(54)【考案の名称】携帯端末用ケース

(73)【実用新案権者】ティ・アール・エイ株式会社

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、スマートフォンでなる携帯端末に適用される携帯端末用ケース、特に携帯端末と共に非接触型ICカードを収容するための対策が講じられた携帯端末用ケースに関する。

【従来の技術】

【0002】
スマートフォンと呼ばれている携帯端末としての電子デバイスには、一般的に、ウェブブラウザによるウェブ閲覧や、電子メールの送受信、位置情報の取得・表示、文書ファイルの作成・閲覧、写真・動画の撮影、音楽やビデオの再生・閲覧、テレビ電話などを実行し得る機能が備わっている。このような携帯端末に関して、近時急速にその普及が図られていることに伴って、携帯端末を収容することに用いられる携帯端末用ケースも様々な種類のものが市販されている。先行例によると、携帯端末に充電する機能を備えた携帯端末用ケースが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
その一方で、電子データの読み書きを無線技術で行う機能を備えたICカードの普及も顕著になっている。ICカードの中で、カードの内部にアンテナを持ち、外部の端末(リーダライターなど)が発信する弱い電波を利用して非接触方式でデータを送受信するICカードは非接触型ICカードと呼ばれていて、様々な店舗や交通機関での電子決済などの幅広い用途に採用されている。
【0004】
そして、従来は、上記した携帯端末としてのスマートフォンのユーザがスマートフォンと共に非接触型ICカードを携行するときには、それらを別々に保持する必要があった。そのため、携行する小物類や手荷物の数が多くなって不便であるという問題があった。
【0005】

【効果】

【0010】
以上のように、本考案によれば、携帯端末としてのスマートフォンと共に非接触型ICカードを1つにまとめて収容し得るので、ユーザにとっては、従来のようにスマートフォンと非接触型ICとを別々に携行することの必要性がなくなるので便利である。それにもかかわらず、全体の大きさがスマートフォンだけを収容し得るように構成されたケースと同等の大きさになるように工夫されているので、携行時に当該携帯端末用ケースが嵩張ることがなく、しかも、そのケースにICカードを収容させたままICカードを使用することができるために、ICカードの利便性が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本考案に係る携帯端末用ケースをスマートフォン及び非接触型ICカードと共に例示した概略斜視図である。
【図2】携帯端末用ケースの使用状態を説明的に示した断面図である。
【図3】他の実施形態による携帯端末用ケースを例示した概略斜視図である。

