識不明状態で自宅や会社へ連絡できない場合には、第3者がフォルダ用台紙を見て自宅等に連絡することが可能な防災・医療支援フォルダ用台紙に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来における交通事故や急病により本人の意思で治療するための病院に行けないような場合のために、本人の氏名、自宅住所、自宅への連絡用電話番号等の基本情報と、前記本人の血液型、アレルギーの有無、掛かり付けの病院名、電話番号、服用している薬等の医療情報が記載されている紙片を常に身に付けるための紙片が公知である。
【0003】
前記した紙片を常に身に付けていることで、災害時、不慮の事故、急病が発生し本人が病院に行けないような場合に、身に付けている紙片を第三者が確認して自宅に連絡し、または、救急車を呼んで救急隊員に紙片を渡して病院に移行することで、速やかに治療を受けることができる。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前記した紙片にあっては、延命処置についての記載、保険の種類や被保険証に関する情報がないために病院側での安心感が得られないといった問題があり、また、妊娠、授乳などの女性専用欄が存在しないため、情報量が少ないといった問題があった。
【0005】
本考案は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、延命処置の有無、保険証情報の記載、一時避難場所の自宅周辺の住所、会社周辺の避難場所の住所、女性専用欄などの情報量が多いフォルダであって、該フォルダを折り畳むことで定期券収納ケースやクレジットカードを収納する財布や、カード収納ケースに収納して持ち歩けるので、フォルダが邪魔になることがない防災・医療支援フォルダ用台紙を提供せんとするにある。

【効果】

【0014】
本考案は前記したように、フォルダ台紙の表面と裏面に複数個の記載欄を形成したことにより、所有者の多数の情報を記載できるので、災害時、不慮の事故、急病が発生し本人が病院に行けないような場合に、身に付けているフォルダ台紙を第三者が確認して自宅に連絡し、または、救急車を呼んで救急隊員にフォルダ台紙を渡して病院に移行できるので、速やかに治療を受けることが可能となり、また、女性専用欄が記載されているので、女性も男性と同様に速やかに治療を受けることも可能であり、また本人の氏名と顔写真を見ることが可能であるので、本人の確認が素早く行われ、間違いのない連絡が可能となる。
【0015】
必要な情報をネットから取得するために、アドレスをマトリックス型二次元コード化してスピーディーに対応出来るので防災シミュレーターは、知らない場所にいても活用可能であり、また、第三者にもアドレスを伝えることも早くできる。
【0016】
記載欄を順次折込線で折り畳むことで、定期券を収納する定期券収納ケースや、クレジットカードを収納する財布に収納可能としたので、定期券収納ケースや財布は常時使用することから、防災・医療支援フォルダ用台紙を何れに保管したかの確認の必要がない。
【0017】
また、所有者の自宅周辺、勤務先周辺の避難場所や、備蓄品が保存されている住所が記載されていることから、徒歩にて帰宅するような場合でも安心して帰ることが可能となる。さらに、フォルダ台紙を定期券収納ケースや財布に保管することで安心して保存でき、緊急時にアタフタすることがない。
【0018】
また、本人の氏名と顔写真を見ることが可能であるので、本人の確認が素早く行われ、間違いのない連絡が可能となり、さらに、保険証の種類や有効期限等も記載されているので、搬送された病人を治療する病院側は安心して治療を行うことできる。
【0019】
さらに、従業員が帰宅する場合には前記ファイル台紙より前記フォルダ台紙収納袋に収納したフォルダ台紙を抜き取り、かつ、前記ファイル台紙に帰宅時間を記入して帰宅し、会社側は帰宅確認を行い、帰宅者より人的、物的被害を聞き取って事業再開連絡の履歴を作成することができるので、従業員と会社との連絡が密に行えて、両者の間での安心感が密となるといった効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本考案のフォルダ台紙全体の表面を示す正面図である。
【図2】図1の11および12部分を拡大した正面図である。
【図3】図1の13および14部分を拡大した正面図である。
【図4】図1の15部分を拡大した正面図である。
【図5】本考案のフォルダ台紙全体の裏面を示す正面図である。
【図6】図5の21および22部分を拡大した正面図である。
【図7】図5の23および24部分を拡大した正面図である。
【図8】図5の25部分を拡大した正面図である。
【図9】(a)は本考案のフォルダ台紙を折り畳んで収納する透明な樹脂性の収納袋の正面図、(b)は(a)のA−A線の断面図である。
【図10】(a)は本考案のフォルダ台紙を折り畳んで収納する透明な樹脂性の収納袋の他の実施例の封止片を閉じる以前の正面図、(b)は封止片を閉じた状態の正面図である。
【図11】会社員が会社に在籍中に図9、10の収納袋ごと保管するためのフォルダポケット台紙である。

