(54)【考案の名称】招待状

(73)【実用新案権者】株式会社サンリオ

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、音声を出力する招待状に関する。

【従来の技術】

【0002】
招待状には、案内文と共に、開催日時及び開催場所などの情報が記載される。しかし、このような形式的事項のみでは、招待される者が招待状で示された催しをイメージすることが困難であり、不安な気持ちが生じる場合がある。そのため、招待される者が催しに是非参加したいと積極的に思わせることができない場合があった。
【0003】
上記の問題に対して、特許文献1には、招待する者の写真が印刷された招待状が示されている。また、特許文献2では、招待状にWebサイトにリンクする二次元コードを印刷し、招待される者に携帯電話などで二次元コードを読み取らせることにより動画を配信する旨が示されている。例えば、これらの招待状が結婚式の招待状であれば、招待状に婚約当事者の写真又は二次元コードを介して動画を示すことにより列席者に婚約当事者のイメージを伝えることができる。
【0004】

【効果】

【0011】
本考案によれば、招待状を受け取った者を楽しませ、招待される者が催しに是非参加したいと積極的に思わせるような強い印象を与えることができる招待状を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】(a)は、閉じられた招待状100の表表紙110が示された図である。 (b)は、招待状100の開かれた状態が示された図である。
【図2】(a)は、招待状100の展開図である。 (b)は、図2(a)の裏面図である。
【図3】(a)は、招待状200の開かれた状態が示された図である。 (b)は、招待状300の開かれた状態が示された図である。
【図4】(a)は、招待状300の展開図である。 (b)は、図4(a)の裏面図である。

