(54)【考案の名称】RFIDを具えたエアバッグ

(73)【実用新案権者】軟實力科技股▲ふん▼有限公司

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図2A

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案はエアバッグの構造に係り、特に、RFIDが設置されたエアバッグに関する。

【従来の技術】

【0002】
一般に、貨物運送中に道路の凹凸に遭遇したり海運時に波が過大となったりした場合、運送時の貨物のぐらつきと相互衝突の状況が発生し、貨物にひびが入るか、或いは激烈な衝突に耐えられない貨物では物品が損壊する状況が発生する。ゆえに、大部分の精密測定機器或いは壊れ物の間には、往々にして緩衝物、たとえばポリスチレン、気泡袋或いはスポンジなどが置かれ、これにより物品を緩衝保護し、運送過程中に発生する衝突により形成される傷或いは損害を減らし、運送過程中の損壊率を減らし、不必要なコストを減らしている。
【0003】
近年、運輸産業方面では、運輸過程の品質に対しても要求が高まり、各種各様の保護措置が施されるようになり、損壊が発生しやすい精密機器或いは高価値の製品に対して、その運送過程中の損壊が不必要な損失を生じるのを防止するため、使用する緩衝装置のコストも高くならざるを得ない。ゆえに、現在、各種の需要に合わせてコストダウンが行えるように、不断に新規な緩衝包装方法が開発されている。
【0004】
近年使用されている緩衝包装には多くの異なる方式があり、各種の需要により、コンテナーの大型包装の緩衝パッド、精密機械の発泡包装、一般の陶器のような壊れ物用の紙類包装、ポリスチレン包装或いはエア緩衝包装があり、各種の異なる貨物に対して、異なる適合の方式がある。
【0005】
過去の経験から、周知の技術中には、空気密封体で製造された緩衝エアバッグが比較的良好な緩衝保護効果を提供し、その空気密封体は、樹脂膜を材料とし、並びにヒートシールで密封状態となし、且つ充気口を設け、気体を充気口より圧入して複数の空気柱保護構造を形成し、空気密封体は内包装中に用いられて緩衝材料とされる。
【0006】
もし運輸産業が貨物の品質を保護できれば、さらに重要なことは、いかにスピーディーに貨物を分配し、且つスピーディーに貨物を配送するかであり、現在、多くのRFID上で応用される技術が必要とされ、RFID(Radio Frequency Identification)は、一種の非接触式自動識別システムであり、それは無線電波を利用して識別データを伝送し、一組のRFIDはタグとリーダーで構成される。タグ上には回路が設けられ、電池を必要としない。リーダーは、ある距離外より間欠式にエネルギーをタグに発射し、タグ上の回路が通電し、リーダーと情報を交換する。タグは基本的に、シリコンチップ上に簡単なアンテナが設けられ、その後、ガラス或いはプラスチック部品でパッケージされてなる。ゆえに、識別作業する時は人工介入が不要で、油汚れ、高い粉塵量の劣悪環境中で運用できる。短距離RFIDは工場の自動化、商品販売に運用され、長距離RFIDは料金徴収システム或いは車両ID認証に用いられ得る。現在、最もよく知られたRFIDの応用は、ペットにチップを注射することで、多くの有名なホテルのゲートシステム及びセキュリティーシステムもまたRFIDの技術を応用しているが、運輸産業は更にその便利性を必要としている。