【0021】
以下、本考案に係る防災・医療支援用のフォルダ台紙1の一実施例を図面と共に説明する。
前記フォルダ台紙1は耐水紙等の長期間保持していても損傷し難い用紙で形成されており、同じ大きさの5個の記載欄11〜15が印刷され、また、記載欄15より長手方向の寸法が短い女性専用欄16が印刷されている。そして、記載欄11と12、記載欄13と14および記載欄14と15との間は折込線17で接続され、また、記載欄12と13の間、記載欄15と女性専用欄16の間は切断線18で接続されている。
【0022】
前記した記載欄11〜15のそれぞれのサイズは、クレジットカードや定期券と同じ大きさに形成されており、従って、記載欄11〜14および女性専用欄16を折込線17で順次折り畳むことでクレジットカードや定期券と同じ大きさとなるので、定期券収納ケースやクレジットカードを収納する財布等に収納することで、フォルダ台紙1を常時持ち歩くのに邪魔になることはない。
【0023】
次にフォルダ台紙1の表面の各記載欄11〜16に記載されている内容について説明する。
図1のフォルダ台紙1における記載欄11には、図2の拡大正面図に示すように、氏名、会社名等、本人確認のための写真添付部が存在し、その下方には、医療・警察関係の方々へ この紙には個人情報が記載されています。周囲の方々へ 私に何か緊急事態が発生しましたら、この中の緊急連絡先に連絡してください。といった第三者対する要望が記載されている。
【0024】
記載欄12の「避難に必要な情報を取得」について説明するに、必要な情報をネットから取得するために、アドレスをマトリックス型二次元コード化し、スピーディーに対応できるようにした。防災シミュレーターは、知らない場所にいる時にも活用可能であり、マトリックス型二次元コード化により第三者にアドレスを伝えることも早くできる。また、社内間でメールアドレスをマトリックス型二次元コード化し、共通の専用アドレスに送信し、安否確認情報を共通化することも可能となるメリットが有る。
【0025】
なお、前記記載欄12に記載されている「避難に必要な情報を取得」の下部には切断線18が形成されているので、怪我人や急病人が救急車等で運搬されているような場合には、前記折込線17で折り畳んだ状態で、かつ前記切断線18で切断した状態で、救急隊員に病院に渡して貰うことで、患者の氏名、勤務先を知らせることが可能となる。
【0026】
図3の記載欄13には、担当医が患者の連絡先、該連絡先の家族名等の関係人、電話番号、メールアドレス、患者の現住所等を記載するための記載欄が印刷されている。また、記載欄14には、延命処置を望むか、望まないかを患者の意思によって記載する記載欄であって、望まない場合の理由、望む場合の条件等を記載する。図4の記載欄15は、入院者に関連する保険証の種類、被保険証の有効期限等の必要事項を記載する記載欄である。
【0027】
前記した記載欄15と切断線18を介して接続されている女性専用欄16には、産婦人科病院の病院名、電話番号の記載欄がある。そして、フォルダ台紙1の使用者が女性の場合には、病院名、電話番号を記載しておく。なお、女性専用欄付きのフォルダ台紙1を使用する時には、前記記載欄15と女性専用欄16との間の切断線18を利用して折り畳むことで、男性が使用する場合と同様に持ち歩くことができる。また、フォルダ台紙1の使用者が男性の場合には女性専用欄16を削除して使用する。
【0028】
前記したフォルダ台紙1の説明は図1〜図4の表面側に記載されている記載欄について説明したが、次に、図5〜図8の裏面側に記載されている記載欄21〜25について説明する。なお、前記した表面側に記載した符号と同一符号は同じ部分を示しているので説明は省略する。
【0029】
裏面の記載欄21には、周辺に危機がせまった時に避難する場所(一時避難場所)である、自宅周辺、勤務先周辺の住所や、備蓄品が保存されている自宅周辺、勤務先周辺の住所を記載する記載欄に記載されていることで、避難時に慌てることなく避難することができ、また、家族や仲間との待ち合わせ場所として利用することも可能である。
【0030】
記載欄22には、本人の住所記載欄、本人との続柄を記した電話番号やメールアドレス(連絡先)を記載する記載欄が記載されている。この記載欄を他人が見ることで、本人が怪我をしたような場合に発見者が近所であれば自宅に連絡あるいは自宅に連れって行ってくれる可能性がある。
【0031】
記載欄23には、本人の氏名、生年月日、血液型、身長、体重、治療中の気、アレルギーの種類等の個人の病歴等を記載することで、緊急時に救急車で病院に搬送される時に救急隊員が記載欄22に記載されている基礎データを、受け入れ先の病院に連絡することで、受け入れ準備が進み、素早く治療が開始される。なお、血液型が特殊な血液型の場合には、救急隊員よりの連絡が有った時点で手配が可能となるので、治療開始時間を早めることができる。
【0032】
記載欄24には、掛り付け医院名、電話番号、担当医、常用薬を記載することで、医療データのやりとりが迅速に行え、また、常用薬の記載欄に常用薬名を記載しておくことで、掛り付けの医師でない場合でも普段飲んでいる薬が分かれば治療中の病気が推測できるといったメリットがある。
