(54)【考案の名称】コーヒーロースター

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、コーヒー豆の焙煎に使用するコーヒーロースターに関する。

【従来の技術】

【0002】
従来のコーヒーロースターは、加熱炉が配設されたベースを含む。この加熱炉は、ガス、電熱又は熱風方式により加熱を行うとともに、ベースに回転ドラムが枢着されている。回転ドラムは、加熱炉の上方に位置し、モータが接続されている。ユーザは、コーヒー豆を回転ドラムへ投入してから加熱炉を起動すると、コーヒー豆を加熱して焙煎することができるとともに、ユーザによりモータを起動すると、回転ドラムが加熱炉の上方で回転してコーヒー豆の表層から深層へ熱が伝導する。
【0003】
しかし、上述したコーヒーロースターの加熱方式では、回転ドラムの加熱を一方向でしか行えないため、回転ドラム内の熱が失われ易かった。コーヒーロースターは、コーヒー豆の焙煎に必要な温度を180℃〜250℃にするためには、600℃〜700℃以上の熱源又は高パワー電熱を使用する必要があった。
【0004】
そのため、消費電力を多く必要とするので、省エネを図るには十分ではなかった。また、加熱炉により回転ドラムを直接加熱するために、回転ドラムが不透明の金属製であり、ユーザはコーヒー豆の全ての焙煎工程を見て楽しむことができないものがほとんどであった。また、コーヒーロースターは、1つの開口しか有していなかったため、ユーザは1つだけの開口によりコーヒー豆を投入したり排出したりしなければならず、コーヒー豆の焙煎に多くの時間がかかるという問題があった。
【0005】
特許第4643678号(以下、「特許文献1」という。)には、コーヒー豆を循環させながら焙煎するような構成からなるコーヒーロースターが記載されており、迅速に、焼きむらのない焙煎ができると記載されているが、さらに高い加熱効率により消費電力の低減を図るには改善できる点が残されている。

【効果】

【0016】
本考案は、上記の通りの構成からなり、焙煎部の構造により遠赤外線による環状が加熱により、高い加熱効率を達成し、短時間に、コーヒー豆の表層から深部へのスピーディかつ迅速な加熱を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターを示す斜視図である。
【図2】図2は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターを示す分解斜視図である。
【図3】図3は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターを示す断面図である。
【図4】図4は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターの加熱管を示す分解斜視図である。
【図5】図5は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターを使用状態を示す断面図である。
【図6】図6は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターを使用状態を示す断面図である。

