【0001】
この考案は、付箋紙ユニットに関し、特にメモを書いて着脱自在の付箋紙を設ける付箋紙ユニットに関する。
【0002】
付箋紙はこの数年において最も便利で実用的な製品である。付箋紙は小さいサイズの空白の紙の一端縁部に特殊な材質の接着剤を塗布してなる。
【0003】
該接着剤は適宜な粘着性を具えてなり、付箋紙が貼着された製品の表面から付箋紙を剥がしても貼着されていた部分に接着剤が残留することがない。
【0004】
よって、人々は付箋紙に短いメッセージを記載して貼着して当事者に伝えることができ、当事者が戻ってきたときにすぐに処理することができて便利であるとともに、不在中の連絡の有無を他人に尋ねる必要がない。
【0005】
教育の普及と知識の情報に伴い、各業界で働く人々はいずれも普遍的に幅広くいつでもすぐに重要な、忘れてはならない事柄などを記載するために付箋紙を普遍的に幅広く使用している。
【0006】
このように付箋紙は生活の中で不可欠な日常品となっている。
【0007】
従来の付箋紙は、複数の付箋紙を重ねて座体内部に設けられている。使用する場合、座体に予め設けられた開口から最上層の紙を外して使用する。
【0008】
すべての付箋紙と付箋紙との間には同じ方向に適宜な量の接着剤が塗布されているため、付箋紙間を互いに粘着して位置決めすることが便利である。
【0009】
付箋紙は非常に薄くて軽量であるため、通常、使用者が紙を取り外す場合、付箋紙全体も引っ張られて座体から外れて使用上不便である。
【0010】
付箋紙の座体は通常、一定の体積と重量を具えている。殆どの付箋紙は机の表面に置いて使用するために適し、携帯して使用するためには不便である。
【0011】
また、付箋紙全体の構造及び概観は長期に渡って変化に欠け、全く創造性がないため、利益獲得と競争力を高めることができない。
【0012】
付箋紙に類似し、いつでも重要な事柄に注意することができるようにする製品では、様々に異なる色の蛍光ペンで重要な部分に線を引く方法が使用されている。
【0013】
しかしながら、特定な、或いは材質によっては重要な用件に色をつけることができず、蛍光ペンの使用に制限が多くなる。
【0014】
特に、同一の書類上に複数の線が引かれ、その色も多い場合、書類を読むことに影響を与え、書類が乱雑であるかのような印象を与える。
【0015】
この考案は、使用が簡単で、着脱自在で、美観も考慮した付箋紙を提供することを課題とする。
【0022】
この考案による付箋紙ユニットは、利便性と、実用性、多元性を高め、美観や視覚的効果を高めることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】この考案の付箋紙ユニットを示した分解図である。
【図2】この考案の付箋紙ユニットを上方から見た平面図である。
【図3】この考案の付箋紙ユニットを示した説明図である。
【図4】この考案の付箋紙ユニットの使用状態を示した説明図である。
【図5】この考案の付箋紙ユニットを取り出す動作を示した説明図である。
【図6】この考案の付箋紙ユニットの他の実施形態を示した説明図である。
この考案は使用が簡単で、着脱自在で、美観も考慮した付箋紙であって、一以上のフィルターユニットと、座体とを含んでなり、該フィルターユニットがいずれも複数の透明で蛍光色を具えた付箋紙のフィルターで、頭部と尾部とが互いに重なるように交互に積み重ねて粘着して形成され、該座体が、底板と外ケースとを含んでなり、中空の設置空間を具えてなり、外ケースの内面には一列以上の複数の間隔をあけて隔離片が設けられ、フィルターユニットをそれぞれ設けるために供し、一つの長手方向に跨いで設けられた隔離片と、フィルターユニットの最上層を引き出す開口を供する付箋紙ユニットの構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、図示を参照にして以下に説明する。
図1は、この考案の付箋紙ユニットを示した説明図である。
【0026】
図面によれば、この考案の付箋紙ユニットは、一以上のフィルターユニット1と、座体と、を含んでなる。
【0027】
該フィルターユニット1はいずれも複数の粘着性の透明な傾向フィルター10を含んでなり、頭部と尾部とが重なるように交互に積み重ねて粘着して形成する。
【0028】
該粘着性の透明な蛍光フィルター10は、赤、オレンジ、黄色、緑、青など様々な明るくて鮮やかな蛍光色を具えてなる。
【0029】
よって、使用する場合、文字の上に貼着すれば蛍光ペンで線を引く方法と同様に使用することができて、貼着に便利なだけでなく、多様な使用方法も具えて、用途と付加価値を高めることができる。
【0030】
座体2は、底板20と、外ケース21とを含んでなり、中空で設置空間を具えてなる。
【0031】
該底板20は、外周縁部のどれか一端縁部がフック孔202を具えたフックボード201に接続する。
【0032】
よって、座体2は、平らに置いて使用する以外に、壁などに掛けても使用することができる。
【0033】
