(54)【考案の名称】メモ用紙及び用紙

(73)【実用新案権者】ペーパリー株式会社

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、メモ用紙及びその他の用紙に関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、文字,図形等の情報を記入又は印刷等するために種々の用紙が利用されている。このような用紙の一例として、長方形のシートが積層されて束にされ、当該シート一枚ずつが切り取り可能に構成されているメモ用紙が知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、利用者は、シートにメモとして文字,図形等を記入し、当該シートを切り取って所定の場所に置くなどして、メモの内容を忘れないようにする。
【0003】

【効果】

【0020】
利用者に注意を喚起すると共に、紛失しにくくすることができるメモ用紙及び用紙を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】第1の実施形態に係るメモ用紙の正面図である。
【図2】第1の実施形態に係るメモ用紙の背面図である。
【図3】図1に示すメモ用紙を展開した状態を示す展開図である。(a)図は、表面を示す展開図であり、(b)図は、裏面を示す展開図である。
【図4】第1の実施形態に係るメモ用紙の用紙本体部の結び方を示す説明図である。
【図5】第1の実施形態に係るメモ用紙の用紙本体部の結び方を示す説明図である。
【図6】第1の実施形態に係るメモ用紙の用紙本体部の結び方を示す説明図である。
【図7】図2に示すメモ用紙の底面図である。
【図8】第2の実施形態に係るメモ用紙の正面図である。
【図9】第3の実施形態に係るメモ用紙の正面図である。
【図10】第4の実施形態に係るメモ用紙の背面図である。

【0022】
以下、本考案の実施の形態を添付の図により説明する。なお、「上」、「下」、「左」、「右」、「表」、「裏」、「外」、「内」、「正面」、「背面」等の方向を示す語は、図面の状態に基づく便宜上のものであり、実際の方向はこれに限定されるものではない。
【0023】
[第1の実施形態]
図1及び図2に第1の実施形態に係るメモ用紙1を示す。メモ用紙1は、一例として、伝言用一筆箋として用いることができる。メモ用紙1は、シート状の用紙本体部2を備えている。図1及び図2は、用紙本体部2が結ばれた状態を示している。図1は、用紙本体部2が結ばれた状態におけるメモ用紙1の正面図であり、図2は、背面図である。なお、符号Hは、高さ方向を示し、符号Xは、メモ用紙1の設置面Sの面方向を示すものである。面方向Xは、ほぼ水平方向である。
【0024】
本実施形態では、用紙本体部2が結ばれた状態において、用紙本体部2の形状は、鳥の形状を模したものである。用紙本体部2には、装飾用デザインが施されたデザイン部3が設けられている。図1及び図2において、鳥の形状を構成している用紙本体部2の外側表面部分は、デザイン部3である。
【0025】
用紙本体部2は、結ばれた状態において、結び目部5を備えている。結び目部5は、用紙本体部2を結ぶことによって形成された結び目の部分を示している。結び目部5は、鳥の胴体部分を形作っている。結び目部5からは、第1の端部6と第2の端部7が、それぞれ外側に突出している。第1の端部6は、鳥の頭部の形状に形成され、第2の端部7は、鳥の尾の形状に形成されている。
【0026】
メモ用紙1には、用紙本体部2を結ばれた状態に保持する複数の係止部8,9,10が設けられている。第1の端部6には、第1の係止部8が形成されている。第1の係止部8は、頭部係止用切り込み15a,15bによって構成されている。第1の係止部8は、結び目部5を構成する用紙本体部2の縁部5aに、第1の端部6を係止するものである。
【0027】
図2に示すように、背面側の鳥の胴体部分には、第2の係止部9が設けられている。第2の係止部9は、胴部係止用切り込み16によって構成されている。第2の係止部9は、結び目部5において、切り出された用紙本体部2の一部を、結び目部5を構成する用紙本体部2の縁部5aに係止するものである。
【0028】
第2の端部7には、第3の係止部10が形成されている。第3の係止部10は、尾部係止用切り込み14によって構成されている。第3の係止部10は、結び目部5を構成する用紙本体部2の縁部5aに、第2の端部7を係止するものである。
【0029】
