(54)【考案の名称】日焼け防止用マスク

(73)【実用新案権者】株式会社ユニワールド

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、日常生活、農作業、造園、園芸庭造り等において、顔や首を紫外線から防ぐために用いられる、日焼け防止用マスクに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、農作業等の際に作業者を保護する目的でマスクが用いられており、例えば、着用者の鼻から口元、および首筋から胸元、ならびに肩部を包囲して紫外線を防ぐマスクが提案されている(特許文献1〜2)。
特許文献1には、着用者の息苦しさを解消することを目的として、マスク部の下端部と首筋前部の上端部との間に形成した開口部を備えており、マスク部の下端部の布地を幅方向に広くし、首筋前部に、ゆとりを持って縫着する構成のマスクが記載されている。
また、特許文献2には、スポーツや散歩などにより体を動かしている状態において、排気または吸込における息苦しさを解消することを目的として、マスク部の下端部と首筋前部の上端部との間に形成した開口部に加えて、マスク部の中央部に設けられ、少なくとも、この中央部の形状を設定可能とする第1形状保持部材を備える構成のマスクが記載されている。
【0003】

【効果】

【0011】
本考案の日焼け防止用マスクは、上記構成により着用時に正面開口部が開いた状態が維持されるから、金属等の別部材を用いることなく、通気性を良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本考案の実施形態にかかる日焼け防止用マスクを平面に置いた状態の概略を示す正面図である。
【図2】本考案の実施形態にかかる日焼け防止用マスクを着用した状態を示す正面図である。
【図3】本考案の実施形態にかかる日焼け防止用マスクを着用した状態を示す側面図である。
【図4】本考案の実施形態にかかる日焼け防止用マスクを帽子と一緒に着用した状態を示す側面図である。
【図5】脇布の接合状態を示すために、本考案の実施形態に係る日焼け防止用マスクの一部を拡大して示す正面図である。
【図6】図5のX−X’方向から見た日焼け防止用マスクの脇布とマスク本体との関係を模式的に示す側面図である。
【図7】マスク本体の上端のパイピングを説明するマスク本体の正面図である。