【0018】
以下、本考案の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
【0019】
図1〜図4を参照する。図1は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターを示す斜視図である。図2は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターを示す分解斜視図である。図3は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターを示す断面図である。図4は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターの加熱管を示す分解斜視図である。図1〜図4に示すように、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースター100は、少なくともベース10、加熱管20、撹拌構造30、駆動ユニット40、ファン50、方向転換レバー60、制御ユニット70及び冷却盤80から構成される。
【0020】
ベース10は、第1のハウジング11を有する。第1のハウジング11は、第1の収容室111に内設され、且つ第1の収容室111とそれぞれ連通した吸気口112及び排気口113が周側に設けられている。第1のハウジング11の周側には、吸気口112に対応した箇所に第2のハウジング12が覆設されている。第2のハウジング12には、吸気口112と連通した流路121が内設されるとともに、流路121と連通する第1の空気吸入口122及び第2の空気吸入口123が両端に形成されている。第1のハウジング11の周側には、第3のハウジング13が設けられ、第3のハウジング13内には、第2の収容室131が設けられるとともに、第3のハウジング13の周側には、第2の収容室131と連通した第1の開口132と、第2の開口133と、透明窓口134と、が設けられている。第1の開口132は、第1の空気吸入口122に対応した箇所に位置し、流路121が第2の収容室131と連通する。流路121と第2の収容室131との間には、フィルタ14が配設されるとともに、第2の収容室131内に隔板15が配設され、隔板15内には、第3の収容室151が設けられている。第2の収容室131には、ガイド部材16が内設されている。ガイド部材16には、第2の開口133の下方の対応した箇所にガイド槽161が設けられ、ガイド槽161の一端には、第1の切欠部162が形成されている。第1の切欠部162は、第2の収容室131と連通し、ガイド槽161の他端には、第2の切欠部163が形成される他、第3のハウジング13の外部に漏斗17が設けられ、漏斗17には、収納槽171が内設される。漏斗17の周側には、収納槽171と連通した投入口172及び排出口173が設けられている。排出口173は、第2の開口133と接通するとともに、漏斗17周側の投入口172近傍にスライド溝174が設けられ、且つ蓋体18を有する。蓋体18の内側には、スライド溝174に対応するようにスライドブロック181が設けられる。スライドブロック181は、スライド溝174に摺設され、蓋体18が投入口172の外側に摺設される。
【0021】
加熱管20は、ベース10に配設されるとともに、透明の管体21を有する。管体21内には、加熱チャンバ211が周設され、管体21の一端には、第1のキャップ22が覆設され、第1のキャップ22上には、豆投入口221が形成されている。豆投入口221は、第2の切欠部163に対応して位置し、豆投入口221を介して第2の収容室131と連通し、且つ流路121及び漏斗17の排出口173と連通する。管体21の他端には、第2のキャップ23が覆設され、第2のキャップ23には、豆排出口231及び複数の平衡孔232が形成され、豆投入口221、豆排出口231及び複数の平衡孔232を管体21の周側へ形成して加熱チャンバ211と連通するとともに、豆排出口231にストッパ板24が枢着され、ストッパ板24には、杆体25が外方へ延設され、杆体25の末端には、バランスウェイト26が設けられる上、管体21の外周に電熱フィルム27が周設される。電熱フィルム27は、透明であり、少なくとも2つの導電電極271を有するとともに、電熱フィルム27に透明なガラス管28が外嵌され、ユーザが不用意に誤接触して火傷することを防ぐ。
【0022】
