(54)【考案の名称】携帯型通信端末用ケース

(73)【実用新案権者】株式会社グルマンディーズ

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図11

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、他者から送信された音声、文字情報、及び画像情報を含む受信信号を感知することができる携帯型通信端末に装着して使用されるケースに関する。

【従来の技術】

【0002】
近年、携帯電話機を含む携帯型通信端末には、背面部に周囲を照らす手段として照明部を備えたものが多く開発されており、受信信号の感知(以下、着信という。)に連動させて前記照明部を発光させる機能を有するものも存在する。
【0003】

【効果】

【0015】
本考案によれば、照明部から放出された光を、光取込部から光反射面を介して導光部材内部に効率良く取り込むことができ、多くの光を光放出部から放出させることができる。
【0016】
また、ケース本体の外部に露出してなる光放出部の形状によって着信時の発光による報知機能に装飾性を具備させることができ、本考案に係る携帯型通信端末用ケースの着信報知装置としての美観を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】携帯型通信端末用ケース1の正面図である。
【図2】携帯型通信端末用ケース1の背面図である。
【図3】携帯型通信端末用ケース1の平面図である。
【図4】携帯型通信端末用ケース1の底面図である。
【図5】携帯型通信端末用ケース1の右側面図である。
【図6】携帯型通信端末用ケース1の左側面図である。
【図7】携帯型通信端末用ケース1のA−A断面図である。図中の二点鎖線は携帯型通信端末5、カメラ13、及び照明部14の概略を示す。
【図8】携帯型通信端末用ケース1のB−B断面図である。
【図9】携帯型通信端末用ケース1のC−C断面図である。
【図10】導光部材18のみの斜視図である。
【図11】携帯型通信端末5に携帯型通信端末用ケース1を装着し、光放出部27に発光装飾部材32を取り付けた状態を示す正面図である。図中の二点鎖線は携帯型通信端末5、カメラ13、及び照明部14の概略を示す。
【図12】光放出部27の上端面が上面板7の外表面と同一面となるように形成された携帯型通信端末用ケース1の正面図である。
【図13】図12に係る携帯型通信端末用ケース1のD−D断面図である。
【図14】携帯型通信端末用ケース101の正面図である。
【図15】携帯型通信端末用ケース101のE−E断面図である。

