(54)【考案の名称】飾り兜

(73)【実用新案権者】株式会社龍玉

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、歴史上の武具としての兜をモチーフとして室内の装飾用に作成される飾り兜に関する。

【従来の技術】

【0002】
飾り兜は、星兜,筋兜,南蛮兜等,歴史上に存在した兜の様式を基本として、各種立物や鍬形,しころ,吹き返し等のデザインにつき、作成者の個性を発揮したり、歴史上に存在したものを忠実に再現したりすることによって、作成される。これらの装飾のうち、立物については、歴史上、鍬形に代えて若しくは鍬形の間に取り付けられる前立,鉢の頂部に取り付けられる頭立,鉢の後頭部に取り付けられる後立,鉢の両側頭部から突出するように取り付けられる脇立が、知られている。
【0003】

【効果】

【0011】
以上のように構成された本考案による飾り兜によると、頭立と前立が同時に装着可能になるところ、頭立については、鉢の頂部に装着されるものであるから、前後方向にボリュームを持たせた立体的な形状に構成したとしても前後方向におけるバランスを崩すことがないので、側方から鑑賞された場合の審美性を高めることができる。また、鍬形台の上方に前立が装着されるので、正面から鑑賞された場合にも鉢の表面が剥き出しにならず、審美性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】実施例にかかる飾り兜の正面図
【図2】飾り兜の側面図
【図3】前立の装着構造を示す拡大分解図
【図4】頭立の装着構造を示す拡大分解図

【0013】
以下、図面に基づいて、本考案による飾り兜の実施例を説明する。
【0014】
図1に本考案による飾り兜の実施例の正面図と示し、図2に側面図を示す。これらの図面に示されるように、本考案による飾り兜は、飾り兜の一般的構成として、筋兜の表面形状を再現した半球状の鉢1の縁における正面に相当する部分に、眉庇2が取り付けられ、それ以外の部分に、しころ3が取り付けられている。また、眉庇2の左右には、吹き返し4が取り付けられ、眉庇2の上部に鍬形台5が取り付けられている。
【0015】
この鍬形台5は、正面から見て上方に開いた略半円環板状の形状を有しており、図示せぬ鋲などにより、鉢1に対して固定されている。なお、鍬形台5の正面形状は、略U字状でもよいし、凹字状でもよい。また、鍬形台5の正面に装飾模様が彫刻又は描画されていてもよい。
【0016】
図3に示すように、鍬形台5の左右両端の断面形状は、兜の前後方向に扁平な矩形であり、兜の左右方向を長軸方向とするスリット5aが開口している。これら左右のスリット5aには、それぞれ、板状の鍬形6の基端が挿入されて固定されることにより、着脱自在に装着される。さらに、鍬形台5の中央内面には、平面形状がコ字状の前立固定部としての取付座5bが、上方に突出するように一体成型されている。
【0017】
鍬形台5上に固定されるべき前立7は、板状,より詳しくは円盤状の形状を有しており、その裏面には、短冊状の金属板を塑性変形によりクリップ状に折り曲げてなる取付金具8が、図示せぬ鋲により、開口を下方に向けて固定されている。この取付金具8によって取付座5bを挟み込むことにより、前立7は、鍬形台5上に着脱自在に固定され、そのとき、前立7は、鍬形台5の内部空間と重なるように配置される。
【0018】
一方、鉢1の後部における頂部近傍には、図4に示すような頭立固定部としてのホルダ9が、その中心軸を鉢1の中心軸における頂部上方に向けて固定されている。このホルダ9は、金属のプレス加工により作成され、その基端において鉢1に対して鋲12により固定され、その先端において鉢の表面の接平面と平行な扁平な角筒状に形成されている。
【0019】
鉢1の頂部に固定されるべき頭立10は、体幹を兜の前後方向に向けた龍の型を立体的に表した彫像であり、その下面には、短冊状の金属板を緩やかにカーブさせたステー11が、その先端を後方に向けて、図示せぬ鋲により固定されている。このステー11の先端がホルダ9の先端の角筒9aに挿入されることにより、頭立10が鉢1の頂部の上方に着脱自在に配置される。なお、頭立10のモチーフは、獅子でもよいし、虎でもよい。
【0020】
以上の構成により、左右の鍬形6及び前立7をそれぞれ鍬形台5に固定するとともに、頭立10を鉢1に固定した場合には、頭立10が兜の前後方向にボリュームを持たせた立体的な形状であり、かつ、頭頂部に配置されることから、兜を側方から鑑賞した場合であっても、本実施例の飾り兜は、鑑賞に堪えうる。また、正面から鑑賞した場合であっても、鍬形6を取り付けるための鍬形台5の上方に前立7が装着されるので、鍬形台5と頭立10との間の空間を通じて鉢1の表面が剥き出しにならず、正面からの審美性が高まる。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本考案は、飾り兜を製造する産業で利用される。
【0022】
1 鉢
5 鍬形台
6 鍬形
7 前立
8 取付金具
9 ホルダ
10 頭立
11 ステー


(57)【要約】

【課題】正面から鑑賞しても側方から鑑賞しても審美性に優れる飾り兜を提供する。【解決手段】鉢1の外周面における縁近傍には、鍬形6が挿入されるスリット5aが形成された鍬形台5が固定されている。この鍬形台5の上面中央には、前立7の背面に取り付けられたクリップ状の取付金具8が着脱自在に装着される取付座が一体形成されている。また、鉢1の外周面における頂部近傍の後頭部には、頭立10の下面に取り付けられたステー11の先端が挿入される角筒部が先端に形成されたホルダ9が固定されている。


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