【0013】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本考案の範囲は以下の説明において特に本考案を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0014】
(第1実施形態)
図1(a)は、閉じられた招待状100の表表紙110が示された図である。以下の説明では、招待状100がキャラクター111に関する催しへの招待状であるとして説明する。招待状100は折り目130において二つに谷折りにされ、表表紙110及び裏表紙120から成る招待状である。図1(a)では、表表紙110の外面110aが示されている。ここで、外面とは招待状が二つ折りに折られた場合に外側になる面を示し、内側になる面を内面とする。外面110aは、「INVITATION」又は「ご招待状」等の言葉が記入されており、招待状100が招待状であることを招待状100の受取人に示している。
【0015】
図1(b)は、招待状100の開かれた状態が示された図である。図1(b)に示される招待状100では、招待状110の表表紙110の内面110bと、裏表紙120の内面120bと、が示されている。
【0016】
表表紙110の内面110bは、キャラクター111が表示されたキャラクター表示面である。キャラクター111は、招待状100を見る者に対して顔を向けるように配置されている。また、内面110bの右下、すなわちキャラクター表示面の折り目130の右側の端には、「PUSH」と書かれた音声を再生させるための音声ボタン140が配置されている。音声ボタン140が押された場合には、キャラクター111の声で招待状100を見る者に対するメッセージが流れる。裏表紙120の内面120bは、案内文が記載された案内文表示面となっている。
【0017】
また、招待状100ではキャラクター111の1つのキャラクターが示されているが、キャラクター111が抱える人形をキャラクター112としても良い。このような複数のキャラクターが登場する場合の実施例は、後述の第2実施形態に示される。
【0018】
図2(a)は、招待状100の展開図である。招待状100の表表紙110は、2枚の紙を互いに貼り合わせることにより形成される。その為、招待状100は、主に表表紙110の外面110aを構成する紙、表表紙110の内面110bを構成する紙、及び裏表紙120を構成する紙の3枚の紙により構成される。表表紙110は図2(a)において、表表紙110の外面110aを構成する紙と表表紙110の内面110bを構成する紙との間の折り目131が山折りに折り曲げられ、表表紙110の外面110aを構成する紙の周囲に形成されるのりしろ132を表表紙110の内面110bを構成する紙の裏面に糊付けすることにより形成される。
【0019】
図2(b)は、図2(a)の裏面図である。表表紙110の内面110bを構成する紙の裏面には、音声を出力させるための音声出力装置150、及び音声出力装置150に接続され音声出力装置150を起動するスイッチ154が配置されている。音声出力装置150は、例えば、電池151、音声IC152、及びスピーカ153を含む。スイッチ154は、音声ボタン140(図2(a)参照)の裏に、音声ボタン140が押されることによりスイッチ154が入るように配置される。音声IC152には、キャラクター111の声で音声が録音されており、音声ボタン140が押されることによりスイッチ154が入り、キャラクター111の音声がスピーカ153から流れる。音声には、例えば案内文に関するメッセージが含まれる。
【0020】
表表紙110の内面110bを構成する紙の周囲にはのりしろ133が形成されており、表表紙110の外面110aを構成する紙ののりしろ132がのりしろ133に糊付けされることにより表表紙110が形成される。これにより、音声出力装置150及びスイッチ154が表表紙110の中に隠される。
【0021】
招待状100では、キャラクター表示面にキャラクター111が配置されることにより、催しのイメージを視覚的に伝えることができる。また、キャラクター111が招待される者に対して直接語りかけるように音声が流れることにより、催しの雰囲気を聴覚的に伝えることができる。このように、招待状100では招待される者の複数の感覚に訴えかけることにより、催しのイメージを感覚的に伝えることができる。これにより招待される者の催しに対する不安を払拭し、さらに催しに対する興味を増大させることができる。
【0022】
また、招待状100では、招待状100を受け取った者がすぐに音声を聞くことができ、キャラクター表示面に表示されるキャラクター111及びキャラクター111の音声により招待状100を受け取った者を楽しませることができる。そのため、招待される者に対して招待状100を受け取った時点で催しに対する強い印象を与えることができるため好ましい。
【0023】
さらに、二つ折りの招待状100では、招待状100を受け取った者は招待状100を安定して持つために折り目130の左端付近を左手で持ち、折り目130の右端付近を右手で持つことが考えられるが、招待状100では音声ボタン140が折り目130の右側の端、すなわち右手の付近に配置されることにより、招待状100を受け取った者が違和感なく容易に音声ボタン140を押すことができるため好ましい。
【0024】
招待状100ではキャラクター表示面にキャラクター111が描かれることによりキャラクター表示面にキャラクター111を表示させたが、招待状を開くことによりキャラクター111の立体物がキャラクター表示面を背景としてポップアップして表示されるポップアップカードとして作製されていても良い。この場合、キャラクター111の立体物は、キャラクター表示面、案内文表示面の一部、又はキャラクター表示面と案内文表示面の一部とにまたがって形成される。
【0025】
また特に図示しないが、キャラクター表示面のキャラクター111より小さく、招待状100の案内文表示面にキャラクターが描かれていてもよい。
【0026】
さらに、招待状100では音声ボタン140を押すことにより音声出力装置が起動されたが、招待状を開くことにより自動的に音声出力装置150が起動するように形成されても良い。このような招待状の音声出力装置の起動装置は、招待状を開いた場合に電気的に接続されて音声出力装置が起動するように形成することができる。また、招待状を閉じると電気的に絶縁する。
【0027】
(第2実施形態)
招待状には、音声に加えて光りを発するランプが配置されても良い。ランプは、例えばキャラクターの目及び鼻などに配置されることができる。以下に、音声出力がされると共に、ランプが配置されて所定の場所が光る招待状200及び招待状300について説明する。また、第1実施形態で示された部分と同じ部分に関しては、第1実施形態と同じ番号を付してその説明を省略する。
【0028】
図3(a)は、招待状200の開かれた状態が示された図である。図3(a)の招待状200は表表紙210の内面210b及び裏表紙220の内面220bが示されており、表表紙210の内面210bが案内文表示面、裏表紙220の内面220bがキャラクター表示面として形成されている。また、音声ボタン140がキャラクター表示面の折り目130の右側の端に配置されている。招待状200では、キャラクター表示面に第1キャラクター211及び第2キャラクター212が示されており、第1キャラクター211の目及び鼻にはランプ256aが配置されている。音声は、第1キャラクター211の声で再生され、音声が再生されると共に第1キャラクター211に配置されたランプ256aが点灯又は点滅し、再生が終了すると共にランプ256aが自動的に消える。
