(54)【考案の名称】ケース

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案はケースに関し、特に、携帯用の通信端末装置に装着するケースに関する。

【従来の技術】

【0002】
1枚の板状の形状とされ、1つの面に表示装置を設けた、いわゆるスマートフォンやタブレット型コンピュータなどの携帯用の通信端末装置が用いられている。このような携帯用の通信端末装置には、購入後にユーザがケースを装着することも多い。通信端末装置の裏側から装着し、表側に爪状または側面の縁に沿って伸びる線状の突起で係止するケースや、2つのパーツをネジ止めして装着するケースが使われている。
【0003】
従来、上側保護部材のうちの左、右側部位の内面部の溝部を、携帯用端末機器の左右の凸部に嵌めて、この携帯用端末機器の上半分に装着し、また、下側保護部材のうちの左、右側部位の内面部の溝部を、携帯用端末機器の左右の凸部に嵌めて、この携帯用端末機器の下半分に装着し、上側保護部材の左、右側部位の端面部を、下側保護部材の左、右側部位の端面部に当接させるようにした携帯用機器の保護装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】

【効果】

【0019】
以上のように、本考案の一側面によれば、装着した通信端末装置を保護することができる。
【0020】
また、本考案の一側面によれば、より確実に保護しつつ、より容易に着脱可能とし、衝突した場合でもより破損しにくくできる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】携帯電話機12に装着されているケース11を示す図である。
【図2】ケース11の正面の形状を示す斜視図である。
【図3】前面部31の前面を示す斜視図である。
【図4】前面部31の後面を示す斜視図である。
【図5】後面部32の後面を示す斜視図である。
【図6】後面部32の前面を示す斜視図である。
【図7】角部51−1およびリング取り付け溝52−1を拡大して示す拡大正面図である。
【図8】角部51−1およびリング取り付け溝52−1を拡大して示す拡大側面図である。
【図9】角部51−1およびリング取り付け溝52−1、並びにリング取り付け溝52−1に嵌められたリング33−1を拡大して示す拡大図である。

【0022】
以下に本考案の実施の形態を説明するが、本考案の構成要件と、考案の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本考案をサポートする実施の形態が、考案の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、考案の詳細な説明中には記載されているが、本考案の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0023】
本考案の一側面のケースは、四角形の平板状の携帯用の通信端末装置の側面を囲う、外縁が四角形の平板状となるケース(例えば、図2のケース11)であって、通信端末装置の側面の前面側を囲い、それぞれの四隅に、それぞれの四隅において隣接する2つの側面に交差する向きの第1の溝が形成されている前面部(例えば、図2の前面部31)と、通信端末装置の側面の後面側を囲い、それぞれの四隅に、それぞれの四隅において隣接する2つの側面に交差する向きであって、前面部の第1の溝と前後方向において重なる位置に第2の溝が形成されている後面部(例えば、図2の後面部32)と、弾性を有し、それぞれの四隅において、前面部の第1の溝および後面部の第2の溝に嵌められて、四隅をそれぞれ締め付けるリング(例えば、図2のリング33−1乃至33−4)とからなる。
【0024】
以下、図1乃至図11を参照して、本考案の一実施の形態に係るケース11について説明する。図1は、携帯電話機12に装着されているケース11を示す図である。
【0025】
なお、以下、各図に示すx−y−z直交座標系は、x方向およびy方向が水平方向であり、このうちx方向は携帯電話機12の幅方向であり、またケース11の左右方向でもある。またy方向は携帯電話機12の厚さ方向であり、またケース11の奥行き方向でもある。更に、z方向は携帯電話機12の高さ方向であり、ケース11の高さ方向でもある。また、以下、x方向のうち、図1中の左側を単に左側と称し、x方向のうち、図1中の右側を単に右側と称する。さらに、以下、y方向のうち、図1中の手前側を単に前側と称し、y方向のうち、図1中の奥側を単に後側(後方側)または背面側と称する。さらにまた、以下、z方向のうち、図1中の上側を単に上側と称し、z方向のうち、図1中の下側を単に下側または底側と称する。
【0026】
