(54)【考案の名称】キャラクターハンガー

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
この考案は、上着等の衣服を吊り下げ支持させるとき、有名人・タレント・俳優その他の所定のキャラクターがあたかも着用しているような、あるいは使用者本人が着用しているような印象を与え、更には実際の衣服による着せ替え的な装飾も楽しむことができるようにしたキャラクターハンガーに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来から、上着その他の衣服はハンガーによって支持された状態で例えば壁面、ハンガーラック、つり棚、タンス内等に保管されることが多く、また様々に使用勝手を向上させたり、特別な態様で支持させたりするように各種のハンガーが提案されている。例えば特許文献1に示されるハンガー兼用の折りたたみ式ぬいぐるみ、特許文献2に示されるリアリティキャラクター像プリントハンガー、特許文献3に示される衣服用ハンガー等である。特許文献1の折りたたみ式ぬいぐるみは、外観がキャラクター・動物を形取ったぬいぐるみにおける例えば腕部分を上方に折り曲げてコンパクトにたたむことができるようにしている。特許文献2のプリントハンガーは、等身大のリアリティキャラクター像となる空気袋によって立体的に構成して成る。特許文献3の衣服掛けは、ハンガー本体の上部に、上方に行くに従い次第に広幅となるほぼ台形状の吊り下げ部材を設けておき、この吊り下げ部材自体で二股状あるいは並行した2本のレールによるハンガー固定具に掛止できるようにして成る。
【0003】

【効果】

【0008】
この考案は以上説明したように構成されているため、ハンガー本体1自体は、所定のキャラクターが表示されているキャラクター盤10によって覆われているから、これに衣服C等が吊持されると、そのキャラクター等の人物が衣服Cを着用しているイメージを与え、例えば部屋で支持されているときには、その装飾にも役立たせる。しかもそのキャラクター自身により、更にはキャラクターとして使用者本人が表示されている場合には実際的に着用しているイメージを本人自身が具体的に把握できる。このように衣服Cを着用した場合の実際上の具体的イメージの把握が容易であるばかりでなく、実際の衣服Cによる着せ替え的な装飾物としても利用できる。
【0009】
すなわちこれはこの考案において、上端が係止部5となっていて、人体における頸部及び頭部の上下高さとほぼ同程度となる長さを備えた伸長部6を備えたフック杆4をハンガー本体1に連繋し、所定のキャラクターが表示されているキャラクター盤10によってハンガー本体1を覆うように設けたからであり、これによって、所定のキャラクターによる実際上の衣服Cの着用イメージを具体的にでき、その衣服Cの着用状態による装飾の利用で部屋等における装飾雰囲気のイメージアップ、更には実際上の衣服Cによる着せ替え的な興趣性の楽しみ等を得ることができる。
【0010】
また、ハンガー本体1におけるフック杆4は、人体における頸部及び頭部の上下高さとほぼ同程度となる長さを備えた伸長部6を備えており、しかもフック杆4の係止部5は、キャラクター盤10の背面で外出口13から外出されているから、ハンガー本体1を覆っているキャラクター盤10をいわば立てた状態でしっかりと支持でき、正面に表示されている所定のキャラクターを際だたせることができる。
【0011】
キャラクター盤10の正面に表示されるキャラクターは、有名人・タレント・俳優その他としたり、この考案ハンガーを使用する使用者本人としたり、場合によっては擬人的な動物その他としたりすることが可能であるから、それぞれが有するイメージによる衣服Cの着用感を楽しむことができ、その雰囲気によるイメージをこの考案ハンガーが使用される場所、例えば部屋等の装飾に役立たせることができる。
【0012】
ハンガー本体1における掛け部2の頂部にフック杆4を連繋し、フック杆4の係止部5はキャラクター盤10の背面に開口形成した外出口13から外出してあるから、係止部5自体はキャラクター盤10の正面片11にて隠蔽されることになり、キャラクター盤10に表示された所定のキャラクターのイメージを損なわせることがなく、キャラクター像をそのまま楽しむことができる。
【0013】
フック杆4の上部の係止部5は、この係止部5におけるほぼC字状の曲がり方向とは逆方向に曲げられている係止箇所調整部7を形成してあることで、伸長部6による鉛直状の吊り下げ方向に対し係止部5の係止による吊り下げ方向との間に若干のズレを設定できる。そのため、係止部5を壁面の突起部分である例えば鴨居Kに掛止したときの鴨居Kの肉厚部分の厚さを回避して、ハンガー本体1の掛け部2に掛けた衣服C等を鉛直状に維持でき、キャラクター盤10の体裁を損なうことがない。そればかりでなく、係止箇所調整部7、係止部5をキャラクター盤10の背面片12における外出口13からスムーズに露出状に外出させることができる。
【0014】
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】この考案を実施するための一形態を示す分解斜視図である。
【図2】同じく使用状態の正面図である。
【図3】同じくその背面図である。
【図4】同じくその側断面図である。
【図5】同じく他の実施の形態における使用状態の側断面図である。

