(54)【考案の名称】腸洗浄器

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、手軽に温水により便秘解消や腸洗浄を行うことができる腸洗浄器に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
従来、便秘の解消として、浣腸や下剤を使用することが知られている。然しながら従来の手段においては、急激に便意が生じたり、あるいは腹痛が生じ易いという問題点があり、また浣腸を用いなければ便が出なくなったり、下剤を次第に増量せねば効果が得られなくなるという習慣性が生じやすいという問題点があった。
【0003】
そこで、手動圧縮ポンプ体を用いて温水を腸内に送り、これを洗浄する腸洗浄器が提案されている。しかしながらこのものは、ポンプの圧縮動作を手動でしなければならないので、使用勝手が面倒であった。
【0004】
また、温水を貯留した容器を高い位置にセットし、その圧力で温水を腸内に注入する手段も知られている。しかしながらこのような従来手段では、湯の準備、湯温の維持、湯の注入に時間がかかる等の手間と時間を要するという問題点があった。
【0005】
また、温水器や加圧ポンプ等を備えた腸洗浄器が提案されている。しかしながらこのような加圧ポンプを用いる従来の腸洗浄器は、減圧弁、三方切換え弁等を必要とするので構造が複雑であり、コスト高となり、また旅行に携行するなどして手軽簡易に使用しにくいという問題点があった。
【0006】

【効果】

【0011】
本考案によれば、家庭等において手軽に温水による排便と腸洗浄を短時間で行うことができる。また小型、軽量、コンパクトな構造にすることができるので、旅行等にも手軽に携行して使用することができる。勿論、病院における腸検査の際の腸洗浄や老人介護施設等における便秘解消や腸洗浄にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本考案の一実施の形態における腸洗浄器の斜視図
【図2】本考案の一実施の形態における腸洗浄器の断面図

【0013】
図1において、腸洗浄器1は、円筒形のケース2を主体としている。ケース2は、本体ケース3と、本体ケース3の上部に着脱自在に装着される蓋ケース4から成っている。ケース2は、台座5上に着脱自在に装着される。蓋ケース4の上面には持ち運びするための把手6が設けられている。
【0014】
蓋ケース4の上面には、モータ(後述)をON/OFFするための押圧式のスイッチ7が設けられている。また蓋ケース4の側面からは、ポンプ(後述)に接続された導水チューブ10が延出しており、導水チューブ10の先端には肛門に挿入するためのノズル状の挿入部11が連結されている。挿入部11は着脱交換自在とし、病院等においては使い捨てにしてもよい。本体ケース3の下部側面には、押圧式、スライド式等の手動式の電源スイッチSWが設けられている。電源スイッチSWとコネクタ24はコード12、13に接続されている。またコネクタ24の下部からは給電用のコード14が延出しており、その先端部には商用電源に差し込むためのコンセント15が接続されている。コード14、コンセント15は、給電手段を構成している。
【0015】
次に、図2を参照して、腸洗浄器1の内部構造を説明する。本体ケース3の下部にはステンレス等の金属製の皿状の容器である貯水体20が内蔵されている(図1も参照)。貯水体20の外面にはニクロム線等から成る発熱体21が胴巻きするように巻回して装着されている。貯水体20の外面上部には止水用のパッキン22が装着されている。貯水体は円筒状等でもよい。発熱体21は、コード23、コネクタ24、コード12、13、14等を介して上述したコンセント15に接続されている。
【0016】
蓋ケース4の内部下部には水平な台板25が設けられている。台板25上には、ポンプP、モータM、乾電池や充電池などの電源部26等の駆動系が設けられている。ポンプPから貯水体20に向って吸水チューブ27が垂下している。スイッチ7をONすると、モータMは起動し、ポンプPは駆動して貯水体20に貯留された温水を汲み上げ、導水チューブ10を通して挿入部11へ送られ、挿入部11の先端から吐出される。ポンプや導水チューブ等の給水系には、流量調節弁や圧力調節弁等を設けてもよい。
【0017】
この腸洗浄器1は上記のような構成より成り、次にその使用方法を説明する。まず、蓋ケース4を本体ケース3から取りはずし、貯水体20上に水道水などの水を適量(例えば1.2〜1.5リットル程度)貯留し、蓋ケース4を本体ケース3上に装着する。次に腸洗浄器1をトイレや洗面所等の適所に設置する。そこでコンセント15を電源に差し込み、電源スイッチSWをONにする。すると発熱体21は発熱し、貯水体20に貯留された水を適温(例えば40〜42℃程度)まで加熱する。そして湯温が設定温度の適温になると、電源スイッチSWは自動的にOFFになる。なお、温度調整手段を設けて、設定温度を可変できるようにしてもよい。
【0018】
貯水体20に貯留された水の加熱が終了したならば、挿入部11を肛門に差し込み、スイッチ7をONにする。すると、モータMは起動し、ポンプPが駆動して貯水体20に貯溜された温水を吸水チューブ27で吸い上げ、導水チューブ10を通して挿入部11から腸内に温水を送り込む。温水を適量送り込んだならば、スイッチ7をOFFにする。すると直腸部あるいは直腸部上のS字結腸部を温水は灌流し、肛門から温水とともに排便され、同時に腸洗浄が行われる。腸洗浄に要する時間は、数分間程度の短時間である。
【産業上の利用可能性】
【0019】
本考案は、家庭、病院、老人介護施設等において、あるいは旅行に携行するなどして簡易手軽に使用する腸洗浄器として特に有用である。
【0020】
1 腸洗浄器
2 ケース
3 本体ケース
4 蓋ケース
10 導水チューブ
11 挿入部
14 コード(給電手段)
15 コンセント(給電手段)
20 貯水体
21 発熱体
26 電源部
27 吸水チューブ
SW 電源スイッチ
M モータ
P ポンプ

(57)【要約】

【課題】手軽に家庭等で使用でき、また携行も可能な腸洗浄器を提供する。【解決手段】本体ケース3と、この本体ケース3上に着脱自在に装着される蓋ケース4から成るケース2と、本体ケース3の内部に設けられた金属性の貯水体20と、貯水体20を加熱する発熱体21と、発熱体21に給電する給電手段を構成するコード14、コンセント15と、蓋ケース4の内部に設けられたポンプPと、このポンプPを駆動するモータMと、モータMの電源部26と、ポンプPから貯水体20に向かって垂下する吸水チューブ27と、ポンプPにより汲み上げられた温水を先端部の挿入部11へ送るための導水チューブ10を備える。ポンプPで汲み上げた温水を挿入部11から吐出し、排便を促し腸内を手軽に洗浄することができる。


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