ケース11は、携帯電話機12に装着し、携帯電話機12を保護する。ケース11は、四角形の平板状の携帯用の通信端末装置の一例である携帯電話機12の側面を囲う。ケース11は、外縁が四角形の平板状に形成されている。携帯電話機12は、ケース11が装着された状態で携帯される。なお、ケース11は、一般に、カバー、ジャケット、またはバンパーなどとも称される。
【0027】
携帯電話機12は、通信端末装置の一例であり、携帯電話回線またはPHS(Personal Handy-phone System)回線などの無線電話回線を介して基地局と通信するか、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などの短距離若しくは中長距離間の通信を行う移動体通信によりデータ通信するか、または無線LAN(Local Area Network)若しくはブルートゥースなどの近距離無線通信によりデータ通信する。
【0028】
携帯電話機12は、四角形の平板状に形成され、その前面に、液晶ディスプレイ(liquid crystal display(LCD))または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどからなる表示部を備える。携帯電話機12は、内蔵されているスピーカからの音を放音する放音孔を底面である側面に備える。
【0029】
次に、ケース11の外形について説明する。図2は、ケース11の正面の形状を示す斜視図である。
【0030】
ケース11は、前面部31および後面部32からなる。前面部31および後面部32は、アルミニウム合金、ステンレススチール、若しくはチタニウム合金などの金属、アクリル、ポリカーボネート、若しくはシリコンなどを含む樹脂など、またはこれらを組み合わせた材料からなる。前面部31および後面部32は、切削加工、プレス加工、鍛造、若しくは射出成形などにより、またはこれらの加工を組み合わせて成形される。
【0031】
リング33−1乃至33−4は、ニトリルゴム若しくはシリコンゴムなどの合成ゴムまたは天然ゴムなど弾性を有する材料からなり、円環状(輪ゴム状)に形成されている。リング33−1乃至33−4は、前面部31および後面部32の四隅に嵌められて、前面部31および後面部32の四隅を締め付ける。リング33−1乃至33−4の全てが同時に切れることは殆どない。リング33−1乃至33−4が、それぞれ、四隅に嵌められているので、リング33−1乃至33−4の破損が原因で、ケース11が携帯電話機12から外れてしまうことはない。従って、携帯電話機12をより確実に保護できる。より好ましくは、リング33−1乃至33−4として、比較的強度のある汎用品であるオーリング(O-ring)を採用できる。リング33−1乃至33−4として、オーリングを採用すると、リング33−1乃至33−4が破損したり、リング33−1乃至33−4を紛失したりした場合、代替のリング33−1乃至33−4を、いわゆるホームセンターなどの日用雑貨、工具や住宅設備の部品などを販売する小売店で容易に入手することができる。
【0032】
ケース11が携帯電話機12に装着されると、前面部31は、携帯電話機12の前面の縁の部分(以下、縁部と称する。)および側面の前側を覆い、後面部32は、携帯電話機12の後面の縁の部分および側面の後側を覆い、前面部31と後面部32とは、携帯電話機12の側面において密着させられる。これにより、ケース11は、携帯電話機12の側面に設けられたボタン等を押圧したり、接続用の端子にケーブルを接続したりするために必要なくり抜き部分を除き、携帯電話機12の側面の全周を囲う。このように、ケース11は、携帯電話機12の側面を囲う。より詳細に説明すると、ケース11は、携帯電話機12の前面および後面の縁部を囲う。また、ケース11は、携帯電話機12の側面の縁部を囲う。すなわち、ケース11は、携帯電話機12の前面の縁部の全周および後面の縁部の全周を囲う。また、ケース11は、携帯電話機12の側面の前側の縁部の全周および側面の後側の縁部の全周を囲う。
【0033】
前面部31および後面部32の四隅のそれぞれの角の端部には、角部51−1乃至51−4が形成されている。すなわち、角部51−1、角部51−2、角部51−3、および角部51−4は、それぞれ、右上側の隅、右下側の隅、左下側の隅、左上側の隅に形成されている。角部51−1乃至51−4には、それぞれの角で隣接する2つの側面に45度で交差する向きの面が形成されている。
【0034】
