(54)【考案の名称】ステッカーシート

(51)【国際特許分類】

G09F 3/02 ・形状 構造

B44C 3/02 ・積層

(73)【実用新案権者】サンコーマーク工業株式会社

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、ウォールステッカーなどを作成するためのステッカーシートに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
装飾を目的とする装飾粘着シートが、屋外および屋内の装飾などで幅広く用いられている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
このような装飾粘着シートは、アプリケーションフィルムを用いることにより装飾粘着シートを被着体に転着させるものであり、多様な場面で利用されている。
【0004】

【効果】

【0012】
本考案により、ユーザーごとに異なる多様なニーズに応じたウォールステッカーなどをより簡単に手作りすることが可能な、ステッカーシートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】(a)本考案にかかる実施の形態のウォールステッカーシートの模式的な斜視図、(b)本考案にかかる実施の形態のウォールステッカーシートの厚み方向を含む断面に関する模式的な部分断面図
【図2】(a)本考案にかかる実施の形態のウォールステッカーシートの模式的な上面図、(b)本考案にかかる実施の形態のウォールステッカーシートの模式的な下面図
【図3】(a)本考案にかかる実施の形態の、装飾シートが剥離された第一の剥離シートの代わりに粘着層に貼付されたウォールステッカーシートの模式的な上面図、(b)本考案にかかる実施の形態の、装飾シートが剥離された第一の剥離シートの代わりに粘着層に貼付されたウォールステッカーシートの模式的な下面図
【図4】(a)本考案にかかる実施の形態の、切り抜き用図形が第二の剥離シートの表面に描画されたウォールステッカーシートの模式的な上面図、(b)本考案にかかる実施の形態の、切り抜き用図形が第二の剥離シートの表面に描画されたウォールステッカーシートの模式的な下面図
【図5】(a)本考案にかかる実施の形態の、ウォールステッカーシートから切り抜かれたウォールステッカーの模式的な上面図、(b)本考案にかかる実施の形態の、ウォールステッカーシートから切り抜かれたウォールステッカーの模式的な下面図
【図6】本考案にかかる実施の形態の、被着体に貼付されたウォールステッカーの模式的な上面図
【図7】本考案にかかる実施の形態の、ウォールステッカーシートが備える粘着層の厚み方向を含む断面に関する模式的な部分拡大断面図(その一)
【図8】本考案にかかる実施の形態の、ウォールステッカーシートが備える粘着層の厚み方向を含む断面に関する模式的な部分拡大断面図(その二)
【図9】本考案にかかる実施の形態の、ウォールステッカーシートが備える粘着層の厚み方向を含む断面に関する模式的な部分拡大断面図(その三)
【図10】本考案にかかる実施の形態の、ウォールステッカーシートが備える粘着層の厚み方向を含む断面に関する模式的な部分拡大断面図(その四)

