(54)【考案の名称】観賞補助具

(73)【実用新案権者】株式会社ココロワークス

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、スマートフォンやタブレット型端末等の携帯型端末に取り付けて用いられる観賞補助具に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来から、スマートフォンを保持しつつ外部より暗い観賞空間を形成し、当該スマートフォンから映し出された動画等の画像をあたかも映画館に居るような臨場感や没入感をもって観賞することができるようにした箱状のものが考えられている(例えば非特許文献1参照)。
【0003】
この種のものは、ダンボールを箱状に組み立てることにより、所定の大きさのスマートフォンを保持することができるようになっている。換言すれば、従来のものは、特定の大きさのスマートフォンを保持することはできるが、大きさや形状の異なるその他のスマートフォンを適切に保持することができないものとなっていた。
【0004】
以上の事情は、スマートフォンに限らず、タブレット型端末等の携帯型端末においても同様である。
【0005】
【非特許文献1】”グーグルカードボード”、〔online〕、〔平成27年1月8日検索〕、インターネット(URL:http://www.google.com/get/cardboard/)

【考案が解決しようとする課題】
【0006】
本考案は、このような課題に着目してなされたものであって、少なくとも、多様な大きさや形状をなすスマートフォン等の携帯型端末を柔軟に支持することができる観賞補助具を提供することにある。

【効果】

【0018】
以上説明したように本考案によれば、少なくとも、補助具本体を多様な大きさや形状をなすスマートフォン等の携帯型端末に巻き付けることにより当該スマートフォンを柔軟に支持することができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本考案の一実施形態を示す後方からみた斜視図。
【図2】同実施形態における取り付け説明用の斜視図。
【図3】同実施形態における取り付け説明用の斜視図。
【図4】同実施形態における補助具本体の展開図。
【図5】同実施形態におけるゴーグル部材の背面図。
【図6】同実施形態における使用例を説明するための右側面図。

