(54)【考案の名称】焼却灰ホッパー及び焼却灰分離装置

(73)【実用新案権者】株式会社環境技研

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
焼却灰ホッパーの改良及び該焼却灰ホッパーを有する焼却灰分離装置に関する。

【従来の技術】

【0002】
焼却施設においては、生ごみなどを燃焼装置によって灰化し、発生した焼却灰から焼却灰分離装置によって、種々の異物を除去し、焼却灰のみを所定の埋め立て施設に運搬して処理することが行われている。
【0003】
このような一連の処理工程においては、燃焼装置で生じた焼却灰を一時的にホッパーへ貯蔵して、異物の除去を行う分離装置へと供給する一連の工程がある。具体的には、例えば燃焼装置から排出された焼却灰を、バケットによりホッパー上部から供給して、ホッパー下部より定量フィーダー等で分離装置へ供給するようにしていた。
【0004】
しかしながら、上記のような工程において、ホッパーに一時的に貯蔵する際に、ホッパー内部で焼却灰が自重等により圧縮されてホッパー下部の吐出口近傍において詰まりを発生して、焼却灰が分離装置へ供給されないという不具合や分離装置へ供給される焼却灰の量が安定せず、結果として一連の処理工程の処理能力が安定しないという不具合があった。
【0005】
上記のような不具合を解消するために、詰まった焼却灰に向けて圧縮空気を噴射することにより、焼却灰の塊を崩して後工程へ輸送出来るようにする発明が、特許文献1により開示されている。
【0006】
上記の特許文献1に係る発明は、ホッパー内で発生した詰まりを解消するためのものであり、ホッパー内に詰まりが発生することを抑制するものではなかった。また、圧縮空気という別途のエネルギーを必要とするものであった。このように別途のエネルギーを必要とする場合には、一般的に設備の導入コストや運転コストが高くなってしまうという不具合があった。
【0007】
また、本願考案者は、このような観点から特許調査を行い、特許文献2の文献を確認した。特許文献2の発明は、ホッパー内に回転体を設けて、その回転体を回転させながら砂を供給することにより、ホッパー内における砂の詰まりを抑制するものである。
【0008】
しかしながら、特許文献2記載の発明にあっては、中空回転体を2個設け、それぞれ反対方向に回転させており、2個の中空回転体を回転させるために、別途動力が必要となることから、やはり運転コストが高いという不具合があった。

【効果】

【0022】
請求項1に記載の焼却灰ホッパーにあっては、上部より供給された焼却灰は、上記回転部により、ホッパー本体内部において、焼却灰が分散されて堆積されるため、一部に焼却灰が偏ることがなく、安定した吐出量を得ることが出来る。
【0023】
また、焼却灰がホッパーより後工程に吐出される際には、本体貯蔵部及び吐出部の内部には、負圧が発生し、上記外部に連通する間隙より本体貯蔵部及び吐出部の内部へと空気が流入して焼却灰と混ざり合うことにより、粉粒体の状態を維持できるため、空気が流入しうる構成を有していない場合と比べて、焼却灰の流動性が保たれ、ホッパー内部における固着、固着による詰まりを防止することができ、詰まり発生による工程の停止時間を削減することが出来る。
【0024】
請求項2に記載の焼却灰ホッパーにあっては、上記回転部は、軸部と上記軸部に配設された回転板部とから構成され、簡易な構造であるため低コストとすることが出来る。また、回転板部の面で焼却灰を受けることが出来るため大きな面積を得やすく、例えば大型のホッパーであっても回転板部の面積を大きくすることにより、上記と同様の効果を得ることが出来る。
【0025】
請求項3に記載の焼却灰ホッパーにあっては、上記ホッパー本体貯蔵部及び上記吐出部は、上下方向において一部が重複して配置されていることにより、例えば、焼却灰の処理開始時、あるいは処理終了時などの非定常な場面において、焼却灰が外部に流出し飛散することを抑制することができ、外部環境の汚染を抑制出来る。
【0026】
請求項4に記載の焼却灰ホッパーを有する焼却灰分離装置にあっては、上記のようなホッパーを有しているため、焼却灰の分離処理を、詰まりが少なく、安定的な処理能力で行うことが出来る。
【0027】
請求項5に記載の焼却灰ホッパーを有する焼却灰分離装置にあっては、振動篩、磁気選別機を有していることにより、例えば、空き缶などが混入していても、振動篩に焼却灰よりも目が大きく、空き缶よりも目が小さい篩を用いることによって空き缶を分離除去することが出来る。
また、ボタン電池などの比較的小さい磁性体製品が混入していた場合であっても、磁気選別機によって、分離除去することが出来る。
【0028】
従って、分離後の焼却灰は異物の少ないものとすることができ、焼却灰を埋め立てる際の環境汚染を軽減することが出来る。
【0029】
請求項6に記載の焼却灰ホッパーを有する焼却灰分離装置にあっては、キャスターにより移動可能となっていることにより、使用時には、焼却装置付近に設置して、不使用時には、例えば壁に寄せて置くことによりスペースを有効活用出来る。

(57)【要約】

【課題】動力や圧縮空気などの別途のエネルギーを必要とせず、導入コストや運転コストを低減しながらも、焼却灰ホッパー内部における詰まりの発生を防止することにより、処理能力を安定化することが出来る焼却灰ホッパーと、上記焼却灰ホッパーを備えた焼却灰分離装置を提供する。【解決手段】上部より焼却灰が供給されて下部より吐出される焼却灰ホッパー10であって、ホッパー本体12の内部には、上記ホッパー本体12の上部より投入された焼却灰の重量によって回転可能に形成された回転部14が設けられていると共に、ホッパー本体10は、ホッパー本体貯蔵部15と、上記ホッパー本体貯蔵部15の下方に配置され、上記ホッパー本体貯蔵部15とは別体に形成された吐出部16とにより構成され、上記ホッパー本体貯蔵部15および上記吐出部16は、上下方向において、外部に連通する間隙19を有して配置されている。


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