【0018】
以下、本考案に係る実施の形態を、図を参照しながら詳しく説明する。
【0019】
図1〜図6は、本考案に係る携帯型通信端末用ケース1の六面図である。ケース本体2は、背面板3及び背面板3の外周縁に沿って正面方向に延出してなる周側板4を備える。使用者は、図7に示すように、携帯型通信端末5を、背面板3及び周側板4によって形成される装着部6の内側に嵌め込むことで携帯型通信端末用ケース1を装着することができる。本実施の形態において、周側板4は、上面板7、下面板8、右側面板9、及び左側面板10とからなる。なお、ケース本体2に設けられた切欠き部a、bは、携帯型通信端末用ケース1を装着した状態で、携帯型通信端末5に設けられた外部端子への外部機器の接続、若しくはスイッチ類の操作を行うために設けられたものである。
【0020】
携帯型通信端末5に装着された携帯型通信端末用ケース1は、背面板3が携帯型通信端末5の背面11に沿い、かつ、周側板4が携帯型通信端末5の側面12に沿った状態となる。
【0021】
携帯型通信端末5の背面11の上部にはカメラ13及び照明部14が横方向に並べて配置されており、照明部14はカメラ13よりも携帯型通信端末5の中心寄りに配置されている。ケース本体2の背面板3の上部には、カメラ13に対応した位置にカメラ穴15が設けられているため、携帯型通信端末5に携帯型通信端末用ケース1を装着した状態であってもカメラ13はカメラ穴15を介して外部に露出させることができる。従って携帯型通信端末用ケース1を装着した状態でカメラ13による撮影が可能である。
【0022】
一方、背面板3の内面16には、図1に示すようにカメラ穴15のケース本体2の中心側横隣りを一端として、一対の固定リブ17,17がケース本体2の側面方向に向かって互いに平行に形成されている。本実施の形態において、一対の固定リブ17,17は、ケース本体2の中心付近で上方向に屈曲されて、ケース本体2の上面板7に突き当たって終端している。
【0023】
前記一対の固定リブ17,17の間隙には、図1及び図9に示すように、透明樹脂によって形成された導光部材18が挿し入れられると共に、一対の固定リブ17,17が導光部材18を挟持する。これにより、導光部材18が内面16に沿って固定される。なお、本実施の形態において、背面板3の内面16には、固定リブ17,17以外にも補強用リブ19が縦横に形成されている。補強用リブ19を設けることで、背面板3の強度を保持しつつ背面板3の厚みを薄く成形できる。また、固定用リブ17,17も背面板3の強度向上の効果を有し、背面板3の薄型化を図ることができる。
【0024】
導光部材18の一端部は、図7に示すように携帯型通信端末用ケース1を携帯型通信端末5に装着した状態において、照明部14と向かい合う位置に配置され、光取込部20を構成する。光取込部20から左側面板10に向かって横向導波路21が延在し、一対の固定リブ17,17が屈曲するに従って導光部材18も屈曲し、屈曲導波路22が形成されている。導光部材18は、屈曲導波路22から上面板7に向かって上向導波路23が延在してなる。上向導波路23が上面板7に到達すると、上面板7の内面24に沿って延びる上面導波路25が連続して形成される。当該上面導波路25が導光部材18の他端部となる。
【0025】
ここで、上面板7には、図8に示すように円形の貫通孔26が設けられてなる。上面導波路25は貫通孔26の内面側を覆うように配置されており、上面導波路25の上面には、貫通孔26の内面側から外面側に向かって挿通されてケース本体2の外部に突出してなる円柱状の光放出部27が形成され、当該光放出部27は導光部材18の他端部に形成されていることとなる。
【0026】
図10に示すように、光取込部20、横向導波路21、屈曲導波路22、上向導波路23、上面導波路25、及び光放出部27は、一体の導光部材18を形成する。
【0027】
光取込部20は、照明部14と対面する面を平坦面に形成された光取込面28とし、照明部14から放射された光を光取込面28から光取込部20内に取り込むことができる。さらに光取込部20は、光取込面28に対向する面を一端から左側面板10に向かって光取込面28に対して拡開する傾斜面に形成された取込部光反射面29とする。
【0028】
また、屈曲導波路22において、光が光取込部20から上面導波路25へ方向を変える際の外角部分は、底面から左側面へ向けて斜め上方向に傾斜した面である屈曲部光反射面30が形成されてなる。屈曲部光反射面30により、光取込部20から屈曲導波路22に進入してきた光を効率よく上面導波路25へ誘導することができる。
【0029】
上面導波路25の正面側端面には、底面から正面へ向けて斜め上方向に傾斜した面である上面導波路光反射面31が形成されてなる。上面導波路光反射面31により、上面導波路25に進入してきた光を効率よく光放出部27へ誘導することができる。
【0030】
ここで、本考案に係る携帯型通信端末用ケース1の機能について説明する。照明部14は、携帯型通信端末5が受信した着信信号を検知して光を放射する。照明部14から放射された光は光取込面28から光取込部20の内部に取り込まれる。光取込面28から光取込部20内に取り込まれた光は、取込部光反射面29で導光部材18の長さ方向である左側面板10の方向に反射される。
【0031】