リング取り付け溝52−1乃至52−4は、前面部31および後面部32の四隅のそれぞれの角に形成されている。すなわち、リング取り付け溝52−1、リング取り付け溝52−2、リング取り付け溝52−3、およびリング取り付け溝52−4は、それぞれ、右上側の隅、右下側の隅、左下側の隅、左上側の隅に形成されている。リング取り付け溝52−1乃至52−4は、それぞれ、角の端部に形成されている角部51−1乃至51−4のそれぞれに対して、四隅の内側(奥側)に形成されている。リング取り付け溝52−1乃至52−4は、それぞれ、嵌められたリング33−1乃至33−4がずれないように、リング33−1乃至33−4の太さに応じた幅および深さに形成され、前面、側面および後面を一周する形状とされている。より具体的には、リング取り付け溝52−1乃至52−4のそれぞれの周長は、リング33−1乃至33−4のそれぞれの内径より若干長くされる。また、リング取り付け溝52−1乃至52−4のそれぞれの幅は、リング33−1乃至33−4のそれぞれの太さとほぼ同じとされる。リング取り付け溝52−1乃至52−4の深さの詳細については、後述する。
【0035】
また、リング取り付け溝52−1乃至52−4は、前面部31および後面部32の四隅のそれぞれの角に、隣接する2つの側面に45度で交差する向きに形成されている。言い換えれば、リング取り付け溝52−1乃至52−4の部分のうち、前面および後面の部分は、側面に対して45度で交差する向きに形成されている。
【0036】
角部51−1乃至51−4には、それぞれの角で隣接する2つの側面に45度で交差する向きの面が形成されているので、角部51−1乃至51−4の面は、それぞれ、リング取り付け溝52−1乃至52−4のそれぞれを通る平面と平行になる。すなわち、前面部31および後面部32の四隅のそれぞれの角には、リング取り付け溝52−1乃至52−4を通る平面に平行な面が形成されている。
【0037】
また、ケース11には、支持部53並びに開口部54−1および54−2が形成されている。支持部53は、携帯電話機12の側面のうち、短手方向の側面から長手方向の側面に曲がる角に設けられ、短手方向の側面に突出した略半円状に形成されている。支持部53の内側には、ペン差し穴が形成されている。
【0038】
表示部の表示面と交差する方向に貫通するペン差し穴が、携帯電話機12の四角形の表示部の頂点の近傍に設けられているので、携帯電話機12にケース11が装着されていても、携帯電話機12の幅が広がることがなく、ユーザは、携帯電話機12だけの場合と同様に携帯電話機12の側面を把持することができ、ケース11を携帯電話機12に装着したままでも携帯性を阻害することがない。
【0039】
鉛筆、ボールペン、万年筆などの棒状の筆記用具の一端を、携帯電話機12が装着されているケース11のペン差し穴に挿入して、係止した状態で、ケース11の側面のいずれかおよび筆記用具の他端で支えるように、携帯電話機12をテーブルの上面(水平面)に置くと、より簡単に、表示部の表示面がユーザを向いた状態を維持することができる。この際、ユーザは、通信端末装置を支える必要がない。
【0040】
開口部54−1および54−2は、それぞれ、携帯電話機12の前面側に設けられ、溝状の形成されている音溝55と携帯電話機12の側面とから形成される空洞を通じて伝達される携帯電話機12からの音を放音する。開口部54−1および54−2は、支持部53の近傍の頂点とは異なる、表示部の頂点の近傍に設けられている。このようにすることで、ケース11の構造物が偏ってしまうことを防止でき、ケース11の重心を携帯電話機12の重心により近づけることができ、携帯電話機12の持ちやすさを阻害しない。また、支持部53に対して開口部54−1および54−2が対向する位置に配置されるので、より安定して、携帯電話機12をテーブルの上面(水平面)に置くことができる。
【0041】
次に、前面部31および後面部32を説明する。図3は、前面部31の前面を示す斜視図である。図4は、前面部31の後面(携帯電話機12と接する面)を示す斜視図である。図5は、後面部32の後面を示す斜視図である。図6は、後面部32の前面(携帯電話機12と接する面)を示す斜視図である。
【0042】
図3および図4に示されるように、前面部31の前面側は、携帯電話機12の前面に設けられている表示部、カメラ、通話用スピーカの放音孔、操作用のボタンなどを露出させる形状にくり抜かれている。開口部54−1は、前面部31に、縦長の表示部の表示面より上側であって、携帯電話機12の前面の筐体を覆うように複数の孔として形成されている。開口部51−2は、前面部31に、縦長の表示部の表示面より下側であって、携帯電話機12の前面の筐体を覆うように複数の孔として形成されている。
【0043】
前面部31の四隅のそれぞれの角の端部には、前角部71−1乃至71−4が形成されている。すなわち、前角部71−1、前角部71−2、前角部71−3、および前角部71−4は、それぞれ、前面部31の、右上側の隅、右下側の隅、左下側の隅、左上側の隅に形成されている。前角部71−1乃至71−4には、それぞれの角で隣接する2つの側面に45度で交差する向きの面が形成されている。
