(54)【考案の名称】ハンドルバーバッグ

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、自転車のハンドルバーに着脱自在に形成されたハンドルバーバッグに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
現代日本において最も普及している自転車は、女性がスカートを履いた状態でも楽に乗れるようにトップチューブがU字型となっており、手荷物等を収納するための前カゴ、泥除け、チェーンカバーを標準装備する、シティサイクルと称される自転車である。自転車の種類としては他に、山道を走るスポーツ車であるところのマウンテンバイク、ハンドルの理想形といわれるドロップハンドルを備え、舗装路を速く走るためにつくられたロードバイク、マウンテンバイクとロードバイクを足して2で割ったようなクロスバイクなどがあり、近年の自転車ブームではクロスバイクが人気であるといわれている。
【0003】
ところで、このマウンテンバイク、ロードバイク、クロスバイク等はそれら本来のニーズとフォルムからして、物品や小物を収容するための前記シティサイクルが装備している前カゴのような物品収容体を標準装備としない(以下、物品収容体を備えていないマウンテンバイク等の自転車を「バッグレスバイク」と称する)。よって、バッグレスバイクには、必要に応じてハンドルバー部分に物品収容体を取付けることがなされており、従来より、物品収容体をバッグレスバイクに取付けるアタッチメント(附属品)としての取付支持具(特許文献1参照)やその物品収容体の構造自体の提案がなされている(特許文献2参照)。
【0004】
特許文献1に示す取付指示具はバッグレスバイクのハンドルバーにステムを側方から挟むようにして固定されて用いられるものであり、この取付支持体と対になる係止片を予めバッグ、バスケット(籠)、ボトルゲージなどの目的の物品収容体に設けておき、前記取付支持体と係止片とを脱着させることで、物品収容体をバッグレスバイクに着脱自在とするものである。
【0005】
また、特許文献2に示す物品収容体は、収容体の背面に、ハンドルバーおよびハンドルポストにそれぞれ巻回させるベルト状のハンドルバー取付部およびハンドルポスト取付部、並びに、本体の上方を起立させるべくハンドルバーに取付けるベルト部材を備えるものである。
【0006】

【効果】

【0015】
このような構成を備える本考案のハンドルバーバッグによれば、ハンドルバーに取付けた時の安定性、ハンドルバーから取り外した時の携帯用バックとしての機能性・デザイン性に優れ、また、自転車への取付けるためのアタッチメント等の附属品を要せず、自転車の美観を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本考案の第1実施形態におけるハンドルバーバッグを背面側から見た斜視図
【図2】図1のハンドルバーバッグを前面側から見た斜視図
【図3】図1のハンドルバーバッグの蓋体を開状態にした状態を示す斜視図
【図4】図1のハンドルバーバッグを自転車のハンドル(ストレートハンドル)に取付けた状態を示す斜視図
【図5】図1のハンドルバーバッグを自転車のハンドルバー(ストレートハンドル)に取付けた図4の状態の平面図
【図6】図5におけるハンドルバーバッグと自転車のハンドルバーの位置関係を説明する要部断面図
【図7】本考案の第2実施形態におけるハンドルバーバッグの要部構成を示す説明図

【0017】
まず、本考案のハンドルバーバッグの第1実施形態を図1乃至図6を用いて説明する。
【0018】
本実施形態のハンドルバーバッグ1は、図1に示すように、バッグ本体20と、バッグ本体20を自転車のハンドルバーHBの前面に取り付けるための取付手段30とを備えている。
【0019】
バッグ本体20は、矩形の板状底部21、バッグ本体20の幅方向に延在する前記板状底部21の一組の対向辺のそれぞれに連接された板状前面部22および板状背面部23、並びに、バッグ本体20の厚さ方向に延在する前記板状底部21の他の一組の対向辺のそれぞれと前記板状前面部22および板状背面部23とに連接された一対の側面部24とを有し、上部に開口部25が形成されたボックス型に形成されている。
