(54)【考案の名称】水位検知装置

(73)【実用新案権者】國寶電器股▲分▼有限公司

(72)【考案者】【考案者】

[fig000002]
【選択図】図3

【概要説明】

【分野】

【0001】
本考案は、水位検知装置に関し、特に除湿機や加湿器などの空気調和機に用いる水位検知装置に関する。

【従来の技術】

【0002】
特許文献1(特許第3952969号明細書)には、湿度を調整するための空気調和機に設けられた貯水槽の水位を検知するための水位検知装置が開示されている。これによると、水位検知装置は、貯水槽に上下回動可能に軸支されており上端にマグネットが設けられているフロートと、該マグネットと位置対応するように貯水槽に固定して設けられているマグネットセンサーとからなっている。該フロートは、下端開口の逆椀状に形成されて内部空間を有しており、またその内部空間が仕切られることで、それぞれ下端開口の複数の空気室が画成されている。
【0003】
貯水槽の水位が上昇すると、水面がフロートの下端に接触する。さらに水位が上昇すると、フロートは水中に入った体積(フロート内の空気の体積を含む)に相当する分の浮力を水から受け、この浮力がフロートの自重を上回るとフロートが上方向に回動し始める。更に水位が上昇しフロートの回動幅が一定量を超えると、フロート側のマグネットが貯水槽側のマグネットセンサーから離れる。これにより水位が一定の値以上になったことが検知される。
【0004】
また逆に、水位が下降すると、フロートは、水に漬かった分の体積が減り浮力が減少することでその自重により元の下の位置に戻り、フロート側のマグネットが貯水槽側のマグネットセンサーに近づき、水位が一定の値以下にあることが検知される。更に水位検知装置は検知された水位に基づいて空気調和機の作動のオン/オフを制御する。
【0005】

【効果】

【0012】
上記構成によれば、浮き子の浮力は常に一定であるので、貯水槽の水位の変動に対する回動部材の回動幅が常に一定である上に、浮き子が回動部材の軸着端部から離れた挟持空間に設けられているので、回動部材の回動幅が比較的大である。これらにより、水位検知の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本考案に係る水位検知装置の一実施例を示す部分拡大図である。
【図2】本考案に係る水位検知装置の一実施例を示す部分拡大縦断面図である。
【図3】本考案に係る水位検知装置が空気調和機に応用されている一実施例において水位が所定の値以下である状態を示す縦断面図である。
【図4】本考案に係る水位検知装置が空気調和機に応用されている一実施例において水位が所定の値以上である状態を示す縦断面図である。
【図5】本考案に係る水位検知装置が空気調和機に応用されている一実施例において水位が所定の値以下である状態を示す縦断面図である。