【0044】
溝72−1乃至72−4は、それぞれ、角の端部に形成されている前角部71−1乃至71−4のそれぞれに対して、前面部31の四隅のそれぞれの内側(奥側)であって、前面側に形成されている。すなわち、溝72−1、溝72−2、溝72−3、および溝72−4は、それぞれ、右上側の隅、右下側の隅、左下側の隅、左上側の隅に形成されている。溝72−1乃至72−4は、それぞれ、半円の円弧状に前面および側面を半周する形状とされている。
【0045】
凸部73−1乃至73−4は、前面部31の四隅のそれぞれの角の後面側に形成されている。凸部73−1乃至73−4は、それぞれ、四角柱形状の突起である。凸部73−1乃至73−4は、それぞれ、溝72−1乃至72−4のそれぞれと前後方向において重なる位置に形成されている。
【0046】
図5および図6に示されるように、支持部53は、後面部32の上側の左端部に、上側に突出した略半円状に形成されている。支持部53の内側には、ペン差し穴が形成されている。
【0047】
後面部32の四隅のそれぞれの角の端部には、後角部91−1乃至91−4が形成されている。すなわち、後角部91−1、後角部91−2、後角部91−3、および後角部91−4は、それぞれ、後面部32の、右上側の隅、右下側の隅、左下側の隅、左上側の隅に形成されている。後角部91−1乃至91−4には、それぞれの角で隣接する2つの側面に45度で交差する向きの面が形成されている。
【0048】
溝92−1乃至92−4は、それぞれ、角の端部に形成されている後角部91−1乃至91−4のそれぞれに対して、後面部32の四隅のそれぞれの内側(奥側)であって、後面側に形成されている。すなわち、溝92−1、溝92−2、溝92−3、および溝92−4は、それぞれ、右上側の隅、右下側の隅、左下側の隅、左上側の隅に形成されている。溝92−1乃至92−4は、それぞれ、半円の円弧状に後面および側面を半周する形状とされている。
【0049】
凹部93−1乃至93−4は、後面部32の四隅のそれぞれの角の前面側に形成されている。凹部93−1乃至93−4は、それぞれ、四角柱形状の窪みである。すなわち、凹部93−1乃至93−4は、それぞれ、凸部73−1乃至73−4と嵌合する形状に形成されている。凹部93−1乃至93−4は、それぞれ、溝92−1乃至92−4のそれぞれと前後方向において重なる位置に形成されている。
【0050】
前面部31が携帯電話機12の前面側に被せられ、後面部32が携帯電話機12の後面側に被せられたとき、溝72−1乃至72−4のそれぞれと溝92−1乃至92−4のそれぞれとは、1つの円弧状の溝であるリング取り付け溝52−1乃至52−4をそれぞれ形成する。
【0051】
このとき、前角部71−1乃至71−4のそれぞれと後角部91−1乃至91−4のそれぞれとは、一体になり、角部51−1乃至51−4のそれぞれを形成する。
【0052】
また、このとき、凸部73−1乃至73−4のそれぞれは、凹部93−1乃至93−4のそれぞれに嵌合する。これにより、前面部31と後面部32とがより適切に相互に位置決めされ、前面部31と後面部32とのずれが防止される。
【0053】
次に、角部51−1およびリング取り付け溝52−1の形状、並びにリング取り付け溝52−1に嵌められたリング33−1について、より詳細に説明する。
【0054】
図7は、角部51−1およびリング取り付け溝52−1を拡大して示す拡大正面図である。図8は、斜め上方向の視線で見る角部51−1およびリング取り付け溝52−1を拡大して示す拡大側面図である。図9は、角部51−1の面に対して鉛直方向の視線で見る、角部51−1およびリング取り付け溝52−1、並びにリング取り付け溝52−1に嵌められたリング33−1を拡大して示す拡大図である。
【0055】
図7に示されるように、リング取り付け溝52−1の部分のうち、側面側の部分の深さaは、リング33−1の太さ、すなわち、リング33−1の太さの径より深く形成されている。従って、図9に示されるように、ケース11の側面において、リング取り付け溝52−1に嵌められたリング33−1は、リング取り付け溝52−1に深く入り込み、側面側においてリング33−1がリング取り付け溝52−1に深く嵌ることになるので、落下された衝撃などが加わっても、リング33−1が、リング取り付け溝52−1からより外れにくくなる。
【0056】