図1に示すように、結び目部5からは、用紙本体部2の一部が鳥の脚の形状に切り出されることによって形成された脚部11が突出している。メモ用紙1は、用紙本体部2が結ばれた状態において、設置面Sに対して自立して保持されている。底面側に位置する結び目部5の下縁5bと、脚部11の下縁11aが設置面Sに接触して、結ばれた状態のメモ用紙本体部2を支持している。本実施形態では、結び目部5の下縁5bと、脚部11によって支持部が構成されている。
【0030】
次に、メモ用紙1の展開した状態を図3に示す。図3に示すシート状の用紙本体部2を結ぶことによって、図1及び図2に示す立体的な形状が構成される。図3において、用紙本体部2の表面2aを(a)図に、裏面2bを(b)図に図示している。シート状の用紙本体部2は、長尺状に形成されている。なお、符号Lは、展開した用紙本体部2の長手方向を示し、符号Wは、幅方向を示す。
【0031】
用紙本体部2の表面2aには全体に彩色が施されていて、複数個所に鳥の各パーツを示す模様が描かれている。本実施形態では、用紙本体部2の表面2a全体がデザイン部3である。用紙本体部2の形状は、長手方向Lに延びる中心線Cに対して略線対称に形成されている。
【0032】
説明のために、表面2aにおいて、中心線Cの右側を右展開面2cと呼び、中心線Cの左側を左展開面2dと呼ぶ。第1の端部6と第2の端部7は、用紙本体部2の長手方向Lの端部である。第1の端部6の輪郭6aは、鳥の頭部の輪郭を形作っている。また、鳥の眼の模様6bとクチバシの模様6cが、中心線Cに対して対称の位置にそれぞれ描かれている。
【0033】
第2の端部7の輪郭7aは、鳥の尾の輪郭を形作っている。また、第2の端部7には、鳥の尾の模様7bが描かれている。長手方向Lに延びる中心線Cの一方の側(図3では、右展開面2c)には、鳥の翼が3カ所に表現されている。第1の翼12aは、第1の端部6付近に配置されている。第2の翼12bは、長手方向の中心付近に、第3の翼12cは、第2の端部7付近にそれぞれ配置されている。
【0034】
用紙本体部2には、複数の切り込み14,15a,15b,16,18が形成されている。切り込み14,15a,15b,16,18は、用紙本体部2の表面2aから裏面2bに貫通して形成されている。用紙本体部2を結ぶときに、結び目部5を構成する用紙本体部2の縁部5aが挿入される切り込みとして、尾部係止用切り込み14と、頭部係止用切り込み15a,15bと、胴部係止用切り込み16が設けられている。
【0035】
尾部係止用切り込み14は、第2の端部7付近に形成されている。尾部係止用切り込み14は、第3の係止部10を構成している。尾部係止用切り込み14は、中心線C上に設けられている。尾部係止用切り込み14は、始端14aから終端14bまで連続し、中心線Cを横切って、中心線Cに対して対称に形成されている。尾部係止用切り込み14は、右展開面2c及び左展開面2dにおいて、それぞれ、第1の端部6側から第2の端部7側に向かうにつれて中心線Cに近づき、中心線C上で連続している。
【0036】
第1の端部6付近には、頭部係止用切り込み15a,15bが形成されている。頭部係止用切り込み15a,15bは、第1の係止部8を構成している。頭部係止用切り込み15a,15bは、用紙本体部2の一部を鳥の翼の形状に切り出すものである。第1の翼12aの基端側の輪郭は、頭部係止用切り込み15a,15bによって形成されている。第1の翼12aの先端13は、外方に突出している。
【0037】
頭部係止用切り込み15a,15bは、中心線Cの一方の側(図3では、右展開面2c)に形成されている。頭部係止用切り込み15a,15bは、用紙本体部2の外周縁17から内側に向かって延びていて、中心線Cを越えることなく右展開面2c内で終端している。第1の翼12aの腹側基端の輪郭を形成する頭部係止用切り込み15aと、第1の翼12aの背側基端の輪郭を形成する頭部係止用切り込み15bは、それぞれ個別に形成され、頭部係止用切り込み15aの終端19aと、頭部係止用切り込み15bの終端19bは、第1の端部6に位置している。
【0038】
第3の翼12cには、胴部係止用切り込み16が形成されている。胴部係止用切り込み16は、用紙本体部2の一部を切り出して、第3の翼12cの背側の輪郭を形成する。胴部係止用切り込み16は、頭部係止用切り込み15a,15bと同様に、中心線Cの一方の側(図3では、右展開面2c)に形成されている。胴部係止用切り込み16は、用紙本体部2の外周縁17から内側に向かって延びていて、中心線Cの手前に位置する終端20において終端している。胴部係止用切り込み16と用紙本体部2の外周縁17の交点に、第3の翼12cの先端21が形成されている。