【0029】
第1キャラクター211の目及び鼻などにランプ256aが配置されてそれを点灯又は点滅させた場合は、第1キャラクター211が、ランプ256aが点灯又は点滅していない場合に対して異なる視覚的情報を発することになるため、第1キャラクター211の表情を多少変化したように見させることができる。すなわち、第1キャラクター211の音声と共にランプ256aを点灯又は点滅させることで第1キャラクター211の表情に変化が付き、第1キャラクター211が話しているように演出することができる。ランプ256aは第1キャラクター211が話す速度で点滅させることができる。また、音声が複数の文章により構成される場合には、音声が流れている間はランプ256aを点灯させ、音声の文章が途切れる箇所でランプ256aを消灯させるようにすることができる。このように、招待状200ではキャラクターが招待される者に対して直接話しているように演出されることにより、招待状を受け取った者を楽しませ、招待状を受け取った者に強い印象を与えて招待状を受け取った者の関心を引き付けることができる。
【0030】
図3(b)は、招待状300の開かれた状態が示された図である。招待状300は、招待状200において第1キャラクター211にランプ256aが配置されると共にさらに第2キャラクター212にもランプ256bが配置された招待状である。再生される音声に第1キャラクター211及び第2キャラクター212の音声が含まれる場合には、第1キャラクター211にランプ256aを配置すると共に第2キャラクター212の目及び鼻などにもランプ256bを配置してもよい。第1キャラクター211の音声が流れている場合には第1キャラクター211のランプ256aを点灯又は点滅させ、第2キャラクター212の音声が流れている場合には第2キャラクター212のランプ256bを点灯又は点滅させることにより、音声が流れているキャラクターがどちらのキャラクターかが明確になり、招待状300を受け取った者が各キャラクターに話しかけられているような演出をすることができる。
【0031】
図4(a)は、招待状300の展開図である。招待状300の裏表紙220は、裏表紙220の外面220aを構成する紙及び裏表紙220の内面220bを構成する紙が互いに貼り合わされることにより形成される。裏表紙220は図4(a)において、裏表紙220の外面220aを構成する紙と裏表紙220の内面220bを構成する紙との間の折り目131が山折りに折り曲げられ、裏表紙220の外面220aを構成する紙の周囲に形成されるのりしろ132を裏表紙220の内面220bに糊付けすることにより形成される。
【0032】
図4(b)は、図4(a)の裏面図である。裏表紙220の内面220bを構成する紙の裏面には、音声出力装置350及び音声出力装置350に接続され音声出力装置350を起動するスイッチ154が配置されている。音声出力装置350は、電池151、スピーカ153、音声IC152、ランプ256a、及びランプ256bを有しており、さらに、音声IC152、ランプ256a、及びランプ256bを制御する制御IC257を有している。ランプ256a及びランプ256bは、例えば発光ダイオード(LED)により形成されることができる。また、ランプ256a及びランプ256bは発光する色が様々に変化するように形成されても良い。音声出力装置350では、スイッチ154が押されることによりスピーカ153から音声が流れ、さらに音声に合わせてLEDが点灯又は点滅する。
【0033】
裏表紙220の内面220bを構成する紙の周囲にはのりしろ133が形成されており、裏表紙220の外面220aを構成する紙ののりしろ132がのりしろ133に糊付けされることにより裏表紙220が形成される。これにより、音声出力装置350及びスイッチ154が裏表紙220の中に隠される。
【0034】
招待状300では、キャラクター表示面に複数のキャラクターが表示され、音声には各キャラクターの音声が入力されている。また、各キャラクターの音声が流れている間にそのキャラクターのランプが点灯又は点滅することによりどのキャラクターが話しているのかが明確になり、各キャラクターが話しているかのような演出がされている。これにより、招待状を受け取った者を楽しませ、招待される者が催しに是非参加したいと積極的に思わせるような強い印象を与えることができる。また、音声と共にランプによる演出を行うことで、招待状が華やかになり、受け手の催しに対する興味、関心、及び期待をより増大させることができる。
【0035】
以上、本考案の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本考案はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更及び変形を加えて実施することができる。
【0036】
例えば、第1実施形態及び第2実施形態において、スピーカ153は任意の位置に配置されることができるが、キャラクターの顔の付近に配置してそのキャラクターが話しているかのように演出がされても良い。また、複数のキャラクターが登場する招待状300に示される場合には、複数のスピーカを用意して各スピーカを各キャラクターの顔の付近に設置し、各キャラクターの音声を各キャラクターの顔の付近から出すことにより各キャラクターが話しているかのような演出がされても良い。
【0037】
また、第2実施形態においては、キャラクター以外の部分にランプが配置されても良い。例えば、図3(a)において、内面220bの「ARIGATO」の文字にランプを配置し、第1キャラクター211が「ありがとう」と話すと共に内面220bの「ARIGATO」の文字を点灯させることができる。これにより、更に華やかな演出をすることができる。
【0038】
さらに、上記実施形態では、案内文に関するメッセージがキャラクターの音声により再生されたが、ナレーター又は招待状の差出人など、例えば招待状を出す会社などの代表者又は役員、のキャラクター以外の音声により再生されても良い。
【0039】
100、200、300 … 招待状
110、210 … 表表紙
110a … 表表紙の外面
110b、210b … 表表紙の内面
111、112 … キャラクター
120、220 … 裏表紙
120a … 裏表紙の外面
120b、220b … 裏表紙の内面
130、131 … 折り目
132、133 … のりしろ
140 … 音声ボタン
150、350 … 音声出力装置
151 … 電池
152 … 音声IC
153 … スピーカ
154 … スイッチ
211 … 第1キャラクター
212 … 第2キャラクター
256a、256b … ランプ
257 … 制御IC

(57)【要約】

【課題】招待状を受け取った者を楽しませ、招待される者が催しに是非参加したいと積極的に思わせるような強い印象を与えることができる招待状を提供する。【解決手段】二つに谷折にされ、この二つ折りを開くとキャラクター及び案内文が現れる招待状100において、招待状が、二つ折りの一方であり、案内文を表示する案内文表示面120bと、二つ折りの他方であり、キャラクターを表示するキャラクター表示面110bと、音声で前記案内文に関連するメッセージを再生する音声出力装置と、キャラクター表示面で且つ谷折りの右側の端に配置され、音声出力装置を起動するボタン140と、を有する。


【パテントレビュー】

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