(54)【考案の名称】家具用電源コンセント

(73)【実用新案権者】株式会社ノア

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は机やテーブル等の家具に取付けて使用する家具用電源コンセントに関し、特にはプラグ差込口と雌型プラグ用又はコネクター用のスイッチが設けられた家具用電源コンセントに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来、数個のプラグ差込口とスイッチが設けられたコンセントとしては、実用新案登録第3127310号の「マルチコンセント電気装置」や特開2010−140766の「タイマー付コンセント」などが提案されている。しかしながら、実用新案登録第3127310号は、家具に取付けて使用するものではなく、且つ、幼児が差込口に金属物を差し込んで感電する恐れがあると共にプラグ差込口に付着堆積するゴミやチリによってトラッキング現象を生じる恐れがあるものであった。しかも前記スイッチは数個のプラグ差込口の電源をONとOFFに切り替えるものであり、コンセントから離れた雌型プラグ用又はコネクター用のスイッチは設けられていないと共にそのような発想はないものであった。
【0003】
又、特開2010−140766は、タイマー部と複数のプラグ差込部を有するタイマー付コンセントであり、オフィス用机の配線用ダクトに設置した時に、プラグ差込口が隠蔽されると共に、切替スイッチの操作部及びタイマー設定ダイヤルが露出するように構成されている。その目的は、プラグを隠蔽した状態で机上からタイマーやスイッチの操作を可能にすると共に、机上に露出する器具の電源コードを必要最小限にしつつ、机上スペースを損なうことなく簡易に待機電源等の削減を行うことが可能となり、切替スイッチによってプラグ差込口が、連続、切、タイマー状態になるものであった。しかしながら、特開2010−140766は、電気器具などの電源プラグをプラグ差込口に差し込む際、机上から凹んだ狭い奥部へ差し込まなければならず、電源プラグの差し込みや引き抜きがしにくく、且つ、プラグ差込口にゴミやチリが付着堆積してトラッキング現象を生じる恐れがあるものであった。しかも前記切替スイッチは数個のプラグ差込口の電源をONとOFFに切り替えるものであり、本願のようにコンセントから離れた雌型プラグ又はコネクターに対応するスイッチは設けられていないと共にそのような発想はないものであった。
【0004】

【効果】

【0007】
請求項1のようにスライド可能な閉鎖板(22)がプラグ差込口(21)に備えられたコンセント部(2)をコンセント本体(1)に設置すると共に、少なくとも、該コンセント本体(1)の背面からコード(6)を介して延出した雌型プラグ(3)又はコネクター(7)を配置し、その雌型プラグ(3)又はコネクター(7)のスイッチ(4)をコンセント部(2)の隣に設けることにより、家具(9)に備えた照明などの電気器具を予め雌型プラグ(3)又はコネクター(7)に接続しておけば、その操作を手元で行うことが可能となる。又、プラグ差込口(21)に防塵用の閉鎖板(22)を備えているので、プラグ差込口(21)にゴミやチリ及び水分が付着することを防止し、幼児が差込口に金属物を差し込んで感電する事故の発生も防止することが出来ると共にトラッキング現象や漏電などの発生が防止できるものとなった。
【0008】
請求項2のようにコンセント本体(1)の背面側に板状の取付バネ(8)を取付けることにより、机やテーブルなどの家具(9)の上面や側面などに埋設または挿入するだけで、簡単に取付け出来るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本考案の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本実施形態を示す平面図である。
【図3】本実施形態を示す正面図である。
【図4】本考案の別実施形態を示す正面図である。
【図5】本実施形態の要部を示す断面図である。
【図6】本実施形態の結線及び使用状態を示す説明図である。