【0039】
なお、第2の翼12bには、切り込みは形成されていない。第1の翼12a,第2の翼12b,第3の翼12cには、それぞれ、翼の模様が描かれている。
【0040】
また、第1の翼12aと第2の翼12bとの間に、脚部切り出し用切り込み18が形成されている。脚部切り出し用切り込み18は、脚部11の輪郭形状を形成している。脚部切り出し用切り込み18は、頭部係止用切り込み15a,15b及び胴部係止用切り込み16と同様に、中心線Cの一方の側(図3では、右展開面2c)に形成されている。脚部切り出し用切り込み18は、用紙本体部2の外周縁17と連続していない。脚部係止用切り込み18の始端22aと終端22bは、右展開面2cに配置され、脚部11の基端を構成している。脚部11の先端部11bは、始端22a及び終端22bよりも中心線Cに近い位置にある。
【0041】
模様で表現された第2の翼12bの翼の基端は、中心線C上にある。用紙本体部2が結ばれたときに、第2の翼12bには、第1の翼12aが重ねられることになる。したがって、第1の翼12aと第2の翼12bを位置合わせするための位置合わせマーク23a,23bが、中心線C上において、第2の翼12bの翼の基端に形成されている。位置合わせマーク23a,23bは、用紙本体部2が結ばれたときに、第1の翼12aの終端19a,19bとそれぞれ対応する位置に付されている。本実施形態において、位置合わせマーク23a,23bは、点をマークとして印刷したものである。
【0042】
用紙本体部2の裏面2bには、メモスペース部24が設けられている。本実施形態では、用紙本体部2の裏面2b全体がメモスペース部24である。メモスペース部24は、無地である。メモスペース部24には、文字や図形等を記入することができる。
【0043】
次に、用紙本体部2の結び方を説明する。まず、図3に示す用紙本体部2を中心線Cに沿って2つ折りにする。このとき、メモスペース部24(用紙本体部2の裏面2b)が内側に、デザイン部3(用紙本体部2の表面2a)が外側にくるように、用紙本体部2を折る。2つ折りにした用紙本体部2の結び方を図4から図6に示す。
【0044】
図4に示すように、第1の端部6の右展開面2cが正面を向くように、2つ折りにした用紙本体部2を保持し、第2の端部7を背面方向に移動させる。これにより、用紙本体部2が脚部11の近くで背面側に曲がる。用紙本体部2が曲げられたことによって、脚部切り出し用切り込み18によって切り出された脚部11が、背面側に移動する用紙本体部2から自然に離れて、外側に突出する。
【0045】
用紙本体部2には、2つ折りしたことによって、中心線Cに沿って縁部5aが形成されている。第1の係止部8が縁部5aに係止するように、背面側に移動させた第2の端部7を回転方向R1に回転させて、第1の翼12aの下にくぐらせる。前述のように、第1の翼12aは、頭部係止用切り込み15a,15bによって切り出されている。したがって、縁部5aを頭部係止用切り込み15a,15bの終端19a,19bまで挿入することができる。縁部5aは、頭部係止用切り込み15a,15bが形成されている面の面方向又は略面方向に挿入される。
【0046】
このとき、縁部5aに形成された位置合わせマーク23a,23bと終端19a,19bの位置を合わせる。位置合わせマーク23aが終端19aと一致し、位置合わせマーク23bが終端19bと一致する位置で、用紙本体部2を保持する。これにより、第1の翼12aと第2の翼12bが位置合わせされ、第2の翼12bの上に第1の翼12aが重ねて配置されることになる。
【0047】
第1の翼12aと第2の翼12bが位置合わせされた状態を図5に示す。縁部5aが頭部係止用切り込み15a,15bに挿入されたことによって、頭部係止用切り込み15a,15bによって切り出された第1の翼12aが結び目部5から外側に開く。挿入された縁部5aは、第1の端部6の面方向又は略面方向に沿って延びていて、第1の端部6の一方の主面(右展開面2c)から縁部5aに連続したデザインが施されている。本実施形態では、第1の端部6の一方の主面(右展開面2c)から結び目部5にかけて、鳥の頭部から胸部が連続してデザインされている。
【0048】