【0033】
記載欄25には、病歴など医療機関に伝えたい情報の記載欄には過去の病を記載しておくことで、医師の診察に役立てることが可能となる。また、医療費請求の問題を無くすために、本人以外の請求者を署名欄に署名して、未払い問題を無くすことを目的に、加入保険の証券番号を記載することで、病院側において治療費の未払いは存在しないだろうと安心して治療することが可能となる。
【0034】
女性専用欄26には、妊娠、授乳の有無を確認することで、産婦人科の医師は治療方針を決定でき、従って患者も安心して治療を受けることができる。
【0035】
次に、前記したフォルダ台紙1を折り畳んだ状態で持ち歩いたり、会社に在籍中に従業員管理表台紙(図11)に保管するためのフォルダ台紙収納袋を図9、図10と共に説明する。図9、図10のフォルダ台紙収納袋2、3は、フォルダ台紙1の記載欄11〜15および21〜25等に記載した状態で収納した時に、フォルダ台紙1のインクの移行を防ぐためにポリオレフィンや、オレフィン系の透明樹脂を使用している。
【0036】
図9のフォルダ台紙収納袋2の形状は、折り畳んだ状態のフォルダ台紙1が収納可能な大きさの袋部2aと、該袋部2aの開口部を封止するジッパー2bが形成されている封止片2cと、該封止片2cの上部に延長され、安全ピン、フック型ストラップ、ワニ口クリップ等の紐付きの取付部材を取付けるための孔2dが開口されているので、該孔2dに前記した各種の形状の取付部材を取付けることで、使用者が前記紐部分を首にぶら下げた形態で持ち歩くことが可能である。
【0037】
図10のフォルダ台紙収納袋3の形状は、折り畳んだ状態のフォルダ台紙1が収納可能な大きさの袋部3aと、該袋部3aの開口部から延長された台形の封止片3bと、該封止片3bに形成された粘着剤3cが塗布されているので、袋部3aに折り畳んだフォルダ台紙1を収納し、封止片3bを袋部3a側に折り曲げ接着剤で封止することで密封されるので、定期券収納ケースやクレジットカードを収納する財布等に収納することで、フォルダ台紙1を常時持ち歩くのに邪魔になることがなく、かつ、雨など濡れてもフォルダ台紙1が使用不能になるようなことはない。
【0038】
図11に示す全従業員が必要事項を記載する帰宅・復興支援従業員管理表であるフォルダポケット台紙4について説明するに、該フォルダポケット台紙4は図示しないバインダーに綴じ込んで社内に保管しておくことで、会社に社員の家族から問い合わせがあった際にフォルダポケット台紙4を確認すれば、その社員が帰宅途中であるか在社中であるかなどを回答でき、また、出社予定日の確認もできるようにした書面である。
【0039】
前記フォルダポケット台紙4にはあらかじめ社員一人ずつの所属部署名、氏名、性別、携帯電話の番号と自宅の電話番号、メールアドレス、自宅住所等の基本情報を記載しておき、勤務中に災害が起こった際には、帰宅する社員は前記フォルダポケット台紙4に、帰宅出社情報である自宅までの距離、帰宅予想時間、会社を出発した時間、出社予定日を記入してから帰路につくことで、会社は社員の予定を把握できるので、会社の復興速度を上げることができるという利点がある。
【0040】
なお、前記フォルダポケット台紙4には前記した社員の情報を記載するための記載欄41が形成されており、かつ、記載欄41毎に透明なフィルムの袋状ポケットが形成されている。フォルダ台紙収納袋2やフォルダ台紙収納袋3に収納した各社員のフォルダ台紙1を、各々該当する記載欄41の該袋状ポケットに常時収納保存しておき、勤務中に災害が起こった際には取り出して携帯して帰路につくことで、会社側は、前記フォルダ台紙収納袋2やフォルダ台紙収納袋3に収納されたフォルダ台紙1が該袋状ポケットに入っている社員はまだ社内におり、入っていない社員は帰ったと判断することができる。
【0041】
1 フォルダ台紙
2 フォルダ台紙収納袋
3 フォルダ台紙収納袋
4 フォルダポケット台紙
11〜15 表面の記載欄
16 女性専用欄
17 折込線
18 切断線
21〜25 裏面の記載欄
26 女性専用欄

(57)【要約】

【課題】延命処置の有無、保険証情報の記載、一時避難場所の自宅周辺の住所、会社周辺の避難場所の住所、女性専用欄などの情報量が多いフォルダであって、該フォルダを折り畳むことで定期券収納ケースやクレジットカードを収納する財布や、カード収納ケースに収納して持ち歩けるので、フォルダが邪魔になることがない防災・医療支援フォルダ用台紙を提供する。【解決手段】表面と裏面に複数個の記載欄11〜15の折込線17を介して巻折りすることでカード型となる台紙であって、台紙の記載欄11に所有者の氏名を記載する記載欄に所有者識別用の顔写真欄を設け、かつ、所望の記載欄を切断線18を介して切り離し可能となし、また、最下部の記載欄15に長手方向の長さが短い女性専用欄16が連続して形成されたフォルダ台紙1である。


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