【0016】
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は、吊り下げる衣服C、例えばスーツ、上着の大きさに対応した幅員を有する木製、合成樹脂材製等のハンガー本体であり、正面から見て緩やかな山形を呈する二股状の掛け部2と、この掛け部2の下端相互間に架け渡されていて、パンツ等を掛けられるようにした支持バー部3とを備える。また、このハンガー本体1には、掛け部2の頂部に、所定径の番線材にて上端が例えばC字形状・カギ形状等の曲がり形状を呈している係止部5となって形成されたフック杆4がハンガー本体1における左右方向に沿って回転自在にして連繋されている。
【0017】
このハンガー本体1に連繋したフック杆4は、掛け部2の頂部位置から係止部5の上端に至る位置までの長さが、通常のハンガーにおけるそれとは異なり、伸長部6によってかなりの程度で長く形成されている。すなわち、実際の人体における頸部及び頭部の上下高さとほぼ同程度となる長さ(高さ)となるように設定されており、具体的には例えば250〜280mm程度となるようにしてある。尚、係止部5における曲がり形状は例えばほぼ半円形を呈するほぼC字状に曲げられていて、その大きさは例えば50〜60mm程度となしてある。
【0018】
また、係止部5は、図5に示すように、この係止部5におけるほぼC字状の曲がり方向とは逆方向に曲げられている係止箇所調整部7を介して伸長部6に連続しており、これを側方からみると略S字状を呈している。この係止箇所調整部7における曲がりの幅員の大きさは、例えば壁面の突起部分である鴨居Kの肉厚の厚さにほぼ対応してあって、係止部5を鴨居Kに掛止したとき、伸長部6による吊り下げ方向が鉛直方向にほぼ沿う程度となるようにしてある。こうすることで、伸長部6によって吊り下げられるハンガー本体1も鉛直方向に沿うことになり、衣服C等を体裁良く吊り下げさせることができる。
【0019】
また、このハンガー本体1とは別に、ハンガー本体1における掛け部2、係止部5、伸長部6を覆うキャラクター盤10が設けられている。このキャラクター盤10は、ハンガー本体1の正面、背面それぞれに配置されていて、例えば人物の正面肩部分、正面頸部分、顔を呈する正面頭部分を表示している正面片11と、同様に背面肩部分、背面頸部分、後頭を呈する背面頭部分を表示している背面片12とを前後に配して成る。そして、これらの正面片11、背面片12相互を例えば図示のように扁平袋状に形成したり、あるいは図示を省略したが適当な繋ぎ片にて連結したり等するのであり、その素材は例えば合成樹脂製シート・フィルム材、厚紙等の紙製片等のシート材によるものとし、これらによって所定の外形状となるように形成してある。
【0020】
キャラクター盤10には、例えば有名人・タレント・俳優その他の所定のキャラクターの人物像が表示されており、あるいはこの考案ハンガーを使用する使用者本人が表示されている写真・絵とすることもでき、場合によっては擬人的にした動物、更には動物の顔部分そのもの等を表示したものであっても良い。要は、衣服C等を支持しているとき、その衣服Cを実際上の人物等が着用しているような印象を与えるものであれば良いもので、特に限定されるものではない。
【0021】
また、このキャラクター盤10の背面片12には、前記ハンガー本体1のフック杆4の係止部5、更には係止箇所調整部7を外出させる切込状の外出口13を開口形成してある。この外出口13は例えばキャラクター盤10の水平方向に沿う1本または複数本のスリット状に形成されており、ハンガー本体1を覆っているキャラクター盤10の背面で係止部5、係止箇所調整部7等が外出されていることで、例えば壁面その他に設けられている所定のフック等の掛け具J、あるいは鴨居K等に掛けることができるようにしてある。
【0022】
次にこれの使用の一例を説明すると、ハンガー本体1に、このハンガー本体1を覆うようにキャラクター盤10を被せて組み合わせておき、適当な上着等の衣服Cを掛ければよいのであり、キャラクター盤10の背面で外出しているフック杆4の係止部5を、例えば壁面などに固定されている掛け具Jに、あるいは係止箇所調整部7を経て鴨居K等に掛けることで吊持する。こうすることで、キャラクター盤10の正面で表示されている人物等があたかもその衣服C等を着用している状態で、そこに存在しているようなイメージを醸し出すのである。
【0023】
また、その雰囲気を、キャラクター盤10によって表示されているキャラクター内容と共に支持させる衣服Cを変更することで様々に変えることも可能であり、更には着せ替え的にこれを楽しむようにしても良く、これによって衣服Cが吊持されている例えば部屋における異なる印象を楽しむものである。
【0024】
C…衣服 J…掛け具
K…鴨居
1…ハンガー本体 2…掛け部
3…支持バー部 4…フック杆
5…係止部 6…伸長部
7…係止箇所調整部
10…キャラクター盤 11…正面片
12…背面片 13…外出口

(57)【要約】

【課題】衣服を着用した際の実際上の具体的イメージの把握が容易であり、例えばキャラクター人物あるいは使用者本人があたかも実際的に着用しているようなイメージを与えるばかりでなく、実際の衣服による着せ替え的な装飾物として利用もできるようにする。【解決手段】掛け部2、支持バー部3を備えたハンガー本体1に、上端が係止部5となっていて、人体の頸部、頭部の上下高さと同程度の長さを備えた伸長部6を備えたフック杆4を掛け部2の頂部で連繋する。また、ハンガー本体1の掛け部2、係止部5、伸長部6を覆うように、所定のキャラクターを表示したキャラクター盤10をハンガー本体1に被せて組み合わせる。キャラクター盤10は、キャラクターの正面を表示する正面片11、背面を表示する背面片12を前後に配して成り、背面片12に係止部5の外出口を開口形成する。


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