次に、第2の端部7を背面側に向かって回転方向R2に回転させる。このときの背面側の状態を図6に示す。前述のように、第2の端部7を背面側から回転方向R1に回転させて、正面側に移動させたことによって、背面側では、用紙本体部2が輪になっている。この輪によって貫通孔26が形成されている。貫通孔26の頭部側開口27から尾部側開口28に向かって、第2の端部7を貫通孔26に挿入する。このとき、用紙本体部2が曲げられることによって、胴部係止用切り込み16によって切り出された第3の翼12cが外側へ開く。
【0049】
第2の端部7を尾部側開口28から引き出した後に、尾部係止用切り込み14に、尾部側開口28側の縁部5aを挿入する。これによって、図2に示すように、第3の係止部10を介して、第2の端部7が結び目部5に係止することになる。
【0050】
前述のように、尾部係止用切り込み14は、中心線Cに対して対称に形成されているため、中心線Cに沿って2つ折りにした状態において、尾部係止用切り込み14は、右展開面2c及び左展開面2dに貫通し、折り曲げ部分の外縁32(図4及び図5)から内側に向かって延びている。結び目部5を構成する用紙本体部2の縁部5aを尾部係止用切り込み14に挿入すると、縁部5aが、2つ折りにされた用紙本体部2の右展開面2c及び左展開面2dに貫通して保持される。
【0051】
また、第2の端部7を尾部側開口28から引き出す際に、頭部側開口27の縁部5aを胴部係止用切り込み16に挿入し、縁部5aを第3の翼12cの内側に位置させる。これにより、第3の翼12cが結び目部5から外側に開いた状態で保持される。また、胴部係止用切り込み16によって構成される第2の係止部9を介して、第3の翼12cが縁部5aに係止する。
【0052】
用紙本体部2を結ぶ際に、頭部側開口27、尾部側開口28及び貫通孔26は保持されるようにする。すなわち、2つ折りにした用紙本体部2を緩やかに曲げながら結び、曲げた箇所に折り目は付けない。よって、結び目部5は厚さ方向に膨らんだ形状となる。
【0053】
以上の手順により、用紙本体部2の結ばれた状態が完成する。前述のように、メモ用紙1は、支持部である結び目部5の下縁5b及び脚部11によって、自立させて保持することができる。図2に示すメモ用紙1を底面側からみた図を図7に示す。
【0054】
脚部切り出し用切り込み18が形成された結び目部5の下縁5bは、用紙本体部2が結ばれたことによって、曲面になっている。したがって、脚部切り出し用切り込み18によって切り出された脚部11は、脚部切り出し用切り込み18の始端22a及び終端22bを起点として結び目部5から離れる方向へ開いている。結び目部5の下縁5bには、脚部11が開いたことによって、用紙本体部2の裏面2bが露出している。脚部11の開き具合については、脚部11の下縁11aの位置を指で移動させることなどによって調整することができる。
【0055】
図1に示すように、用紙本体部2が結ばれた状態で、頭部を構成する第1の端部6が高さ方向Hの上方に、尾部を構成する第2の端部7が下方にくるように、設置面Sにメモ用紙1を置く。このとき、脚部11の下縁11aと結び目部5の下縁5bが設置面Sに接触して、結ばれた状態のメモ用紙1を支持する。これにより、用紙本体部2が結ばれた状態で、メモ用紙1が自立して保持される。
【0056】
次に第1の実施形態に係るメモ用紙1の利用方法について説明する。利用者は、用紙本体部2を結ぶ前に、用紙本体部2のメモスペース部24に、メモを記載する。次いで、上記に説明したやり方で、用紙本体部2を結び、各係止部8,9,10に結び目部5の縁部5aを係止させる。用紙本体部2が結ばれたメモ用紙1は、自分の机や、メモの内容を伝えたい他人の机などの設置面Sに置くことができる。結ばれた状態のメモ用紙1を設置面Sに自立させて置くと、設置面Sに鳥が留まっているように見える。
【0057】
メモの内容を見る際には、係止部8,9,10の係止を解除しながら、すなわち、縁部5aを各切り込み14,15a,15b,16から引き抜きながら、結ばれた用紙本体部2をほどいて、2つ折りされた用紙本体部2を開く。これにより、用紙本体部2のメモスペース部24に記入されたメモを見ることができる。
【0058】
以上のように、本実施形態に係るメモ用紙1においては、用紙本体部2は、メモを記入するためのメモスペース部24と、装飾用デザインが施されたデザイン部3とを備え、用紙本体部2が結ばれた状態で保持される。これにより、メモ用紙1という事務的なグッズに対して遊び心やデザイン性を付加することができるだけでなく、用紙本体部2が書類等によって埋もれてしまうことを防止することができる。
したがって、第1の実施形態に係るメモ用紙1によれば、利用者に注意を喚起すると共に、紛失しにくくすることができる。
