(54)【考案の名称】放射能測定装置

(73)【実用新案権者】キャンベラジャパン株式会社

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、放射能測定装置に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
2011年3月11日に我が国において発生した東北地方太平洋沖地震では、地震発生から約1時間後に、遡上高14〜15mの津波に東京電力福島第一原子力発電所が襲われ、発電所では全電源を喪失して原子炉を冷却できなくなり、1号機、2号機及び3号機で炉心溶融(メルトダウン)が発生し、水素爆発により原子炉建屋が吹き飛び、大量の放射性物質の漏洩を伴う重大な原子力事故に発展した。
【0003】
震災から数年が経過した現在においても、空気中に飛散した放射性物質の除染作業が追いつかずに土壌等に残留しており、被災地だけでなく周辺地域でも深刻な問題となっている。
【0004】
土壌や水中に残留した放射性物質は、例えば、農産物や水産物を経て経口摂取されるため、農産物等を搬出の前段階での放射性物質の残留濃度を把握する必要があり、農産物等の残留濃度を測定することが可能な放射能測定装置の需要が高まっている。
【0005】
しかしながら、例えば、果物や魚等の中には複数をパック詰めにして出荷するものがあり、従来の放射能測定装置(例えば、特許文献1参照)では、複数の被検体を同時に測定することができないという問題があった。
【0006】
また、果物等の一部を抜き取ってサンプル測定を行うことも可能であるが、このような破壊方式の検査方法では、測定済みの果物等を出荷できなくなってしまうため、非破壊方式の検査装置が切望されていた。

【効果】

【0016】
請求項1〜請求項4に記載の考案にあっては、前記複数の仕切り部により形成された前記複数の収納部を備えた前記トレイを有していることにより、各収納部に前記被検体を収納して放射能濃度を測定することができるので、個別の被検体の放射能濃度を他の被検体による放射線の影響を排除し、被検体毎に短時間で同時且つ容易に測定を行うことができる。
【0017】
また、本考案においては、前記被検体を前記トレイに載置したままで測定することができるので、従来のようなサンプル測定を行わずに非破壊方式で測定が可能となり、農産物や水産物を測定後に出荷することができる。
【0018】
請求項5に記載の考案にあっては、前記トレイを複数有することにより、一方のトレイで測定を行っている間に、他方のトレイで測定準備を行うことができるので、被検体の入れ替えにかかる時間を最小限に抑え、全体として測定時間の短縮を図ることができる。

(57)【要約】

【課題】複数の被検体であっても、個別の被検体の放射能濃度を他の被検体による放射線の影響を排除し、被検体毎に短時間で同時且つ容易に測定することが可能な非破壊方式の放射能測定装置を提供する。【解決手段】複数の被検体の放射能濃度を個別に測定できる放射能測定装置10であって、複数の被検体を個別に分離して収納できる収納部19を有する。収納部19は、測定装置本体11に出し入れ可能に配設されたトレイ12である。トレイ12は、方形状のトレイ本体16と、トレイ本体16に設けられた複数の仕切り部17とを有し、複数の仕切り部17により形成される複数の収納部19へ被検体を個別に収納しうる。


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