(54)【考案の名称】乳幼児用座席のガードバー用カバー

(73)【実用新案権者】【実用新案権者】

(72)【考案者】【考案者】

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【選択図】 図1

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、ショッピングカートや遊具などに設けられた乳幼児用座席に使用されるカバーに関するものである。

【従来の技術】

【0002】
ショッピングカートや遊具などには、乳幼児用の座席が設けられている。これら座席付きのショッピングカートや遊具は、不特定多数の利用者により何度も繰り返し利用されており、汚れやばい菌などが付着した状態で利用されている。乳幼児は、着座している間に座席の一部を噛む、もしくは舐めることがあり、不衛生である。
【0003】
例えば、ショッピングカートに設けられた乳幼児用の座席は、図5に示すように、乳幼児用の転落を防止するガードバー71を備えている。このようなガードバー71は、横バー72と横バー72の中央から垂下された縦バー73とから構成され、略T字状に形成されている。また、横バー72の中央には、ベルト74が設けられ、ベルト74を引出してガードバー71を固定することで、乳幼児の身体を確実に保持するようにされている。
【0004】
そこで、バッグをシート状に展開させて座席に装着し、ガードバーに付着した汚れやばい菌などから乳幼児を保護するカバー兼バッグが特許文献1に開示されている。このバッグは、上部に開口を有し側部に足穴を有する袋と、その袋上部の開口の周縁部に一体的に設けられたシートとから構成されている。そして、袋上部の開口を開いて座席に載せ、乳幼児の両足を袋上部の開口から足穴へ通して乳幼児に着装し、乳幼児を座らせてカバーシートでガードバーを被覆するようにされている。
【0005】

【効果】

【0010】
本考案の乳幼児用座席のガードバー用カバーは、以下の優れた効果を有する。
(1)ガードバーにカバーを装着するため、ガードバーに付着した汚れやばい菌に乳幼児が直接接触することを防止できる。
(2)シート本体は二股状の舌片を有しているため、ガードバーの縦バーを避けて横バーに舌片を巻回して容易に装着することができる。
(3)シート本体の周縁端部に止着部材を設けているため、四つ折りにして、開くことがないようにしっかりと保形することができ、携帯性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本考案に係る乳幼児用座席のガードバー用カバーの一実施例を示す展開図である。
【図2】図1の裏面図である。
【図3】図1の乳幼児用座席のガードバー用カバーを装着した状態を説明する斜視図である。
【図4】本考案に係る乳幼児用座席のガードバー用カバーの他の実施例を示す展開図である。
【図5】乳幼児用座席のガードバーの構造を説明する斜視図である。