【0020】
本実施形態において、バッグ本体20は厚手の帆布を表地として用い、底部、前面部、背面部には、薄板状の芯材(図示せず)を重ねて、ぞれぞれ板状底部21、板状前面部22、板状背面部23とし、ボックス型の外形を堅牢に保持して形成されている。なお、本実施形態において、「板状」とは「剛性を備えた板状あるいはシート状の」との意として用いる。よって、例えば、バッグ本体20自体が、後述するテンション(張力)に耐えうる厚み(例えば4mm程度)を有する皮革により形成されていてもよい。
【0021】
また、バッグ本体20の収容部となる開口部25内は、薄手の綿生地からなる裏地が前記芯材に重ねるようにして縫製されている。なお、前記表地や裏地には、必要に応じてバッグ本体20のポケット等を形成してもよい。
【0022】
さらに、バッグ本体20には、図2および図3に示すように、開口部25を覆う蓋体26と、一対のフラップ27が設けられている。本実施形態において、蓋体26はバッグ本体20の幅方向寸法と略同寸法の幅を有する可撓性を備えたシート状とされ、一端を板状背面部23の表側に縫着させて固定されており、その縫着部を揺動軸として揺動させることにより、開口部25を覆い、または、開口させるように形成されている。なお、本実施形態において、蓋体26はバッグ本体20と同じ帆布を用いて形成されており、蓋体26の自由端側は、バッグ本体20の開口部25を覆って閉状態とした際に板状前面部22の略上半分に重なって位置する前垂れ部となるようにデザインされている。この蓋体26は自重により閉状態を保持する構成とすることも可能ではあるが、必要に応じて、蓋体26を閉状態としてロックするロック部材を設けてもよい。本実施形態においては、蓋体26とバッグ本体20の板状前面部22とに、ロック部材28としての一対のマグネットホックが設けられている。なお、蓋体26の形状、構成はどのようなものであってもよい。例えば、前記前垂れ部が半円状であってもよいし、蓋体26を巾着のように絞って閉状態を形成するような蓋体26であってもよい。
【0023】
また、前記一対のフラップ27はバッグ本体20の厚さ方向寸法よりも若干小さめな寸法幅を有する可撓性を備えたベロ(舌片)状に形成され、各フラップ27とも、一端を開口部25における側面部24の内側に縫着させて固定されている。このフラップ27により、収容物のバッグ本体20からの飛び出しや落下、さらには、収容物のひったくり被害等を防止することができる。
【0024】
またさらに、バッグ本体20には、ハンドルバーHBから取り外した際にバッグ本体20を携帯(ハンドリング)するための携帯用紐29が設けられている。携帯用紐29は手提げ紐のようなものであってもいいし、肩紐のようなものであってもよい。本実施形態においては、携帯用紐29として、図1に示すように、1本の手提げ紐が蓋体26の縫着部に縫い込ませて設けられている。
【0025】
そして、前記取付手段30は、バッグ本体20の板状背面部23に縫着され、バッグ本体20をハンドルバーHBに取り付ける際に、ハンドルバーHBの上部に掛けて位置させる左右一対(2本)の上方取付ベルトと、前記板状前面部22に縫着され、前記板状前面部22から前記板状底部21を経て前記板状背面部23側へ引回されて前記上方取付ベルトと連結される左右一対(2本)の下方取付ベルトとを有している。なお、上方取付ベルト31および下方取付ベルト41はそれぞれ左右において同様に構成されているものとして説明する。
【0026】
上方取付ベルト31および下方取付ベルト41は、それぞれ綿やアクリル等の平紐状のベルト本体32,42を備えており、本実施形態においては、上方取付ベルト31のベルト本体32は長手方向の一端が固定端とされ、バッグ本体20の板状背面部23の幅方向における仮想中央線を挟む対称位置であって板状背面部23の面内上方に、縫着により固定されている。具体的には、上方取付ベルト31のベルト本体32の一端は、図1に示すように、蓋体26の縫着部に縫い込ませて取付けられている。また、上方取付ベルト31のベルト本体32には、硬質材としてのプラスチック樹脂材からなる雄雌一対の連結部材(バックル)のうちの一方が上方連結部材33として取付けられている。なお、前記一対の連結部材としては、サイドリリースやフロントリリース等のリリース機能を備えた、例えば市販のプラスチックバックルを用いることができる。