【0014】
以下、図面を参照しながら、本考案にかかる実施の形態について詳細に説明する。
【0015】
(実施の形態)
はじめに、図1および2を主として参照しながら、本実施の形態のウォールステッカーシート1000の構成について具体的に説明する。
【0016】
ここに、図1(a)は本考案にかかる実施の形態のウォールステッカーシート1000の模式的な斜視図であり、図1(b)は本考案にかかる実施の形態のウォールステッカーシート1000の厚み方向を含む断面に関する模式的な部分断面図であり、図2(a)は本考案にかかる実施の形態のウォールステッカーシート1000の模式的な上面図であり、図2(b)は本考案にかかる実施の形態のウォールステッカーシート1000の模式的な下面図である。
【0017】
ウォールステッカーシート1000は、粘着層1010と、第一の剥離シート1100と、第二の剥離シート1200と、を備える。
【0018】
第一の剥離シート1100は、粘着層1010の第一の粘着面1011に貼合わせられた、剥離することができる剥離シートである。
【0019】
第一の剥離シート1100は、紙などである。
【0020】
第一の剥離シート1100の、粘着層1010に貼合わせられた剥離面1101には、樹脂などによるコーティングが施されている。
【0021】
第一の剥離シート1100の、粘着層1010に貼合わせられた剥離面1101の裏側の表面1102の色は、淡黄色である。
【0022】
第二の剥離シート1200は、粘着層1010の第二の粘着面1012に貼合わせられた、剥離することができる剥離シートである。
【0023】
第二の剥離シート1200は、紙などである。
【0024】
第二の剥離シート1200の、粘着層1010に貼合わせられた剥離面1201には、樹脂などによるコーティングが施されている。
【0025】
第二の剥離シート1200の、粘着層1010に貼合わせられた剥離面1201の裏側の表面1202の色は、白色である。
【0026】
そして、第二の剥離シート1200の、粘着層1010に貼合わせられた剥離面1201の裏側の表面1202は、筆記具を利用して絵または文字を記載することができる性質を有している。
【0027】
粘着層1010と第一の剥離シート1100との間の粘着力は、粘着層1010と第二の剥離シート1200との間の粘着力よりも小さい。
【0028】
第一の剥離シート1100のサイズは、第二の剥離シート1200のサイズよりもやや小さく、粘着層1010のサイズとほぼ同じである。
【0029】
より具体的には、第一の剥離シート1100、第二の剥離シート1200および粘着層1010の形状は同様な矩形のシート形状であり、これらは粘着層1010が第一の剥離シート1100と第二の剥離シート1200とによって挟み込まれるように重ね合わされているが、第一の剥離シート1100および粘着層1010の幅W1は第二の剥離シート1200の幅W2よりもやや小さく、第二の剥離シート1200の一端辺は第一の剥離シート1100および粘着層1010の一端辺よりも外側にはみ出している。
【0030】
以上においては、本実施の形態のウォールステッカーシート1000の構成について具体的に説明した。
【0031】
つぎに、本実施の形態のウォールステッカーシート1000を如何にして使用するかについて具体的に説明する。
【0032】
まず、図3に示されているように、第一の剥離シート1100を粘着層1010から剥離し、布地または写真などである装飾シート1300を剥離された第一の剥離シート1100の代わりに粘着層1010に貼付する。
【0033】
ここに、図3(a)は本考案にかかる実施の形態の、装飾シート1300が剥離された第一の剥離シート1100の代わりに粘着層1010に貼付されたウォールステッカーシート1000の模式的な上面図であり、図3(b)は本考案にかかる実施の形態の、装飾シート1300が剥離された第一の剥離シート1100の代わりに粘着層1010に貼付されたウォールステッカーシート1000の模式的な下面図である。
【0034】
前述されたように、第一の剥離シート1100の、粘着層1010に貼合わせられた剥離面1101には、樹脂などによるコーティングが施されている。
【0035】
したがって、第一の剥離シート1100を粘着層1010から容易に剥離し、装飾シート1300が貼付される粘着層1010を露出させることができる。
【0036】
前述されたように、第一の剥離シート1100の表面1102の色は淡黄色であり、第二の剥離シート1200の表面1202の色は白色である。
【0037】
したがって、ユーザーが第一の剥離シート1100ではなく誤って第二の剥離シート1200を剥離しようとしてしまう恐れは、少ない。
【0038】
前述されたように、粘着層1010と第一の剥離シート1100との間の粘着力は、粘着層1010と第二の剥離シート1200との間の粘着力よりも小さい。
【0039】
したがって、第二の剥離シート1200が第一の剥離シート1100が粘着層1010から剥離されるときに一緒に剥離されてしまう恐れは、少ない。
【0040】
したがって、第一の剥離シート1100のみを粘着層1010から容易に剥離することができる。
【0041】
