(54)【考案の名称】太陽光パネル敷設用基礎構造

(73)【実用新案権者】特定非営利活動法人ジーエヌアール

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、太陽光パネル敷設用基礎構造に関し、詳しくは、傾斜地において太陽光パネルを敷設するための基礎の構造に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
従来より、発電の方法として火力発電や水力発電、原子力発電、その他自然エネルギーを利用した風力発電や太陽光発電などが知られている。そのうち火力発電は、燃焼熱を利用して発電するもので、安定的に多量の電力供給に資するものとして多く採用されているが、燃焼資源として化石燃料を必要とするため、燃料価格の変動により費用対効果に大きく影響があり、また、化石燃料資源の枯渇や、排出されるCO2による大気汚染と地球温暖化の問題も指摘されるものであった。
【0003】
水力発電に関しては、落水エネルギーを利用するもので、火力同様、安定的な電力供給方法として多く採用されているが、発電力としては火力に相当劣るにもかかわらず、ダムなど大型設備建設を必要とするため、エネルギー効率に難があり、雨不足等で渇水の場合に発電不能に陥るなど、天候に大きく左右されるものであった。
【0004】
さらに、原子力発電は、核分裂により発する熱を利用して発電するもので、発電効率に鑑みると最良の発電方法であるようにみえるが、放射能の問題が常につきまとい、ひとたび放射能漏れの事故が発生すれば、当該発電施設の閉鎖に留まらず周辺住民をも巻き込む災害となるなど、重大事故を招く危険性が高い発電方法であった。
【0005】
上記問題により、最近では自然エネルギーを利用した発電方法が注目を集めている。そのうち風力発電は、自然界に存在する風の力で風車を回転させることにより発電を行うもので、発電資源として風を用いることで化石燃料等を一切使用せず、CO2等も一切排出されないことから、クリーンエネルギーとして普及しつつある。しかしながら、風車一基につき発電量が少量であって、しかも風が常に吹いるとは限らず、無風状態では発電不可に陥るなど、天候に大きく左右されるものであった。
【0006】
その他の自然エネルギーを利用した発電方法として、地熱発電や波力発電も存在し、実用化に向け研究が進んでいる。これら発電方法は、風力同様、発電資源として化石燃料等を一切使用せず、CO2等も一切排出されないことから、クリーンエネルギーとして注目されつつあるが、未だ研究段階であると共に、発電能力や設備構築に難があり、広く実用化されるには至っていない。
【0007】
上記事情の中で、今一番注目を集めているのが太陽光発電である。該太陽光発電は、太陽光を受けて発電するパネルを利用するもので、家庭用の太陽光発電設備は、家屋の屋根スペースなどを利用して太陽光パネルを敷設して発電を行い、家庭で使用する電力を補うと共に、余剰電力を電力会社に販売することが可能であることから、家計を助けるものとして急速に普及しつつある。また、業務用としての太陽光発電については、通称メガソーラー施設に代表されるような、多くの太陽光パネルを列設することで多量電力の発電を行い、該電力を電力会社若しくは各家庭へ販売するという、発電を業務として行う設備である。かかる業務用太陽光発電を行うには、多数の太陽光パネルを列設可能な広い敷地を確保する必要があり、そのため未利用の山岳・丘陵地等を利用することが検討されている。
【0008】
ところで、太陽光パネルを敷設するに際して、基礎として枠体や杭体を組み立て設置し、その基礎へ太陽光パネルを嵌め込み敷設する態様が採られることとなるが、山岳・丘陵地等の傾斜地では、岩場・凹凸などもあって必ずしも傾斜地面が平坦であるとは限らないため、場所によって杭体の長さが一定とはいかず、結果基礎の設置が困難であると共に、設置作業が甚だ容易なものではなかった。
【0009】
本出願人は、以上のようなクリーンエネルギーとしての太陽光発電に着目し、傾斜地において太陽光発電設備を簡単に設置できないものかという着想の下、凹凸のある傾斜地でも容易に設置可能な基礎の構造を開発し、本考案における「太陽光パネル敷設用基礎構造」の提案に至るものである。
【0010】

【効果】

【0015】
本考案の太陽光パネル敷設用基礎構造によれば、設置個所の傾斜地面における凹凸に応じて夫々長さの異なる杭体が枠体の適所に装着されているため、当該傾斜地に太陽光パネルを敷設するための基礎を設置するに際し、煩雑な作業を必要とせず、簡単な作業で基礎を構築することが可能であるといった、従来にない優れた効果を奏する。

(57)【要約】

【課題】傾斜地でも容易に設置可能な太陽光パネルを敷設するための基礎構造を提供する。【解決手段】傾斜地において太陽光パネルを敷設するための枠体10と杭体20から成る基礎の構造であって、枠体は、傾斜地Mの斜面に沿って横に所定間隔を置いて縦方向に複数列設されて成る縦桟体と、縦に所定間隔を置いて横方向に複数列設されて成る横桟体と、を溶接や螺着等の固定手段により格子状に固定して成り、杭体は、前記枠体の所定箇所に溶接や螺着等の装着手段により垂下状に複数装着されて成り、傾斜地面の凹凸形状によって異なる前記枠体と接地面との間隔に応じて、複数装着された前記杭体の長さeが夫々異なっている構造となっている。


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