(54)【考案の名称】工具等の携帯用器具

(73)【実用新案権者】杉野工業株式会社

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、作業者が種々の手工具等を携帯するために作業者が装着するハーネスに取り付ける工具等の携帯用器具に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
作業者が種々の手工具等を携帯する手段として、腰ベルト(安全ベルト)に装着した工具保持具が知られている。例えば特許文献1(特開平9−267275号公報)には、ベルト挿通孔を備えたベルト装着部に、工具吊下用カラビナを縦配置で突出させて設けた器具が開示されている。また特許文献2(特開2013−237142号公報)には、同様にベルト装着部に、工具吊下用カラビナを横配置とした器具が開示されている。
【0003】
また特許文献3(特開2003−311659号公報)に示すように携帯用工具に適する形状とした工具保持部を備えた器具も知られており、ベルト装着部に特に工具保持部を備えずに、工具保持部を装着する連結部を設けている器具も知られている(特許文献4:登録実用新案3194444号公報)。
【0004】
更に作業者の前面で工具を保持する器具としては、布状生地からなる支持面体に身体装着バンドを設けると共に、支持面体に多数の工具収納用袋部を設けたものが知られている(特許文献5:登録実用新案3159547号公報)。
【0005】

【効果】

【0014】
本考案の構成は前記のとおりで、簡単な工具で身体前面での工具携帯を可能としたものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本考案の実施形態の全体斜視図。
【図2】同使用状態の説明図(ベルト装着時)。
【図3】同図(工具差装着時)。
【図4】同図(工具携帯時)。
【図5】同第二実施形態の説明図。

【0016】
次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示した器具は、金属棒体で形成した第一枠部材Aと第二枠部材Bを組み合わせ、所定位置を溶接して形成するものである。
【0017】
第一矩形枠部材Aは、横長の矩形枠で、左右側杆1,2及び上下杆3,4を備えたもので、全体が連続したロ状である。
【0018】
第二矩形枠部材Bは、前記第一矩形枠部材Aと同様に横長矩形であるが、横幅は一致させ、縦幅をやや大きくしたもので、上方の中央杆5、下方の吊下杆6、右側の連結側杆7及び左側の抜け止め側杆8を備えるが、特に中央杆5と抜け止め側杆8の間を、適宜な間隔を有するように不連続としたものである。
【0019】
前記の第一矩形枠部材Aと第二矩形枠部材を重ね合わせ、中央杆5を上下杆3,4の上下中間に位置させ、右側杆2と連結側杆7の重なり箇所を溶接すると、左右側杆1,2と、中央杆5で構成される日の字状のベルト装着部が構成される共に、左側杆1と中央杆5の端部との間に第一差込間隙aが形成される。
【0020】
更に右側杆2から下方に突出した連結側杆7と、前記下方杆4の下方適宜距離隔てて位置する吊下杆6と、左側杆1との間に第二差込間隙bが形成された抜け止め側杆8とで上方開口コの字状の吊下部が構成される。
【0021】
而して前記工具は、図4に示すような高所作業者Cが身体に装着するフルハーネスと称されている安全帯Dの胸位置にあたるベルトd1に取り付けるものである。その装着は、第一差込間隙aからベルトを差し込み、ベルトd1が中央杆5を跨ぐようにさせて、ベルトd1の所定位置に固定するものである。これによって吊下杆6がベルトd1の前面で且つ器具の下方である位置に取り付けられる。
【0022】
前記のベルトd1に本器具を固定すると、次に工具差し(工具収納部材)Eを吊下げ装着するものである。工具差しEは、一般に市販されているもので上部にベルト通し部e1を設け、下方に袋状の工具収納部e2を備えたもので、前記のベルト通し部e1を第二間隙bから差し入れ、ベルト通し部e1を吊下杆6に装着するものである。
【0023】
これによって工具差しEが作業者Cの身体前面に配されることになり、当該工具差しEに所望の工具を差し入れて携帯するものである。
【0024】
また本考案は、前記の実施形態のように、第一枠部材Aと第二枠部材Bの組み合わせ溶着で形成するものに限定されるものではなく、図5に示すように、線材を連続するように溶接して形成しても良く(表示番号は第一実施形態と対応する)、また金属板のプレス加工による1枚もので形成しても良い。勿論第一差込間隙aは、中央杆の端部が側杆と不連続であれば良いので、側杆部分の当該箇所を不連続として、中央杆端部が側杆位置まで突出させて第一差込間隙を形成するようにしても良い。更に工具収納部材は前記の工具差しEに限定されるものでは無く、その他の工具を携帯できる別部材を吊下杆に装着するようにしても良い。
【0025】
1 左側杆
2 右側杆
3 上方杆
4 下方杆
5 中央杆
6 吊下杆
7 連結側杆
8 抜け止め側杆
a 第一差込間隙
b 第二差込間隙

(57)【要約】

【課題】作業者の身体前面で携帯可能とする工具等の携帯用器具を提供する。【解決手段】携帯用器具は、ベルト装着部と吊下部とで構成され、ベルト装着部を、左右側杆1,2と、左右側杆を連結する上下杆3,4と、上下杆の中間部分に設けた中央杆5からなる日の字状で所定位置に第一差込間隙を設け、吊下部が、前記下方杆の下方適宜距離隔てた位置の吊下杆6と、吊下杆を側杆と連結する連結側杆7と、連結側杆と対向する位置で吊下杆から屈曲し、且つベルト装着部との間に第二差込間隙bを設けた抜け止め側杆8からなる上方開口コの字状に設け、フルハーネスのベルトd1に、前記携帯用器具を装着し、吊下杆6に工具差しEのベルト通し部e1を吊下げ装着する。


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