(54)【考案の名称】撮像用シート

(51)【国際特許分類】

B42D 3/04 ・自由なもの

(73)【実用新案権者】株式会社リヒトラブ

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、ノートや手帳に挟んで使用する撮像用シートに関する。

【従来の技術】

【0002】
近年、スマートフォンや携帯情報端末等のカメラ付き電子機器を利用して、ノートや手帳の手書きメモ等を画像として取り込むアプリケーションソフトウェアが無料で提供されるようになっている。
【0003】
このようなアプリケーションソフトウェアを用いると、ノートや手帳の紙面に予め印刷されてある位置決めマークを基準にして、取り込んだ画像のトリミング、位置決め、サイズ調整を自動的に行うことができる。そのため、ユーザは煩雑な作業を行うことなく、メモ等の画像を電子機器に取り込んで利用できる。
【0004】
また、位置決めマークが予め印刷されていない用紙に記入されたメモを取り込むために、所定位置に位置決めマークが配置された透明な撮像用シートを用紙に重ねて撮像する方法も提案されている。
【0005】

【効果】

【0010】
上記観点の撮像用シートによれば、一方の突出部が他方の突出部の長さより長く形成されているため、綴じ具の複数のリングと係合することで、用紙に対する傾きや位置ずれを防止でき、ノートや手帳に挟んで使用しても脱落しにくい。
【0011】
また、他方の突出部が短く形成されているので、綴じ具のリングに対する脱着を簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1(a)及び図1(b)は、カメラ付き電子機器による画像の取り込み例を示す図である。
【図2】図2は、実施形態に係る撮像用シートの平面図である。
【図3】図3は、実施形態に係る撮像用シートを綴じ具に取り付けた状態を示す平面図である。
【図4】図4は、実施形態の変形例1に係る撮像用シートの平面図である。
【図5】図5(a)、(b)は、実施形態の変形例2に係る撮像用シートの平面図である。