より具体的には、前述されたように第一の剥離シート1100および粘着層1010の一端辺よりも外側にはみ出している第二の剥離シート1200の一端辺の近傍を起点にして、第一の剥離シート1100のみを粘着層1010から容易に剥離することができる。
【0042】
もちろん、第一の剥離シート1100の代わりに貼付される装飾シート1300を、前述されたように第二の剥離シート1200のサイズよりもやや小さく粘着層1010のサイズとほぼ同じである第一の剥離シート1100のサイズに裁断しておくことが、望ましい。
【0043】
ついで、図4に示されているように、第二の剥離シート1200の表面1202に鉛筆またはフェルトペンなどの筆記具を利用して切り抜き用図形20を描画する。
【0044】
ここに、図4(a)は本考案にかかる実施の形態の、切り抜き用図形20が第二の剥離シート1200の表面1202に描画されたウォールステッカーシート1000の模式的な上面図であり、図4(b)は本考案にかかる実施の形態の、切り抜き用図形20が第二の剥離シート1200の表面1202に描画されたウォールステッカーシート1000の模式的な下面図である。
【0045】
前述されたように、第二の剥離シート1200は紙などであり、第二の剥離シート1200の表面1202の色は白色である。
【0046】
したがって、第二の剥離シート1200の表面1202に通常の鉛筆またはフェルトペンなどの筆記具を利用して切り抜き用図形20を容易に描画することができる。
【0047】
もちろん、剥離された第一の剥離シート1100の代わりに粘着層1010に貼付された装飾シート1300、および粘着層1010の一端辺よりも外側にはみ出している第二の剥離シート1200の一端辺の近傍には、切り抜き用図形20を描画しないことが、望ましい。
【0048】
ついで、図5に示されているように、はさみまたはカッターなどを利用して、ウォールステッカーシート1000から第二の剥離シート1200の表面1202に描画された切り抜き用図形20に沿ってウォールステッカー2000を切り抜く。
【0049】
ここに、図5(a)は本考案にかかる実施の形態の、ウォールステッカーシート1000から切り抜かれたウォールステッカー2000の模式的な上面図であり、図5(b)は本考案にかかる実施の形態の、ウォールステッカーシート1000から切り抜かれたウォールステッカー2000の模式的な下面図である。
【0050】
前述されたように、剥離された第一の剥離シート1100の代わりに粘着層1010に貼付された装飾シート1300は布地または写真などであり、第二の剥離シート1200は紙などである。
【0051】
したがって、はさみまたはカッターなどを利用してウォールステッカーシート1000からウォールステッカー2000を容易に切り抜くことができる。
【0052】
そして、図6に示されているように、第二の剥離シート1200を粘着層1010から剥離し、ウォールステッカー2000を壁などの被着体3000に貼付する。
【0053】
ここに、図6は、本考案にかかる実施の形態の、被着体3000に貼付されたウォールステッカー2000の模式的な上面図である。
【0054】
前述されたように、第二の剥離シート1200の、粘着層1010に貼合わせられた剥離面1201には、樹脂などによるコーティングが施されている。
【0055】
したがって、第二の剥離シート1200を粘着層1010から容易に剥離し、被着体3000に貼付される粘着層1010を露出させることができる。
【0056】
以上においては、本実施の形態のウォールステッカーシート1000を如何にして使用するかについて具体的に説明した。
【0057】
なお、ウォールステッカーシート1000が備える粘着層1010の具体的な構成については、図7〜10に示されているようにさまざまな実施例が考えられる。
【0058】
ここに、図7〜10は、本考案にかかる実施の形態の、ウォールステッカーシート1000が備える粘着層1010の厚み方向を含む断面に関する模式的な部分拡大断面図(その一〜四)である。
【0059】
図7においては、粘着剤層1010aのみから構成される単層による粘着層1010の構成が例示されている。
【0060】
このような構成は、装飾シート1300の表面粗さが比較的に大きく、被着体3000の表面粗さが比較的に小さい場合などには、特に有効である。
【0061】
なぜならば、粘着層1010の構成が単層による簡易なものであっても、装飾シート1300の表面粗さが比較的に大きいために粘着層1010と装飾シート1300との間の粘着力は比較的に大きく、被着体3000の表面粗さが比較的に小さいために粘着層1010と被着体3000との間の粘着力は比較的に小さいので、粘着層1010に貼付された装飾シート1300が簡単に剥がれてしまう恐れは少なく、ユーザーは粘着層1010で被着体3000に貼付されたウォールステッカー2000を容易に貼り直すことができるからである。
【0062】
もちろん、このような構成においては、前述されたように粘着層1010と第一の剥離シート1100との間の粘着力を粘着層1010と第二の剥離シート1200との間の粘着力よりも小さくするために、第一の剥離シート1100の剥離面1101に施されているコーティングの表面粗さを比較的に小さくし、第二の剥離シート1200の剥離面1201に施されているコーティングの表面粗さを比較的に大きくすることが望ましい。