【0027】
本実施形態においては、上方連結部材33にはリブ(軸)が設けられた紐通し部33aが形成されており、そのリブ(軸)を縫うようにベルト本体32を通すことにより、ベルト本体32の自由なスライドを抑止可能なアジャスタ機能を備えている。
【0028】
上方取付ベルト31のベルト本体32は、その長さ方向中央部を上方連結部材33の紐通し部33aに通して、自由なスライドを抑止された状態で折り返されている。そして、本実施形態においては、上方取付ベルト31のベルト本体32の前記固定端と上方連結部材33との間のベルト本体32部分には、枠体とその枠体の空間を分割するリブからなる紐通し部34aを備えた上方アジャスタ34がその紐通し部にベルト本体2を通して取付けられており、上方アジャスタ34は、前述のように上方連結部材33の紐通し部33aにおいて折り返されたベルト本体2の自由端となる他端側を、上方アジャスタ34の紐通し部34aのリブ(軸)を縫うように通して収容し、かつ、上方取付ベルト31のベルト本体2の自由なスライドを抑止するように構成されている。
【0029】
特に、本実施形態においては、上方アジャスタ34を上方連結部材33と当接させ、上方アジャスタ34自体が上方取付ベルト31のベルト本体32のスライドを抑止するストッパとして機能するように配置されている。
【0030】
このように構成された上方連結部材33と上方アジャスタ34は、上方連結部材33を主たるテンション調整部材50として機能させ、協働して上方取付ベルト31のベルト本体32の繰り出し、または、引き締めを行うことにより、上方取付ベルト31のベルト本体2の固定端と上方連結部材33との間の長さ寸法を調整可能とされている。
【0031】
同様に、各下方取付ベルト41のベルト本体2もその一端が固定端とされ、バッグ本体20の板状前面部22の幅方向における仮想中央線を挟む対称位置であって、前記板状前面部22の面内上方に縫着により固定されている。そして、下方取付ベルト41のベルト本体42には前記雄雌一対の連結部材のうちの他方が、バッグ本体20の左右において対応する上方連結部材33と連結する下方連結部材43として取付けられている。
【0032】
本実施形態においては、下方連結部材43には、リブ(軸)が設けられた紐通し部43aが形成されており、下方取付ベルト41のベルト本体42は紐通し部43aの1本のリブ(軸)を周回させて折り返されている。そして、本実施形態においては、下方取付ベルト41のベルト本体42の前記固定端と下方連結部材43との間のベルト本体42部分には、紐通し部44aを構成する枠体とその枠体の空間を分割するリブを備えた下方アジャスタ44が、その紐通し部44aにベルト本体2を通して取付けられている。下方アジャスタ44のリブには、下方連結部材43の紐通し部43aにおいて折り返されたベルト本体42の自由端となる他端が固定されており、下方アジャスタ44は、紐通し部44aの枠体を用いたベルト本体2の押圧により下方取付ベルト41のベルト本体42の自由なスライドを抑止するように構成されている。
【0033】
このように構成された下方連結部材43と下方アジャスタ44は、下方アジャスタ44を主たるテンション調整部材50として機能させ、協働して下方取付ベルト41のベルト本体42の繰り出し、または、引き締めを行うことにより、下方取付ベルト41のベルト本体42の固定端と下方連結部材43との間の長さ寸法を調整可能とされている。
【0034】