【0020】
以下、本考案の一実施形態を、図1〜6を参照して説明する。
【0021】
この観賞補助具Aは、携帯型端末であるスマートフォンPにおけるディスプレイDの前側に外部からの光の侵入が抑制された外部よりも暗い観賞空間spを形成し、その観賞空間spを介して前記ディスプレイDに表示される動画等の画像(図示せず)を好適に観賞することができるようにしたものである。
【0022】
観賞補助具Aは、可撓性を有したシート体を主体に構成され、スマートフォンPの外周端縁eに巻き付けて装着されるとともに装着状態(S)において内部に観賞空間spを形成した筒状をなす補助具本体1を備えている。さらに、この実施形態では、観賞補助具Aは、画像を拡大して観賞するためのレンズ21、及び、このレンズ21を支持するレンズ支持体22とを有したゴーグル部材2を備えている。ゴーグル部材2は、補助具本体1の開口端部12に支持されている。
【0023】
以下、この観賞補助具Aを構成する補助具本体1及びゴーグル部材2について詳述する。
【0024】
補助具本体1は、発泡体により形成されたシート状のものである。ここで、図1ではスマートフォンPに装着された状態である装着状態(S)の補助具本体1が示されており、図2及び図4では、スマートフォンPに装着される前の状態である展開状態(T)の補助具本体1が示されている。また、図3は、展開状態(T)から装着状態(S)に切り換わる過程の補助具本体1が示されている。補助具本体1は、外側に位置する発泡体により作られた外側シート1aと、内側に位置する発泡体により作られた内側シート1bとを積層して作られている。
【0025】
補助具本体1は、スマートフォンPに巻き付けて装着された状態である装着状態(S)においてスマートフォンPの外周端縁eと係わり合う端縁保持部11と、前記装着状態(S)において画像を観賞する者Hの顔部が添接し得る開口端部12とを備えている。換言すれば、補助具本体1は、装着状態(S)において、観賞空間spの下側に位置する下壁w1と、この下壁w1の左右端部から上方に延設され前記観賞空間spの左右側に位置する左右の側壁w2と、これら左右の側壁w2の上端部間に設けられ前記観賞空間spの上側に位置する上壁w3とを備えている。そして、下壁w1、左右の側壁w2、及び、上壁w3の前側の端部に端縁保持部11が連続して設けられているとともに後側の端部に開口端部12が設けられている。
【0026】
端縁保持部11は、スマートフォンPの外周端縁eが嵌り得る溝状に形成されている。端縁保持部11には、厚み方向に連通する複数のスリットslが形成されている。これらスリットslからスマートフォンPに装着されたイヤホンのケーブルcを外部に出せるようになっている。
【0027】
開口端部12は、画像を観賞する者Hの顔部が添接し得る背面視環状の部位であり当該顔部が接することにより、観賞空間spへの光の侵入が抑制され得るようになっている。装着状態(S)における開口端部12は、平面視において顔部に対応した凹陥状をなしている。開口端部12は、左右に対をなして後方に向かって突設された横覆い部分122と、これら対をなす横覆い部分122間に形成された2本のスリット121と、これら2本のスリット121間に形成された山型の切欠部123とを備えている。横覆い部分122は、左右の側壁w2に設けられたものであり装着状態(S)において、画像を観賞する者Hにおける目の外側方に位置し観賞空間spへの光の侵入を抑制するようになっている。2本のスリット121は、下壁w1に設けられたものであり前後方向に延びてなり補助具本体1にゴーグル部材2を支持させるべく、ゴーグル部材2の本体取付部222が係わり合う部位である。切欠部123は、下壁w1に設けられたものであり画像を観賞する者Hの鼻を避けるためのものである。
【0028】
補助具本体1は、スマートフォンPに装着される前の展開状態(T)において、一方の端部に第一の接着部分たる第一の面ファスナ部材s1が配されており、且つ、他方の端部に第二の接着部分である第二の面ファスナ部材s2が配されている。すなわち、この実施形態では、第一、第二の面ファスナ部材s1、s2を主体にして、着脱が容易な面ファスナを構成している。補助具本体1は、第一の面ファスナ部材s1と第二の面ファスナ部材s2とを相互に接着することにより、装着状態(S)が保持されるように構成されている。なお、図1〜図4において、第一、第二の面ファスナ部材s1、s2については、把握の便宜のため、網掛け表示している。
【0029】
この実施形態では第一の面ファスナ部材s1が補助具本体1の内面側に設けられており、第二の面ファスナ部材s2が補助具本体1の外面側に設けられている。第二の面ファスナ部材s2は左右方向に一定の長さを有しており、スマートフォンPの大きさに応じて第一の面ファスナ部材s1と接着する位置を柔軟に変更できるようになっている。
【0030】
ゴーグル部材2は、スマートフォンPの画像を拡大して観賞するためのもので、画像を観賞する者Hの両目に対応させて2つの凸型のレンズ21を有している。なお、図1〜図3、及び、図5において、レンズ21については、把握の便宜のため、網掛け表示している。レンズ21を支持しているレンズ支持体22は、板状の発泡体を2枚積層して作られている。レンズ支持体22は、レンズ21の周縁部分を保持するための2つのレンズ保持孔221を備えている。レンズ支持体22は、下側に左右に対をなしてT字状に突設された本体取付部222を備えている。これら本体取付部222が、補助具本体1の開口端部12に設けられた前後方向に延びるスリット121に係わり合うことにより、ゴーグル部材2が補助具本体1に取り付けられるようになっている。レンズ支持体22は、左右の本体取付部222間に、画像を観賞する者Hの鼻部分を避けるための山型の切欠部223が形成されている。
【0031】
次いで、この観賞補助具Aの使用例の一例を説明する。
【0032】
まず、展開状態(T)の補助具本体1を用意し、スマートフォンPの外周端縁eにおける下端側の縁を端縁保持部11に係わり合わせる。補助具本体1にはスマートフォンPの設置箇所を案内するための目印(図示せず)が設けられており、目印を頼りにして位置決めを行う。次いで、補助具本体1における第二の面ファスナ部材s2が配されている側をスマートフォンPに巻き付けていき、スマートフォンPの外周端縁eにおける右端側の縁及び上端側の縁に順次端縁保持部11を係わり合わせる。しかる後に、補助具本体1における第一の面ファスナ部材s1が配されている側をスマートフォンPに巻き付けていき、スマートフォンPの外周端縁eにおける左端側の縁及び上端側の縁に順次端縁保持部11を係わり合わせるとともに、第一の面ファスナ部材s1を第二の面ファスナ部材s2に接着する。最後に、ゴーグル部材2を補助具本体1の開口端部12に装着することにより、観賞補助具Aが完成する。
【0033】
以上説明したように、本実施形態に係る観賞補助具Aは、可撓性を有したシート状の補助具本体1を多様な大きさや形状をなすスマートフォンPに巻き付けて装着することができるものであり、当該スマートフォンPを柔軟に支持することができるものとなっている。しかも、補助具本体1は、発泡体により作られているため、一定の強度を保持しつつ柔軟性を有しているため、画像を観賞する者Hに対して優れた使用感を与え得るものとなっている。
【0034】
なお、本考案は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
【0035】
例えば、補助具本体は、可撓性を有したシート体を主体に構成されたものであればよい。すなわち、保持具本体は、必ずしも、上述した実施形態で示したような発泡体により構成されたもので無くてもよい。
【0036】
端縁保持部は、装着状態において携帯型端末の外周端縁と係わり合うものであればよく、上述した実施形態で示したような溝状のものには限られない。
【0037】
ゴーグル部材は、必ずしも必須の構成ではない。すなわち、補助具本体を主たる構成部材として、観賞補助具を構成してもよい。
【0038】
第一、第二の接着部分は、面ファスナ部材に限られるものではなく、フックや粘着部材により構成したものであってもよい。
【0039】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0040】
A…観賞補助具
1…補助具本体
2…ゴーグル部材
P…携帯型端末

(57)【要約】

【課題】多様な大きさや形状をなすスマートフォン等の携帯型端末を柔軟に支持することができる観賞補助具を提供する。【解決手段】観賞補助具Aを、可撓性を有したシート体を主体に構成され、携帯型端末Pの外周端縁に巻き付けて装着されるとともに装着状態において内部に観賞空間を形成した筒状をなす補助具本体1を備えたものとし、その補助具本体1が、装着状態において前記携帯型端末Pの外周端縁と係わり合う端縁保持部11と、装着状態において前記画像を観賞する者の顔部が添接し得るように形成した開口端部12とを備えたものとした。


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