【0063】
図8においては、第一の粘着面1011から第二の粘着面1012に向かって積層された、粘着剤層1010bおよび粘着剤層1010cから構成される二層による粘着層1010の構成が例示されている。
【0064】
このような構成は、粘着層1010と装飾シート1300との間の粘着力を積極的に大きくし、粘着層1010と被着体3000との間の粘着力を積極的に小さくしたい場合などには、特に有効である。
【0065】
なぜならば、装飾シート1300の表面粗さおよび/または被着体3000の表面粗さがウォールステッカー2000の使用場面などによってさまざまであって一律ではないことが予想されても、粘着剤層1010bに強粘着剤を利用することで粘着層1010と装飾シート1300との間の粘着力を積極的に大きくし、粘着剤層1010cに弱粘着剤を利用することで粘着層1010と被着体3000との間の粘着力は積極的に小さくすることができるので、粘着層1010に貼付された装飾シート1300が簡単に剥がれてしまう恐れは少なく、ユーザーは粘着層1010で被着体3000に貼付されたウォールステッカー2000を容易に貼り直すことができるからである。
【0066】
図9においては、第一の粘着面1011から第二の粘着面1012に向かって積層された、粘着剤層1010b、芯材層1010xおよび粘着剤層1010cから構成される三層による粘着層1010の構成が例示されている。
【0067】
このような構成は、粘着剤層1010bと粘着剤層1010cとを直接的に接触させたくない場合などには、特に有効である。
【0068】
なぜならば、粘着剤層1010bに利用される粘着剤と粘着剤層1010cに利用される粘着剤との間で望ましくない化学反応などが起こる可能性があっても、これらが直接的に接触しないように安定性の高い芯材層1010xを介在させることができるからである。
【0069】
図10においては、第一の粘着面1011から第二の粘着面1012に向かって積層された、粘着剤層1010b、芯材層1010y、粘着剤層1010d、芯材層1010zおよび粘着剤層1010cから構成される五層による粘着層1010の構成が例示されている。
【0070】
このような構成は、ウォールステッカーシート1000の物理的および/または化学的な性質を調節したい場合などには、特に有効である。
【0071】
なぜならば、粘着剤層1010bおよび粘着剤層1010cの構成を工夫するだけではウォールステッカーシート1000に要求される性質を実現することが困難であっても、これら以外の芯材層1010y、粘着剤層1010dおよび芯材層1010zの構成を工夫することにより大きな設計上の自由度を確保することができるからである。
【0072】
なお、ウォールステッカーシート1000は、本発明のステッカーシートの一例である。
【0073】
また、粘着層1010は、本発明の粘着層の一例である。
【0074】
また、第一の粘着面1011は、本発明の粘着層の第一の粘着面の一例である。
【0075】
また、第二の粘着面1012は、本発明の粘着層の第二の粘着面の一例である。
【0076】
また、第一の剥離シート1100は、本発明の第一の剥離シートの一例である。
【0077】
また、第二の剥離シート1200は、本発明の第二の剥離シートの一例である。
【0078】
また、剥離面1201は、本発明の第二の剥離シートの、本発明の粘着層に貼合わせられた面の一例である。
【0079】
また、表面1202は、本発明の第二の剥離シートの、本発明の粘着層に貼合わせられた面の裏側の面の一例である。
【0080】
また、切り抜き用図形20は、本発明の絵または文字の一例である。
【産業上の利用可能性】
【0081】
本考案におけるステッカーシートは、ユーザーごとに異なる多様なニーズに応じたウォールステッカーなどをより簡単に手作りすることが可能であり、ウォールステッカーなどを作成するためのステッカーシートに有用である。
【0082】
1000 ウォールステッカーシート
1010 粘着層
1011 第一の粘着面
1012 第二の粘着面
1100 第一の剥離シート
1101 剥離面
1102 表面
1200 第二の剥離シート
1201 剥離面
1202 表面

(57)【要約】

【課題】大げさな工作道具を用いないで、ユーザーごとに異なる多様なニーズに応じたウォールステッカーなどを簡単に手作りすることができるステッカーシートを提供する。【解決手段】粘着層1010と、粘着層1010の第一の粘着面1011に貼合わせられた、剥離できる第一の剥離シート1100と、粘着層1010の第二の粘着面1012に貼合わせられた、剥離することができる第二の剥離シート1200と、を備え、第二の剥離シート1200の、粘着層1010に貼合わせられた剥離面1201の裏側の表面1202は、筆記具を利用して絵又は文字を記載できる性質を有しており、粘着層1010と第一の剥離シート1100との間の粘着力は、粘着層1010と第二の剥離シート1200との間の粘着力よりも小さい、ウォールステッカーシート1000である。


【パテントレビュー】

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