【0059】
また、用紙本体部2は、結び目部5から外側に突出する第1の端部6と第2の端部7を備え、第1の端部6と第2の端部7には、結び目部5を構成する用紙本体部2の縁部5aに係止する第1の係止部8と第3の係止部10が、それぞれ設けられている。
これにより、第1の端部6と第2の端部7が結び目部5から突出した状態をより確実に保持することができ、用紙本体部2を結ばれた状態に保持する力を高めることができる。
【0060】
前述のように、メモ用紙1には、用紙本体部2が結ばれた状態で設置面Sに対して自立して保持されるように、用紙本体部2を支持する支持部(結び目部5の下縁5bと、脚部11)が、結び目部5に設けられている。
これにより、結ばれた状態の用紙本体部2を自立して保持することができる。
【0061】
第1の実施形態において、メモスペース部24は、用紙本体部2の一方の主面に設けられ、用紙本体部2は、平面に展開された状態において、長尺状に形成されている。そして、用紙本体部2は、長手方向に延びる中心線Cに沿って、メモスペース部24を内側にして2つ折りされるものであり、2つ折りされた用紙本体部2が結ばれた状態で保持される。
これにより、メモスペース部24は、外側から見えなくなるため、メモの内容を第3者に見られてしまうことを防止することができる。
【0062】
用紙本体部2には、尾部係止用切り込み14と、頭部係止用切り込み15a,15bと、胴部係止用切り込み16が形成され、用紙本体部2が結ばれたときに、結び目部5を構成する用紙本体部2の縁部5aが各切り込み14,15a,15b,16に挿入されるように構成されている。
これにより、用紙本体部2が結ばれた状態において、結び目部5と用紙本体部2の他の部分との位置関係を容易に固定することができる。したがって、用紙本体部2を結ばれた状態に保持する力を高めることができる。
【0063】
頭部係止用切り込み15a,15bと、胴部係止用切り込み16は、長手方向に延びる中心線Cの一方の側(右展開面2c)に形成されている。
これにより、用紙本体部2を中心線Cに沿って2つ折りにして結ぶ場合に、切り込み15a,15b,16が形成されている面の面方向又は略面方向に縁部5aを挿入することができる。したがって、用紙本体部2を結ばれた状態に保持する力を高めると共に、結び目部5から切り込みが形成されている面に連続したデザインを施すことができる。よって、用紙本体部2が結ばれたときに、より利用者の注意を喚起する形状を形成することができる。
【0064】
また、尾部係止用切り込み14は、長手方向に延びる中心線Cを横切って、該中心線Cに対して対称に形成されている。
これにより、用紙本体部2を中心線Cに沿って2つ折りにして結ぶ場合に、用紙本体部2を貫通する切り込みが、折り曲げ部分の外縁32から内側に向かって形成されることになる。したがって、縁部5aを尾部係止用切り込み14に挿入すると、挿入した縁部5aが、2つ折りにされた用紙本体部2の両表面(右展開面2c及び左展開面2d)に貫通して保持される。そのため、用紙本体部2を結ばれた状態に保持する力を高めると共に、結ばれた状態において、より立体的な造形性を有することができる。よって、用紙本体部2が結ばれたときに、より利用者の注意を喚起する形状を形成することができる。
【0065】
用紙本体部2には、頭部係止用切り込み15a,15bに挿入される結び目部5の縁部5aの位置を示す位置合わせ用マーク23a,23bが付されている。
これにより、用紙本体部2を結ぶ際の位置合わせが容易になる。
【0066】
前述のように、用紙本体部2は、鳥の形状を模して結ばれた状態に保持されるものであり、鳥の頭部の形状に形成された第1の端部6と鳥の尾の形状に形成された第2の端部7を備えている。そして、用紙本体部2が結ばれた状態において、鳥の翼の形状に切り出された用紙本体部2の一部が、結び目部5から外側へ開いて保持されると共に、第1の端部6と第2の端部7が、結び目部5からそれぞれ突出していている。
このため、メモ用紙1は、用紙本体部2が結ばれた状態において、立体感のある優れたデザイン性を有し、利用者の注意をより喚起することができる。
【0067】
また、本実施形態では、用紙本体部2が結ばれた状態において、用紙本体部2の一部を切り出した脚部11が結び目部5から外側へ開いて保持されていている。