導光部材18の長さ方向に反射された光は、横向導波路21の内部を全反射しながら伝わり、屈曲導波路22の屈曲部光反射面30で反射されて上面板7の方向に進路を変え、上向導波路23へ進入する。上向導波路23は、正面方向に緩やかに湾曲しながら上面導波路25に接続されており、光はこの上向導波路23の湾曲した形状に沿って導光部材18内を全反射しながら伝わってゆく。上向導波路23から上面導波路25へ進入した光は、上面導波路光反射面31で反射されて光放出部27へ到達する。光放出部27へ到達した光は光放出部27の外表面から携帯型通信端末用ケース1の外部へ放出されることによって、携帯型通信端末5の着信を使用者に知らせる。
【0032】
なお図11には、光放出部27に動物の頭を模した発光装飾部材32が取付けられている。発光装飾部材32も光を透過する透明素材によって形成することにより、携帯型通信端末5の着信時に光放出部27から放出された光が発光装飾部材32の内部を透過し、発光装飾部材32の外表面から光が放出されることによって、携帯型通信端末5が着信していることを使用者に明確に知らせることができる。また、発光装飾部材32を漫画のキャラクター、アクセサリー、食べ物、植物、建物、若しくは乗物等の物品の形状に形成することによって、装飾としての美観を向上させても好ましい。
【0033】
また、光放出部27は、図12、図13に示すように光放出部27の上端面33が上面板7の外表面と同一面となるように形成され、前記上端面33のみがケース本体2の外部に露出していてもよい。この場合には、前述のような発光装飾部材32を光放出部27に取り付けることはできないが、光放出部27が上面板7から突出しないので携帯型通信端末用ケース1を鞄等に収納する際に、光放出部27をひっかける恐れがない。また、前記上端面33の形状を、星形やハート形等の特徴のある特定形状にすることで、着信時に上面板7の表面が前記特定形状に光り、着信の報知機能に装飾性を付加することができる。
【0034】
さらに、本考案の他の実施の形態として、図14に示すように携帯型通信端末用ケース101は、上面板107、下面板108、右側面板109、左側面板110からなる周側板104と、カメラ穴115が形成されてなる背面板103とを有するケース本体102を備える。携帯型通信端末5を、背面板103及び周側板104によって形成される装着部106の内側に嵌め込むことで携帯型通信端末用ケース101を装着することが可能であることは、上記携帯型通信端末用ケース1における実施の形態と同様である。
【0035】
導光部材118は、カメラ穴115の左隣に配置された導光部材118の一端部である光取込部120から真っ直ぐに上面板107へ延びて上向導波路123が連続して形成されても好ましい。上向導波路123の先には、図15に示すように導光部材118の他端部である上面導波路125が形成され、さらに上面導波路125には光放出部127が形成されてなる。上面板107には貫通孔126が設けられており、光放出部127は、貫通孔126を挿通されてケース本体102の外部に突出している。導光部材118は、左右両側を一対の固定リブ117に挟持されてケース本体102の内面116に沿って固定されている。なお、ケース本体102の内面には固定用リブ119が縦横に形成されてなることは、前記携帯型通信端末用ケース1における実施の形態の場合と同様である。
【0036】
当該他の実施の形態において、光取込部120の正面には光取込面128が形成されている。また取込部光反射面128は、光取込部120の下端から上面板107の方向に向かって光取込面128に対して拡開する傾斜面に形成されている。なお、光取込部120の下端を導光部材118の一端とする。
【0037】
照明部14から放射された光は光取込面128から光取込部120の内部に取り込まれる。光取込面128から光取込部120内に取り込まれた光は、取込部光反射面129で導光部材118の長さ方向である上面板107の方向に反射される。
【0038】
導光部材118の長さ方向に反射された光は、上向導波路123へ進入する。上向導波路123は、正面方向に緩やかに湾曲しながら上面導波路125に接続されており、光は上向導波路123の湾曲した形状に沿って導光部材118内を全反射しながら伝わってゆく。上向導波路123から上面導波路125へ進入した光は、上面導波路光反射面131で反射されて光放出部127へ到達する。光放出部127へ到達した光は光放出部127の外表面から携帯型通信端末用ケース1の外部へ放出されることによって、携帯型通信端末5の着信を使用者に知らせる。
【0039】
1 携帯型通信端末用ケース
2 ケース本体
3 背面板
7 上面板
14 照明部
17 一対の固定リブ
19 導光部材
20 光取込部
26 貫通孔
27 光放出部
28 光取込面
29 取込部光反射面


(57)【要約】

【課題】携帯型通信端末に設けられた照明部の発光を直接着信報知として機能させた場合、強い発光が直接外部に放出されるため、報知機能としては美観に欠ける。これを解決する携帯型通信端末用ケースを提供する。【解決手段】照明部14に対向して設けられた光取込部20を備えると共にケース本体2の内面に沿って設けられた透明な導光部材19を有し、導光部材の端部に形成された光放出部27がケース本体の外部に露出してなる。照明部から放出された光は、光取込面28から導光部材中に取り込まれ、導光部材の長さ方向に反射され、導光部材中を全反射しながら光放出部まで効率良く導かれる。また、光放出部に発光装飾部材32が取付可能であることが好ましい。


【パテントレビュー】

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