(54)【考案の名称】カメラケーブル収納ドラム

(73)【実用新案権者】アサダ株式会社

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、カメラ装置の小型カメラヘッドが先端に取り付けられたカメラケーブルを収納する収納ドラムに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
排水管などの内部状態を検査するために使用されるカメラ装置は、小型カメラヘッドがカメラケーブルの先端に接続されモニター本体が後端に接続されている。
【0003】
カメラ装置の一例として、特許文献1には、便器の流路に異物が流されて生ずる詰まり状態や便器に接続された排水管の内部を検査するために、コイルバネ製カメラケーブルの先端に小型カメラヘッドを取り付け、そのケーブルの後端にモニター本体を取り付けてなるトイレ用内視鏡装置が開示されている。
【0004】
また、カメラ装置のカメラケーブルの収納については、上方に開口部を備えた環状ドラムをベースに回転自由に設けると共にカメラケーブルを通すパイプを該ドラムの上方に配置して該ベースに固定し、モニター本体を接続するカメラケーブルの後端を該パイプに通してから該ドラムに取り付け、ついで、ドラムを回転させることによりカメラケーブルが順に巻き取られる構造とした収納ドラムが知られている。
【0005】
ところが、上記カメラケーブル収納ドラムは、構造が複雑で製造コストが高くつくという不都合を有していた。
【0006】

【効果】

【0013】
このカメラケーブル収納ドラムによれば、カメラケーブルをドラム本体から引き出す際に、カメラケーブルが曲げても復元力の強いものであったとしても、ドラム本体の開口部に設けられた突起部に係止しつつ引き出すことによりカメラケーブルの飛び出しを防止することができる。他方、カメラケーブルをドラム本体に収納する際にも、ドラム本体の突起部に係止しつつ収めることによりカメラケーブルが不用意に飛び出すことなく円滑に収納することができて使い勝手に優れる。
【0014】
加えて、ドラム本体を回転させずにベースに固定する簡素な構成としているので、製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本考案に係るカメラケーブル収納ドラムの斜視図
【図2】同、平面図
【図3】ベースの一部を伸張した状態のカメラケーブル収納ドラムの斜視図
【図4】カメラケーブルを収納ドラムから引き出す状態を示す説明図(1)
【図5】カメラケーブルを収納ドラムから引き出す状態を示す説明図(2)