そのため、用紙本体部2が結ばれた状態において、デザイン性をより高めることができると共に、結ばれた状態の用紙本体部2を自立させる際に、脚部11によって、メモ用紙1を支持することができる。さらに、用紙本体部2が結ばれた状態でメモ用紙1を設置面Sに自立させて置くことによって、まるで、鳥が設置面Sに留まっているように見え、メモ用紙1を美しく印象的に保持しておくことができる。
【0068】
[第2の実施形態]
図8に第2の実施形態に係るメモ用紙100を示す。図8には、結ばれた状態におけるメモ用紙100の正面図を示している。第1の実施形態と同様に、メモ用紙100は、シート状の用紙本体部102を備えている。メモ用紙100は、用紙本体部102が結ばれた状態において、金魚の形状を模している。展開した用紙本体部102は、長尺状に形成されていて、表面102aに装飾用デザイン部103が設けられ、裏面(不図示)にメモスペース部(不図示)が設けられている。展開した用紙本体部102は、第1の実施形態と同様に、長手方向に延びる中心線に対して略対称の形状を有し、複数の切り込みが設けられている。
【0069】
用紙本体部102は、第1の実施形態において説明した結び方と同様のやり方で結ばれ、金魚の胴部を形成する結び目部105から、頭部を形成する第1の端部106と尾ヒレ部を形成する第2の端部107が突出している。第1の係止部108は、エラ部112aの形状を切り出す頭部係止用切り込み115によって構成されている。頭部係止用切り込み115は始端119aから終端119bまで連続して形成されている。結び目部105を構成する用紙本体部102の縁部105aがこの頭部係止用切り込み115に挿入されることにより、第1の端部106が結び目部105に係止している。
【0070】
第2の係止部110は、第1の実施形態の尾部係止用切り込み14と同様の尾部係止用切り込み114によって構成されている。結び目部105の縁部105aが尾部係止用切り込み114に挿入されることによって、第2の端部107が結び目部5に係止している。
【0071】
背ビレ部112bは、背ビレ部切り出し用切り込み116によって形成されている。腹ビレ部111は、腹ビレ部切り出し用切り込み118によって形成されている。
第2の実施形態に係るメモ用紙100は、結ばれた状態において、自立させるものではなく、設置面Sの面方向Xに寝かせて配置するものである。
【0072】
[第3の実施形態]
図9に第3の実施形態に係るメモ用紙200を示す。図9には、結ばれた状態におけるメモ用紙200の正面図を示している。第1の実施形態と同様に、メモ用紙200は、シート状の用紙本体部202を備えている。メモ用紙200は、用紙本体部202が結ばれた状態において、イルカの形状を模している。展開した用紙本体部202は、長尺状に形成されていて、表面202aに装飾用デザイン部203が設けられ、裏面(不図示)にメモスペース部(不図示)が設けられている。
【0073】
展開した用紙本体部202は、第1の実施形態と同様に、長手方向に延びる中心線に対して略対称の形状を有し、複数の切り込みが設けられている。用紙本体部202は、第1の実施形態において説明した結び方と同様のやり方で結ばれ、イルカの胴部を形成する結び目部205から、頭部を形成する第1の端部206と尾ヒレ部を形成する第2の端部207が突出している。第1の係止部208は、腹ビレ部211の形状を切り出す頭部係止用切り込み218によって構成されている。頭部係止用切り込み218は始端219aから終端219bまで連続して形成されている。結び目部205を構成する用紙本体部202の縁部205aがこの頭部係止用切り込み218に挿入されることにより、第1の端部206が結び目部205に係止している。
【0074】
第2の係止部210は、第1の実施形態の尾部係止用切り込み14と同様の尾部係止用切り込み214によって構成されている。結び目部205の縁部205aが尾部係止用切り込み214に挿入されることによって、第2の端部207が結び目部205に係止している。
背ビレ部212は、背ビレ部切り出し用切り込み216によって形成されている。
【0075】
第3の実施形態に係るメモ用紙200では、結び目部205の下縁205bと腹ビレ部211の下縁211aが支持部を構成している。メモ用紙200は、用紙本体部202が結ばれた状態において、第2の端部207が高さ方向Hの上方に、第1の端部206が下方に位置するように、設置面Sに配置される。このとき、設置面Sの面方向Xに延びる結び目部205の下縁205bと腹ビレ部211の下縁211aがメモ用紙200を自立させて保持している。
【0076】
[第4の実施形態]