【0010】
本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。(1)は図5に示すように机やテーブルなどの家具(9)の上面や側面などに埋設または挿入して取付ける合成樹脂製のコンセント本体であり、該コンセント本体(1)は表面から見える部分が、図2、図1に示すような細長い長円形に形成されており、見えない部分は箱形状に形成されている。(2)はコンセント本体(1)の上部に設置したコンセント部であり(図5参照)、該コンセント部(2)には、プラグ差込口(21)と、該プラグ差込口(21)の上方を図5に示すように覆う合成樹脂製の閉鎖板(22)とがある。尚、前記閉鎖板(22)は本考案者が実用新案登録第3172236号で提案した構造と同一のものやスライド式のもの等を用いると良い。また前記コンセント部(2)は、図中に於いては1つであるが、2つ以上としても良い。
【0011】
(3)はコンセント本体(1)の背面からコードを介して延出して図1、図3の如く配置させた雌型プラグであり、該雌型プラグ(3)の先端からコンセント本体(1)の背面までの延出長さとしては、例えば150mm前後とする。この時、机やテーブルなどの家具(9)の上面に取付けると、机の下から雌型プラグ(3)が吊下された状態となる。尚、前記雌型プラグ(3)は図中に於いては1つであるが、2つ以上としても良い。この時には、各雌型プラグ(3)に対して後述するスイッチ(4)を増やしておく。
【0012】
(4)は雌型プラグ(3)又は後述するコネクター(7)のスイッチであり、該スイッチ(4)はコンセント部(2)の隣に設けられていると共にこのスイッチ(4)は図6に示すように電源と雌型プラグ(3)又は前記コネクター(7)に接続されている。また前記スイッチ(4)の構造としては、タンブラースイッチ或いはロッカースイッチと呼ばれるものを用いるのが好ましいが、他の構造のスイッチを用いても良い。(5)はコンセント本体(1)の背面からコードを介して延出して配置させた電源プラグであり、該電源プラグ(5)からコンセント本体(1)の背面までの延出長さとしては、例えば約2m前後とするのが良い。
【0013】
(6)は雌型プラグ(3)又は前記コネクター(7)や電源プラグ(5)に接続したコードである。(7)は雌型プラグ(3)の代りに設けたコネクターであり(図4参照)、該コネクター(7)の先端からコンセント本体(1)の背面までの延出長さとしては、雌型プラグ(3)と同様に150mm前後とするのが好ましい。又、前記雌型プラグ(3)と同様にコネクター(7)を2つ以上としても良い。この時には、各コネクター(7)に対してスイッチ(4)を増やしておく。(8)はコンセント本体(1)の背面側に取付けた板状の取付バネであり、該取付バネ(8)は略コの字状に形成され、その取付バネ(8)は2箇所に取付けられている(図3、図4、図1参照)。この取付バネ(8)は家具(9)に設けた凹部に挿入した際に、しっかりと家具(9)に取付ける役目を果たす。
【0014】
次に本考案の取付け方法について説明する。予め机やテーブルなどの家具(9)の上面などに設けた取付用の凹部にコンセント本体(1)を図5に示すように挿入すると、コンセント本体(1)は、取付バネ(8)の弾性力によって、取付用の凹部にしっかりと固定され、簡単に取付け出来るものとなるのである。この時、コンセント部(2)は、図2、図5に示すように閉鎖板(22)によってプラグ差込口(21)が覆われて、ゴミやチリ及び水分が付着する恐れをなくしたものとなる。その後、電源プラグ(5)を近くの電源に差し込む。又、前記コンセント本体(1)を家具(9)に取付ける際にネジを使用しても良い。
【0015】
次に本考案を使用する場合について説明する。先ず、コンセント部(2)を使用する場合は、閉鎖板(22)の穴に電気器具のプラグを差し込み、それをずらしながらコンセント部(2)のプラグ差込口(21)に挿入するか、或いは閉鎖板(22)を指でスライドさせ、電気器具のプラグをコンセント部(2)のプラグ差込口(21)に挿入すると良い。一方、前記プラグをプラグ差込口(21)から外す際は、実用新案登録第3172236号の場合では、閉鎖板(22)が弾性力などによって自然に元の位置に戻され、プラグ差込口(21)は自動的に閉じられるが、一般的なものは閉鎖板(22)を指でスライドして閉じるようにしても良い。
【0016】
次に雌型プラグ(3)又はコネクター(7)を使用する場合は、家具(9)に備えた照明などの電気器具のプラグ又はコネクターを、雌型プラグ(3)の差込口又はコネクター(7)に差し込んで接続すれば、照明などのONとOFFの操作を手元で行うことが可能なものとなる。
【0017】
他の使用方法としては、ベッドの照明の配線用として使用すれば、ベッド製造者は照明装置のプラグ又はコネクターを、雌型プラグ(3)又はコネクター(7)に差し込むだけで簡単に配線が行え、且つ、照明の操作が手元で行えるものとなるのである。
【0018】
1 コンセント本体
2 コンセント部
21 プラグ差込口
22 閉鎖板
3 雌型プラグ
4 スイッチ
6 コード
7 コネクター
8 取付バネ


(57)【要約】

【課題】本考案は机やテーブル等の上面に取付けて、机上で電気器具などのプラグを差し込むと共に家具に備えた照明などの電気器具を予め接続して、その操作を手元で行うことが可能となり、且つ、トラッキング現象や漏電などの発生が防止出来る家具用電源コンセントを提供することを目的とする。【解決手段】スライド可能な閉鎖板がプラグ差込口に備えられたコンセント部2をコンセント本体1に設置すると共に、少なくとも、該コンセント本体1の背面からコード6を介して延出した雌型プラグ3又はコネクターを配置し、その雌型プラグ3又はコネクターのスイッチ4をコンセント部2の隣に設ける構造とする。またコンセント本体1の背面側に板状の取付バネ8を取付けておくと良い。


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