(54)【考案の名称】スクリュ式押出機

(73)【実用新案権者】有限会社セレジン長崎

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図2

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、日常生活から排出されるプラスチック製の包装容器を資源として、「プラスチック成形品のリサイクル用原材料(例えばコンパウンドペレット)」を得るために、選別、破砕、洗浄後のプラスチック材料(破砕状態の固形の樹脂材)をホッパーに投入し、該リサイクル用の樹脂材を溶融しながら良好なコンパウンドペレットを得るためのスクリュ式押出機に関し、特に、コンパウンドペレット用のスクリュ式押出機に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
特許文献1のスクリュ式押出機1には、「温度調整が原因となって発生する樹脂投入口部分における樹脂材料の軟化、固着などを防止することを目的として、スクリュ4を内蔵する胴部2と、温度調節装置13とを備えて、一端の投入口から供給された樹脂材料6を溶融させつつ他端から押し出すようにしているスクリュ式押出機において、前記胴部2の投入口部分7に、温度調節装置13から伝達される熱を遮断するための熱遮断部(冷却流体供給用の冷却空間)14を設ける事項」が記載されている(符号は特許文献1のもの)。
【0003】
このスクリュ式押出機1は、(a)プラスチック製成形品を破砕した後、それを資源として原材料に利用するものか否か不明である点、付言すると、コンパウンドペレット用のスクリュ式押出機であるか否か不明である点、(b)ノズル8、21から押出される溶融後の樹脂が複数本の紐状であるか否か不明である点、(c)熱遮断部14の配設箇所がスクリュ4を包む胴部2の先端部側ではなく、ホッパー6の下端部付近の胴部2の投入口部分7である点、(d)熱遮断部14は一箇所であり、しかも、温度調節装置13としての加熱手段から離れている点から、本考案とは、その課題、構成及び作用・効果が相違する。
【0004】
一方、特許文献2は、本考案と同様にコンパウンドペレットを得る製造方法(或いは装置)に関するものであり、図2にはスクリュを内蔵する長筒状のシリンダ(胴部)に複数の脱気用孔を形成し、これらの脱気用孔から蒸発した「ガス」を取り除くことが記載されている。付言すると、特許文献2は、樹脂に混練された水分や揮発成分の一部が加熱手段によってガスになった場合に於いて、ガスを含むコンパウンドペレットが発生しないように工夫を施している。しかしながら、この特許文献2及び前記特許文献1には、長筒状のシリンダ(胴部)の先端部側で加熱を起因として発生する発砲そのものを防止するとこにより、極力、成形不良を引き起こさないように工夫する事項は記載されていない。
【0005】

【効果】

【0009】
(a)請求項1に記載の考案は、長筒状のシリンダ(胴部)は、例えば100度以上に加熱することができるが、該温度調節に関して、長筒状のシリンダ(胴部)の先端部側に前部冷却部と後部冷却部を配設することにより、所望の温度条件に下げることができるので、溶融中の樹脂が発砲状態になることを防止することができる。その結果、成形不良を引き起こさない、いわゆる良好なペレットを得ることができる。
(b)請求項2に記載の考案は、最も先端部に位置する加熱手段の伝達温度は、前部冷却部と後部冷却部により、例えば20度乃至30度に下がる。したがって、気泡を含まない良質のペレットを確実に得ることができる。
(c)請求項3に記載の考案は、冷却流体、例えば冷却水を第1冷却部から第2冷却部、第2冷却部から第3冷却部と言う具合に順次回して長筒状のシリンダ(胴部)の先端部側を効率的に冷却することができる。
(d)請求項4に記載の考案は、ノズルは複数個のノズル孔を有すると共に、長筒状胴部に脱気孔を有するので、スクリュ式押出機をコンパウンドペレット用に活用することができる。
(e)請求項5に記載の考案は、駆動源の駆動力を減速する際に、動力伝達歯車に対して減速歯車を適宜に変換することにより、スクリュの回転数、つまり、せん断応力を変換することができることができる。

(57)【要約】

【課題】長筒状のシリンダ(胴部)のノズルを備えた先端部側で発砲状態になることを防止し、成形不良を引き起こさず良好なペレットが得ることができるスクリュ式押出機を提供する。【解決手段】駆動モータ3と、この駆動モータの前方に動力伝達手段を介して配設され、かつ、駆動モータの駆動力により回転するスクリュ7を内蔵すると共に、その先端部にノズル11を有する長筒状胴部6と、長筒状胴部の外周面に長手方向に所要間隔を有して固定的に配設された複数個の加熱手段12と、この加熱手段によって前記長筒状胴部の内部で溶融されるリサイクル用の固形樹脂材Pを受け入れ可能なように長筒状胴部の後端部側に配設されたホッパー10を備えたスクリュ式押出機であって、長筒状胴部の先端部側に位置する加熱手段の前側と後側に、前部冷却部13aと後部冷却部13bをそれぞれ設け、各々は、冷却流体を案内する接続管19で互いに連結されている。


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