(54)【考案の名称】モーター

(51)【国際特許分類】

H02K 9/00 冷却 換気装置

(73)【実用新案権者】富鼎電子科技(嘉善)有限公司

(73)【実用新案権者】鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図5

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、モーターに関し、特にロータを冷却することができるモーターに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
現在、多くの積荷を載せて高速回転する機構の使用が増えている。しかし、多くの積荷を載せて高速回転させると、高温が発生する。例えば、モーターが長時間回転した場合、ロータの温度は急速に上昇し、この高温によりロータが変形してしまう。ロータは、モーターの支持体であるので、変形したロータが放置されたままのモーターによって商品を加工した場合、その商品は品質不良となる。また、モーターは長時間高温の環境下で作動すると、各機能のパラメータは影響を受けて、モーターの使用寿命は短くなる。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
以上の問題点に鑑みて、本考案は、ロータを冷却することができるモーターを提供することを目的とする。

【効果】

【0005】
本考案のモーターは、冷却部材を備え、冷却部材内に冷却液を収容することによって、冷却液は、給水管及び給水孔を通過して、冷却管に流れ込んだ後、噴射孔から回転するロータに向けて噴射し、ロータを冷却させる。つまり、ロータの温度は下がり、一定の温度が維持される。これにより、モーターの作動温度は安定しており、且つモーターの使用寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本考案に係るモーターの分解斜視図である。
【図2】図1に示したモーターの別の視角から見た分解斜視図である。
【図3】図1に示したモーターの斜視図である。
【図4】図3に示したモーターのIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図3に示したモーターのV−V線に沿う断面図である。

