(54)【考案の名称】球体状タンク併設型太陽光発電機

(51)【国際特許分類】

H01L 31/042

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、球体状の貯水タンク、瓦斯タンク、LNGタンカー甲板上のタンク部、ドーム状の屋根等の表面に、太陽光発電機のソーラーパネルを施工することに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
自然エネルギーの利用促進を図るためには、太陽光発電機のソーラーパネルが常に太陽に対向する機能を持たせて発電効果を高め、かつ専用のソーラーパネル用地を必ずしも必要としない装置の開発を行うことが望ましい。
【0003】
マンション屋上等にある貯水タンクは、重力を利用して各部屋に水を供給するシステムであり、通常は高所で障害物の少ない場所に設置されているため、周辺に太陽光を遮蔽する物件は少ない。
【0004】
一般的に企業が所有する大きな瓦斯タンクは、法令上の措置により周辺建築物とは隔離して設置されており、太陽光を遮蔽する物件は少ない。
【0005】
液化天然ガスを輸送するLNGタンカーの甲板には、球体を連ねたタンク部が露出しており、特に航行中は周辺海上に太陽光を遮蔽するものはない。
【0006】
野球場やサッカー場等には、ドーム状屋根が整備されている場合も多く、太陽光を受ける面積は大きい。
【0007】
このような背景から、これらタンク等の表面は必然的に太陽光を最大限に受けるための環境が整っており、かつ、タンク等の構造は容量や強度を最大限に確保する観点から球体状の仕様となっていることが多いため、太陽光発電機を併設することにより太陽位置の変化に拘らず効果的な発電を行なうことが可能となる。
【0008】

【効果】

【0013】
前述のとおり、球体状タンク等の表面にソーラーパネルを接着又は接合することにより、一定の敷地面積で太陽位置の変化に拘らず効果的な太陽光発電の能力を発揮することができる。
また、タンク等の表面を利用して発電を行うことで、専用のソーラーパネル用地を不要とすることができる。
【0014】
ソーラーパネルをマンション等の屋上(高所)にある貯水タンクや周辺建築物と隔離された瓦斯タンク等の球体状の表面に接着又は接合することで、太陽光を遮蔽する物件の影響を極力排除する環境を整え、効果的な発電を可能とすることができる。
【0015】
ソーラーパネルで球体状の貯水タンクや瓦斯タンク等の表面を覆うことで、これらタンク等の球体面の塗装劣化防止や防錆等の効果も高まる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本考案の三角形ソーラーパネル施工実施例を示す斜視図。
【図2】本考案の五角形・六角形組み合せソーラーパネル施工実施例を示す斜視図。
【図3】本考案の曲面二等辺三角形ソーラーパネル施工実施例を示す斜視図。
【図4】本考案の三角形を基本とする多面体ソーラーパネル構成例を示す部分図。
【図5】本考案の三角形ソーラーパネル単体と接合用鏃状突起物の概観図。
【図6】本考案のソーラーパネル接合用タンク基礎土台の施工実施例を示す部分図。

【0017】
本考案の太陽光発電機は、ソーラーパネル及び光電変換デバイス、蓄電池等を備えたものである。(発電システム等の詳細説明は省略する。)
【0018】
図1は、三角形ソーラーパネル単体を組み合せたものである。各三角形ソーラーパネルには、図5で示すように三角形ソーラーパネル裏面に固定用鏃状突起物(符号A)を施し、タンク等の表面には図6で示すような基礎土台(符号B及び符号C)を施して固定する。その他の方法として強力接着剤やボルト・ナット等を利用することも可能である。基礎土台とタンク等の表面との固定についても同様であり、ソーラーパネルの重量や大きさによって強力接着剤による接着、ボルト・ナットや溶接等による接合を選択する。(以下、図2、図3の固定方法も同様である。)
【0019】
図2は、五角形・六角形のソーラーパネルを組み合せたものである。この五角形・六角形のソーラーパネルの組み合せは、図4で示すように三角形ソーラーパネル単体で構成する集合体である。
【0020】
図3は、曲面二等辺三角形のソーラーパネルを組み合せたものである。
【0021】
図4は、平面又は曲面の三角形ソーラーパネル単体を基本とした五角形・六角形の組み合せを示すものである。
【0022】
図5及び図6は、施工作業の効率化を図るためにソーラーパネルとタンク等を鏃状突起物(符号A)と基礎土台(符号B及び符号C)で接合する施工実施例である。
【産業上の利用可能性】
【0023】
例えば、沖縄地方等では水不足対応のためマンション等の屋上に貯水タンクが常設されている。他方、住民には今後の電気料金値上げに対する問題意識も拡大している。このため、新築マンション建設や貯水タンク更新等の機会に、2種類の機能を有する貯水タンク併設型太陽光発電機が利用される可能性は大きい。
【0024】
ソーラーパネルの施工に際しては、併設するタンク等の大きさが異なった場合でも三角形を基本としたソーラーパネル単体の組み合せでタンク等の表面を覆うことができる。
このため、当該パネル単体の形状は同一形を多用できることから工業的に大量生産が可能であり、産業上の利点は大きい。
【0025】
A 鏃状突起物
B 五角形の基礎土台
C 六角形の基礎土台

(57)【要約】

【課題】球体状の構造物の表面を利用し、太陽位置の変化に拘らず効果的な発電能力を付与するとともに、専用のソーラーパネル用地を不要とする球体状タンク併設型太陽光発電機を提供する。【解決手段】球体状のタンクの表面に、太陽光発電機のソーラーパネルを接着又は接合する。ソーラーパネルの形状を、平面又は曲面の三角形を基本とした単体で構成する多面体とし、太陽光を効果的に受けることができるようにする。太陽光の遮蔽を極力排除する観点及び効果的な発電を可能とするため、周辺に高い物件が少ない貯水タンクや瓦斯タンク等の球体状の表面を利用して太陽光発電を行なうものである。


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