(54)【考案の名称】蓄電池ユニット

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、複数の蓄電池を切り換えて、一方で電気を供給しながら他方で蓄電することにより、連続的に電気を供給できるようにした蓄電池ユニットに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
従来から、蓄電池の放電容量を大きくするために、複数の単電池を集積して蓄電池ユニットとすることが行われている。このような蓄電池ユニットとして、例えば下記の特許文献1に開示されたものがある。
【0003】
特許文献1に記載された蓄電池ユニットは、複数の単電池を集積した蓄電池ユニットである。特に、低温環境下での放電容量を確保するために、各単電池を加熱するヒータを配置している。
【0004】

【効果】

【0008】
本考案の蓄電池ユニットは、上記切換え手段によって上記複数の蓄電池を切り換えて、順次電気を取り出す。また、上記切換え手段によって電気を取り出していない状態の蓄電池に対して、上記充電手段により、上記発電手段で発電した電気を充電する。
このため、複数の蓄電池を切り換えて、一方の蓄電池によって電気を供給しながら、同時に、他方の蓄電池に対して蓄電を行うことができる。したがって、1台の蓄電池ユニットで連続的に電気を供給でき、従来のように、充電が終了するまで電気の使用を待ったり、蓄電池ユニットをもう一台準備する必要がなくなる。
【0009】
本考案において、上記発電手段が太陽光発電ユニットである場合には、
発電にあたってCOのような温暖化ガスを発生させず、地球環境の面で好ましい。

【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本考案の一実施の形態における蓄電池ユニットの構成を説明する図である。
【図2】本考案の変形例を説明する図である。
【図3】本考案の具体例を説明する図である。