撹拌構造30は、軸棒31を有する。軸棒31は、一端を第1のキャップ22へ貫設させると第3の収容室151内に位置し、他端を第2のキャップ23へ枢着し、軸棒31が加熱チャンバ211内へ枢着されるとともに、軸棒31に切欠槽311が形成され、切欠槽311の底部に締結孔312が形成されている。軸棒31には、接続片32が径方向で配設されている。接続片32は、切欠槽311に収納される。接続片32には、締結孔312に対応した穿孔321が形成され、締結部材33を穿孔321に挿設した後、締結孔312に螺着され、接続片32と軸棒31とが接続する。接続片32の両端には、羽根34が配設される。羽根34は、プレス成形により接続片32と一体化されて接続される。羽根34は、複数の長尺状プレート341を有する。これら複数の長尺状プレート341は、接続片32を中心軸として折り曲げられ、隣り合う長尺状プレート341とともにX字状に配設される。
【0023】
駆動ユニット40は、第1の収容室111内に配設されたモータ41を有する。このモータ41は、第3の収容室151内に配設された第1のローラ42を有する。第1のローラ42には、チェーン43の一端が接続される。チェーン43の他端には、第2のローラ44が接続される。第2のローラ44には、軸棒31が配設される。
【0024】
ファン50は、第1の収容室111内に配設され、吸気口112と排気口113との間に接続される。
【0025】
方向転換レバー60は、流路121内に配設され、且つストッパ61を有する。ストッパ61は、吸気口112に対応した箇所に偏心枢着されるとともに、外方へ延設された杆体62を有する。杆体62は、流路121の外部に位置する。
【0026】
制御ユニット70は、ベース10に配設されるとともに、第1の収容室111内に位置する制御部材71を有する。制御部材71は、複数の導電電極271と電気的に接続され、電熱フィルム27の動作を制御するとともに、制御ユニット70は、第1のハウジング11の外側面に配置され、制御部材71と電気的に接続された表示装置72、温度調整スイッチ73、時間調整スイッチ74、モータスイッチ75及びファンスイッチ76を有する。表示装置72は、電熱フィルム27の状態を表示する。温度調整スイッチ73は、電熱フィルム27の温度を調整する。時間調整スイッチ74は、加熱時間を設定し、モータスイッチ75によりモータ41を制御する。ファンスイッチ76は、ファン50を制御する。
【0027】
冷却盤80は、第1のハウジング11の周側で豆排出口231に対応した箇所に接続され、且つ環状壁81を有する。環状壁81間には、搭載壁82及び底壁83が互いに平行に配設され、搭載壁82と底壁83との間には、冷却チャンバ84が形成される。搭載壁82には、冷却チャンバ84と連通した複数の冷却孔821が形成される。環状壁81には、冷却チャンバ84と連通した冷却開口811が形成される。冷却開口811は、第2の空気吸入口123と接続される。
【0028】
図5を参照する。図5は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターを使用しているときの状態を示す断面図である。図5に示すように、コーヒー豆を焙煎する際、ユーザは蓋体18を摺動して開き、収納槽171へコーヒー豆を入れ、コーヒー豆が重力により排出口173から第2の収容室131へ落下してガイド部材16のガイド槽161に沿って案内され、豆投入口221を通って加熱チャンバ211へ落ちた後、ユーザは、制御ユニット70により電熱フィルム27をオンし、温度調整スイッチ73及び時間調整スイッチ74により加熱温度及び加熱時間を制御する。電熱フィルム27は、遠赤外線を放射し、管体21内のコーヒー豆を環状加熱することにより、環状加熱を迅速に行って管体21内の温度を効果的に維持して高い加熱効率を得る。このように、電熱フィルム27は、小パワーでもコーヒー豆の焙煎作業を完了させることができるため、消費エネルギを大幅に減らし、遠赤外線の加熱によりコーヒー豆の表層及び深層が熱をスピーディーかつ均一に吸収して焙煎を完了する。
【0029】
ここで、ユーザは、ファンスイッチ76によりファン50をオンし、図5に示すように、蓋体18を摺動させて投入口172を覆設してから、方向転換レバー60を操作してストッパ61により吸気口112と第2の空気吸入口123との間を閉じてファン50を回転させ、平衡孔232、加熱チャンバ211、豆投入口221、ガイド槽161、第2の収容室131、流路121、吸気口112及び排気口113へ順次、空気流を通過させ、コーヒー豆から除去されたシルバースキンを流路121から取り出し、フィルタ14により第2の収容室131内にシルバースキンを留めて収集することにより、シルバースキンが焦げてコーヒー豆の焙煎に悪影響を与えることを防ぐ。
【0030】
ここでユーザは、モータスイッチ75をオンしてモータ41を駆動し、第1のローラ42を回転させ、チェーン43により第2のローラ44を回転させ、加熱チャンバ211内で軸棒31を回転させると、軸棒31の両側に設けた羽根34により、コーヒー豆が撹拌される。コーヒー豆を撹拌する際、X字状に設置した長尺状プレート341によりコーヒー豆を移動させて転動させる。コーヒー豆を効果的に撹拌し、コーヒー豆が受ける熱を均一にするとともに、接続片32及び複数の羽根34をプレス成形により一体化させることができるため、撹拌構造30の製造過程を大幅に簡素化し、製造時間を短縮させることができる。