該外ケース21は透明、或いは半透明の材質から形成し、外周縁部の弧片に装飾を設けている。
【0034】
外ケース21は内面に一列以上の複数の間隔を設けた隔離片22が設けられ、前述の複数のフィルターユニット1をそれぞれ設けるために供する。
【0035】
外ケース21の表面には長手方向にまたいで設けられた隔離片にそれぞれ置かれたフィルターユニット1の最上層の付箋紙の自由端を引き出す開口が設けられる。
【0036】
また、外ケース21にフィルターユニット1を設けるために供する空間の両端にはそれぞれ当接板24が設けられる。
【0037】
よって、使用が終っても軽く振れば、すべてのフィルターユニット1を直ぐに並べて使用することができるという目的を達成する。
【0038】
図2に開示するように、上述のフィルターユニット1と座体2とを含んで形成するため、実際に組み合わせる場合、一以上で、且つ異なる蛍光色のフィルターユニット1を一つずつ二つの隣接する隔離片22で挟まれた空間内に設ける。
【0039】
外ケース21の外周端縁部には弧形の装飾が設けられる。
【0040】
上方から見ると、フィルターユニット1が略凹状の弧形ラインに配列しているため、本体が様々な明るく鮮明な蛍光色を具えているように見えて、虹のような視覚的な効果を得ることができる。
【0041】
それぞれのフィルターユニット1は、最上層の透明で蛍光色を具えたフィルターユニット10の自由端が外ケース21の開口23から延伸し、外ケース21の表面の外側に露出しているため、使用者が選択して取り出すのに便利である。
【0042】
図3は、この考案の付箋紙を組み合わせた斜視図である。
【0043】
付箋紙ユニットは、実際に使用する場合、使用者個人の習慣に合わせて平らな場所に置くか、或いは図4に開示するように壁に掛ける方法で設けて、スムーズにしようできる位置において準備しておく。
【0044】
付箋紙を取り外して使用する場合、使用者このみの蛍光色や需要に応じて、どれか一つのフィルターユニット1を自由に選択することができる。
【0045】
最上層の付箋紙である蛍光フィルター10を取り外して使用するため、透明な蛍光フィルター10を取り外す場合、図5に開示するように、同一ユニットのフィルターユニット1の他の部分が隔離片22との間で滑動する。
【0046】
フィルター本体が明るく鮮明な蛍光色を具えているため、取り出して使用する場合、透明な外ケースには鮮やかな色彩の動きが感じられる。
【0047】
明るく鮮明な蛍光色の付箋紙である蛍光フィルター10は直接、資料上の重要な部分に貼着して蛍光ペンで線を書く場合と同様の目的を達成することができる。
【0048】
よって、もともとの資料の完全性を残しながら、資料表面の乱雑そうに見えることを防ぐことができる。
【0049】
特に、事後に資料を整理する時には、透明で蛍光色を具えた蛍光フィルター10を取り外すだけで、もともとの資料の状態を維持することができ、簡単で実用的である。
【0050】
使用後には軽く振れば、当接板24が設けられているため、フィルターユニット1が整列させることができる。
【0051】
図6に開示するように、上述の座体2は、底板20の外周のどれか一端縁部にフックボード201を設けて、壁などに掛けて吊るすために供し、該フックボード201と底板20とを一体に形成するだけでなく、フックボード201のない単独の底板20に形成してもよい。
【0052】
よって、フックボード201がないため、全体の体積が縮小され、携帯に便利で、必要な時にいつでも取り出して使用でき、便利で実用的である。
【0053】
以上は、この考案の好ましい実施例であって、この考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この考案の精神の下においてなされ、この考案に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの考案の実用新案登録請求の範囲に属するものとする。
1 フィルターユニット
10 蛍光フィルター
2 座体
20 底板
201 フックボード
202 フック孔
21 外ケース
22 隔離片
23 開口
24 当接板
【課題】使用が簡単で、着脱自在で、美観も考慮した付箋紙ユニットを提供する。【解決手段】一以上のフィルターユニット1と、座体2とを含んでなり、フィルターユニットはいずれも複数の透明で蛍光色を具えた付箋紙のフィルター10で、頭部と尾部とが互いに重なるように交互に積み重ねて粘着して形成される。座体は、底板20と外ケース21とを含んでなり、中空の設置空間を具える。外ケースの内面にはフィルターユニットをそれぞれ設けるための一列以上の複数の間隔をあけて隔離片22が設けられる。また外ケースの表面には、長手方向に跨いで設けられた隔離片にそれぞれ置かれたフィルターユニットの最上層の自由端を引き出す開口23が設けられる。
インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):