【0011】
以下、本考案の蓄電池ユニットの実施の形態について詳細に説明する。
【0012】
図1は、本考案の一実施形態における蓄電池ユニット10を示す図である。
【0013】
この蓄電池ユニット10は、複数の蓄電池1A、1Bを備えている。図示した例では、第1の蓄電池1Aと第2の蓄電池1Bの2つの蓄電池1A、1Bを備えたものを示している。ただし、後述するように、蓄電池は3つ以上備えたものも本考案に包含する趣旨である。
【0014】
この蓄電池ユニット10は、上記第1の蓄電池1Aと第2の蓄電池2Bを切り換えて、順次電気を取り出すための切換え手段2を備えている。上記切換え手段2により、第1の蓄電池1Aか第2の蓄電池2Bかいずれか一方から取り出した電気は、電気使用設備11で使用される。
【0015】
上記電気使用設備11としては、特に限定するものではなく、各種の設備をあげることができる。例えば、冷蔵庫、冷暖房装置、加熱調理器、照明装置等をあげることができる。図示した例では、電気使用設備11として交流電気を使用する設備を接続した場合である。したがって、第1の蓄電池1Aまたは第2の蓄電池1Bから取り出した直流電気をインバータ5によって交流電気に変換して使用している。もちろん、インバータ5を介することなく、電気使用設備11として直流電気を使用する設備を接続することもできる。
【0016】
上記蓄電池ユニット10は、上記第1の蓄電池1Aおよび第2の蓄電池1Bに対して充電するための電気を発生する発電手段4を備えている。
【0017】
この例では、上記発電手段4が太陽光発電ユニットである。なお、発電手段4としては、太陽光発電ユニットに限定するものではなく、直流電気を発生する直流発電機であれば、各種のものを用いることができる。例えば、風力発電ユニット、整流子発電機、交流発電機と整流器を組合わせたオルタネーター等を使用することができる。
【0018】
上記蓄電池ユニット10は、上記切換え手段2によって電気を取り出していない状態の蓄電池1A、1Bに対して、上記発電手段4で発電した電気を充電するための充電手段3を備えている。
【0019】
この例では、第1の蓄電池1Aと第2の蓄電池1Bの2つの蓄電池1A、1Bを切り換えて電気を取り出す。したがって、上記切換え手段2は、第1の蓄電池1Aから電気を取り出している間、第2の蓄電池1Bに対して充電手段3によって充電が行われるように切り換える。また、上記切換え手段2は、第2の蓄電池1Bから電気を取り出している間、第1の蓄電池1Aに対して充電手段3によって充電が行われるように切り換える。
【0020】
図2は、変形例を説明する図である。
【0021】
この変形例は、第1の蓄電池1Aと第2の蓄電池1Bに加えて第3の蓄電池1Cを備えている。
【0022】
上記各蓄電池1A、1B、1Cとしては、各種のものを用いることができる。例えば、鉛蓄電池、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池、ニッケル・水素蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・鉄蓄電池、ニッケル・亜鉛蓄電池、酸化銀・亜鉛蓄電池等、各種のものをあげることができる。
【0023】
切換え手段2は、第1の蓄電池1Aと第2の蓄電池1Bと第3の蓄電池1Cの3つの蓄電池1A、1B、1Cを切り換えて電気を取り出す。
【0024】
この例では、上記切換え手段2は、第1の蓄電池1Aから電気を取り出している間、第2の蓄電池1Bおよび第3の蓄電池1Cに対して充電手段3によって充電が行われるように切り換える。また、上記切換え手段2は、第2の蓄電池1Bから電気を取り出している間、第1の蓄電池1Aおよび第3の蓄電池1Cに対して充電手段3によって充電が行われるように切り換える。また、上記切換え手段2は、第3の蓄電池1Cから電気を取り出している間、第1の蓄電池1Aおよび第2の蓄電池1Bに対して充電手段3によって充電が行われるように切り換える。
【0025】
あるいは、つぎのような切換え制御をすることもできる。
【0026】
上記切換え手段2は、第1の蓄電池1Aと第2の蓄電池1Bから電気を取り出している間、第3の蓄電池1Cに対して充電手段3によって充電が行われるように切り換える。また、上記切換え手段2は、第2の蓄電池1Bと第3の蓄電池1Cから電気を取り出している間、第1の蓄電池1Aに対して充電手段3によって充電が行われるように切り換える。また、上記切換え手段2は、第3の蓄電池1Cと第1の蓄電池1Aから電気を取り出している間、第2の蓄電池1Bに対して充電手段3によって充電が行われるように切り換える。
【0027】
あるいは、つぎのような切換え制御をすることもできる。
【0028】
上記切換え手段2は、第1の蓄電池1Aから電気を取り出している間、第2の蓄電池1Bに対して充電手段3によって充電が行われ、第3の蓄電池1Cを休止状態とするように切り換える。また、上記切換え手段2は、第2の蓄電池1Bから電気を取り出している間、第3の蓄電池1Cに対して充電手段3によって充電が行われ、第1の蓄電池1Aを休止状態とするように切り換える。第3の蓄電池1Cから電気を取り出している間、第1の蓄電池1Aに対して充電手段3によって充電が行われ、第2の蓄電池1Bを休止状態とするように切り換える。
【0029】
上述した実施形態では、蓄電池を2つあるいは3つ備えた例を説明したが、4つ以上の蓄電池で切換え制御を行うようにしてもよい。
【0030】
図3は、具体例を説明する図である。
【0031】
この例では、蓄電池ユニット10を1つのケースに収めて台車6に搭載している。ケースの上に発電手段4である太陽光発電ユニットを配置している。
【0032】
上記実施形態の蓄電池ユニット10は、上記切換え手段2によって上記複数の蓄電池1A、1B、1Cを切り換えて、順次電気を取り出す。また、上記切換え手段2によって電気を取り出していない状態の蓄電池1A、1B、1Cに対して、上記充電手段3により、上記発電手段4で発電した電気を充電する。
このため、複数の蓄電池1A、1B、1Cを切り換えて、一方の蓄電池1A、1B、1Cによって電気を供給しながら、同時に、他方の蓄電池1A、1B、1Cに対して蓄電を行うことができる。したがって、1台の蓄電池ユニット10で連続的に電気を供給でき、従来のように、充電が終了するまで電気の使用を待ったり、蓄電池ユニット10をもう一台準備する必要がなくなる。
【0033】
本考案において、上記発電手段4が太陽光発電ユニットである場合には、
発電にあたってCOのような温暖化ガスを発生させず、地球環境の面で好ましい。
【0034】
以上は本考案の特に好ましい実施形態について説明したが、本考案は図示の実施形態に限定する趣旨ではない。本考案は、上述した以外の各種の態様に変形して実施することができ、上述した以外の各種の変形例を包含する趣旨である。

【0035】
1A 第1の蓄電池
1B 第2の蓄電池
1C 第3の蓄電池
2 切換え手段
3 充電手段
4 発電手段
5 インバータ
6 台車
10 蓄電池ユニット
11 電気使用設備

(57)【要約】

【課題】複数の蓄電池を切り換えて、一方で電気を供給しながら他方で蓄電することにより、連続的に電気を供給できるようにした蓄電池ユニットを提供する。【解決手段】複数の蓄電池1A、1Bと、上記複数の蓄電池1A、1Bを切り換えて、順次電気を取り出すための切換え手段2と、上記各蓄電池1A、1Bに対して充電するための電気を発生する発電手段4と、上記切換え手段2によって電気を取り出していない状態の蓄電池1A、1Bに対して、上記発電手段4で発電した電気を充電するための充電手段3とを備えている。複数の蓄電池1A、1Bを切り換えて、一方の蓄電池1A、1Bによって電気を供給しながら、他方の蓄電池1A、1Bに対して蓄電を行うことができる。したがって、1台の蓄電池ユニットで連続的に電気を供給できる。


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