図8に示されるように、リング取り付け溝52−1の部分のうち、前面側および後面側の部分の深さbは、リング33−1の太さ、すなわち、リング33−1の径より浅く形成されている。従って、図9に示されるように、ケース11の前面側および後面側において、リング取り付け溝52−1に嵌められたリング33−1の側面は、リング取り付け溝52−1から突出することになる。このようにすることで、リング取り付け溝52−1の前面側および後面側から突出したリング33−1の部分に爪がかけ易くなり、より容易にリングを取り外すことができる。さらに、ケース11が装着された携帯電話機12を机などの上面に置いた場合、前面側の面および後面側の面からリング33−1の部分が前側または後側に突出するので、携帯電話機12の表示部や前面部31または後面部32が直接机などの上面に接触することがなく、携帯電話機12の表示部やケース11への傷つきを防止できる。また、机などの上面への傷付も防止できる。
【0057】
図7および図9に示されるように、角部51−1には、隣接する2つの側面に45度で交差する向きの面が形成されている。角部51−1の面は、リング取り付け溝52−1乃至52−4を通る平面に平行になる。このようにすることで、ユーザは、角部51−1の面に指をかけて、リング33−1を角部51−1の面に沿わせて滑らせながら、リング取り付け溝52−1にリング33−1を嵌めることができる。また、ケース11の前面側および後面側にリング取り付け溝52−1から突出したリング33−1の部分に爪をかけるか、またはその部分を指の腹で擦ることにより、リング33−1を角部51−1の面に沿わせて滑らせながら、リング取り付け溝52−1からリング33−1を外すことができる。
【0058】
角部51−2乃至51−4およびリング取り付け溝52−2乃至52−4の形状、並びにリング取り付け溝52−2乃至52−4のそれぞれに嵌められたリング33−2乃至33−4は、角部51−1およびリング取り付け溝52−1の形状、並びにリング取り付け溝52−1に嵌められたリング33−1と同様なので、その詳細な説明は省略する。
【0059】
以上のように、ケース11は、四角形の平板状の携帯用の携帯電話機12の側面を囲う、外縁が四角形の平板状となる。前面部31は、携帯電話機12の側面の前面側を囲う。前面部31のそれぞれの四隅には、それぞれの四隅において隣接する2つの側面に交差する向きの溝72−1乃至72−4が形成されている。後面部32は、携帯電話機12の側面の後面側を囲う。後面部32のそれぞれの四隅には、それぞれの四隅において隣接する2つの側面に交差する向きであって、前面部31の溝72−1乃至72−4と前後方向において重なる位置に溝92−1乃至92−4が形成されている。リング33−1乃至33−4は、弾性を有し、それぞれの四隅において、前面部31の溝72−1乃至72−4および後面部32の溝92−1乃至92−4に嵌められて、四隅をそれぞれ締め付ける。
【0060】
それぞれの四隅に形成されている溝72−1乃至72−4および溝92−1乃至92−4に、弾性を有するリング33−1乃至33−4が嵌められて、締め付けられるので、落として床などに衝突した場合でも、衝撃で溝72−1乃至72−4および溝92−1乃至92−4からリング33−1乃至33−4が外れることがない。また、リング33−1乃至33−4を簡単に取り付けし、取り外しできるので、携帯電話機12にケース11をより容易に着脱できる。さらに、簡単な構成で強度を保つことができ、また、リング33−1乃至33−4が弾性を有するので、衝撃をある程度吸収し、衝突した場合でもより破損しにくくできる。
【0061】
それぞれの四隅において、溝72−1乃至72−4および溝92−1乃至92−4を、前面部31が携帯電話機12の前面に装着され、後面部32が携帯電話機12の後面に装着されたとき、1つの円環状の溝となるようにすることができる。これにより、衝撃で溝72−1乃至72−4および溝92−1乃至92−4からリング33−1乃至33−4がより外れにくくなる。
【0062】
溝72−1乃至72−4および溝92−1乃至92−4を、前面側および後面側において、リング33−1乃至33−4の太さより浅く形成し、側面側において、リング33−1乃至33−4の太さより深く形成することができる。このようにすることで、前面側および後面側のリングの部分に爪がかけ易くなり、より容易にリングを取り外すことができる。また、側面側においてリングが深く嵌ることになるので、衝撃で溝72−1乃至72−4および溝92−1乃至92−4からリング33−1乃至33−4がより外れにくくなる。さらに、前面側の面および後面側の面からリング33−1乃至33−4の部分が前側または後側に突出するので、机などの上面に置いた場合、携帯電話機12の表示部やケース11への傷つきを防止できる。また、リング33−1乃至33−4は、滑り止めとなり、衝撃を吸収する緩衝(クッション)機能を有すると言える。