【0012】
以下、本考案を実施するための最良の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。図1は本考案に係る乳幼児用座席のガードバー用カバーの一実施例を示す展開図であり、図2は図1の裏面図であり、図3は図1の乳幼児用座席のガードバー用カバーを装着した状態を説明する斜視図である。
【0013】
図1、図2に示すように、本考案のカバー1は、シート本体2と、シート本体2に縫着される複数の面ファスナー31,32,41,42とから構成されている。シート本体2は、表面2a、及び裏面2bの木綿生地と、これら2枚の生地の間にクッション材を挟んで、全周を縫着していわゆるキルト加工により形成されている。尚、図中の破線は、縫い目を表している。表面2a、及び裏面2bの外形は、図1、図2に示すよう同一の形状、及びサイズに形成され、略長方形状の生地の短手方向の側縁に切欠き部51,54を設けて凹状に形成し、二対の二股状舌片52,53,55,56を有するよう形成されている。本実施例において、矩形状の生地は長さ36cm、幅25cmの布製の生地を用いた。切欠き部51,54は、ガードバーの縦バーより少し大きいサイズで設けられ、本実施例においては、例えば、切欠き幅Wが10cm、切欠き深さHが5cmに形成されている。舌片52,53,55,56は、側縁が半円状に形成されており、図2に示すように、裏面2bの舌片52,53に面ファスナーのパイル地31,41が、舌片55,56に面ファスナーのフック地32,42が夫々縫着されている。
【0014】
本実施例においては、表面2a、及び裏面2bの生地に木綿生地を用いているが、絹、麻、カシミア、モヘア等の天然繊維、又はポリエステル、ナイロン、レーヨン等の合成繊維からなる織布及び編布、不織布、または天然皮革や合成皮革のように、服飾類に通常用いられる生地であれば何れでも使用でき、とくに限定されるものではない。また、クッション材は、薄手のドミット芯が好適であるが、所期の厚み、及び通気性をもつ素材であれば何れでも使用することが可能であり、例えば、綿、キルト芯、ウレタン、又はスポンジ等が挙げられる。
【0015】
面ファスナーのパイル地31,41、及び面ファスナーのフック地32,42は、図2に示すように、本体2の上下に対となるよう裏面2b側に縫着されており、本体2の長手方向の中央部で半折にしてそれぞれの半分を向かい合わせ、接合、剥離自在としている。また、シート本体2の表面2a側には、図1に示すように、本体2の左右に対となるよう面ファスナーのパイル地61、及び面ファスナーのフック地62が両側縁近傍に縫着されており、シート本体2の短手方向の中央部で半折にしてそれぞれの半分を向かい合わせ、接合、剥離自在としている。このようにシート本体2の四辺端部に止着部材31,32,41,42,61,62を設けることで、シート本体2が不用意に開くことなく、しっかりと四つ折りに折り畳んだ状態に保形して携帯することができる。
【0016】
次に、図3、及び図5を参照して本考案を乳幼児席のガードバーに装着する方法について説明する。まず、乳幼児を座席7に座らせ、図5に示すガードバー71に設けられたベルト74を引出してガードバー71を固定する。次にガードバー71の横バー72と乳幼児の腹部との間に、カバー1を長手方向に半折りにした状態で一端側を差し込む。ベルト74をカバー1の裏面2b側に収め、カバー1でガードバー71を巻回し、対となる面ファスナーを止着する。このようにガードバー71、及びベルト74を包むことで、乳幼児がガードバー71やベルト74を噛む、もしくは舐めることを防止することができ、衛生的である。また、容易に着脱可能である上に、装着に手間がかからないという特有の効果を奏する。
【0017】
次に本考案に係る他の実施例について、図4を参照して説明する。便宜上、実施例1と同一の構成要件には同一の参照符号を付し、以下では実施例1との相違点を主に説明する。
【0018】
図4に示すように、シート本体2の形状は、略長方形状の短手方向の一端側にのみ、切欠き部51が設けられ、舌片52,53が形成されている。切欠き部51の切欠き深さHは10cmに形成されている。また舌片52,53は、角を面取りして形成されており、夫々に面ファスナーのフック地32,42が縫着されている。シート本体2の他端側には、フック地よりも面積の広い面ファスナーのパイル地31が縫着されている。シート本体2の長手方向の両側縁には、左右に対となるようパイル地61、及びフック地62が、表面2a側に縫着されており、シート本体2の短手方向の中央部で半折にしてそれぞれの半分を向かい合わせ、接合、剥離自在としている。このように形成されたカバー1は、実施例1と同様にしっかりと四つ折りに折り畳んだ状態に保形して携帯することができる。尚、面ファスナーのパイル地とフック地は、互いに異なるサイズのパイル地とフック地を用いてもよい。
【0019】
尚、本考案の要旨は、シート本体2が縦バー73を有するガードバー71に縦バー73を回避して巻回可能とする二股状に形成され、ガードバー71に止着可能とされている点である。そのため、シート本体2が、キルト状に縫製するものではなくクッション材のない、例えば一枚の厚手の生地で形成してもよい。さらに、面ファスナーを用いる代わりに、ボタン、フックとリングスナップからなる留め金、またはファスナーなどを用いてもよい。またさらに、縫着される面も表面、または裏面のいずれでもよく、例えば面ファスナーのパイル地を表面に縫着し、フック地を裏面に縫着するなど、対となる止着部材を別々の面に縫着してもよい。このように本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは言うまでもない。
【0020】
1 カバー
2 シート本体
2a 本体の表面
2b 本体の裏面
31 面ファスナーのパイル地(メス)
32 面ファスナーのフック地(オス)
51 切欠き部
52 舌片
7 座席
71 ガードバー
72 横バー
73 縦バー
W 切欠き幅
H 切欠き深さ

(57)【要約】

【課題】ショッピングカートや遊具等が有する幼児座席に設けられたガードバーの衛生を確保でき、容易に着脱可能、かつ携帯性に優れる乳幼児用座席のガードバー用カバーを提供する。【解決手段】乳幼児用座席に身体保持用として設けられた横バーと縦バーとからなる略T字状のガードバーに装着されるカバーであって、前記ガードバーの横バーに巻回可能なシート本体2と、前記縦バーを回避すると共に、前記シート本体に着脱可能とされた二股状の舌片52、53、55、及び56を設けた。


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