(54)【考案の名称】買物袋用封緘シール

(73)【実用新案権者】株式会社富士マネジメント

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、消費税や付加価値税(以下、消費税等という。)を払い戻して貰う予定の商品を入れた買物袋の口を閉める買物袋用封緘シールに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
旅行者が店で商品を購入した場合、旅行者は店に対して商品の代金だけでなく消費税等も支払っている。しかし、消費税等は国内の居住者が支払うべき税金であり、海外から来た旅行者は本来支払わなくて良い税金である。
【0003】
外国の場合、海外から来た旅行者は、消費税等の払い戻し手続を代行するリファンド会社と提携している店で一定金額以上の買い物をし、空港に設置されたリファンド会社の払戻カウンターで消費税等の払い戻しを受けることができる。
【0004】
すなわち、リファンド会社と提携している店で買い物をした場合、この店でパスポートを提示してリファンド会社の免税書類(リファンドチェック)を貰う。このとき、リファンドチェック(免税書類)には店側が記載すべき箇所に所定事項を記載して貰う。
【0005】
次に、旅行者がリファンドチェック(免税書類)に旅行者情報を記入し、帰国時に空港の税関コーナーで、購入した商品(未使用に限る)、領収書、パスポート及び搭乗券を提示して、このリファンドチェック(免税書類)に輸出証明印を押して貰う。
【0006】
次に、例えばリファンド会社の払戻カウンターに移動し、ここで輸出証明印が押されたリファンドチェック(免税書類)を提示して消費税等(手数料を引いた残りの金額)を現金で払い戻して貰う。なお、空港で消費税等を払い戻して貰わず、帰国後、輸出証明印が押されたリファンドチェック(免税書類)をリファンド会社に郵送し、銀行振り込み又は小切手により消費税等を受け取ることもできる。
【0007】
日本の場合、国税局から輸出物品販売場として認可を受けている店で商品を購入した場合、ここで消費税等の払い戻しを受けることができる。すなわち、店で商品購入後、その店の払い戻しカウンターに行って、購入した商品の領収書、パスポート、航空券を提示するとともに、購入者誓約書を作成して提出する。店の払い戻しカウンターの担当者は輸出免税物品購入記録標を作成し、これをパスポートに貼付し、消費税等の払い戻しをする。この輸出免税物品購入記録標は出国時に税関に提出する。
【0008】
旅行者が消費税等を払い戻して貰う制度としては上記2通りが知られているわけであるが、前者の制度は店及び旅行者がリファンドチェック(免税書類)に細かな商品情報、旅行者情報を正確に記入し、このリファンドチェック(免税書類)を、パスポート、領収書及び購入した商品と共に税関に提示して輸出証明印を押して貰わなければならず、手続が解り難く、面倒である。
【0009】
後者の制度は、その場で消費税等を払い戻して貰うことができて便利であるが、消費税等を払い戻して貰うことができる商品が限られており、食料品、飲料類、たばこ、薬品類、化粧品類、フィルム、電池その他の消耗品が消費税等の払い戻しの対象となっていないので、消費税等を払い戻す制度としては十分に機能しているとは言えない。
【0010】
ここで、食料品、飲料類、たばこ、薬品類、化粧品類、フィルム、電池その他の消耗品が消費税等の払戻の対象となっていない理由は、輸出物品販売場として認可されている小売店では、購入した商品をその場で旅行者に渡してしまうので、これらの商品が国内で消費される可能性を排除することができないからである。
【0011】
もし、日本において、食料品、飲料類、たばこ、薬品類、化粧品類、フィルム、電池その他の消耗品を免税の対象とすることができれば、海外からの旅行者の日本国内での消費は2倍、3倍と増加し、日本国内の景気を底上げする原動力となると考えられる。
【0012】

【効果】

【0016】
本考案の買物袋用封緘シールは、商品を入れた買物袋の口から一旦剥がすと、買物袋の口を閉じ直すことができないので、買物袋の口の封緘シールの状態を見ることによって商品購入後に買物袋の口が開かれて中の商品が消費された可能性があるか否かを容易に判断することができ、従って、食料品、飲料類、たばこ、薬品類、化粧品類、フィルム、電池その他の消耗品を消費税等の払い戻しを受けることができる物品に加えることができるという利点がある。
【0017】
本考案の買物袋用封緘シールは、商品を販売した小売店で、商品情報、購入者情報等を含むICタグが貼付されているので、消費税等の払い戻しカウンターでICタグを読むことによって商品情報、購入者情報を容易に知ることができ、従って、時間的な余裕がない可能性のある旅行者に対して購入した商品の消費税等を速やかに払い戻すことができるという利点がある。
【0018】
本考案の買物袋用封緘シールは、商品を販売した小売店で、商品情報、購入者情報等がICタグに入力され、このICタグにより商品情報及び購入者情報等が一元管理されるので、消費税等の払い戻しカウンターで商品と商品情報と購入者情報を再度照合する必要がなく、従って、時間的な余裕がない可能性のある旅行者に対して購入した商品の消費税等を速やかに払い戻すことができるという利点がある。
【0019】
本考案の買物袋用封緘シールは、商品を入れた買い物袋の口から一旦剥がすと、買物袋の口を閉じ直すことができないので、商品購入後に買物袋の口が開かれたか否かを封緘シールの状態を見て容易に判断することができ、商品購入後に商品が消費された可能性があるか否かを容易に判断することができ、従って、買物袋の中の商品について消費税等を払い戻す必要があるか否かを容易に判断することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は本考案に係る買物袋用封緘シールの一実施例を示す平面図である。
【図2】図2は図1の断面図
【図3】図3は本考案に係る買物袋用封緘シールを使用して消費税等を払い戻す方法を示す説明図である。
【図4】図4は本考案に係る買物袋用封緘シールで口を閉めた買物袋の一例の説明図である。

