(54)【考案の名称】爪用アクリル系樹脂の剥離用具セット

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、爪に塗布したアクリル系樹脂の剥離を目的とする用具セットに関する。

【従来の技術】

【0002】
美容装飾の一環として、ジェルネイルと呼ばれるアクリル系樹脂を爪に塗布する施術が行われている。これを剥離するための用具として、綿布、アセトン等の有機溶剤、アルミホイル、竹棒等、ネイル用やすり等の用具が複合的に使用される。
【0003】
上記用具を使用した一般的な剥離方法は以下のとおりである。
ジェルネイル表面に金属の刃で傷をつけ、アセトン等の有機溶剤を浸した綿布を当ててアルミホイルでくるむ。これにタオル等を巻き温める。相当時間経過後に柔化した樹脂を竹棒で少しずつそぎ落とす。最後にネイル用やすりで爪の表面を擦って残った樹脂を落とす。
【0004】

【効果】

【0014】
本考案に係る用具セットの使用により、従来ネイルサロンで45〜60分を要していたアクリル系樹脂の爪表面からの剥離が15分程度で終了できるようになる。
【0015】
剥離に要する作業時間の大幅な短縮により、ネイルサロンは利益効率が低い無駄な時間を減らすことができ、客も余計な出費をなくすことができる。
【0016】
剥離に要する作業時間の大幅な短縮により、被施術者は指をアセトン溶剤に浸している時間が減少するため、指先が皮膚枯燥の状態になる可能性が減少する。
【0017】
超音波のキャビテーション効果により、アクリル系樹脂の爪表面からの分離が効果的に行われるため、脱液後の金属ヘラによる物理的除去作業が容易になる。このため、ヘラで爪を傷つけてしまう心配がほとんどなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】ハンドピースの使用法を示す画像である。
【図2】アセトンとキューティクルオイルの混合液と超音波洗浄機の使用法を示す画像である。
【図3】脱液後のジェルと爪の状態を示す画像である。
【図4】(A)金属ヘラの使用法を示す画像である。(B)剥離完了後の爪の状態を示す画像である。

【0019】
本考案に係る用具セットとそれらの使用法について、画像を用いて説明する。本実施形態においては、剥離対象のアクリル系樹脂はジェルネイルの通称で知られる「ジェル」とし、用具セットは研磨機としてハンドピースを、有機溶剤混合液はアセトンとキューティクルオイルとの混合液を、ヘラは金属製のものを使用する。また、超音波洗浄機は安価に入手可能な市販のものをとする。
【0020】
最初に、図1に示すように、ハンドピース1を爪に対して斜めにあて、ジェルの表面を幅広く荒化させる。表面を凸凹にして液が浸み込みやすくするためである。
【0021】
つぎに、アセトンとキューティクルオイルの混合液2を超音波洗浄機3に注入するが、図2に示すように、洗浄機3の保護と安全確保のため、混合液2は直接超音波洗浄機3に入れず、ガラス製又はセラミック素材の容器6を超音波洗浄機3にセットしてから、その中に液2を入れる構成とすることが望ましい。また、容器6は混合液2を入れる前に、摂氏35度から40度程度のぬるま湯を入れて温めておくことが望ましい。液のキャビテーション効果を効果的なものとするためである。キューティクルオイルは皮膚の保脂のためであるので、同様の効果を有するものであれば代用が可能である。
【0022】
入液する前に、指先の爪以外の部分にクリームやオイルを塗っておくことが望ましい。アセトンの脱脂効果を最小限にするためである。指を混合液2に入れ、超音波洗浄液3をオンにする。剥離状況を確認しながら時間を調節する。通常2〜3分で剥離が始まり、ジェルが固く厚い場合でも、5分前後で完了する。
【0023】
図3が脱液後のジェルと爪の状態である。超音波洗浄機3を使用せずに施術した場合と比べて剥離の度合いが大きく、薄皮がむけるように、ジェルが爪の表面に浮き上がる。
【0024】
最後に、金属ヘラを使用し、ジェルを斜めに軽く押せば剥離が完了する(図4A)。アセトンには、保脂・保湿効果を有するキューティクルオイルが混合されているため、アセトンだけの場合と比べて、美しい爪となっている(図4B)。
【0025】
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を上記実施形態に記載したが、本考案は、本考案の原理の範囲内で、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味にまで広げて実施することが可能である。特に請求項1の考案においては、研磨機及びヘラの形状・素材・機能、有機溶剤混合液の種類について様々の実施形態が可能であり、それらについての本実施形態と異なる形態又は方法による実施は、各用具の使用目的が異ならない限りにおいて、本考案の技術的範囲に含まれるものと解する。
【0026】
1 ハンドピ−ス
2 アセトン・キューティクルオイル混合液
3 超音波洗浄機
4 ヘラ
5 アクリル系樹脂(ジェル)
6 容器


(57)【要約】

【課題】アクリル系樹脂の剥離に要する時間を飛躍的に短くすることができる剥離用具のセットを提供する。【解決手段】有機溶剤の樹脂への浸透力と超音波のキャビテーション効果を利用した用具セットであり、爪に塗布したアクリル系樹脂の表面を荒化させる研磨機と、アクリル系樹脂に浸透しアクリル系樹脂を柔化させる有機溶剤混合液2と、有機溶剤混合液のアクリル系樹脂への浸透を促進させる超音波洗浄機3と、柔化した爪上のアクリル系樹脂を削落させるヘラとからなる。研磨機は扱いやすく効率的に作業ができるハンドピ−ス又は回転鑢を、有機溶剤混合液はアクリル系樹脂に浸み込みやすいアセトンと皮膚の保脂に有用なキューティクルオイルとの混合液を、ヘラは削取力が強い金属製とするのが好ましい。


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