ここで、本実施形態において、テンション調整手段50は、対応する上方連結部材33と下方連結部材43とをそれぞれ連結させた環内にハンドルバーHBを位置させた状態において前記上方取付ベルト31および下方取付ベルト41を緊張させ、取付手段30とバッグ本体20との間にハンドルバーHBを挟持するためのものであり、本実施形態においては、図6に示すように、上方連結部材33の上方取付ベルト31によりハンドルバーHBの上部を覆い、上方取付ベルト31と上方連結部材33との連接部を屈曲させて上方連結部材33をハンドルバーHBの側方に沿わせた状態で上方取付ベルト31と下方取付ベルト41が緊張状態となるように、上方取付ベルト31のベルト本体32の固定端と上方連結部材33との間の長さ寸法、および/または、下方取付ベルト41のベルト本体42の固定端と下方連結部材43との間の長さ寸法を調整可能に設けられている。
【0035】
このような構成を備えた本実施形態のハンドルバーバッグ1は、図4乃至図6に示すように、バッグ本体20をハンドルバーHBの前方に位置させた状態で、2本の上方取付ベルト31をそれぞれハンドルバーHB側へ略水平に伸ばすとともに、2本の下方取付ベルト41を板状前面部22、板状底部21に沿わせて引き回し、板状背面部23側へ引っ張って、それぞれ対応する上方取付ベルト31の上方連結部材33と下方取付ベルト41の下方連結部材43とを連結させる。このとき、ハンドルバーHBとその周辺に配設されたブレーキケーブルBC等をこれら連結された上方取付ベルト31と下方取付ベルト41により形成された環内に位置させる。そして、テンション調整手段50を操作して、連結された上方取付ベルト31と下方取付ベルト41に張力を作用させてテンションを掛けて緊張させ、ハンドルバーHB側にバッグ本体20を引き寄せ、ハンドルバーHBや、その周囲に配置されたステムS、ブレーキレバーBL、ブレーキケーブルBCなどの部材に板状背面部23を当接させるようにする。このように当接させることにより、バッグ本体20の固定状態がより安定する。なお、板状背面部23に、バッグ本体2をこの当接による摩擦や消耗から保護する当て布等を設けてもよい。
【0036】
このとき、図6に示すように、上方連結部材33の上方取付ベルト31によりハンドルバーHBの上部を覆い、上方取付ベルト31と上方連結部材33との連接部を屈曲させて前記上方連結部材33をハンドルバーの側方に沿わせた状態で、張力を作用させてテンションを掛け、上方取付ベルト31と下方取付ベルト41を緊張状態とすることにより、剛性を備えたプラスチック樹脂製の上方連結部材33および下方連結部材43と上方取付ベルト31とにより、ハンドルバーHBに懸架されたバッグ本体20の板状背面部23との間にしっかりとハンドルバーHBを挟持した状態で、ハンドルバーHBにハンドルバーバッグ1を固定することができる。
【0037】
また、ハンドルバーHBに取付けられたバッグ本体20を取り外し、携帯する場合には、上方取付ベルト31の上方連結部材33と下方取付ベルト41の下方連結部材43との連結を解除させる。携帯時に、上方取付ベルト31と下方取付ベルト41が邪魔になるような場合には、テンション調整部材50を調整し、上方連結部材33と下方連結部材43とを連結させて環状とした状態で上方取付ベルト31と下方取付ベルト41がバッグ本体20の外周に沿って位置するようにすればよい。
【0038】
このように、本実施形態のハンドルバーバッグ1は、バッグレスバイクのハンドルバーHBに常時固定されるアタッチメントの配設を不要とし、かつ、取付手段30の上方連結部材33と下方連結部材43との簡単な操作で、自転車のハンドルバーHBに着脱させることができる。
【0039】
ハンドルバーHBに取付けられたハンドルバーバッグ1は、バッグ本体20の板状前面部22に一端が固定され、板状前面部22から板状底部21を経て板状背面部23側へ回される、左右一対の2本の下方取付ベルト41により、バッグ本体20が底側からしっかりと支承され、また、左右一対の上方取付ベルト31および下方取付ベルト41はバッグ本体20の板状前面部22および板状背面部23の仮想中央線を挟む対称位置にそれぞれの一端が連接されているため、バッグ本体20をその幅方向においてバランスよく保持して、バッグ本体20の自重による位置ズレや傾きを防止して安定して配置させることができる。その際、本実施形態においては、上方取付ベルト31および下方取付ベルト41を前述のような板状とされた部材に縫着することにより、上方取付ベルト31と下方取付ベルト41を緊張状態とするべくテンションを掛ける際にもバッグ本体20の表面の素材のみが引張されるような事態を防止して、しっかりと板状背面部23を面状態でハンドルバーHB側へ引き寄せ、取付手段30とバッグ本体20との間にハンドルバーHBを挟持することができる。