図10に第4の実施形態に係るメモ用紙300を示す。図10には、結ばれた状態におけるメモ用紙300の背面図を示している。第1の実施形態と同様に、メモ用紙300は、シート状の用紙本体部302を備えている。メモ用紙300は、用紙本体部302が結ばれた状態において、ウサギの形状を模している。展開した用紙本体部302は、長尺状に形成されていて、表面302aに装飾用デザイン部303が設けられ、裏面(不図示)にメモスペース部(不図示)が設けられている。
【0077】
展開した用紙本体部302は、第1の実施形態と同様に、長手方向に延びる中心線に対して略対称の形状を有し、複数の切り込みが設けられている。用紙本体部302は、第1の実施形態において説明した結び方と同様のやり方で結ばれ、ウサギの胴部を形成する結び目部305から、頭部を形成する第1の端部306と尾部を形成する第2の端部307が突出している。結び目部305からは、背面側において2個の脚部311が突出している。また、正面側(不図示)にも、背面側と同様に2個の脚部が設けられている。脚部311は脚部切り出し用切り込み318によって形成されている。前方側の脚部311の後縁313には、結び目部305の縁部305aが接触して係止する。
また、正面側(不図示)には、第1の端部306に、切り込みによって構成された第1係止部(不図示)が設けられ、第1の端部306を結び目部305に係止している。
【0078】
第2の係止部310は、第1の実施形態の尾部係止用切り込み14と同様の尾部係止用切り込み314によって構成されている。結び目部305の縁部305aが尾部係止用切り込み314に挿入されることによって、第2の端部307が結び目部305に係止している。
【0079】
第4の実施形態に係るメモ用紙300では、正面側及び背面側に形成された脚部311が支持部を構成している。メモ用紙300は、用紙本体部302が結ばれた状態において、第1の端部306が高さ方向Hの上方に、第2の端部307が下方に位置するように、設置面Sに配置される。このとき、設置面Sの面方向Xに延びる脚部311の下縁311aがメモ用紙300を自立させて保持している。第4の実施形態において、結び目部305の下縁305bは、設置面Sに接触していない。
【0080】
[他の実施形態]
以上、本考案の実施形態について述べたが、本考案は既述の実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、前述した実施形態は、メモ用紙に関するものであるがこれに限定されない。一例として、様々なタイプの情報を予め表示した用紙であってもよい。
【0081】
この場合、本考案に係る用紙は、一例として、シート状の用紙本体部を備え、この用紙本体部は、情報が表示されている表示部と、装飾用デザインが施されたデザイン部とを備え、デザイン部の少なくとも一部が外側に位置するように、用紙本体部が結ばれた状態で保持され、用紙本体部は、結ばれた状態において、結び目を構成する結び目部を備え、結ばれた状態における用紙本体部の形状が、動物、魚、若しくはその他の自然物又は人工物の形状を模したものである。
【0082】
この用紙は、一例として、第1の実施形態に係るメモ用紙1のメモスペース部24(図3)を、情報が表示されている表示部に置き換えることによって構成することができる。表示部に表示される情報は、どのように表現されていてもよく、例えば、文字、数字、図形、記号等によって表現されていてもよい。また、表示部に表示される情報は、どのような手段で表示されていてもよく、例えば、手書き又は印刷等によって表示されていてもよい。
【0083】
一例として、表示部は、予め印刷された特定の運勢を示す文字(例えば、「大吉」等)を表示するものであってもよい。この場合、本考案に係る用紙をおみくじとして使用することができる。
【0084】
他の例として、表示部は、予め印刷された特定のメッセージ(例えば、「ありがとう」、「お疲れさま」等)を表示するものであってもよい。この場合、本考案に係る用紙を印字済みメッセージカードとして使用することができる。
【0085】
前述したメモ用紙1,100,200,300には、例えば、一筆箋、便箋、カードと呼称されるものも含まれる。メモ用紙1,100,200,300のメモスペース部24に記入されるメモは、文字、数字、記号、図形等様々なタイプの表現を含む。記入方法は限定されず、手書きでもよいし、印刷でもよい。メモの内容は、自分の覚書でもよいし、他者へ伝えるメッセージでもよい。
【0086】
用紙本体部2,102,202,302は、結ばれた状態に保持できれば足り、前述の結び方に限定されず、他の結び方によって結んでもよい。