【0021】
海外からの旅行者が消費税等の払い戻しを受けることができる物品の中にに消耗品を加え、国内における消費を拡大化させ、景気を浮揚させるという目的を、簡単な手段により、消費税等の払い戻しの手続を煩雑化させることなく実現した。
【0022】
図1は本考案に係る買物袋用封緘シールの一実施例を示す平面図、図2は図1の断面図である。これらの図において、10は買物袋用封緘シールであり、買物袋用封緘シール10は、基材層12と、基材層12の一方の面に形成された粘着材層14と、基材層12に貼付されたICタグ16とからなり、ICタグ16には顧客が購入した商品の商品情報と該顧客の顧客情報が含まれている。
【0023】
商品情報としては、例えば、販売日、販売店名、販売店識別記号、商品名、商品識別記号、購入金額、消費税、払い戻し金額を挙げることができるが、商品に関する情報であればこれら以外の情報を含めても良い。顧客情報としては顧客のパスポート情報、航空券情報(便名、搭乗日時)を挙げることができるが、顧客に関する情報であればこれら以外の情報を含めてもよい。
【0024】
基材層12には基材層12を破断可能にする切れ目18が入っている。基材層12に破談可能な切れ目18が入っていない場合は、粘着材層14が再貼り付け不能な粘着材により形成されていてもよい。基材層12の他方の面には販売店名及び/又は販売店のロゴが印刷されているのが好ましい。買物袋用封緘シール10は粘着材層14に剥離紙20が貼付された状態で取り引きされている。前記買物袋は商品が外から見えるように透明なプラスチックシートにより形成されている。
【0025】
買物袋用封緘シール10には買物袋用封緘シール10の出所を保証する認証用のホログラムシールが貼付されていてもよい。また、買物袋用封緘シール10や認証用のホログラムシールは、剥がした後に残留した粘着材によって広告、例えば販売店名や販売店のロゴ、オリンピックなどの国際大会を表示するもの、その他の広告が表示されるようにしてもよい。
【0026】
次に、この買物袋用封緘シールを使用して、消費税等を払い戻す場合について図3を参照しながら説明する。
【0027】
まず、海外からの旅行者が国内の小売店で買い物をした場合、小売店のカウンターでパスポートと搭乗券の提示を求め、海外からの旅行者の情報と該小売店で該旅行者が購入した商品の情報を電子計算機装置に入力する。旅行者の情報は、電子計算機装置に直接入力してもよいし、パスポートをOCR形式で読み取って電子計算機装置に入力してもよいし、パスポートのバーコードから読み取って電子計算機装置に入力してもよい。
【0028】
次に、電子計算機装置でこれらの情報を封緘シールのICタグ16に入力する。ここで、旅行者に払い戻す金額を商品の情報に基づいて予め計算し、この金額をICタグ16に含めておいてもよい。そして、買物袋に商品を入れて買物袋の口を閉じ、図4に示すように、閉じた買物袋の口の上に封緘シールを貼る。なお、買物袋は中の商品が見えるように透明なプラスチックシートにより形成されているのが好ましい。
【0029】
次に、海外からの旅行者が出国する際に、空港の出国エリアにおいて、海外からの旅行者が持参した買物袋の封緘シールに貼付されているICタグ16をICタグリーダーで読み、電子計算機装置で払い戻す金額を算出し、該金額を現金で該旅行者に払い戻す。商品を販売した店で払い戻し金額が予め計算されてICタグ16に記録されている場合は、ICタグ16に記録されている払い戻し金額を読み出し、この金額の現金を旅行者に払い戻す。
【0030】
10 買物袋用封緘シール
12 基材層
14 粘着材層
16 ICタグ
18 切れ目
20 剥離紙

(57)【要約】

【課題】消費税等の払い戻しに使用する書類の作成を容易且つ迅速化させ、税関及び払い戻しカウンターにおける消費税等の払い戻しの審査を容易且つ迅速化させる買物袋用封緘シールを提供する。【解決手段】食料品、飲料類、たばこ、薬品類、化粧品類、フィルム、電池その他の消耗品を購入者に引き渡すことができる新しいリファンドシステムに使用する買物袋用封緘シール10であって、買物袋用封緘シール10が基材層と、基材層の一方の面に形成された粘着材層と、ICタグとを備え、該ICタグ16には顧客が購入した商品の商品情報と顧客の顧客情報が含まれ、買物袋用封緘シール10は再貼り付け不能になっている。


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