(54)【考案の名称】物置

(73)【実用新案権者】株式会社ガードロック

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
この考案は、引き戸等の解錠が内部操作によっても行える物置に関する。

【従来の技術】

【0002】
物置内で作業をしている際に外部から引き戸が閉じられ錠が締められると、作業者は内部に閉じ込められてしまうこととなる。この問題を解決するべく、最近では内部からの解錠が行える引き戸用錠が提供されている。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
上記引き戸用錠を用いることで、閉じ込められた場合には内部から開錠して脱出できるが、通常、物置は内部に照明具を備えていないので、内部は暗空間となり解錠の操作が難しい問題があった。内部に照明具を取り付けるのは、配線等も含め手間がかかり、また費用も要することとなる。
【0004】
この考案は上記の点に鑑みて行ったもので、物置において、手間、費用をかけることなく内部からの引き戸等の解錠が容易にできるようにすることを目的とする。

【効果】

【0009】
この考案によれば、物置内の所定位置に解錠のための案内表示を行う蓄光表示面を設けるだけの簡単な構成により、内部からの解錠が容易になされるようになり、これにより、内部に閉じ込められる事故が回避されて物置の安全性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 この考案の物置に使用する引き戸用錠装置の実施形態の分解斜視図
【図2】 この考案の物置の引き戸用錠装置の実施形態の受け座のカバー体の内面側斜視図
【図3】 この考案の物置の実施形態の外観斜視図
【図4】 この考案の物置の実施形態の内部側部分斜視図
【図5】 この考案の物置の引き戸用錠装置の実施形態の施錠時使用状態図
【図6】 この考案の物置の引き戸用錠装置の実施形態の施錠時使用状態図
【図7】 この考案の物置の引き戸用錠装置の実施形態の施錠動作説明図
【図8】 この考案の物置の引き戸用錠装置の実施形態の解錠時使用状態図
【図9】 この考案の物置の引き戸用錠装置の実施形態の解錠時使用状態図
【図10】 この考案の物置の引き戸用錠装置の実施形態の非常解錠時使用状態図
【図11】 この考案の物置の引き戸用錠装置の実施形態の非常解錠時使用状態図

【0011】
図1はこの考案の物置の引き戸用錠装置の実施形態の分解斜視図である。
【0012】
引き戸用錠装置1は錠本体2と受け座3とからなる。錠本体2はその前面に鍵穴5を備え、背面に先端が鎌状となった係止部7を備える係止アーム8が回動可能に取り付けられ、鍵穴5から差し入れられた鍵の操作により係止アーム部8が回動するようになっている。
【0013】
受け座3は金属製で、カバー体14とスライドプレート16とからなる。カバー体14は、スライドプレート16の収納部17とその周囲の取り付け面部18とからなり、収納部17の奥面には縦長の開口19が形成され、取り付け面部18の一部には、図2に示すように、切欠き部20が形成されている。スライドプレート16は縦長の開口21が形成されるとともに側方に突出する操作レバー26を備え、さらに、開口21の下部には弾力係止部24が設けられている。操作レバー26の内側面には、蓄光塗料により矢印29(図5参照)が塗布形成されている。弾力係止部24は、周囲が切り込まれた部分の途中部が折り曲げられて形成され、スライドプレート16が金属製であることで弾力性を備えている。
【0014】
以下、引き戸用錠装置1の取り付け構造を説明する。錠本体2は、図3、図4に示すように、物置10の引き戸12の側部近傍に嵌め込み状態に取り付けられる。
【0015】
図5、図6、図8、図9に示すように、受け座3は引き戸12の戸枠23内に取り付けられる。戸枠23の戸当たり面部22には縦長の開口25が設けられ、その開口25を逆側から覆うように、かつ、収納部17内にスライドプレート16を収納する状態において、カバー体14が取り付けられる。カバー体14の取り付けは、取り付け面部18が戸当たり面部22に溶接固定されて行われる。その取り付け状態において、スライドプレート16は戸当たり面部22とカバー体14間に上下にスライド移動可能に位置する。その際、スライドプレート16は、弾力係止部24の途中部が弾力的に収納部17の内面に当接することで、適宜のスライド位置に停止保持されるようになっている。また、操作レバー26はカバー体14の切欠き部20から外部に突出して位置する。
【0016】
次に、引き戸用錠装置1の施錠、解錠の動作説明を行う。施錠時においては、図5、図6に示すように、錠本体1の係止アーム8の係止部7は戸当たり面部22の開口25、スライドプレート16の開口21、カバー体14の開口19のそれぞれに入り込み、かつ、係止部7が、図7に示すように、スライドプレート16の開口21の下縁部(被係止部)28に係止する状態となっている。このように、錠本体2の係止アーム8が受け座3側に係止することで引き戸12は開くことができない。
【0017】
解錠に際しては、上記施錠状態において、錠本体2において鍵操作することで係止アーム部8が上方に回動されて、図8、図9に示すように、開口25、開口21、開口19のそれぞれから外され、係止部7のスライドプレート16の開口21の下縁部28への係止が解除される。これにより、錠本体2の係止アーム8が受け座3側から外れ引き戸12が開かれる。
【0018】
非常時解錠に際しては、図10、図11に示すように、操作レバー26を押し下げることでスライドプレート16が、図7において点線で示すように、下方に変位され、係止部7のスライドプレート16の開口21の下縁部28への係止が解除される。これにより、錠本体2の係止アーム8が受け座3側から離脱できて引き戸12が開かれる。
【0019】
図3、図4に示すように、物置10の戸枠23に隣接する側壁30の内面には非常脱出表示プレート(蓄光表示面)31が取り付けられている。この非常脱出表示プレート31は蓄光成分を含有する樹脂プレートよりなり、その表面に脱出案内表示33が記載されている。非常脱出表示プレート31は引き戸12が開かれて外光が照射されることで蓄光してその全体が発光し、その発光状態においてその表面の脱出案内表示33が暗環境において視認できるようになっている。また、操作レバー26に付された蓄光塗料よりなる矢印29も、同様に暗環境において視認できるようになっている。
【0020】
上記のように、物置10内に非常脱出表示プレート31が設けられていることで、物置10内における作業中に誤って外部から施錠されて内部に閉じ込められた場合、暗闇の中で全体が発光する非常脱出表示プレート31の脱出案内表示33を見ることができる。これにより、その脱出案内表示33の内容に沿ってその近傍にあって矢印29によってその位置が確認できる操作レバー26を押し下げることで、上記の非常時解錠が行えて物置10内からの脱出が行われる。
【0021】
1 引き戸用錠装置
2 錠本体
3 受け座
10 物置
12 引き戸(開閉体)
22 操作レバー(操作部)
31 非常脱出表示プレート(蓄光表示面)

(57)【要約】

【課題】 物置において、手間、費用をかけることなく内部からの引き戸等の解錠が容易にできるようにして、非常時脱出が可能な安全性に優れる物置を提供する。【解決手段】 開閉体12の解錠が内部操作によっても行える物置10において、物置10内部の開閉体12が開かれた際に外光が照射される位置に、解錠のための案内表示を行う蓄光表示面31が設けられてなるもの。


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