【0087】
第1の実施形態では、用紙本体部2が結ばれた状態において、結び目部5から第1及び第2端部6,7が突出するように構成しているが、これに限定されず、結び目部5から第1及び第2の端部6,7が突出しないように構成してもよい。
【0088】
第1の実施形態では、複数の係止部8,9,10を設けているが、これに限定されず、係止部8,9,10を設けなくてもよい。また、第1の実施形態では、係止部8,9,10を用紙本体部2に形成した切り込み14,15a,15b,16によって構成しているがこれに限定されない。例えば、第1及び第2の端部6,7の外縁に、結び目部5の縁部5aが引っかかるように構成してもよい。
【0089】
第1の実施形態において、支持部は、結び目部5の下縁5bと、脚部11によって構成されているがこれに限定されない。例えば、脚部11を設けずに、正面側胴部の下端29又は背面側胴部の下端30(図7)と結び目部5の下縁5bによって支持部を構成してもよいし、支持部を設けなくてもよい。
【0090】
また、切り込みを形成する場合、切り込みの数や位置は前述したものに限定されない。第1の実施形態に係る位置合わせマーク23a,23bは設けても設けなくてもよく、マークを印刷や切り込み等、様々な手段で用紙本体部2に付してもよい。
【0091】
第1の実施形態において、用紙本体部2の一方の主面(表面2a)にデザイン部3を配し、他方の主面(裏面2b)にメモスペース部24を配しているがこれに限定されない。例えば、用紙本体部2の一方の主面に、デザイン部3とメモスペース部24を共に設けてもよい。第1の実施形態において、メモスペース部24は、無地であるが、罫線等を表示してもよい。また、図形や模様でメモスペース部24を装飾してもよい。
【0092】
第1の実施形態では、用紙本体部2は、平面に展開された状態において、長尺状に形成されているがこれに限定されず、どのような形状であってもよい。第1の実施形態において、用紙本体部2を結ぶ際に、用紙本体部2を長手方向に延びる中心線Cに沿って2つ折りにしているがこれに限定されず、2つ折りせずに用紙本体部2を結んでもよい。
【0093】
用紙本体部2,102,202,302が結ばれた状態によって表現される形体は、前述したものに限定されない。結ばれた状態における用紙本体部2,102,202,302の形状は、どのような形状であってもよく、動物、魚、若しくはその他の自然物又は人工物の形状を模したものであってもよい。例えば、セキセイインコ、オカメインコ、フクロウ、ヒヨコ、メジロ、スズメ、クジラ、アザラシ、タツノオトシゴ、ラッコ、カンガルー、ネコ、リス、ケーキ、各種スイーツ、おむすび(食品)、椅子、風景、花、蝶、昆虫などの形状を模したものであってもよい。
【0094】
1,100,200,300 メモ用紙
2,102,202,302 用紙本体部
3 デザイン部
5,105,205,305 結び目部
5a,105a,205a,305a 結び目部を構成する用紙本体部の縁部
5b 結び目部の下縁(支持部)
6,106,206,306 第1の端部
7,107,207,307 第2の端部
8,108,208 第1の係止部8
9,110,210,310 第2の係止部
10 第3の係止部
11,311 脚部(支持部)
14,114,214,314 尾部係止用切り込み
15a,15b,115,218 頭部係止用切り込み
16 胴部係止用切り込み
23a,23b 位置合わせ用マーク
24 メモスペース部



(57)【要約】

【課題】利用者に注意を喚起すると共に、紛失しにくいメモ用紙を提供する。【解決手段】メモ用紙は、シート状の用紙本体部2を備え、用紙本体部は、メモを記入するためのメモスペース部と、装飾用デザインが施されたデザイン部3とを備え、デザイン部の少なくとも一部が外側に位置するように、用紙本体部が曲げられ結ばれた状態で保持され、結ばれた状態において、結び目を構成する結び目部5を備える。メモスペース部は、用紙本体部の一方の主面に設けられ、用紙本体部は、平面に展開された状態において、長尺状に形成され、長手方向に延びる中心線に沿って、メモスペース部を内側にして2つ折りされ、結ばれた状態で保持されるのが好ましい。また、用紙本体部に、切り込み15a,15bが形成され、結び目部を構成する用紙本体部の縁部5aが切り込みに挿入されるように構成されていてもよい。


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