【0040】
また、ハンドルバーバッグ1は、図6に示すように、上方取付ベルト31の固定位置より上方部分をハンドルバーHBよりも高い位置に位置させるようにして取付けられるので、バッグ本体20の開口部25も自ずと高い位置に位置することなり、ハンドルバー越しであっても、物を取り出す、収容する等のバッグ本体20内へのアクセスもし易くなる。
【0041】
さらに、バッグ本体20の開口部25を蓋体26で覆うことにより、収容物のバック本体20からの飛び出しや落下等を防止することができる。
【0042】
そして、ハンドルバーバッグ1をハンドルバーHBから取外した時には、バッグ本体20は携帯用紐29を保持することで携帯し易い。さらには、バッグ本体20には自転車のアタッチメントと対になるような部材が配設されないので、普段使いのバッグとしての美観も損なわれることがない。
【0043】
また、図7には、本考案のハンドルバーバッグ1の第2実施形態を示す。以下では、前述の第1実施形態のハンドルバーバッグ1との相違点を中心に説明する。第1実施形態と同じ構成部材については、同じ符号を付す。
【0044】
本実施形態のハンドルバーバッグ1は、バッグ本体20の背面部に板状領域60(図7には破線で示す芯材の配設領域)を有している。この板状領域60内上方における前記背面部の仮想中央線を挟む対称位置には、ベルト本体32に上方連結部材33が配設された2本の上方取付ベルト31のそれぞれがしっかりと固定されている。同様に、板状領域60内下方における前記背面部の仮想中央線を挟む対称位置には、前記上方取付ベルト31のベルト本体32に対応し、上方連結部材33と連結・解除自在とされた下方連結部材43がベルト本体42に配設された2本の下方取付ベルト31のそれぞれがしっかりと固定されているものである。なお、前記板状領域60は、第1実施形態におけるハンドルバーバッグ1の板状背面部であってもよい。
【0045】
このような構成を備えた第2実施形態のハンドルバーバッグ1においても、左右一対の上方取付ベルト31および下方取付ベルト41はバッグ本体20の背面部の仮想中央線を挟む対称位置の前記板状領域60にそれぞれの一端が連接されているため、バッグ本体20をその幅方向においてバランスよく保持して、バッグ本体20の自重による位置ズレや傾きを防止して安定して配置させることができる。その際、本実施形態においても、上方取付ベルト31および下方取付ベルト41を前述のような板状領域内に縫着することにより、上方取付ベルト31と下方取付ベルト41を緊張状態とするべくテンションを掛ける際にしっかりと板状領域60を面としてハンドルバーHB側へ引き寄せることができる。さらには、バッグ本体1の外形状の制約(上方取付ベルト、下方取付ベルトを固定させる板状の部材の配設)が第1実施形態のハンドルバーバッグ1よりも緩和されるので、デザインの自由度が大きくなる。
【0046】
なお、本考案は、前述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【0047】
例えば、前記一対の連結部材33,34は、前述の構成のプラスチックバックルの構造に限るものではない。また、テンション調整部材を構成する硬質材はプラスチック樹脂に限らず、アルミニウム、鉄、真鍮等の金属であってもよい。
【0048】
また、本実施形態においては、上方取付ベルト31および下方取付ベルト41の双方にテンション調整手段50を設けたが、テンション調整手段50は、上方取付ベルト31と下方取付ベルト41のいずれかに配設されている構成であれば、バッグ本体20を自転車のハンドルバーHBに取り付ける際に上方取付ベルト31および下方取付ベルト41を緊張させることができる。
