(54)【考案の名称】額縁

(51)【国際特許分類】

A47G 1/14 ・写真立て

(73)【実用新案権者】和泉化成株式会社

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、色紙や写真を飾るために用いる額縁に関するものである。

【従来の技術】

【0002】
有名人のサイン入り色紙や写真などを傷めることなる部屋に飾る為に額縁が用いられている。従来の額縁は、一つの色紙や写真をぶら下げる用途と、スタンドとして立てる用途であった。
しかしながら、例えば飲食店においては、今まで来店した有名人のサイン入り色紙を連続して飾る用途と、直近に来店した有名人やタレントのサイン入り色紙を立てる用途と、従来のぶら下げる用途の3種類の用途を必要としている。より具体的には、新たに有名人やタレントのサイン入り色紙が手に入ると、入手時は立てている色紙を連続して飾る色紙の最後尾に取り付け、新たなサイン入り色紙を立てることを可能とし、有名人やタレントの中でも特に人気のあるものは一枚のみをぶら下げて飾ることを可能とする額縁が好ましい。
また、書道の愛好家においても、一枚の色紙に一文字を描き、一文字を書いた色紙を並べることによって熟語を作成する需要や、学校教育においても生徒の描いた文字を教室内で並べ、優秀な作品に関しては、一枚のみをぶら下げたり立てたりして飾るといった需要がある。
【0003】
特許文献1には、スタンド用途にも一枚のみを壁掛けとする用途にも連結させて壁掛けとする用途にも対応できる額縁が開示されている。
しかしながら、特許文献1の額縁は、連結するためのジョイント部材や、立てるためのスタンド部材を紛失するという問題があった。
【0004】

【効果】

【0007】
(請求項1記載の考案の効果)
請求項1記載の考案であると、スタンド用途と一枚のみを壁掛けとする用途と連結させて壁掛けとする用途の少なくとも三用途を可能とし、前記用途に必要なスタンド部材とジョイント部材の紛失が無い額縁となる。
(請求項2記載の考案の効果)
請求項2記載の考案であると、嵌めこみ固定によりスタンド用途で用いる時のスタンド部が安定する。
(請求項3記載の考案の効果)
請求項3記載の考案であると、立てた額縁が後ろ側に倒れにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は額縁の全体斜視図である。
【図2】図2は額縁展開時の全体斜視図である。
【図3】図3は額縁のスタンド用途時の全体斜視図である。
【図4】図4は図3の部分拡大図である。
【図5】図5は額縁の壁掛け用途時の全体斜視図である。