【0007】
現在、運輸産業はRFIDの技術を運用し、物流業者に貨物の箱上に設けた電子タグに、設置位置、製品識別、日付等を記録させる。貨物上のEPC(電子商品識別コード)により、すなわち、各製品特有のコードに基づき、随時貨物の状態を掌握し、在庫管理に便利とし、既存の、容量が比較的小さく、伝送範囲が比較的近いバーコードの代わりとし、RFID技術の運用は、バーコードを除去し、流通、記帳の人工作業を省略でき、大量に物流コストを減らし、物流速度を加速できる。
【0008】
且つそのRFIDの技術は、伝統的なバーコードに較べて多くの優れた点を有している。伝統的なバーコードは、光電効果を利用し、バーコードリーダーで光信号を電気信号に変換し、これによりバーコードに保存された情報を読み取る。伝統的なバーコードは、バーコードリーダーが接近した時でなければ、信号が解読されない。RFIDタグはそれとは異なり、不断に主動的に或いは従動的に無線電波を発射し、ただRFIDリーダーの受信範囲内にあれば、感応して正確に識別され、且つRFIDリーダーの送受信距離は増減可能で、それ自身の出力パワーと使用周波数の違いに基づき、数センチメートルから数十メートルまで等しくない。無線電波は、強大な透過能力を有し、すなわち、ある距離が離れているか、あるいは箱或いはその他の包装容器により隔離されていても、いずれも内面の物品を走査でき、商品の包装を開ける必要がない。このほか、RFIDの走査速度の速さは、伝統的なバーコードとは比較にならず、RFIDリーダーは250ミリ秒毎にRFIDタグ中より商品の関係データを読み出せる。同時に、RFIDリーダーは同時に200個以上ものタグを処理することもでき、バーコードは一つ一つを識別する必要がある。データ処理方面では、RFIDの優勢は十分に明らかであり、このほか、RFIDは寿命が長く、安全性が高く、環境制限を受けない等の長所を有する。RFIDタグの寿命は最高で10年以上にも達し、且つバーコードが具備しない防水、防磁、耐高温等の性能を有する。伝統的なバーコードは、雪、霧、雹などの劣悪な作業環境下で、その光学識別技術は失効しうるが、RFIDは依然として正常に動作できる。
【0009】
ゆえに、上述の周知の技術内容が具備する長所を結合し、いかに貨物を保護すると共に貨物にスピーディーな分配運輸を達成させられる新規構造を開発し、且つこのような構造を広く利用可能できるようにするかが、大衆の期待するところであり、それはこの方面の業者が共同でより安全で実用的なものを研究開発し、解決すべき問題である。
【0010】
上述の目標に向けて努力した後、本考案者は周知のエアバッグに対してさらに改良を加え、緩衝構造が貨物を保護するほか、貨物を分配、管理する機能を有し、このような創作設計は貨物の保護を達成するほか、物流管理効率を効果的にアップできる等の長所を有し、ゆえに、本考案は上述の周知の技術の長所を結合できる。
【考案が解決しようとする課題】
【0011】
本考案の主要な目的は、一種の、RFIDを具えたエアバッグを提供することにあり、それは運送を必要とする貨物或いは製品がRFIDを具えたエアバッグ包装を利用して、エアバッグ上の電子タグにより有効に物流管理効率をアップできるものとする。
【0012】
本考案の次の目的は、一種の、RFIDを具えたエアバッグを提供することにあり、それは、複数の空気柱を具えたエアバッグを利用し、運送が必要な貨物或いは製品に緩衝保護を得させるものとする。