【0007】
以下、図面に基づいて、本考案に係るモーターについて詳細に説明する。図1〜図3に示したように、モーター100は、固定部材10、冷却部材30、モーター主体50、出力軸70及びブレーキ部材90を備える。固定部材10は、冷却部材30及びモーター主体50を支持する。モーター主体50及び冷却部材30は、それぞれ固定部材10に取り付けられる。この際、冷却部材30はモーター主体50内に収容される。ブレーキ部材90は、モーター主体50に取り付けられ、出力軸70は、モーター主体50に接続された後ブレーキ部材90を貫通し、ブレーキ部材90は、出力軸70を制御し、出力軸70は、モーター主体50との連動によって、動力を出力する。本実施形態において、モーター100は、ダイレクトドライブモーターである。
【0008】
固定部材10は、底板11、4本の固定軸15及び支持板13を備える。4本の固定軸15は、底板11に垂直に固定され、且つ支持板13に接続される。これにより、4本の固定軸15は、底板11と支持板13とを接続させ、且つ支持板13を支持する。底板11は、支持板13に平行である。
【0009】
図4及び図5を併せて参照すると、モーター主体50は、ロータ51、固定子53及びケース55を備える。ロータ51、固定子53及びケース55は、それぞれ中空の筒状を呈す。ロータ51は、冷却部材30に組み付けられる。冷却部材30は、固定部31、固定部31に接続された冷却管33及び防水リング35を備える。固定部31は、支持板13に組み付けられ、防水リング35は、固定部31に組み付けられて、ロータ51と隣接する固定部材10の一端に接続されるため、ロータ51と連動する。ロータ51は、冷却部材30の固定部31に組み付けられ、冷却管33はロータ51内に収容される。固定子53は、ロータ51に組み付けられが、この際固定子53は、支持板13における底板11と離れている一側に位置する。ケース55は、固定子53に組み付けられ、且つ支持板13に支持されて、固定子53及びモーター100の電源の配線を保護する。
【0010】
固定部31には給水孔313及び出水孔315が設けられている。給水孔313の一端は、給水管に接続され、別の一端は、冷却管33に接続されるため、冷却液は給水孔313を通過して冷却管33中に流れ込む。出水孔315は、冷却液を排出する。本実施形態において、給水孔313は、固定部31の中心と離れている位置に設けられている。また、給水孔313は、階段状の通孔であり、且つ固定部材10の一端に近接するほど直径が大きくなっている。出水孔315の数量は、4つであり、1つの出水孔315は、固定部31の中央に位置し、他の3つの出水孔315は、前記1つの出水孔315を中心にしてこれを囲むように一定の間隙をあけて設置されている。冷却管33は、給水孔313に挿入されて、給水孔313と連通するキャビティ331が設けられる。冷却管33における給水孔313の一端は密封されて、冷却液が冷却管33の端部から噴出することを防止する。具体的には、本実施形態において、冷却管33は、密封蓋337によって、冷却管33における固定部31と離れている一端が密封される。冷却管33の側壁には、複数の噴射孔335が設けられており、この複数の噴射孔335は、冷却管33のキャビティ331と連通して、冷却液を噴出する。本実施形態において、複数の噴射孔335は、冷却管33の中心軸に平行になるように一例に配列されている。また、複数の噴射孔335は、冷却管33の中心軸における固定部31と離れている一端に向けて、噴射孔335の配列間隔は徐々に狭くなっている。つまり、冷却管33における固定部31と離れている一端は大量の冷却液を噴射する。
【0011】
防水リング35は、ロータ51における固定部10と近接する一端に設置されて、ロータ51から流れ出た冷却液が固定子53に進入するのを防ぐ。本実施形態において、防水リング35は、ロータ51と接続されるリング体351及びリング体351の内側の周縁から外側に向けて延在したカバー部353を備える。リング体351は、ロータ51における固定部材10に近接する一端に接続される。この際、カバー部353は、リング体351における固定部31に近接する一端に位置し、且つ固定部31をカバーする。防水リング35は、ロータ51と共に回転する。本実施形態において、カバー部353の直径は、リング体351の直径より小さい。防水リング35とロータ51との接触面には密封剤が塗布されている。
【0012】
出力軸70は、伝動部71及び出力部73を備える。伝動部71の一端は、モーター主体50のロータ51に接続されて、ロータ51と共に連動する。出力部73は、伝動部71におけるロータ51と離れている一端に接続されて、外部装置に接続される。例えば、伝送装置に接続されて、伝送装置に動力を出力する。
【0013】
ブレーキ部材90は、固定リング91、保護蓋93及びブレーキ制御板95を備える。固定リング91は出力軸70に設置される。保護蓋93は、固定リング91に設置される。固定リング91は、階段状の本体911及び本体911の外側壁から延在して形成された延在部913を備える。ブレーキ制御板95は、固定リング91の本体911における固定部材10と離れている一端に設置され、且つ伝動部71と接続する。ブレーキ制御板95は、伝動部71と共に回転し、且つ気圧装置(図示せず)を介して、回転を停止させると同時に出力軸70の回転を制御して、ロータ51の回転を制御する。保護蓋93は、固定リング91の本体911及びブレーキ制御板95に設置され、且つネジ931を介して、固定リング91の延在部913及びモーター主体50のケース55に固定される。延在部913は、保護蓋93及びケース55との間に位置する。