【0063】
それぞれの四隅において、溝72−1乃至72−4および溝92−1乃至92−4を、隣接する2つの側面に45度で交差する向きに形成することができる。この場合、より均等に四隅のそれぞれを締め付けることができる。
【0064】
また、前面部31および後面部32の四隅のそれぞれの角には、溝72−1乃至72−4および溝92−1乃至92−4を通る平面に平行な面を形成することができる。このようにすることで、四隅のいずれかの面に指をかけて、リング33−1乃至33−4を四隅のいずれかの面に沿わせて滑らせながら、溝72−1乃至72−4および溝92−1乃至92−4にリング33−1乃至33−4を着脱できるので、より容易に着脱可能となる。
【0065】
リング33−1乃至33−4を、オーリングとすることができる。比較的強度のある汎用品を使用することができるので、より確実に保護しつつ、衝突した場合でもより破損しにくく、より安価に製造することができる。
【0066】
前面部31の四隅の部分のうちの後面部32と接する部分に、それぞれ、凸部73−1乃至73−4を形成し、後面部32の四隅の部分のうちの前面部31と接する部分に、それぞれ、凸部73−1乃至73−4と嵌合する凹部93−1乃至93−4を形成することができる。四隅で凸部73−1乃至73−4と凹部93−1乃至93−4とが嵌合するので、衝突した場合でも前面部31と後面部32とがずれにくくなり、より確実に保護することができる。
【0067】
また、凸部73−1乃至73−4および凹部93−1乃至93−4を、溝72−1乃至72−4および溝92−1乃至92−4と前後方向において重なる位置に形成することができる。この場合、凸部73−1乃至73−4と凹部93−1乃至93−4とが嵌合する向きにリング33−1乃至33−4が四隅を締め付けるので、衝突した場合でも前面部31と後面部32とがさらにずれにくくなり、より確実に保護することができる。
【0068】
このように、携帯電話機12の側面の前面側を囲い、それぞれの四隅に、それぞれの四隅において隣接する2つの側面に交差する向きの溝72−1乃至72−4が形成されている前面部31と、携帯電話機12の側面の後面側を囲い、それぞれの四隅に、それぞれの四隅において隣接する2つの側面に交差する向きであって、前面部の溝72−1乃至72−4と前後方向において重なる位置に溝92−1乃至92−4が形成されている後面部32と、弾性を有し、それぞれの四隅において、前面部31の溝72−1乃至72−4および後面部32の溝92−1乃至92−4に嵌められて、四隅をそれぞれ締め付けるリング33−1乃至33−4とからケース11を構成した場合には、より確実に保護しつつ、より容易に着脱可能とし、衝突した場合でもより破損しにくくできる。
【0069】
なお、凸部73−1乃至73−4および凹部93−1乃至93−4は、四角柱形状と説明したが、嵌合する形状であれば足り、円柱形状、角錐形状、または半円形状などとすることができる。
【0070】
また、ケース11は、携帯電話機12に装着すると説明したが、四角形の平板状の携帯型の通信端末装置であれば良く、例えば、携帯型ゲーム機、タブレット型端末装置、または携帯型音楽プレーヤなどの通信端末装置に装着することもできる。
【0071】
なお、本考案の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【0072】
11 ケース, 31 前面部, 32 後面部, 33−1乃至33−4 リング, 51−1乃至51−4 角部, 52−1乃至52−4 リング取り付け溝, 53 支持部, 54−1および54−2 開口部, 55 音溝, 71−1乃至71−4 前角部, 72−1乃至72−4 溝, 73−1乃至73−4 凸部, 91−1乃至91−4 後角部, 92−1乃至92−4 溝, 93−1乃至93−4 凹部



(57)【要約】

【課題】より確実に保護しつつ、より容易に着脱可能で、衝突した場合でもより破損しにくい、携帯用通信端末装置に装着するケースを提供する。【解決手段】リング取り付け溝52−1〜52−4が、通信端末装置の側面の前面側、および後面側をそれぞれ囲うケースの前面部31および後面部32の四隅の角に、隣接する2つの側面に45度で交差する向きにそれぞれ形成されている。また、リング33−1〜33−4が、リング取り付け溝52−1〜52−4に嵌められて、ケースの前面部31および後面部32の四隅を締め付ける。リング取り付け溝は、それぞれ、嵌められたリングがずれないように、リングの太さに応じた幅および深さに形成され、前面、側面および後面を一周する形状とされている。


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