【効果】

【0014】
RFIDを具えたエアバッグは、その袋体が複数の空気柱の構造を包含し、物品運送時に、複数の空気柱が物品間の衝突を緩衝して、物品が良好な緩衝包装を得られる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの空気柱構造表示図である。
【図2A】本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの完成表示図一である。
【図2B】本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの完成表示図二である。
【図3】本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの背面表示図である。
【図4A】本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品表示図一である。
【図4B】本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品側面図一である。
【図5A】本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品表示図二である。
【図5B】本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品側面図二である。
【図6A】本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品側面図三である。
【図6B】本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品側面図四である。
【図7】本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグのRFID使用フローチャートである。

【0016】
本考案の技術内容、構造特徴、達成する目的を詳細に説明するため、以下に実施例を挙げ並びに図面を組み合わせて説明する。
【0017】
本考案は伝統的なバーコードが、雪、霧、雹等劣悪な作業環境下で、その光学識別技術が失効し得ること、且つこれまで包装の緩衝構造は現在のように重視されず、周知の技術中、十分に効率的な分配物流が行えず、或いは、貨物内容が不確定である時に包装を開けて内容物を確認する必要があったこと等に対し、本考案のRFIDを具えたエアバッグを利用することで、運送作業効率をアップできるのみならず、本考案の包装を貨物過程の緩衝構造として利用できるようにする。
【0018】
図1を参照されたい。それは本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの空気柱構造表示図である。図示されるように、本考案は一種の、RFIDを具えたエアバッグであり、それは、袋体10を包含し、該袋体10は収容空間110を具え、該袋体10はさらに複数の空気柱120を包含し、且つ袋体10の一端に袋口130を具え、袋体10の一側にさらに電子タグ20が設置されている。
【0019】
図2A及び図2Bを併せて参照されたい。それは本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグのエアバッグの完成表示図一と本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグのエアバッグの完成表示図二である。図示されるように、本考案は一種のRFIDを具えたエアバッグであり、さらに該袋体10の外部に、外被覆袋40が設置され、該外被覆袋40は開口410を具え、該開口410は該袋体10の袋口130と同一側に位置し、該外被覆袋40はさらに二つの外被覆袋体420を包含し、これら外被覆袋体420の一端は、それぞれ該袋体10に接続され、且つ該外被覆袋40の一側に電子タグ20が設置され、さらに該袋口130部分に袋口シール部品30が設置される。
【0020】
以上を受け、袋体10は収容空間110を具え、物品或いは貨物は袋口130より収容空間110内に置かれ、袋体10の複数の空気柱120は緩衝構造とされ、貨物或いは物品の搬送中の衝突後の損壊を防止する保護構造とされる。本考案の図1に示されるように、袋体10の一側には電子タグ20が設置可能であるが、複数の空気柱120の構造は不平坦面とされ、使用上、十分には便利でない。ゆえに、さらに袋体10の外部に外被覆袋40を設置し、該外被覆袋40はさらに二つの外被覆袋体420を包含し、これら外被覆袋体420の一端は、それぞれ該袋体10に接続され、且つ該外被覆袋40は袋口130と同側の開口410を具える。外被覆袋40は電子タグ20を該外被覆袋40の一側に設置するのに便利とするためのもので、最後に袋口シール部品30が設置されて、貨物或いは物品を置いた後に袋口130を密封するのに用いられる。
【0021】
図3も併せて参照されたい。それは本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの背面表示図である。図示されるように、その図2A及び図2Bとの違いは、図3では電子タグ20が背面位置に設置されていることにあり、本考案は電子タグ20が外被覆袋40の特定の一側に設置されるように限定されないことを説明し、それは使用上便利な外被覆袋40の一側位置に設置され、図3は電子タグ20設置位置のそのうち一つの実施例を示す。
【0022】
図4A及び図4Bを参照されたい。それは本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品表示図一及び本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品側面図一である。図示されるように、本考案のRFIDを具えたエアバッグは、電子タグ20が袋口シール部品30上に設置され、図示されているものは本考案の袋口シール部品30の一種の実施方式であり、設置される袋口シール部品30は後ろから前に比較的大きな範囲を被覆する形式である。