【0014】
以下、添付図面を参照しながら、本考案の具体的な実施例における形態を仔細に説明する。
【0015】
図3は、本考案に係る水位検知装置が、貯水槽11を有する例えば除湿機や加湿器などの空気調和機1に応用されている態様を示している。なお図示において10は貯水槽11内の液体を示している。本考案に係る水位検知装置は、センサー2、回動部材3、浮き子4、マグネット5を含んでいる。
【0016】
センサー2は、回動部材3の回動位置を検知するために設けられたものであり、貯水槽11の上端近く、本実施例においては空気調和機1の上部に固定設置されている。
【0017】
回動部材3は、図3〜図5に示されているように、センサー2に近い位置、つまり、貯水槽11の上端付近内側に上下回動可能に取り付けられている。
【0018】
また、図1および図2に示されているように、回動部材3は、その上端に回動軸311が両側からそれぞれ水平方向に突き出るように設けられていてそれら回動軸311によって貯水槽11の相対する2枚の内壁間に軸着されている軸着端部31と、回動軸311から遠ざかる方向に軸着端部31の下端から延伸して設けられた挟持端部32とからなっている。なお、本実施例における挟持端部32は、軸着端部31の回動軸311の延長線と、回動部材3の延伸方向つまり図示における上下方向で重ならないように設けられている。
【0019】
軸着端部31の上端にはマグネット5がセンサー2に近接するように設けられている。なお、マグネット5としては永久磁石を用い、センサー2としては、マグネット5の磁気を検知できる磁気センサー、具体的には、マグネット5の磁気により開閉されるリードスイッチを用いた。本実施例では更に、センサー2となっているリードスイッチは、空気調和機1の作動を制御できるように空気調和機1と電気的に連結されている。
【0020】
挟持端部32の内部には下端開口の挟持空間321が設けられている(図2参照)。この挟持空間321には、比重が水より小さい材料からなった浮き子4が挟持されている。なお、浮き子4として本実施例では発泡スチロールを用いた。また、挟持空間321は上述のように下端が開口しているので、浮き子4を設置する際にはその下端開口から挿入して挟持されるようにするだけでよい。
【0021】
以上の構成により、貯水槽11内の液体10の水位が変化した際の動作を以下に示す。
【0022】
図3に示されているように、液体10の水面が浮き子4の下端に届いていない場合、回動部材3の上端に設けられているマグネット5は、センサー2に近接しているので、センサー2は磁気検知状態にあり、つまりは液体10の水位が所定の値以下であることが検知される。
【0023】
貯水槽11内の水位が上昇すると、水面が浮き子4の下端に到達する(図5参照)。水位の上昇が更に続くと、浮き子4が段々と液体10に漬かるようになり、これにより浮き子4に浮力が発生する。この浮力により、回動部材3は回動軸311を中心に上方向に回動する。すると回動部材3側のマグネット5が、センサー2から徐々に遠ざかり、回動部材3の回動幅が一定の幅以上になると、センサー2はマグネット5の磁気を検知できない非検知状態となり、つまりは液体10の水位が所定の値以上であることが検知される(図4参照)。この際、上述のように、センサー2は空気調和機1と電気的に連結されたリードスイッチなので、制御信号を発して空気調和機1の稼動を止めることができる。これにより、例えば空気調和機1が除湿機である場合に、貯水槽11の水位過上昇を回避することができる。
【0024】
また、水位が所定の値以上の状態(図4)から下降すると、浮き子4の浮力、つまり回動部材3を回動させる力も段々と低下し、ついには回動部材3の自重に拮抗できなくなると、回動部材3は回動軸311を中心に下方向に回動する。すると回動部材3側のマグネット5が、センサー2に徐々に近づき、センサー2は再びマグネット5の磁気を検知して検知状態となり、つまりは液体10の水位が所定の値以下であることが検知される(図5参照)。この際、センサー2は空気調和機1に対して制御信号を発信し、空気調和機1が例えば除湿機である場合にはその稼動を再びオンにすることができる。また、空気調和機1が例えば加湿器である場合には、その稼動を止めて貯水槽11の水位過小を回避することもできる。
【0025】
以上まとめると、本考案においては、浮き子4は一定の体積と浮力を有するので、貯水槽11内の液体10の水位の変動に対する回動部材3の回動幅は常に一定となる上に、浮き子4の設置位置と回動部材3の軸着端部31とが離れているので、回動部材3の回動幅も大きくなっている。これにより、水位検知の精度が向上する。また、回動部材3に浮き子4を組み入れる際には、回動部材3の挟持空間321の下端開口に浮き子4を挿入するだけでよく組み立てが容易である。
【0026】
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0027】
1 空気調和機
10 液体
11 貯水槽
2 センサー
3 回動部材
31 軸着端部
311 回動軸
32 挟持端部
321 挟持空間
4 浮き子
5 マグネット

(57)【要約】

【課題】水位の変動に対するフロートの回動幅が常に一定である上にその回動幅が比較的大きいことで水位検知の精度が向上された水位検知装置の提供。【解決手段】空気調和機1の貯水槽11に設けられ貯水槽11の水位を検知する水位検知装置であって、貯水槽11の上端付近内側に上下回動可能に取り付けられた回動部材3と、回動部材3の回動位置を検知できるように貯水槽11の上端近くに設けられたセンサー2とを具えており、回動部材3は、センサー2に近い位置に上下回動可能に軸着されている軸着端部31と、センサー2から遠ざかる方向に軸着端部31から延伸して設けられており且つその延伸端に挟持空間321が画成された挟持端部32とを有しており、挟持空間321には、比重が水より小さい材料からなった浮き子4が挟持されていることを特徴とする水位検知装置を提供する。


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