【0016】
以下に、本考案の最良の形態例を図面に基づいて説明する。
【0017】
本考案に係るカメラケーブル収納ドラムDは、カメラヘッド35がカメラケーブル31の先端(一端)31aに接続され、モニター本体40がカメラケーブル31の後端(他端)に接続されるカメラ装置を対象とするものである。図1、図2には、カメラヘッド35が接続されたカメラケーブル31がカメラケーブル収納ドラムDに収納された状態を表している。
【0018】
図1に示すように、カメラケーブル収納ドラムDは、上方に開口部12aを備えた環状ドラム本体10をベース1の上に取り付けている。ベース1は、伏せコ字形断面の所定長さのスライド脚(ベースの一部)2の中央に長手方向に沿うように長穴3を設け、スライド脚2に被せた座部5を長穴3の下から通したボルト(図示せず)を螺着し、スライド脚2を座部5に対して水平方向へ伸張可能に設けている(図3)。4はスライド脚2に設けられた指掛け穴である。
【0019】
座部5の中央には、モニター本体40を固定するホルダー6を立設し、このホルダー6を中心として環状ドラム本体10が固定されている。7は適宜高さを有するホルダー6の上部に設けられた横向きのフックである。このフック7は、モニター本体40の背部を差し込むことにより当該モニター本体40を固定するのに用いられる。
【0020】
因みに、モニター本体40については、特許文献1に開示されたものに準ずるが、カメラヘッド35で撮影される静止画・動画を表示する液晶表示部と、各種操作ボタン、バッテリー等を備えた公知構造のものである。
【0021】
また、カメラケーブル31は、カメラヘッド35とモニター本体40とを接続する図示しないリード線を内装するものであり、曲げても直線状に戻る復元力の強い、言い換えれば腰の強いコイルバネを用いている。
【0022】
なお、この実施例においては、スライド脚2を座部5に対して水平方向へスライドさせることにより伸張可能に設けているが、本考案においてはこれに限定されることなく、座部5に図示しない脚を兆番で連結し、折り畳まれた状態の脚を開いて水平方向へ伸張させる構造とすることもできる。
【0023】
環状ドラム本体10は、複数本の線材11が前記ホルダー6を中心として放射方向に所定長さを延びてから上方へ折り返えされ、それらの先端部11aに所定の直径寸法に形成されたリング12が溶接で固定されている。リング12の開口部12aの内周縁には、内方に臨む突起部13を所定箇所に、この実施例では2箇所に設けている。この開口部12aの中央には、モニター本体40を固定するホルダー6が臨むように設けられている。
【0024】
以上により、カメラ装置の不使用時にモニター本体40側から収納し、同装置の使用時にカメラヘッド35側から引き出すことができる本考案に係るカメラケーブル収納ドラムDが構成される。
【0025】
つぎに、本考案に係るカメラケーブル収納ドラムDの使用方法について述べる。
(収納)
(1)まず、ベース1のスライド脚2を座部5から水平方向へ引き出して適宜箇所を作業者の足で踏んで押える。
(2)モニター本体40側からドラム本体10内に収め始める。又は、カメラケーブル31からモニター本体40を取り外し、その取り外した(後端)側からドラム本体10内に収め始める。収納する際に、カメラケーブル31は腰が強いため開口部12aから飛び出そうとするが、カメラケーブル31を突起部13に係止させつつ行なう(図4)。この突起部13は、ストッパー機能を果たす。
(3)最後に、カメラヘッド35を収める(図3)。
(4)カメラケーブル31を全て収納してから、スライド脚2を座部5側へ押し込む。
【0026】
(取り出し)
(1)最初に、ベース1のスライド脚2を座部5から水平方向へ引き出して適宜箇所を作業者の足で踏んで押える。
(2)カメラヘッド35又はカメラケーブル31の先端31aを掴んでドラム本体10の開口部12aから取り出し始める(図5)。
(3)カメラケーブル31は開口部12aから飛び出そうとするが、収納時と同様に、カメラケーブル31を突起部13に係止させつつ行なう(図4)。
(4)カメラケーブル31を取り出せば、カメラ装置は使用状態となる。又は、カメラケーブル31を全て取り出してから同カメラケーブル31の後端にモニター本体40を接続することにより、カメラ装置は使用状態とされる。
【0027】
以上の通り、このカメラケーブル収納ドラムは、カメラケーブルをドラム本体から引き出す際に、カメラケーブルが曲げても復元力の強いものであったとしても、ドラム本体の突起部に係止しつつ引き出すことによりカメラケーブルの飛び出しを防止することができる。他方、カメラケーブルをドラム本体に収納する際にも、ドラム本体の突起部に係止しつつ収めることによりカメラケーブルが不用意に飛び出すことなく円滑に収納することができる。
【0028】
D・・・本考案に係るカメラケーブル収納ドラム
1・・・ベース
2・・・スライド脚(ベースの一部)
5・・・座部
6・・・ホルダー
10・・・環状ドラム本体
12a・・・開口部
13・・・突起部
31・・・カメラケーブル
31a・・・先端(一端)
35・・・カメラヘッド
40・・・モニター本体

(57)【要約】

【課題】簡素な構成で製造コストを低減した使い勝手に優れたカメラケーブル収納ドラムを提供する。【解決手段】カメラヘッド35がカメラケーブル31の先端に接続され、モニター本体がカメラケーブルの後端に接続されるカメラ装置を対象とし、不使用時にはモニター本体側から収納し、使用時にはカメラヘッド側から引き出すカメラケーブル収納ドラムDにおいて、上方に開口部12aを備えた環状ドラム本体10をベース1上に取り付け、開口部の内周縁の所定箇所に内方に臨む突起部13を設けた。カメラケーブルが復元力の強いものであったとしても、この突起部に係止しつつ引き出したり収納することによりカメラケーブルが不用意に飛び出すことがなく使い勝手に優れる。


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