【0031】
図6を参照する。図6は、本考案の一実施形態に係るコーヒーロースターを使用しているときの状態を示す断面図である。図6に示すように、焙煎が完了した後、ユーザは、ストッパ板24を開いて加熱チャンバ211からコーヒー豆を取り出して冷却盤80内へ置いた後、図6に示すように、方向転換レバー60を反対方向へ操作し、ストッパ61により吸気口112と第1の空気吸入口122との間を閉じ、ファン50の回転により、冷却孔821、冷却チャンバ84、冷却開口811、第2の空気吸入口123、吸気口112及び排気口113を空気流が順次通過し、コーヒー豆を冷却させる。
【0032】
ここでストッパ板24には、杆体25が接続される。杆体25には、バランスウェイト26が接続される。そのため、重力によりバランスウェイト26がストッパ板24に対応した管体21の前方に位置するとき、バランスウェイト26がストッパ板24を駆動して豆排出口231を閉じ、加熱チャンバ211からコーヒー豆が落ちることを防ぎ、バランスウェイト26がストッパ板24に対応した管体21の後方に位置する場合、バランスウェイト26によりストッパ板24を駆動し、豆排出口231から離れる方向へ回転し、豆排出口231が開き続けるため、ユーザは加熱チャンバ211内からコーヒー豆を容易に取り出すことができる。
【0033】
さらに、管体21、電熱フィルム27及びガラス管28が透明であるため、ユーザは全工程を観察し、コーヒー豆の焙煎工程を楽しむことができる。またコーヒーロースター100は、豆投入口221及び豆排出口231によりコーヒー豆を投入したり排出したりして焙煎を連続的に行うことができるため、焙煎時間を短縮させることができる。また、第3のハウジング13に形成された透明窓口134により、ユーザは第2の収容室131内のシルバースキンの堆積量を確認し、第2の収容室131を清掃するか否かを判断することができる。
【0034】
以上、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
【0035】
10 ベース
11 第1のハウジング
12 第2のハウジング
13 第3のハウジング
14 フィルタ
15 隔板
16 ガイド部材
17 漏斗
18 蓋体
20 加熱管
21 管体
22 第1のキャップ
23 第2のキャップ
24 ストッパ板
25 杆体
26 バランスウェイト
27 電熱フィルム
28 ガラス管
30 撹拌構造
31 軸棒
32 接続片
33 締結部材
34 羽根
40 駆動ユニット
41 モータ
42 第1のローラ
43 チェーン
44 第2のローラ
50 ファン
60 方向転換レバー
61 ストッパ
62 杆体
70 制御ユニット
71 制御部材
72 表示装置
73 温度調整スイッチ
74 時間調整スイッチ
75 モータスイッチ
76 ファンスイッチ
80 冷却盤
81 環状壁
82 搭載壁
83 底壁
84 冷却チャンバ
100 コーヒーロースター
111 第1の収容室
112 吸気口
113 排気口
121 流路
122 第1の空気吸入口
123 第2の空気吸入口
131 第2の収容室
132 第1の開口
133 第2の開口
134 透明窓口
151 第3の収容室
161 ガイド槽
162 第1の切欠部
163 第2の切欠部
171 収納槽
172 投入口
173 排出口
174 スライド溝
181 スライドブロック
211 加熱チャンバ
221 豆投入口
231 豆排出口
232 平衡孔
271 導電電極
311 切欠槽
312 締結孔
321 穿孔
341 長尺状プレート
811 冷却開口
821 冷却孔

(57)【要約】

【課題】遠赤外線による環状加熱により高い加熱効率を得て、消費電力が少なく、焙煎時間を短縮し、コーヒー豆の表層及び深層でスピーディかつ均一に熱を吸収するコーヒーロースターを提供する。【解決手段】コーヒーロースターは、ベース、加熱管20及び制御ユニット70を備える。加熱管20は、ベースに配設され、且つ管体21を有する。管体内には、加熱チャンバ211が設けられる。管体の周側には、加熱チャンバと連通した豆投入口221及び豆排出口231が設けられる。管体の外周には、電熱フィルム27が周設され、電熱フィルムが少なくとも2つの導電電極271を有する。制御ユニット70は、ベースに配設されるとともに、複数の導電電極271と電気的に接続される。ベースには、第1の収容室111が内設される。


【パテントレビュー】

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【インターネット特許番号リンク】

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