【0049】
また、本実施形態においては、上方取付ベルト31においては、アジャスタ機能を備える上方連結部材33をテンション調整手段50として兼用する構成としたが、例えば、実施形態における下方取付ベルト41と同様に、上方アジャスタ34を主たるテンション調整手段として機能させる構成とすることも可能である。逆に、下方取付ベルト41においては、下方アジャスタ44を主たるテンション調整手段50として用いたが、前述の実施形態における上方取付ベルト31と同様に、下方連結部材43にアジャスタ機能を付与して、主たるテンション調整手段50として用いる構成とすることも可能である。
【0050】
さらには、連結部材33,43とは別に、上方取付ベルト31および/または下方取付ベルト41の固定端と連結部材33,43との間の長さ寸法を調整して上方取付ベルト31および下方取付ベルト41を緊張させる部材(例えば、前記上方アジャスタ34や下方アジャスタ44)を主たるテンション調整手段として用いる構成とすることも可能である。
【0051】
またさらには、連結部材33,34にアジャスタ機能を付与して主たるテンション調整部材50として兼用する場合には、別部材のアジャスタ34,44の配設を省略することも可能である。
【0052】
また、下方取付ベルト41は、板状前面部22ではなく、板状底部21の仮想中央線を挟む対称位置に取付ける構成としてもい。その場合であっても、前述の実施形態と同様、板状底部21に縫着された2本の下方取付ベルト41を板状底部21から板状背面部23側へ引っ張って、それぞれ対応する上方取付ベルト31の上方連結部材33と下方取付ベルト41の下方連結部材43とを連結させることで、しっかりと板状背面部23を面としてハンドルバーHB側へ引き寄せ、テンションを掛けることができる。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本考案のハンドルバーバッグ1は、自転車側に固定具を予め配置しておく必要が無く、ハンドルバーHBに簡単に着脱できるものであるので、例えば、観光地のレンタサイクルを利用する等、自転車の前カゴの装備の有無が不明であるような場合でも、当該ハンドルバーバッグ1を携帯すれば、手荷物の処置に窮せず、レンタサイクルを利用することができる。
【0054】
1 ハンドルバーバッグ
20 バッグ本体
21 板状底部
22 板状前面部
23 板状背面部
24 側面部
25 開口部
26 蓋体
27 フラップ
28 ロック部材
29 携帯用紐
30 取付手段
31 上方取付ベルト
32 ベルト本体
33 上方連結部材
34 上方アジャスタ
41 下方取付ベルト
42 ベルト本体
43 下方連結部材
44 下方アジャスタ
50 テンション調整部材
60 (背面部)板状領域
HB ハンドルバー
S ステム
BL ブレーキレバー
BC ブレーキケーブル

(57)【要約】

【課題】自転車のハンドルバーにアタッチメントの配設不要で着脱可能とされ、位置ズレや傾きを防止して安定して配置され、携帯用バッグとしても使用可能なハンドルバーバッグを提供する。【解決手段】バッグ本体20の板状背面部23に固定されたベルト本体32に上方連結部材33が配設された2本の上方取付ベルト31と、バッグ本体20の板状前面部に固定されたベルト本体42に下方連結部材43が配設され、板状前面部から板状底部21を経て板状背面部23側へ回される2本の下方取付ベルト41とを有し、上方取付ベルト31および/または下方取付ベルト41には、上方連結部材33と下方連結部材43とを連結させた環内にハンドルバーを位置させた状態において上方取付ベルト31および下方取付ベルト41を緊張させるテンション調整手段50を備える。


【パテントレビュー】

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【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):