【0014】
モーター100を組み立てる際、支持板13を、固定軸15を介して底板11に接続した後、固定部31を支持板13における底板11と離れている一側に組み付ける。次いで、防水リング35のカバー部353を固定部31に組み付け、冷却管33を給水孔313に挿入して、固定部31における底板11と離れている一側に組み付け。次いで、モーター主体50を冷却部材30に組み付け、且つ支持板13に支持させる。その後、出力軸70の伝動部71をロータ51における底板11と離れている一側に組み付け、ブレーキ部材90を出力軸70に組み付ける。この際、ブレーキ部材90はケース55の上部に位置する。
【0015】
モーター100を使用する際、給水管(図示せず)と給水孔313とを接続させる。モーター100が作動すると、冷却液がこの給水管及び給水孔313を通過して、冷却管33に流れ込み、冷却液が、噴射孔335から回転するロータ51に向けて噴射され、ロータ51は冷却液によって冷却される。ロータ51から流れ出た冷却液は固定部31に溜まる。その後冷却液は、固定部31の出水孔315を通過して、モーター100から流れ出るため繰り返して利用することができる。本実施形態において、冷却液は、切削液である。
【0016】
モーター100は、冷却部材30を備え、この冷却部材30はモーター100の内部に組み付けられるため外部の空間を占有しない。また、冷却部材30は、固定部31及び固定部31に接続される冷却管33を備える。冷却液は、給水管及び給水孔313を通過して、冷却管33に流れ込んだ後、噴射孔335から回転するロータ51に向けて噴射されて、ロータ51を冷却する。つまり、冷却液はロータ51の温度を下げて、ロータ51を一定の温度に維持し、且つロータ51の温度が高過ぎることによるロータ51の変形及びモーター100の各パラメータの変化を防止することができる。これにより、モーター100の加工温度は安定し、且つモーター100の使用寿命は長くなる。また、ロータ51から流れ出た冷却液は固定部31に溜まり、この冷却液が固定部31の出水孔315を通過してモーター100から流れ出るため、冷却液を繰り返して利用することができる。
【0017】
他の実施形態において、モーター100を使用する際、給水管と給水孔313とが容易に接続できることを保証すれば、固定部材10の固定軸15及び底板11は省略してもよい。この際、支持板13は直接に作業台に設置する。
【0018】
他の実施形態において、噴射孔335の位置は、本実施形態の冷却管33の側壁に限定されず、複数の噴射孔335の配列も複数列或いは他の方式によって配列できる。例えば、噴射孔335が噴射して冷却液がロータ51の全体に当たるように噴射孔335を配列することを保証できれば、ドットマトリクスの方式によって配列させてもよい。
【0019】
他の実施形態において、冷却管33における底板11と離れている一端が冷却液を噴射しないように組み付けできれば、密封蓋337は省略してもよい。
【0020】
他の実施形態において、冷却管33と給水管とを接続できれば、給水孔313の位置は、本実施形態の固定部31の円心に設置されることに限定されない。また、給水孔313の直径の大きさも限定されない。
【0021】
他の実施形態において、固定部31の冷却液がモーター100から流れ出るように設置できれば、出水孔315の数量は、本実施形態の4つに限定されず、1つ或いは複数でもよい。
【0022】
100 モーター
10 固定部材
11 底板
13 支持板
15 固定軸
30 冷却部材
31 固定部
313 給水孔
315 出水孔
33 冷却管
331 キャビティ
335 噴射孔
337 密封蓋
35 防水リング
351 リング体
353 カバー部
50 モーター主体
51 ロータ
53 固定子
55 ケース
70 出力軸
71 伝動部
73 出力部
90 ブレーキ部材
91 固定リング
911 本体
913 延在部
93 保護蓋
931 ネジ
95 ブレーキ制御板

(57)【要約】

【課題】ロータを冷却することができるモーターを提供する。【解決手段】モーターは、固定部材10、モーター主体50及び出力軸70を備え、モーター主体は、ロータ51、ロータの内部に組み付けられた固定子53及びロータの外側に組み付けられたケース55を備え、ケースは、固定部材に固定され、出力軸は、ロータに接続される。モーターは、更に冷却部材を備え、冷却部材は、固定部材に設置される固定部31、固定部と接続される冷却管33及び防水リング35を備え、冷却管は、ロータに挿入され、防水リングは、固定部に設置され、且つロータにおける固定部材と近接する一端に接続され、ロータと共に回転する。固定部材には、出水孔315及び給水孔313が設けられ、冷却管には、給水孔と連通するキャビティ331が設けられ、冷却管の側壁には、キャビティと連通する複数の噴射孔335が設けられる。


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