【0013】
図1(a)は、カメラ付き電子機器による画像の取り込み例を示す図であり、図1(b)は、撮像用シートの位置がずれている場合の画像の取り込み例を示す図である。
【0014】
カメラ付き電子機器でノートや手帳等の画像を取り込む場合には、カメラの視野内に不要な部分が映り込む場合がある。また、カメラが取り込みたい紙面の正面に位置していない場合には、例えば図1(a)の左側の図に示すような画像の歪みが生じる。
【0015】
そこで、図1(a)に示すように、四隅に位置決めマーク91が予め印刷されたノートや手帳の用紙90を用い、位置決めマーク91に囲まれた取込領域92内の画像を自動的に取り込む画像取り込み用のアプリケーションソフトウェアが提供されている。
【0016】
このような画像取り込み用のアプリケーションソフトウェアを使用すれば、図1(a)の左側の図に示すように位置決めマーク91に囲まれた取込領域92の外の画像を除去、及び取込領域92内の画像の整形を自動的に行える。そして、図1(a)の右側の図に示すように、取込領域92の画像の歪みや傾きが取り除かれ、一定の大きさに整形された画像90aとして電子機器に取り込むことができる。
【0017】
一方、位置決めマーク91が印刷されていない用紙に記載された手書きメモ等を取り込む場合には、図1(b)に示すように、四隅に位置決めマーク81が印刷された撮像用シート80を用紙90に重ねて撮像を行う方法が提案されている。
【0018】
しかし、図1(b)の左側の図に示すように、撮像用シート80は用紙90に対して固定されないため、用紙90に対する撮像用シート80の位置がずれたり傾いたりする場合がある。このような場合には、図1(b)の右側の図に示すように用紙90に記載されているメモ等の文字列93、93aが途切れたり傾いたりしてしまい、画像の取り込みに失敗するおそれがある。
【0019】
また、図示の撮像用シート80は、ノートや手帳に挟んで運搬している際に、ノートや手帳などから外れて紛失するおそれもある。
【0020】
撮像用シート80の位置ずれや紛失を防ぐために、用紙90と同様の穴を開けてノートや手帳の綴じ具に綴じ込むことが考えられる。
【0021】
しかし、撮像用シート80をノートや手帳の綴じ具に綴じ込むと、撮像用シート80を取り外すために綴じ具の開閉操作が必要となり、画像の取り込みを行いたい用紙90の上に撮像用シート80を配置するまでの作業が煩雑となる。
【0022】
以下、添付の図面を参照して実施形態について説明する。
【0023】
(実施形態)
図2は実施形態に係る撮像用シートの平面図である。
【0024】
図2に示すように、実施形態に係る撮像用シート10は、矩形状のシート体10aを備え、そのシート体10aの左側の一辺には、一対の突出部13、14(係合部)が設けられている。このうち、突出部13はシート体10aの下端側に設けられており、L字型に屈曲してその先端が上端側に向かって伸びている。突出部14はシート体10aの上端側に設けられており、L字型に屈曲してその先端が下端側に向かって伸びている。突出部14の先端には突出部14とシート体10aとのスペース14aに向かってせり出したフック部14bが形成されている。
【0025】
撮像用シート10は、上記の突出部13、14を、ノートや手帳等の綴じ具に差し込むことで、綴じ具の操作を行うことなく綴じ具に取り付けることができる。
【0026】
また、シート体10aの上側の辺にはシート体10aから舌状にせり出した見出部12が形成されている。このように、見出部12を設けることで、ノートや手帳等に挟み込まれた撮像用シート10を容易に探すことができる。
【0027】
なお、シート体10a、突出部13、14及び見出部12は、透明な樹脂シートによって一体的に形成されている。
【0028】
さらに、シート体10aの四隅には、位置決めマーク11が形成されている。この位置決めマーク11は、対応するアプリケーションソフトウェアに応じて決まった形状となっている。スマートフォン等の携帯電話機用のアプリケーションソフトウェアは、例えばエレコム株式会社のホームページから入手できる。
【0029】
図3は、図2の撮像用シート10を、ノートの綴じ具に取り付けた状態を示す図である。なお、図3の部分拡大図は、突出部13、14と綴じ具のリングとの位置関係を、紙面に平行な面で切断した断面図により表している。
【0030】
図3に示すノート30は、複数のリング32を備えたリング式の綴じ具31によって用紙33を綴じている。撮像用シート10は、このノート30に例えば付属品として添付されるものであり、シート体10aは用紙33と略同じ大きさに形成されている。
【0031】
上側の部分拡大図に示すように、撮像用シート10の上端側の突出部14は2つのリング32を横切る長さに形成されており、その突出部14とシート体10aとの間のスペース14aの部分に2つのリング32を挟み込むことで、綴じ具31に係合する。このように、突出部14が複数のリング32を挟むことで、シート体10aの回転方向の変位を規制でき、用紙33に対する撮像用シート10の傾きを抑制できる。
【0032】
さらに、突出部14の先端のフック部14bによって、リング32からの突出部14の離脱を防止でき、撮像用シート10の上下方向の移動を規制できる。これにより、撮像用シート10の上下方向の位置ずれを防止できる。
【0033】
なお、図示の突出部14は、2つのリング32と係合する長さに形成されているが、実施形態はこれに限定されるものではなく、突出部14を2以上の複数のリング32と係合する長さとしても良い。
【0034】
一方、下側の部分拡大図に示すように、撮像用シート10の下端側に設けられた突出部13は、突出部14よりも短く形成されており、その先端部は円弧状に形成されている。このように突出部13の先端を円弧状に形成することで、突出部13とリング32とが引っかかりにくくなり、突出部13のリング32への脱着を円滑に行うことができる。
【0035】
特に限定されないが、図示のように突出部13の長さを1本のリングと係合する程度の長さとすると、突出部13の脱着が容易になり好適である。
【0036】
上記の撮像用シート10をノート30に取り付ける場合には、まず突出部14の部分を弾性変形させながら綴じ具31のリング32に挿入した後、突出部13を綴じ具31に挿入すればよい。これにより、綴じ具31の上下両端から突出部13及び14が係合し、撮像用シート10の脱落を防ぐことができる。
【0037】
また、撮像用シート10をノート30から取り外す場合には、突出部13を綴じ具31のリング32から外した後、突出部14を弾性変形させながら綴じ具31のリング32から外せばよい。上記のように、撮像用シート10は、短い突出部13を備えているので、綴じ具31から容易に外すことができ、画像の取り込みを行いたい用紙33の上への撮像用シート10の配置を素早く行うことができる。
【0038】
また、複数のリング32と係合する長さに形成された突出部14を備えることにより、撮像用シート10の傾きや位置ずれを防ぐことができる。これにより、カメラ付きの携帯電子機器による画像の取り込みの失敗を防止できる。
【0039】
次に、実施形態に係る撮像用シート10の変形例について説明する。
【0040】
(変形例1)
図4は、実施形態の変形例1に係る撮像用シートの平面図である。
【0041】
本変形例に係る撮像用シート15は、見出し部12の位置が図2に示す撮像用シート10と異なっている。撮像用シート15の、それ以外の構成は図2に示す撮像用シート10と同様である。
【0042】
見出し部12の位置は、図4の例に限定されるものではなく、シート体10aの上端の辺の任意の位置に設けてもよく、シート体10aの側部の任意の位置に設けてもよい。
【0043】
本変形例のように、様々な位置に見出し部12が形成された撮像用シート15を用意しておくことで、撮像用シート15を画像取り込みだけでなく、ノートの見出しとしても使用できる。
【0044】
(変形例2)
図5(a)は、実施形態の変形例2に係る撮像用シートの平面図であり、図5(b)は図5(a)の撮像用シートを綴じ具に取り付けた状態を示す平面図である。
【0045】
図5(a)に示すように、本変形例に係る撮像用シート17は、矩形状のシート体10aの上部の短い方の辺に突出部13、14が形成されるとともに、見出し部がない点で、図2の撮像用シート10と異なる。撮像用シート17のそれ以外の構成は、図2の撮像用シート10と同様である。
【0046】
図5(b)に示すように、撮像用シート17は、メモ帳40の綴じ具41に突出部13、14を挿入して取り付けて用いる。
【0047】
本変形例においても、突出部14の方が突出部13よりも長く形成されており、突出部14は複数のリング42と係合する長さに形成されているため、撮像用シート17を容易に取り付けることができるとともに、位置ずれや脱落を防止できる。
【0048】
10、15、17、80…撮像用シート、11、81、81a、91、91a…位置決めマーク、12…見出し部、13、14…突出部、14a…スペース、14b…フック部、30…ノート、31、41…綴じ具、32、42…リング、33、43、90…用紙、40…メモ帳、82、82a、92、92a…取込領域、93…文字列、90a…取り込み画像。

(57)【要約】

【課題】綴じ具への脱着が容易で、かつ用紙に対する位置ずれを起こしにくい撮像用シートを提供すること【解決手段】用紙33に記載された図表を撮像する際に前記用紙33に重ねて配置される撮像用シートにおいて、矩形状に形成された透明なシート体10aの一辺の両端に、L字型に屈曲して延びた一対の突出部13、14をそれぞれ設けるとともに、一方の突出部14の長さを他方の突出部13の長さよりも長くしてノート30などの綴じ具31への脱着を容易にしつつ、用紙33に対する位置ずれを防いだ。


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