【0009】
スタンド用途と連続して壁掛けする用途を可能とし、前記用途に必要なスタンド部材とジョイント部材の紛失が無い額縁を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
(1.額縁1の全体的な構成について)
図1は額縁の全体斜視図である。図2は額縁展開時の全体斜視図である。
額縁1は、図1及び図2に示すように、折曲部10と前面枠2と背面パネル3とを備えており、前面枠2と背面パネル3の間に展示物を挟むことにより、展示可能とするものである。
前面枠2と背面パネル3のそれぞれ1辺は、折曲部10で接続され、これらが向かい合う態様で折り曲げられる。前面枠2と背面パネル3の折曲部10に対向する1辺には、バックル20とバックル受け30とが設けられており、バックル20をバックル受け30に固定することにより、額縁1の折り曲げ状態を保ち、展示物を挟持状態とする。
額縁1の材料は、硬質樹脂を用いるのが好ましい。
【0011】
(2.展示物について)
展示物としては、写真、絵画、サイン入り色紙などを例示することができる。実施例1においては、色紙を展示物として設計している。
色紙を展示物とする場合、額縁1の外寸を、縦279〜281mm、横249〜251mm、高さ9〜11mm、額縁1の内寸を、縦272〜274mm、横241〜243mm、高さ1〜3mmとするのが好ましい。
色紙寸法と額縁1の内寸を同じ寸法とするよりも、色紙を透明なオレフィン系合成樹脂のポリエチレン袋やポリプロピレン袋に収納し、前面枠2と背面パネル3とで挟むことによって収納する寸法が好ましい。このようにすると色紙を透明袋内に収納することができ、色紙への汚れを防ぐことができる。
【0012】
(3.背面パネル3について)
図3は額縁のスタンド用途時の全体斜視図である。
背面パネル3は、図2、3に示すように、額縁1の下側にバックル受け30と嵌合溝31とスタンド部4と連結部5とを備え、額縁1の上側に連結孔32を備えている。
スタンド部4は、図2、3に示すように、スタンド上面部40とスタンド下面部41と、これらの間にスタンド折曲部42とを備えており、スタンド上面部40とスタンド下面部41は折曲部42で接続されている。そして、スタンド上面部40は、スタンド折曲部42位置の反対側の端部の両側面に嵌合突起43を備えている。
【0013】
(4.スタンド状態について)
図4は図3の部分拡大図である。
額縁1をスタンド状態で使用する場合は、スタンド部4を図1の状態から図3の状態に変形させる。前述の変形は、スタンド部4全体を背面側に移動させ、スタンド上面部40とスタンド下面部41とをスタンド折曲部42で折り曲げる操作である。
この折曲操作によって、背面パネル3の下側部分とスタンド上面部40とスタンド下面部41とは、三角形の三辺となり、この三角形の維持によって、図3に示すように額縁1は立った状態を維持することができる。
前述の三角形の維持は、嵌合突起43を、背面パネル3に形成された嵌合溝31に嵌め込むことでなされるものである。
【0014】
嵌合溝31は、スタンド下面部41の両脇に位置する背面パネル3に備えられたものであり、断面コの字形状に形成されたものである。そして、断面コの字は、額縁1の下側方向に開口しているものである。
嵌合突起43は、前記コの字開口部から入り込み、前述の嵌込み状態となり固定され、前述の三角形の維持を可能とする。
図4に示すように、スタンド上面部40とスタンド下面部41を両端で接続することにより、スタンド折曲部42を2箇所とし、スタンド折曲部42の間に、支え部44を形成するのが好ましい。前述の三角形の頂点はスタンド折曲部42であり、この頂点42のみでは寸足らずとなる場合がある。したがって、支え部44を形成することによって、額縁1が後ろ側(前面枠2から背面パネル3方向)へ倒れる可能性を減少させることができる。
【0015】
(5.連結部5について)
連結部5は、図2に示すように、背面パネル3の下側に配置されており、連結突起50を備えている。また、連結孔32は、図2及び図5に示すように、背面パネル3の上側に配置されている。一枚のみを壁掛けとする額縁1の用途の場合、連結突起50に紐や糸を掛け吊るしてもよく、連結孔32に画鋲やフックなどを通し壁掛けとしても良い。そして額縁1は、一枚目に連結させることができる。
【0016】
(6.連結状態について)
図5は額縁の壁掛け用途時の全体斜視図である。図5においては、額縁1と別の額縁1を連結する場合を例示している。さらに別の額縁1を続けて連結してもよい。
額縁1と額縁1を連結するには、図5に示すように、額縁1の連結突起50を、別の額縁1の連結孔32に連結させることにより、複数の額縁1、1を連結した態様で使用することができる。
連結突起50は、キノコ形状としたものや、先端を満月形状とし中程を半月形状としたものや、フック形状としたものなどを例示することができ、連結孔32からの抜け止め作用を有するのが好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0017】
実施例1においては、色紙を例として説明した。色紙以外にも、写真や絵画、タブレット端末などに、本件考案の額縁1を用いることができる。
【0018】
1 額縁
10 折曲部
2 前面枠
20 バックル
3 背面パネル
30 バックル受け
31 嵌合溝
32 連結孔
4 スタンド部
40 スタンド上面部
41 スタンド下面部
42 スタンド折曲部
43 嵌合突起
44 支え部
5 連結部
50 連結突起

(57)【要約】

【課題】スタンド用途と一枚のみを壁掛けとする用途と連結させて壁掛けとする用途の少なくとも三用途を可能とする額縁を提供する。【解決手段】額縁1は前面枠2と背面パネル3で展示物端部を挟持するものである。背面パネル3は額縁1の下側に嵌合溝とスタンド部4と連結部5とを備え、額縁1の上側に連結孔32を備えている。スタンド部4はスタンド上面部とスタンド下面部と、これらの間にスタンド折曲部を備えている。スタンド上面部はスタンド折曲部の反対側の端部側面に嵌合突起を備えている。嵌合突起を背面パネル3に形成された嵌合溝に嵌め込むことにより、スタンド態様で使用することができると共に、連結突起を、別の額縁1の連結孔32に連結させることにより、複数の額縁1、1を連結した態様で使用することができる。


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