(54)【考案の名称】アンテナ用ブラケット

(73)【実用新案権者】鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、アンテナ用ブラケットに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
電磁妨害(EMI)高周波テストを行う場合、通常、先ずテスト地点が所定の条件を満たすか否かを検証するために、アンテナに対して減衰測定を行う。この測定過程において、送信アンテナの高さ及び位置を同時に調整する必要があり、また、毎回調整した後の送信アンテナの高さ及び位置は正確でなければならない。しかし、毎回送信アンテナの高さ及び位置を調整する際に、操作員の手作業によって送信アンテナの距離を測定しなければいけないため、操作が面倒であり、且つ測定データに大きな誤差が生じ易い。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】
本考案の目的は、前記課題を解決し、アンテナの位置を正確に調整することができるアンテナ用ブラケットを提供することである。

【効果】

【0005】
本考案のアンテナ用ブラケットは、テスト地点の減衰測定を行う時、スライドモジュールは、支柱の端部に装着される。また、遠隔制御装置によってアンテナを固定するためのスライドスリーブを連動して、支柱に沿ってスライドさせる。これにより、アンテナの高さを正確に調整することができる。また、駆動モジュールによってスライド板を連動してスライドさせ、且つ赤外線位置決めスイッチによってアンテナの水平位置を正確に調整することができる。従って、本発明のアンテナ用ブラケットは、アンテナの位置を正確に、且つ柔軟に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本考案の実施形態に係るアンテナ用ブラケットを示す図である。