【0013】
以下、本考案の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明は、本考案のマスクの実施形態を例示すものであって、各構成要素の構成や関係を限定するものではない。
【0014】
図1は、本考案の実施形態にかかる日焼け防止用マスクを平面に置いた状態の概略を示す正面図である。図2および図3は、本考案の実施形態にかかるマスクの着用状態を示す正面図および側面図である。図1〜3に示すように、本実施形態にかかるマスクは、マスク本体1、顎布2、脇布3、耳かけ紐4および装着用紐5を備えている。
【0015】
マスク本体1は、装着時に鼻から口にかけて顔を覆う略四角形の布であり、下側の両端の接合部11a・11bにおいて顎布2と接合されている。接合部11a・11bの間には接合されていない部分が残されており、接合されていない部分を挟むようにして接合部11a・11bが設けられている。
【0016】
マスク本体1両端の接合部11a・11b間の接合されていない部分は、マスク本体1における長さAが、顎布2における長さBよりも長くなっている。マスク本体1の下端12と顎布2の上端212の接合されていない部分により正面開口部6が形成されている。
【0017】
また、図1に示すように、日焼け防止用マスク100を平面に置いたときに、マスク本体1の下端12が接合部11a・11bを結んだ直線Lよりもマスク本体1側に位置するように、マスク本体1の両側の接合部11a・11bが顎布2の上端212に接合されている。
【0018】
このため、日焼け防止用マスク100を着用した場合、図3に示すように、両端の接合部11a・11bから、マスク本体1に矢印Cで示した方向への力が加えられる。これにより、マスク本体1の下端12が顎布2の上端212よりも前方にせり出した状態が維持される。したがって、マスクを着用した状態において、マスク本体1の下端12と顎布2の上端212とにより形成される正面開口部6が大きく開いた状態を維持して、通気性が良好なものとすることができる。
なお、本考案において、「接合」とは、一般的な使用態様において、各部材が離れないで接した状態を維持することをいい、例えば、縫合、圧着、接着等が挙げられる。
【0019】
本実施形態では、マスク本体1における側端13の下端12付近の一部を顎布2の上端212に接合することにより、平面に置いたときにマスク本体1の下端12が接合部11a・11bを結んだ直線Lよりもマスク本体1側に位置させることができる(図1参照)。この構成により、別部材を用いることなく、正面開口部6が大きく開いた状態を維持することができる。
【0020】
マスク本体1の下端12には、中心付近に2つのダーツ14が設けられている。布にひだをとってつまんで縫い合わせたダーツ14を設けることにより、マスク本体1の下端12側の形状がより立体的になる。したがって、着用時において正面開口部6が大きく開いた状態を維持して、通気性を良好にすることができる。
【0021】
図4は、本考案の実施形態にかかる日焼け防止用マスクを帽子と一緒に着用した状態を示す側面図である。後ろ側は、前側とは異なり、着用者の視界を確保する必要が無いから、帽子の鍔部を十分に下げて日光を遮ることができる。そこで、本実施形態の日焼け防止用マスク100は、後ろ側には遮光用の布を設けず、前側にのみ顎布2を設けている。このように、日焼け防止用マスク100は、帽子と併用する際には必要性の低い、首の後ろ側を覆う布を備えていないことから、帽子と併用する場合の通気性が良好であり快適に使用することができる。
【0022】
図1および図3に示すように、日焼け防止用マスク100は、マスク本体1の両側に脇布3を備えている。
図5は、脇布の接合状態を示すために、日焼け防止用マスクの一部を拡大した正面図である。同図に示すように、脇布3は、マスク本体1両側の側端13付近の上部と下部の二か所の接合部31a・31bにおいて、マスク本体1または顎布2と接合されている。接合部31aと接合部31bとの間には接合されていない部分が残されており、合部31aと接合部31bとが接合されていない部分を挟んでいる。
【0023】
接合部31aと接合部31bとの間のマスク本体1の接合されていない部分の長さが、脇布3の接合されていない部分の長さよりも長くなるように、すなわち、マスク本体1が脇布3よりも余裕をもった状態で接合されている。マスク本体1における両側の側端13と脇布3の接合されていない部分によって側面開口部7が形成されている。
【0024】
脇布3をマスク本体1の両側に設けることにより、顔の両側が日焼けすることを防止しつつ、側面開口部7により側面方向の通気を確保することができる。すなわち、図5に示すように、着用者の鼻および口の周辺を覆うマスク本体1の内部空間は、正面開口部6のみでなく、マスク本体1両脇の側面開口部7を介して外部とつながっている。したがって、通気性が非常に良好になり、装着時の快適性が向上する。
【0025】
図6は、図5のX−X’方向から見た日焼け防止用マスクの脇布とマスク本体との関係を模式的に示す側面図である。同図に示すように、脇布3は上端32がマスク本体1側に折り返された状態で接合部31aにおいて、マスク本体1に接合されている。上端32の折り返し部33がマスク本体1を支えることにより、側面開口部7が開いた状態を維持して、通気性を良好にすることができる。
【0026】
図1〜図3に示すように、顎布2は、第1の顎布21と第2の顎布22を備えている。第2の顎布22は、上端222の両端付近において、接合されていない部分を挟んで第1の顎布21に接合されている。第1の顎布21における接合部211aと211b間の接合されていない部分の長さは、第2の顎布22における接合部211aと211b間の接合されていない部分の長さよりも長い。第2の顎布22と第1の顎布21の接合されていない部分により首開口部8が形成されている。
【0027】
第1の顎布21と第2の顎布22とは、第1の顎布21の下端213が第2の顎布22の上端222よりも下になるように接合されている。このように、第1の顎布21と第2の顎布22とが重なる部分を首開口部8とすることにより、顎布21または第2の顎布22が揺れる度に、首開口部8が開いて、空気の流れが生じる。したがって、首の前側の通気性が良好となり、着用時の快適性が向上する。
【0028】
図7は、本考案の実施形態にかかる日焼け防止用マスクのマスク本体の上端のパイピングを説明する正面図である。同図に示すように、マスク本体1の上端15は、伸縮性のある布9でパイピングされており、中央に細かいひだ91が形成されている。このように、ひだ91を形成することにより、着用時においてマスク本体1が前方に膨らんだ形状を維持し、通気性を良好にすることができる。
なお、「パイピング」とは、布の端を伸縮性のある共布または別布でくるんだものをいう。
【0029】
耳かけ紐4および装着用紐5は、日焼け防止用マスク100を装着するために用いられる。図3に示すように、耳かけ紐4を着用者の耳にかけ、装着用紐5を装着者の頭の後側で結ぶことにより、日焼け防止用マスク100が所定の位置に装着した状態を維持することができる。
【0030】
日焼け防止用マスク100を構成する各部材を構成する素材は一般に用いられているものを用いることができる。例えば、遮光性を備えるとともに、通気性および伸縮性のある布等を用いることができる。各部を構成する布は一枚で用いても複数の布が重ねあわされたものを用いても良い。
【0031】
以上説明したとおり、本考案の実施形態にかかる日焼け防止用マスクは、別部材を用いることなく正面開口部が開いた状態を維持することができるから、着用時における通気性が良好なものである。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本考案は、日常生活やガーデニングや農作業などの野外作業用の日除け用マスクとして用いることができる。
【0033】
1 マスク本体
11a、11b 接合部
12 下端
13 側端
14 ダーツ
15 上端
2 顎布
21 第1の顎布
211a、211b 接合部
212 上端
213 下端
22 第2の顎布
222 上端
3 脇布
31a、31b 接合部
32 上端
33 折り返し部
4 耳かけ紐
5 装着用紐
6 正面開口部
7 側面開口部
8 首開口部
9 伸縮性のある布
91 ひだ

(57)【要約】

【課題】別部材を用いることなく着用時において開口部が開いた状態を維持することができる、通気性が良好な日焼け防止用マスクを提供する。【解決手段】日焼け防止用マスク100は、マスク本体1と、顎布2とを備えており、マスク本体1は、下側の両端の接合部11a・11bにおいて顎布2に接合され、接合部11aと11b間の接合されていない部分は、マスク本体1における長さAが、顎布における長さBよりも長くなっており、マスク本体1の下端12と顎布2の接合されていない部分によって正面開口部6が形成されている。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):