【0012】
図1は本考案に係る携帯端末用ケース10と、携帯端末としてのスマートフォン20と、非接触型ICカード30、とを例示した概略斜視図である。
【0013】
スマートフォン20は略矩形の偏平な筐体21の片面にタッチパネル方式のモニター画面22を備えているほか、制御ボタン23、オーディオ機器などの外部機器に対する接続コネクタ24、充電用コネクタ25などの必要な各種要素を備えている。これらの制御ボタン23、接続コネクタ24、充電用コネクタ25、その他の各種要素は、筐体21の表面に配備されているとは限らず、筐体21の左右側端面や前後の端面に振り分けて配備されていることもある。
【0014】
非接触型ICカード30は、略矩形板状に構成されていて、外部の端末との間で非接触方式でデータの送受信を行う機能を備えている。この種の非接触型ICカード30には、外部機器としての読取り端末にかざすだけで各種店補での電子決済や、鉄道・バスなどの交通機関での電子決済を行うことに用いられるプリペイドカードが含まれるほか、企業の社員証などに採用されているものも含まれる。この種の非接触型ICカード30は、一般的にスマートフォン20よりも縦横のサイズが小さい。
【0015】
携帯端末用ケース10は携帯端末ホルダー11を備えている。この携帯端末ホルダー11は略矩形で平板状のベース部12と、このベース部12の外縁部から立ち上げられたリブ状の枠部13とを備えていて、ベース部12と枠部13とが一体成形された硬質の樹脂成形体でなる。この携帯端末ホルダー11では、ベース部12と枠部13とによって囲まれた空間がスマートフォン20の収容空間Sになっていて、その収容空間Sの高さや縦横の長さが、スマートフォン20の厚さ寸法や縦横の長さ寸法と略同等の寸法になっている。したがって、スマートフォン20をこの収容空間Sにがたつくことなく収容可能であり、しかも、収容状態では、スマートフォン20が収容空間Sから容易に脱落しないようになっている。また、携帯端末ホルダー11の裏面に裏当て材14が接着剤による接合などの適宜手段を採用して固着されていて、その裏当て材14の一辺部分から略矩形の蓋板部15が延出されている。蓋板部15の基部は襠部16になっていて、その襠部16を活用して蓋板部15を折り返すと、上記収容空間Sが蓋板部15で閉じられ、その逆に、収容空間Sを閉じている蓋板部15を襠部16を活用して展開すると、収容空間Sが開放されるようになっている。そして、枠部13と蓋板部15とには互いに吸着離脱可能な磁石部17と磁性部18とが振り分けて設けられていて、収容空間Sを蓋板部15で閉じたときにそれら両者が吸着して蓋板部15を開かないようにロックする構成になっている。
【0016】
この実施形態では、携帯端末ホルダー11のベース部12に矩形の凹所19が形成されている。この凹所19は、その深さや縦横の長さが、非接触型ICカード30の厚さ寸法や縦横の長さ寸法と略同等の寸法になっている。したがって、非接触型ICカード30をこの凹所19に収まりよく収容可能であり、しかも、収容状態では、非接触型ICカード30が凹所19の外側へ突き出さないようになっている。
【0017】
図2はスマートフォン20と非接触型ICカード30とを収容した携帯端末用ケース10を説明的に示した使用状態の断面図である。上記のように構成されている携帯端末用ケース10にあっては、図2のように、スマートフォン20が携帯端末ホルダー11の収容空間Sに収容され、非接触ICカード30が携帯端末ホルダー11のベース部12に形成されている凹所19に収容される。このようにしてスマートフォン20と非接触ICカード30とを携帯端末ホルダー11に収容しておくと、非接触型ICカード30がスマートフォン20によって押さえられた状態になるので、非接触型ICカード30が凹所19の内部でがたついたりすることがなくなる。
【0018】
携行時には蓋板部15を閉じてスマートフォン20を保護しておくことが望ましい。そして、スマートフォン20のモニター画面22をタッチ操作するときには、蓋板部15を開いてスマートフォン20のモニター画面22を露出させて行う。また、非接触型ICカード30を利用するときには、蓋板部15を閉じたまま、携帯端末用ケース10を読取り端末にかざすだけでよく、そのようにすると、非接触型ICカード30と外部の端末との間でデータの送受信が行われる。
【0019】
この実施形態では、スマートフォン20の外観形態に適応させるために、携帯端末ホルダー11の枠部13の複数箇所を欠除させて開口窓W…を形成している。そして、携帯端末ホルダー11の収容空間Sに収容したスマートフォン20の側端面や前後の端面に配備されているコネクタなどの各種の要素26…が、それらの開口窓W…に臨むようにしている。そのため、スマートフォン20を収容空間Sに収容したまま、それらの要素26…に外部機器を接続することが可能である。
【0020】
この実施形態において、裏当て材14や蓋板部15の素材には皮革を採用することによって高級な外観を付与してある。また、図示していないけれども、裏当て材14や蓋板部15には皮革以外の素材、たとえば布、樹脂シート、木、などを適宜採用することが可能であり、また、その裏当て材14や蓋板部15に柄模様などを施して装飾性を付与することも可能である。
【0021】
以上説明した携帯端末用ケース10は、蓋板部15を横開き式とした事例であるけれども、蓋板部15を縦開き式にすることも容易に可能である。図3には、縦開き式の蓋板部15を備えた携帯端末用ケース10を概略斜視図で例示している。
【0022】
図3の携帯端末用ケース10では、携帯端末ホルダー11の枠部13が、スマートフォンの4つのコーナー部に各別に対峙する突片によって形成されていて、それらの突片の相互間空間が開口窓Wとして形成されている。また、蓋板部15が、携帯端末ホルダー11の裏面に固着された裏当て材14と同一の素材でその裏当て材14から縦方向に延出されている。その他の事項は、図1又は図2を参照して説明したところと同様であるので、説明の重複を回避するために、同一又は相応する要素に同一の符合を付することによって詳細な説明を省略する。
【0023】
なお、図1及び図3を参照して説明した各実施形態において、携帯端末ホルダー11の平板状のベース部12に設けられる凹所19は、ベース部12を厚さ方向に貫通するように形成した開口によって形成しておいても、ベース部12の一部を肉薄に形成することによって形成しておいてもよい。図2ではベース部12に形成した開口によって凹所19を形成した事例を示している。
【0024】
10 携帯端末用ケース
11 携帯端末ホルダー
12 ベース部
13 枠部
14 裏当て材
15 蓋板部
19 凹所
20 携帯端末(スマートフォン)
30 非接触型ICカード
S 携帯端末の収容空間

(57)【要約】

【課題】全体の大きさがスマートフォンだけを収容したケースと同等で、ICカードを収容したままそのICカードを使用することのできる携帯端末用ケースを提供する。【解決手段】平板状のベース部12と枠部13とによって囲まれた空間を携帯端末20の収容空間Sとした携帯端末ホルダー11と、収容空間Sを襠部16を活用して開閉可能な蓋板部15と、を備える。ベース部12に非接触型ICカード30を収容する凹所19が形成されている。


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