【0007】
以下、図面を参照して、本考案の実施形態について説明する。
【0008】
図1を参照すると、本考案の実施形態に係るアンテナ用ブラケット100は、遠隔制御装置(図示せず)と、台座10と、台座10に設置されるスライド板20と、スライド板20の上面に設置される支柱25と、支柱25の頂部に設置されるスライドモジュール30と、駆動モジュール40と、赤外線スイッチモジュールと、を備える。
【0009】
台座10は、略矩形の平板状構造であり、且つ頂面11及び底面(図示せず)を備える。底面の四つの隅には、台座10を支持するための支持脚(図示せず)がそれぞれ設置されている。頂面11上の長さ方向における両側には、互いに平行な2つのスライド溝12が設けられている。
【0010】
スライド板20は、平板状であり、且つ上表面202及び下表面201を備える。上表面202の中央には、コントロールボックス204が取り付けられている。コントロールボックス204の内部には、プーリーが取り付けられている。上表面202における縁部には、スライド溝12の延在方向と平行な第三固定板23が取り付けられている。下表面201には、四つのキャスター203が互いに間隔をあけて設置されており、この四つのキャスター203は、台座10の2つのスライド溝12と協働する。このように、スライド板20は、台座10によって支持され、且つ台座10に重なりスライド可能に設置される。スライド板20に外力が加わると、四つのキャスター203は、スライド板20を連動して台座10の頂面11上におけるスライド溝12に沿ってスライドする。
【0011】
支柱25は、円柱体であり、且つスライド板20の上表面202のコントロールボックス204に対して垂直に立設される。スライドモジュール30は、垂直スライド部31及び固定部33を備える。垂直スライド部31は、支柱25の上端部に取り付けられ、且つ昇降モーター(図示せず)と、固定ロッド311と、固定ロッド311の内部に装着されたプーリー312と、コンベヤーベルト313と、スライドスリーブ314と、を備える。
【0012】
固定ロッド311は、支柱25の端部に固定され、且つその側面には収容溝315が設けられている。プーリー312は、収容溝315に回転可能に装着される。コンベヤーベルト313は、プーリー312とコントロールボックス204の内部のプーリーとの間に接続される。スライドスリーブ314は、支柱25に貫通され、且つコンベヤーベルト313に接続される。コンベヤーベルト313が駆動すると、スライドスリーブ314が支柱25に沿ってスライドする。固定部33は、スライドスリーブ314に装着される。アンテナ60は、固定部33に装着される。
【0013】
アンテナ60の垂直高さを調整する必要がある場合、先ず遠隔制御装置を使用し、この遠隔制御装置によって昇降モーターを起動させる。この時、昇降モーターは等速運動するため、調整高さ値を設定して、該高さ値から昇降モーターの運動時間を確定する。これにより、遠隔制御装置によって昇降モーターを遠隔制御することで、コンベヤーベルト313は連動され、且つスライドスリーブ314を支柱25に沿ってスライドさせる。以上により、アンテナ60の高さを正確に調節することができる。
【0014】
駆動モジュール40は、モーター41と、2つのホイール42と、伝動ベルト43と、を備える。モーター41は、台座10の一端に設置される。2つのホイール42は、台座10の頂面11における互いに反対側に位置する両端にそれぞれ設置される。伝動ベルト43は、2つのホイール42に接続される。モーター41は、伝動ベルト43を駆動して伝動ベルト43を動かす。伝動ベルト43は、2つのホイール42の間を経由した後スライド板20の下表面201に接続され、スライド板20を連動してスライド溝12に沿ってスライドさせる。
【0015】
赤外線スイッチモジュールは、二対の赤外線リミットスイッチ51及び一対の赤外線位置決めスイッチ53を備える。二対の赤外線リミットスイッチ51は、台座10の頂面11上のスライド溝12の延伸方向の両端にそれぞれ一対ずつ設置され、モーター41を制御するために用いられる。各赤外線リミットスイッチ51は、台座10を挟んで向かい合うように配置されており、第一固定板511及び第一感知点512を備える。各対の赤外線リミットスイッチ51において、2つの第一固定板511は、台座10を挟んで対向して設置され、且つ2つの第一感知点512は、台座10を挟んで対向して互いに感知するが、2つの第一感知点512を繋ぐ直線が障害物によって遮断されると、2つの第一感知点512は互いに感知できなくなる。スライド板20が対向する2つの第一感知点512の間をスライドすると、赤外線リミットスイッチ51は、信号を遠隔制御装置に伝送し、モーター41の駆動を停止する。即ち、スライド板20が2つのスライド溝12の端部へスライドし続けることを防止する。これにより、スライド板20が台座10から離脱することを防止する。
【0016】
赤外線位置決めスイッチ53は、それぞれ第二固定板531を備える。2つの第二固定板531は、台座10の長手方向両側に設置され、且つスライド溝12の延伸方向の両端に設置された赤外線リミットスイッチ51の間に位置する。第二固定板531の上端には、第二感知点532が設置されている。2つの第二感知点532は、互いに対応し且つ互いに感知する。第三固定板23は、スライド板20の片側に設置され、且つ第三固定板23には、間隔をあけて複数の第三感知点が設けられている。
【0017】
スライド板20の端部が第二固定板531の位置を通り越し、且つ第三固定板23の第三感知点231が、第二感知点532と第三感知点231とが互いに感知する位置までスライドすると、遠隔制御装置は、モーター41の駆動を停止させる。つまり、スライド板20のスライドを停止させる。これにより、アンテナ60を位置決めすることができる。また、複数の第三感知点231は、異なる測定距離に基づいて対応して調整され、且つ第二感知点532と感知する第三感知点231の位置を変更できる。これにより、大小面積が異なるテスト地点に対して減衰測定を行うことができる。
【0018】
本実施形態において、アンテナ用ブラケット100は、非金属材料からなる。これにより、アンテナ用ブラケット100自身による電磁波の反射を低減させる。
【0019】
本発明のアンテナ用ブラケット100は、テスト地点の減衰測定を行う時、スライドモジュール30は、支柱25の端部に装着される。また、遠隔制御装置によって、アンテナ60を固定するためのスライドスリーブ314を連動して、支柱25に沿ってスライドさせる。これにより、アンテナ60の高さを正確に調整することができる。また、駆動モジュール40によって、スライド板20を連動してスライドさせ、赤外線位置決めスイッチ53によってアンテナ60の水平位置を正確に調整することができる。従って、本発明のアンテナ用ブラケット100は、アンテナの位置を正確に、且つ柔軟に調整することができる。
【0020】
以上、本考案を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本考案は、上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であることは勿論であって、本考案の保護範囲は、以下の実用新案登録請求の範囲から決まる。
【0021】
10 台座
11 頂面
12 スライド溝
20 スライド板
23 第三固定板
25 支柱
30 スライドモジュール
31 垂直スライド部
33 固定部
40 駆動モジュール
41 モーター
42 ホイール
43 伝動ベルト
51 赤外線リミットスイッチ
53 赤外線位置決めスイッチ
60 アンテナ
100 アンテナ用ブラケット
201 下表面
202 上表面
203 キャスター
204 コントロールボックス
231 第三感知点
311 固定ロッド
312 プーリー
313 コンベヤーベルト
314 スライドスリーブ
315 収容溝
511 第一固定板
512 第一感知点
531 第二固定板
532 第二感知点

(57)【要約】

【課題】アンテナの位置を正確に調整することができるアンテナ用ブラケットを提供する。【解決手段】アンテナ用ブラケットは、台座10と、アンテナを装着するための支柱25と、台座にスライド可能に設置されるスライド板20と、支柱に設置され、遠隔制御装置によって制御されてアンテナを連動して支柱に沿ってスライドして、アンテナと台座との間の垂直位置を調整するスライドモジュール30と、台座に設置される駆動モジュール40と、台座及びスライド板に設置される赤外線スイッチモジュール51,53と、を備える。遠隔制御装置によって駆動モジュールを制御してスライド板を台座でスライドさせる一方、赤外線スイッチモジュールを制御してスライド板のスライド位置を制限する。


【パテントレビュー】

あなたの意見を伝えましょう:


【インターネット特許番号リンク】

インターネット上にあるこの特許番号にリンクします(発見しだい自動作成):