【0023】
図5A及び図5Bを参照されたい。それは本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品表示図二及び本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品側面図二である。図示されるように、前段落で述べた用途と同様に、その図示するものは本考案の袋口シール部品30の一種の実施方式であり、前後共同被覆方式とされ、一側は前向き及びもう一側は後ろ向きに袋口130を密封し、上述の方式はいずれも本考案のそのうち一種類の実施例であり、袋口130密封を達成できる形式は、いずれも本考案の袋口シール部品30が達成しようとする効果とされる。
【0024】
図6A及び図6Bを参照されたい。それは本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品側面図三及び本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグの袋口シール部品側面図四である。図示されるのは、本考案の袋口シール部品30の設置位置とされ、本考案の袋口シール部品30の主要な目的は、袋口130の密封であり、図4B及び図5Bは、該袋口シール部品30が外被覆袋40の開口410部分に設置され、或いは、図6A及び図6Bに示されるように、袋口シール部品30は袋体10の袋口130部分に設置されてもよく、袋口130の密封を達成できる設置方式は、いずれも本考案の目的とされ、それはさらに、図6A及び図6Bに示されるように、袋口130に設置される袋口シール部品30は、複数の空気柱120の構造を用いて設置されるか外被覆袋40の構造を用いて設置されてもよく、本考案の袋口130を密封する構造は上述の実施例に限定されない。
【0025】
図7を併せて参照されたい。それは本考案の好ましい実施例のRFIDを具えたエアバッグのRFID使用フローチャートである。図示されるように、本考案はRFIDを利用した創作であり、RFIDは一種の非接触式自動識別システムであり、それは無線電波を利用して識別データを伝送し、それは低周波、高周波、超高周波及びマイクロ波を使用して読み取りと書込みの動作を行え、それはリーダー50と電子タグ20で構成される。該電子タグ20内にはチップ210、アンテナ220及びメモリ230を具え、該チップ210と該アンテナ220及び該メモリ230は接続関係を有し、該リーダー50は処理装置60に電気的に接続されて、該アンテナ220と通信する。該処理装置60には表示ユニット610があり、該リーダー50で電子タグ20に対して読出或いは書込みの動作を行う時には、該電子タグ20のアンテナ220はリーダー50の信号を受け取り、さらに信号をチップ210に送って処理し、チップ210は信号を解読し、さらにメモリ230に対してデータの読出或いは書込みを行ない、データの読出を行う場合は、チップ210はさらにアンテナ220を利用してメモリ230内のデータを信号方式でリーダー50に送り、該リーダー50が受け取る信号は、処理装置60の該表示ユニット610に伝送されて電子タグ20のメモリ230内に保存された該袋体10に対応する複数の貨物データが表示され、包装を開けなくても内容物を知ることができ、物流管理の効率をよりアップできる。
総合すると、本考案はRFIDを具えたエアバッグを提供し、それは袋体10と電子タグ20を提供し、該袋体10は収容空間110、袋口130及び複数の空気柱120を包含し、該袋体10の収容空間110を利用し、袋口130より運送が必要な物品或いは貨物を収容し、運送過程中に、該袋体10が具備する複数の空気柱120が物品或いは貨物が受ける衝突を緩衝し、さらに袋体10の外に外被覆袋40が設置され、さらに二つの外被覆袋体420を包含し、これら外被覆袋体420の一端は該袋体10に接続され、外被覆袋40は電子タグ20が表示される袋体10の一側に設けられるか、或いは電子タグ20がその袋口シール部品30に表示されても同様の効果を有する。電子タグ20内に保存される物品或いは貨物のデータは、リーダー50で読み取られた後に、リーダー50が読み出した情報が処理装置60の表示ユニット610に伝送されて取得が必要な情報が表示され、物流管理の効率がアップされる。本考案を使用することで、貨物及び物品の運送に対して有効な緩衝保護を得られるほか、貨物の運送管理上、非常に大きなメリットがある。
【0026】
ゆえに、本考案は新規性、進歩性及び産業上の利用価値を有し、実用新案登録の要件を満たすため、ここに実用新案登録出願をする次第です。
【0027】
以上述べたことは、本考案の実施例にすぎず、本考案の実施の範囲を限定するものではなく、本考案の実用新案登録請求の範囲に基づきなし得る同等の変化と修飾は、いずれも本考案の実用新案登録請求範囲のカバーする範囲内に属するものとする。
【0028】
10 袋体
110 収容空間
120 空気柱
130 袋口
20 電子タグ
210 チップ
220 アンテナ
230 メモリ
30 袋口シール部品
40 外被覆袋
410 開口
420 外被覆袋体
50 リーダー
60 処理装置
610 表示ユニット

(57)【要約】

【課題】運送貨物の損壊率を低減するとともに、スピーディーな分配配送を可能とするRFIDを具えたエアバッグを提供する。【解決手段】袋体10及び電子タグ20を有し、袋体は収容空間、袋口130及び複数の空気柱を具え、袋体の収容空間を利用し、袋口部分より運送が必要な物品或いは貨物を収容し、運送過程中に、袋体が具備する複数の空気柱が、運送過程中に衝突に遭遇した場合に緩衝して物品或いは貨物の損害を防止する。さらに袋体の一側に設置された電子タグにより物品或いは貨物のデータを保存し、リーダーで読み取ることで、物流管理の効率をアップする。


【パテントレビュー】

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